pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

屋根の上のヴァイオリン弾き千秋楽/日生劇場1階D列下手

2006-02-28 22:42:32 | 観劇/コンサート
昔むかしのそのまた昔、私が初めて連れて行ってもらったミュージカルが、この「屋根の上のヴァイオリン弾き」でした。デヴィエは森繁さん、ゴールデは淀かおるさんでした。そしてユダヤ教のラビは益田喜頓さん、パーチックはなんと井上孝雄さんという顔ぶれでした。そうそう、クレイジーキャッツの安田伸さんも、クラリネットを吹いていました。マツケンサンバの振付師、真島茂樹さんも!

それから何年たったでしょう。その後毎年一本くらいはミュージカルを観てましたが、こんなにはまっちゃうとは、夢にも思いませんした

さて、本日の千秋楽。市村正親さんは、とても軽やかで、ひたむきで、まっすぐなデヴィエを演じていました。正直言って、ちょっとキャラ違いでは?と、前回の市村初デヴィエの屋根ヴァイはパスしてしまったのですが、誤算でした。市村さんは抑圧された中で神と対話しながら懸命に生きるユダヤの民そのもので、喜びや悲しみが素直に伝わり、涙が止まりませんでした。東京芸術劇場だったし、観ておくべきだったなー今日が千秋楽でなかったら、絶対リピーターになってましたね。実際、まわりは関西方面からの遠征組で、いっぱいでした。ツボな場面でザザっとオペラがあがるのは、リピーターの証拠よね

吉野圭吾さんは、ポスターと違って、ひげなしの美形パーチックでした。市村さんに、「おい、ピーッチック!」とからかわれて、すかさず「パーチックです!」キッとなったとこが萌え~なにしろ貧乏学生なので、メイクはないだろ・・と思っていたら、本当に、ほとんどすっぴんのような、さわやかな青年でございました。モーツアルト!の妖しい興行師、美貌のシカネーダーと同一人物には見えませんでした。が・・やはり華は隠せず、結婚式の場面では男性と女性の場所を分けている柵を素敵にぴょーーん!と、飛び越えてました。
駒田さんの仕立て屋モーテル。もう、もう、この人、あの、レミで死体の金歯まで抜いちゃう極悪人テナルディエとは別人28号純粋で、シャイで、まじめで貧乏で、でも愛するツァイテルのためなら頑張れるなんか、モーテルとツァイテルのあまり純愛に、ここでも涙涙・・駒田さんが出てくるだけで泣けちゃう


しきたりという壁を乗り越え、ひとり、またひとりと、自分の未来に旅立つ娘たちを見送るデヴィエの背中に張り付くせつなさには、本当に胸が締めつけられましたそして、自分たち夫婦は?愛し合っているのか?と、問いかけられた妻、ゴールデは、その質問に「いまさら愛なんて」と、とまどいながらも、「長い年月を一緒に 喜びや悲しみをわけあってきたふたり これが本当の愛」と歌います。
なにも悪いことをせず、つましい小さな幸せを大きな喜びに変えていたアナテフカの人々。迫害され、故郷を捨てなければならなくなった時でも、静かに運命を受け入れます。サンライズ・・サンセット・・

カーテンコールでは、市村さんのご挨拶がありました。
「千秋楽にお越しいただき、ありがとうございました。博多で1ヶ月、東京で1ヶ月やりましたが、お客様がいつもの舞台とは違うように思います。この作品を本当に愛して劇場に足を運んでくださることを感じます。デヴィエは4代目ですが、まだまだできる限りやらせていただきたいと思います。」

森繁さんのデヴィエを観たのは、結婚直前の頃でした。その時はたぶん、嫁ぐツァイテルやホーデル、チャヴァの気持ちで泣いていました。今回は、完璧にデヴィエ夫妻の気持ちで号泣している自分。時の流れというのは、こういうことなんだと実感しながら帰途に着きました。んで、今日だけは我が家のデヴィエに優しくしてあげようと心に決めました。きのうはゴメンね、変な写真公開して。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超バカの壁/養老孟司

2006-02-27 21:59:55 | 私の本棚
写真とタイトルは一切関係ありません
この方は、かつて某ミッション系大学でプリンスと呼ばれたイケメンでした。時間というのは残酷なものだと、つくづく思う今日この頃。。。

本当に聡明な方は、平易な誰にでもわかる言葉で真理を突く。養老先生の文章も、本当にわかりやすくて、「そうだよねーうんうん・・」と、頷いてしまう。「バカの壁」が出版された時には、タイトルにひかれて、「なにこれ~バカだって!」というノリで購入。内容が深くて、しかも面白くて、イッキ読みしました。新書は衝動買いしてもたいてい「つん読」になるのですが、この本はマジで面白かったです。目からウロコが落ちました。

さて、「超バカ・・」というのは、ウルトラバカという意味ではなくて、「バカの壁」を乗り超えるという意味の「超」だそうです。「バカの壁」の読者から寄せられた「そんならその壁をどうやって越えればいいんですか?先生!」という膨大な声に答える趣旨で書かれています。だから、すごく具体的で面白い。なにせ書き出しがN●WSのU君のこと?と思わせるあたり、引き込み方、お上手です。

今回私の目からウロコを落としてくれたところをちょっと紹介。
「仕事というのは、社会にあいた穴です。道に穴があいた。そのままだとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、どっかに自分に合った穴があいているなんてふざけたことを考えるんじゃない。~中略~合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよ、というのが結論です。」


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京シティ・フィルPOPコンサート2006ミュージカルワンダーランド/H列センター

2006-02-26 20:19:29 | 観劇/コンサート
ティアラ・こうとうは素敵な劇場でしただったけど。

開演が14:30なのに、開場が13:45で、?と思っていたら、開演前にロビーでプレ・コンサートがありました。素敵な企画
藤野浩一さん指揮、東京フィル・ハーモニックオーケストラ管弦楽団。ゲストに石井一孝さん、新妻聖子さん。
プログラムは
ACT1
「サウンド・オブ・ミュージック」より6曲*サウンド・オブ・ミュージック/ひとりぼっちの羊飼い/私のお気に入り/もうすぐ17才/マリア/すべての山に登れ
「オペラ座の怪人」より2曲*オペラ座の怪人/music of the night
「レ・ミゼラブルより」*on my own/彼を帰して
「美女と野獣」
「コーラス・ライン」より5曲*one/I hope I get it/at the ballet/愛した日々に悔いはない/one(リプライズ)

ACT2 
「キャッツ」よりメモリー
「ピーターパン」よりオーバーチュア
「アイーダ」より星のさだめ
「ミス・サイゴン」より3曲*命をあげよう/神よ何故?/世界が終わる夜のように

石井さんと新妻さんはゲストで、パンフにはレ・ミゼとサイゴンのところに紹介があっただけだったのですが、「オペラ座の怪人」から登場!(実は期待してました)石井さんは客席後ろの扉から登場!新妻さんは、クリスティーヌの、あのものすごい高音を頑張って出し、拍手喝采でした。

さて、いよいよレ・ミゼ!・・と思ったら、指揮の藤野さんが急にそわそわ。「ス・・スコアが!レミゼのスコアがない!!すいませーーん、スタッフの方どなたか、楽屋から取ってきてください!」しかし、すぐには見つからなかったようで、藤野さんは速攻カズさんを呼び、聖子さんとともにレ・ミゼ談義してつないでもらうというハプニングがありました。いきなりふられた二人でしたが、「やー僕、最初はマリウスっていうピチピチの役で・・その次はいきなり70のじいさん役で・・」などと、笑いをとっていました。そのうちにスコア発見。
夫婦漫才のあとでしたが、聖子さんのオン・マイ・オウン、カズさんの「彼を帰して」は、やはり絶品
新妻さんは、オーケストラの前で歌った感想を聞かれ、「なんだか、自分の持っている力以上のものを引き出されるような気がします。すごい感激です!」と言っていました。それにしても、彼女、本当に見るたび上手くなっていてすごいです。カズさんは、「彼女は天才です!僕、ファンなんです」新妻さんも、「私、石井さんとさんと『アイーダ』のこの曲を歌いたいと、ずっと思っていたんです!」と。なかなか素敵な二人です。サイゴンのナンバー、「世界が・・・」の最後のほほ寄せデュエットは本当に絵になっていました 

カズさんのエピソード。サイゴンのオーディションに受かって、プレスに配られた経歴書(who's who)、市村さんなどのには「四季○○に出演、東宝○○に出演・・」など、真っ黒になるほど記入があったのに、カズさんのには、ひと言「特技・走り高跳び」とだけ書いてあったそうです。「僕、両国高校でハイジャンプの選手だったんです。今は結構埋まりましたけどねー」だって
両国高校って、今もそうかもしれないけど、すごいハイレベル校だったんですよーすごいねー両国高校→上智→ミュージカルスターかあ。。最近、芸能関係者も高学歴ぞろいですよね。お笑いの「武勇伝武勇伝」の二人(すいません、名前わかりません)も、慶応経済と明治だってよー成績悪いから芸の道で・・なんて昔話かも
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

惨敗・・・

2006-02-25 21:23:02 | 観劇/コンサート
「父帰る/屋上の狂人」の発売日でした。劇場でもらうチラシで気になって、トラムだし蜷川さんの「キッチン」や映画「この胸いっぱいの愛を」で最近気になってる勝地涼さんの舞台(主役は草薙君らしい)だったので、朝から電話抱えて頑張りましたが、惨敗・・「しばらくたってからおかけなおしください」がさんざん続いてやっと違う展開になったと思ったら「予定枚数終了しました。」のすてきなお言葉・・・このところ、カード会社の先行でつきまくっていたので、「なんで電話のみなのよ~」と立ち直れない私でした。・・・行けないとなると、猛然と萌~になるおばかな私。こうなりゃ当日券で頑張ります。
今になって、「間違いの喜劇」で隣に座っていた方が、「ジャニが出る舞台はチケットとれへんのよね。。」とこぼしていたのを思い出しました。ヤフ・オクには考えられないほどいっぱい出てますが・・くやしくて手がだせない。なんとかならないんでしょうかねーこのシステム。





コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子フィギュア ふたたび

2006-02-24 21:46:13 | 私の好きなもの
ついに荒川静香さんが金メダルとりましたね!朝、興奮した夫が大騒ぎしてたのにチャメが反応し、私の顔を「ほれ、おきんかい!」とばかりにザリザりなめたりどついたりして起すので、すっかり目が覚めました。
本当に、Cool beautyという言葉がぴったりの美しさでしたね
私の目をひいたのは、6位に入ったアメリカ代表のキミー・マイズナーという選手でした。素人の目にも、あ、ぐらついた!というのがわかったものの、全身がやる気のかたまり、何があっても最後まで頑張りぬく!という心がみなぎる演技でした。なんだか風邪を理由に気を抜いてる自分が恥ずかしくなりました。

渾身の演技、というのはスポーツでも舞台でも、人の心をいろんな風に動かすものですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリンピック女子フィギュアスケート

2006-02-23 20:17:23 | 私の好きなもの
明日の早朝は、ドキドキものですね。私はとっても起きられそうにないので、たぶん7時のニュースで結果を知ることになりそうです。
私はスキーは結構滑れますが、スケートは「滑れる」というだけです。一回でもターンができる人は尊敬します。
女子フィギュアの代表の中では、やはり荒川静香さんを応援。とても自分に厳しい、凛とした美しさを感じます。メダルはいいから、心に残る演技をしてほしいなあ、と思います。

それから種目は違いますが、スノボの成田童夢君と今井メロちゃんの兄妹。早々に敗退してしまったけれど、この二人がまだすごく小さい頃のドキュメンタリーを覚えています。星一徹(これがわかる人はお友達)みたいな厳しいパパのサーフィン指導に、泣きながらがんばっていた二人。ですが、その様子は調教のように痛々しい印象がありました。誰のためにそんなに頑張るの?と・・でも、今回負けてしまった後の、童夢兄ちゃんの涙と「チクショー」という短いコメントを聞いたとき、「ああ、この子、星一徹の呪縛を自分で解いて、自分のためにPLAYできるようになったんだなー」と、思わずもらい泣きしてしまいました。自分のために、がんばれー
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風邪ダウン・・・・

2006-02-22 14:29:16 | 
毎年この時期インフルエンザダウンする私。今年は随分頑張っていましたが、ついに風邪をひいてしまいました。と、いうわけで速攻、職場はお休み。
チャメは、ずーーーっと私の顔にほほをくっつけたまま一緒に寝てます。し・・しかし猫っていうのは、昼間はほとんど寝ているんだということがよーーーーくわかりました。
誰もいない家で淋しくニャーニャー泣きまくっているわけじゃないのね。

このごろ、チャメは私が出勤する時にいつもベランダから見送ってくれますが、近所の保育園児も同じ時間に我が家の前をとおり、チャメに「いってきまーす!」と、声をかけてくれます。結構うれしいチャメは、その子にも「にゃーーん」と声をかけます。この、「いってきます」と「にゃん」を聞くと、今日もがんばろうっと・・・と、思えます。さあ、薬ものんだし、明日はちゃんと仕事にいけるように、今日はまたねまーす
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナさんのおきゃくさま/角野栄子・さく 西川おさむ・え/福音館書店

2006-02-21 22:19:17 | 私の本棚
子どもたちが小さかった頃、毎晩読み聞かせをしました。この本は、子どもたちも私も大好きで、何度も読んでぼろぼろになっても、まだ捨てられないもののひとつです。

ハナさんは、おもてなしの名人です。「おいしいものたべていただいて、たのしいきもちになっていただくのがあたしのしごと。おもてなしやさんなんですよ。」

ひとりぐらしのハナさんの家には、次から次へとお客様がやってきます。そしておもてなしがはじまります

やまばあさんには、チョコレートをとろりとかけた大きなスポンジケーキとりんごのジャムのはいったあたたかいお茶。

おばけさんには、ハッカのはっぱと、はちみつのはいったあついお茶。

ゆきだるまさんには、はちみつをとろりとかけたホットケーキ。

あらいぐまさんには、チョコレート色のビスケットとバラのお茶。

このほかにも、アフリカやさん、ねずみくん、オーバーくん、あらいぐまさん、まっくろくろなど、いろんなおきゃくさまが次から次へとやってきます。ハナさんは、そのたびにおきゃくさまの話に耳をかたむけ、心からのあたたかいおもてなしをします。

私が大好きなのは、「ねずみくんがきた話。」赤ちゃんが生まれて、お兄ちゃんになったばかりのねずみ君が遊びに来ます。「ねずみのおちびちゃん。」と話かけるハナさんに、彼は「わるいけど、おちびちゃんなんて、よばないでよ。ねずみのおにいちゃんって、よんでほしいよ。ぼくんち、あかちゃん、うまれたんだもーん。ちいちゃいったらないの。だから、ぼく、もうおにいちゃんなんだよ。」
そのあと、ねずみのおにいちゃんは枯れ草やこけや、はっぱや、どんぐりの鈴や、草のくきを通したももいろのボタンのびゅんびゅんごまを持って、ハナさんの家にお泊りしに来ます。
そして翌朝、決然として言います。「ぼく、もうおにいちゃんだから、よそのうちで、ひとりでおとまりできた。あかちゃんに、はなしてやるんだ」

次女が生まれた時、はじめて病院に来たときの長女の複雑な顔が・・なんとなく浮かび、ここを読むたびうるうるになる母なのでした。そして、できればハナさんのようにみんなを温かく受け入れておもてなしのできる心の余裕がほしいそ・・その前に掃除せんと


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうにかしてちょ

2006-02-20 16:09:41 | 私の好きなもの
我が家には、クマがいっぱいいます。クマのほかにもウサギや猫やミッキーマウスやムーミンやガチャピンが部屋を占領しています。私が本を捨てられないように、娘たちはぬいぐるみが捨てられません。そして夫はレコード(死語だよね)と、車の雑誌が捨てられません。年齢がわかっちゃうけど、福沢諭吉の孫の福沢幸雄というかっこいいレーサーがレースカーの事故で亡くなった時のCAR GRAPHICや、釜本が引退した時のサッカーマガジンまであります。

思い出は毎日作られるものだから、すべてをとっておくわけにはいかないと思うのですが、「これはあの時おじいちゃんがくれたから絶対捨てない。」「これは合格して嬉しかった時に聴いた曲だから絶対捨てない」「これは・・・だから捨てちゃだめー」とか言われると弱い。思い出は、胸の中に焼付けて、自分でそーーっと思い出せばいい。後ろばっかりふりかえっていては、先に進まないと思うんだけどなあ。。

なんちゃって私も、舞台に行くたびに「老後の楽しみ」とか言ってパンフレットやCD買っちゃうのでした説得力なし
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォアグラ丼とやわらかチキンカレーのハーフ&ハーフ

2006-02-19 19:43:33 | 私の好きなもの
娘とMAISON MIKUNIでランチ。これは、名物フォアグラ丼とチキンカレーの盛り合わせです。ありえないほど柔らかくて美味しいフォアグラ
こんなにお手軽(コーヒー付き1350円)に食べられるなんて!もともとそんなに沢山食べる方ではないので、これで十分満足じゃ!デザートのミルフィーユも絶品で、あまりの美味しさについついおみやげにホールで買ってしまいました!おいしいよ~

今日は「間違いの喜劇」東京千秋楽。腹話術指導のいっこく堂さんもカーテンコールに登場したそうです。い・き・た・かったー

「労働者M」、どうだったかなーでかちさんのの感想、お待ちしてます!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間違いの喜劇  1階E列センター (ネタバレあり)

2006-02-18 20:36:57 | シェイクスピア
ここから徒歩8分。十万石まんじゅう斜め前

長女とふたりで蜷川さんの「間違いの喜劇」を観てきました。「お気に召すまま」に続き、今回もキャスト全員男性による舞台です。プリンシパルでは月川(勇気あらため)悠貴君、内田滋君、鶴見辰吾さんが女役です。
蜷川歌舞伎「十二夜」に続き、今回も舞台に鏡が効果的に使われていました。演じる役者さんの後姿なども見えて、とても新鮮な感じ。今回も、役者さんたちがしょっちゅう客席通路を行ったり来たりしてくれました。

お話は、シェイクスピアお得意の「取り違え」「勘違い」が軸となって展開します。私は原作を読んでいなかったので、はじめは小栗君と高橋洋さんが双子なのかと思っていましたが、実際はわけあって生き別れとなった小栗君のアンティフォラス兄弟(2役)と洋さんの従者ドローミオ兄弟(2役)が、そっくり入れ替わったりバラバラに入れ替わったりする、楽しいお話でした。観客には、小栗君のマントの色、洋さんの帽子の色で、今のは兄か弟かわかる仕掛けになっています。
小栗君は、本当に本当に素敵!小顔で、足が長くて、立ち居振る舞いもセリフ回しもきびきびとしてほれぼれ。何よりも、強い目の光に吸い込まれそうです。実際、観客席はほとんど皆、すいこまれていたと思います編み上げた髪、銀色のピアス、ブーツにマント!このスタイルをこんなに似合う人を他に知りません。
「ハムレット」のフォーティンブラス、「お気に召すまま」のオーランドーも良かったけれど、いまいちシェイクスピアの長セリフに口が回っていなかったところがありました。でも、今回は堂々の主役で、その弱点もクリアして成長を感じました。何回か噛んじゃったけれど、許容範囲。(鶴見さんだってセリフ長すぎて噛んでたもの。さすがに吉田剛太郎さんは完璧!)
出色は月川君。完璧な「女」でした。上品な立ち居振る舞い、落ち着いた態度、キュートな視線・・この人、すごい。「お気に召すまま」も私と一緒に観ている長女は、「月川君みたいな女の人になりたいかも。」と話していました。わかるわかる。

内田滋君は、おはつでしたが、顔立ちのきれいな人でした。本当は貴婦人ながら、混乱してエキセントリックになったアンティフォラス兄の妻を、可愛く演じていました。若い男の子の発掘に定評がある蜷川さん。常連になるかも。

高橋洋さんは、いつもシリアスな役どころですが、今回は道化の役回りのドローミオ。何度もズボンが落っこちる演技で笑いをとっていました。この舞台では、小栗君とともにいっこく堂さんにレクチャーを受けて腹話術にも挑戦しています。最後の場面、双子の4人が再会するところでは、この腹話術が使われます。双子の再会、どうするのかな~と思ったら、なんと!小栗君の本当のお兄さん登場!でも、セリフは小栗君自身が腹話術で語ります。ん~でも、腹話術ってわからないところもあり、効果的だったかどうかは、ワタシ的には?という感じでした。

私、やっぱりシェイクスピアは悲劇より喜劇のほうが好きかも。セリフのテンポの素晴らしさ、楽しさが堪能できる感じです。今日は小栗効果もあり、本当に終始顔がほころんでにやけている自分。。。悲劇グループは戯曲を読んでる分にはいいのですが、お芝居や映像になると、血みどろとか首きりとかいっぱいだもの
ハムレットがぎりぎりOK,リア王でさえ結構残酷場面があるし・・・

いやいや、そんなこと言ってたらメタルマクベスいけないじゃないですかー愛の力で血みどろ乗り越えます

しかーし、シェイクスピアの描く時代というのは、旅はいつでも命がけだったんですね。世界はきっと人々にっとって、今とは比べ物にもならないほど果てしなく広いものだったんでしょうね。

あーん、明日東京千秋楽だけど、チケット手に入らないかな~もう一回みたい!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2004年博多座レ・ミゼ 内野ジャベール楽

2006-02-17 23:21:47 | 観劇/コンサート
夕方、小雪が舞っていました。久しぶりに寒い夕方。あの日のことを思い出す

もうすぐレミゼ!観たい舞台がいっぱいあると、時のたつのが本当に速いです。
私は舞台に行くと、キャスト表を写してくるのが習慣になっています。整理しないといつのだかわからなくなってしまいますが、これは絶対に忘れられないキャスト表です。そう、2004年1月の博多座。内野さん最後のジャベールの日です。
 出待ちしたかったけれど、飛行機の時間が気になって小雪の博多座を後にしたっけなー・・・帝劇のキャスト表とは、一味違うでしょう?博多座は本当に素敵な劇場でしたよ。これを見ると、岸さんも角川さんも出てたんだー司教様は小林仁さんだし。この時もらったチラシで石井さんのファウストも行くことにしたんだったな
 内野さんの一徹なジャベール、よかったです!まさかあれが見納めになるとは・・・いやいや、見納めなんかじゃなくて、またジャベールやってちょ光線を送り続けることにいたしますわよ。でも内野さん、後ろあんまり振り返らないからなーみたいよージャベール

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっとつらい夜

2006-02-16 23:21:06 | 
今日は少しつらい一日でした。私のかかわっている子が、児童相談所から施設に行くことになりました。ネグレクトでした。高熱があるのに家から出されたり、ちゃんとご飯を食べさせてもらえなかったりということが重なったから。

子どもたちが小さい頃は、診察券でババヌキができるほどしょっちゅうお医者さんに行きました。私はずっと仕事をしているので、家で安静にさせて時間をかけて回復を待つより、まずお医者さんに連れて行くということが習慣になっていたからです。それでも、熱がある時は心を決めて職場を休み、通院以外は何があっても外に出したりはしませんでした。高熱の時はポカリ○ェットとにんじんスープでたくさん水分をとらせてしっかり寝かせ、いつもはできないスキンシップをしました。

でも、そんななんでもないようなことさえ、してもらえない子がいる。それもうんと身近なところに。その子はどんな人生を送るんだろう。やっぱり世の中をうらんだりするのかな・・世界はそんなに嫌なことばっかりじゃないことや、素直な心を持てば嬉しいことや悲しいことを分かち合える人がみつけられること、誰かが教えてくれますように。明るい未来が待っていますように。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユーミンの歌には、今を励ます優しい昔がある

2006-02-15 21:49:13 | 私の好きなもの
夫は、時々ですが私の好きそうな番組をビデオにとっておいてくれます。時には押し付けがましくてやだなーと思うこともありますが。(特に、私の仕事がらみの番組はウザイ。「ほっといてよ」って感じ)

昨日、これ観てごらん。と、みせてくれたのが、ユーミンの「情熱大陸」でした。最近は寝る前に聴くのはミュージカルCDばかりですが、ある時期まではユーミンにドップリだった私。高校時代は美術部にもいたし(軟式テニス部にも漫研にもいたけど)、空想好きで、見た目より結構淋しがりだという点で、ユーミンの歌詞は私の考えてることに近いように感じて。
番組の中で、ナレーターが「ユーミンの歌には、今を励ます優しい昔がある。」と言っていたのが印象的でした。大学生の時は当時は彼氏だった現在の夫とリアルタイムでSURF&SNOWだったし、埠頭を渡る風だったし、真冬のサーファーもやっちゃってましたから昔話ですけどでも、一番好きなのは、「最後の春休み」の「もしも、できる事ならこの場所で同じ時間にずっとずっとうずくまっていたい」というフレーズです本当はヒッキーな私

カラオケでは「しあわせになるために」を絶唱して娘たちのヒンシュクをかってますそんなことを言い訳に、4月ユーミンのコンサートのチケまでとっちゃいました。もー歯止めきかなさすぎです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友チョコ

2006-02-14 22:30:31 | 私の好きなもの
今日はバレンタイン・デー

我が家の男子は夫と猫だけですが、最近子どもたちの間では「友チョコ」というのが流行っているらしく、こんなにたくさん集まりました。チョコだけでなく、クッキーやブラウニー、バナナケーキなどもあってなかなか美味
ほとんとみんな手作りです。ん~これおいしい!これはちょっと生焼けかも・・などと、Whittardのおいしい紅茶と一緒にみんなでいただきました。

その昔、何時間もかけてチョコを作り、きれいにラッピングしたのに恥ずかしくて渡せなくて、せつない想いを胸にしながら全部食べたっけなーなどと、甘酸っぱく昔を思い出しました。

それにしても、昔は王子と呼ばれ(これは実話)山ほどチョコもらってきたのに、今年は家族以外からは義理チョコひとつなかった夫。気の毒にのぉ
義理チョコっていう言葉も、もはや死語かもね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする