pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

あまちゃんも終わり、半沢直樹もいない日曜の夜・・

2013-09-29 21:23:32 | テレビ番組

なんというか、遊びに行ってるうちに帰る巣が取り払われてしまったスズメ蜂状態・・・

今日の面白かった~っと、友人たちとLINEでもりあがった日々は遠くなるのか・・・半沢直樹の最終回は42%超え、関西地区では瞬間的に(大和田常務土下座のあたりか)50%超えもあったとか

近年、こんなにドラマを楽しみにしたこともなかったな~でも、はじまりがあるものには終わりがあるからこそいいのよね。またわくわくできる番組切望!

・・・・で、写真のピンバッチは東武百貨店の東日本震災復興支援ピンバッチの秋バージョン。コスモスです。春には桜をモチーフにしたものもあったとか。11月にはまたクリスマスピンバッチが出るかな。毎年楽しみにしています。

このデパートの地道な支援活動と、ピンバッチのセンスの良さにはいつも感心します。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

志の輔らくごin ACT「中村仲蔵」@赤坂ACTシアター1階B列センター

2013-09-21 23:37:51 | 志の輔らくご

前半はスクリーンを使った志の輔師匠による仮名手本忠臣蔵全11段の詳細な解説、中入り後はそれをふまえた5段目をテーマにした渾身の「中村仲蔵
この噺は何度も聴いたしなあ・・・と、昨年は見送りましたが、ぷ~さんのブログなどでその素晴らしさを聞いて今年こそ!と、ACTへ。

1300席の劇場が満杯で、あいかわらずすごいなあと思います。

師匠の解説で再認識したのは、江戸城松の廊下で浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央を切り付けて切腹させられ、恨みを持った赤穂藩の四十七人が集団で吉良家を襲って上野介及びその家人を殺害したのが「赤穂事件」であり、「忠臣蔵」はその事件を題材に架空の物語をつないだ「仮名手本忠臣蔵」であるということでした。歌舞伎の通し狂言を観たことはありませんが、テレビや映画で繰り返し見ていると、全部本当のことのように思えてしまいますね。

そして中入り後は本編「中村仲蔵」本当にすごいの一言。ひとりの噺家さんが座布団に座っているだけなのに、3Dのように画面が浮かんでくる熱演でした。今回は、中村仲蔵扮する斧定九郎がタタタタタ・・・・・とかけてくる花道のすぐ脇の通路席だったので、花道(下手通路)がパッとライトで照らされた時には、本当に定九郎が走ってきた錯覚に襲われました。志の輔師匠、恐るべし。

2時間30分の予定が、3時間を超える熱演でした。ここも師匠、恐るべし。

帰りにTBSショップをのぞいたら、半沢直樹の「10倍返し饅頭」が売り切れ御免になっていました。半沢直樹も恐るべし。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロミオ&ジュリエット@シアターオーブ1階7列下手

2013-09-08 23:10:49 | シェイクスピア

12時30分開演 休憩25分 15時25分終演

演出 小池修一郎、原作 シェイクスピア、 作 ジェラール・プレスギュルヴィック


考えてみたら2日続けてシェイクスピアでも、全然違うタイプの舞台です。思えば2年前だった・・・この作品の初演観た帰りに台風に巻き込まれて帰宅困難者になったんだった・・赤坂だったけど。今日も暗雲たちこめてましたので、降り出すす前にダッシュで渋谷へ。おかげで濡れないでいかれました。

今日のお目当ては、ロミオでもジュリエットでもなく、ヴェローナ大公中山昇さんと「死」のダンサー宮尾俊太郎さんいやはや、中山さんの端正なこと、宮尾さんの美しいこと、しなやかなこともう、うっとり通り越して口あけてたんじゃないかと心配するほどでした。初演同様、時代は関係なくスマホ(初演はガラケー)、Facebook、マブダチ等の言葉が飛び交うところが若くない私にはちょっとひっかかりましたが、若手のエネルギッシュなダンスや歌声に元気をもらった感じです。ロミオの柿澤くん、ジュリエットの清水さんは本当に若い可愛らしいカップルで、若さゆえの愚かさや大胆さがリアルに伝わってきました。ロミオの柿澤くんとベンヴォーリオの平方くんがメイクのせいもあってか見分けがつかないくらい似ていてびっくりでした。ティボルトの加藤和樹さんも、甘いマスクのイケメンたちの中にあってシャープな風貌と力強い歌が印象的でした。この方、いいなあ・・・1月の真田十勇士にもご出演のようなので、要チェックかも。

若手の一生懸命を周りから支えるベテラン勢も素晴らしかったですジュリエットパパの石川禅さんはもちろんのこと、神父の安崎さん、乳母の未来さん、ロミオのママの鈴木結加里さんも。声量も表現力も申し分なく、安心して感動にひたれました。

そして「死」の宮尾俊太郎さん美し~い市民に変装しての登場シーンから、すぐにわかりました。だって体型がちがうから~がっしりとした肩、長い手足、完璧な逆三角形そして、前面で若い兄ちゃん姉ちゃんがきゃぴきゃぴハジケまくっている後ろを、全く違った静のオーラで静かに歩む気品をたたえた「死」時に妖しく、時に激しく、天から舞い降り、天に上る縦横無尽なしなやかな「死」・・・もう、「死」が登場(ったってほとんどでずっぱり)ロミオそっちのけっで「死」にロック・オンしてしまいました~すいませ~ん!

そんなていたらくで、うっとり客席を出ると、そこになんと「桐島・・・」のK木くんが実は行きの電車内でも眼の前に三谷幸喜さん常連のあの役者さんが台詞の復習しながら座ってるのを目撃したり、いろいろとサプライズな一日でした。

幕間に知人おふたりから、「今夜のおしゃれイズムに宮尾さん出ますよ!」とまた会える~と思ったら、熊川さんエピソード9割でしたね。紫綬褒章もらったからしょうがないか。でも、宮尾さんのバレエ映像見たかった!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴェニスの商人@さいたま芸術劇場1階Q列センター

2013-09-07 23:04:46 | シェイクスピア

  
13時開演 休憩15分 15時55分終演

【演出】蜷川幸雄
【作】W.シェイクスピア
【翻訳】松岡和子

【出演】
市川猿之助 中村倫也 横田栄司 大野拓朗 間宮啓行 石井愃一 高橋克実/ほか

【あらすじ】
舞台は貿易都市ヴェニス。ある日、貿易商を営む裕福な紳士アントーニオのもとに、年下の親友バサーニオが借金の申込にやってくる。彼は才色兼備で大富豪の令嬢であるポーシャにプロポーズをしようとしており、そのための元手をアントーニオに頼ってきたのだ。生憎と全財産が海を渡る船の上にあったアントーニオは、自らを保証人として借金をするよう、バサーニオに勧める。ところがバサーニオが借金を申し込んだのは、よりによってアントーニオの天敵とも言うべき、高利貸のシャイロックだった――。 (公式HP)


ひさしぶりのオールメール。いや~しかし、まいりました!猿之助恐るべし。登場場面から劇場を支配するあのオーラ昨日朝日夕刊の記事「舞台ART&CULTURE」に、「歌舞伎のすごさは、未知の作品も観客に『型で正しい文脈を読み取らせる力』と猿之助は考える。」とありましたが、まさにそんな感じ。ご一緒した歌舞伎ファンのうさぎさんはシャイロックの階段転調高笑いで「あれは忠臣蔵の『師直』だわ!」と。そのほかにも、「夏祭」の義平次やら、花道七三見返りなど、歌舞伎好きはたまらない場面がいっぱい。

キャストは市村さんがシャイロックを演じたグレゴリー・ドーラン演出の同作品でロレンツォだった横田栄司さんがバサーニオでご出演だったり、蜷川常連組で横田さんに並ぶかっこよさの鈴木豊さんがロレンツォだったり、エリザベートで新ルドルフだったカワイイ系イケメンの大野拓朗君(すごい長身小顔)が出ていたり、高橋克実さんが堂々たるアントーニオだったりしてそれだけでも十分素晴らしいのに、猿之助シャイロックが登場すると、あっという間に全部かっさらってしまう凄さがありました。

そしてこの時代、キリスト教徒が多くを占めるヴェニスの中で、いかにユダヤ教徒が蔑視され、ひどい扱いを受け、金を儲けることで地位を固めていこうと決意せざるを得なかったかがよくわかり、シャイロックが気の毒で泣けてきそうになりました。日本人では理解しにくい世界観なのかもしれないな~と思います。終盤、シャイロックがこれ以上はないという辱めを受け、退場していく場面は胸がしめつけられました。そして、明るく賑やかなラストを迎えたキリスト教徒チームの退場の後、シェイクスピアの脚本にはない場面が用意されています。「この社会に敗北するか、闘争を続けるか・・・」蜷川さんと猿之助さんの決意が感じられました。ラストもカーテンコールも、蜷川さんが猿之助さんにいかに敬意を払いタッグを組むことに喜びを感じていたかが、ひしひしと伝わってきました。

そして今回のめっけものは、中村倫也くんのポーシャ
いや~この役はどうしたって月川くんでしょうよ~と思ってなめていたことを深くお詫び申し上げたいです。
金髪に真っ白なドレスのポーシャは、恋人バサーニオの前では本当にきゃわゆいぴちぴちお姫様なのに、男装して法廷に出た時には理路整然とした台詞を迷いもなく堂々と聴かせ、劇場を圧倒していました。本当にどんな役者になっていくのか楽しみな若手だな~と思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あの日」のあまちゃん

2013-09-03 21:37:40 | テレビ番組

「あまちゃん」  勝地涼くんの「前髪クネ男」でさんざんウケまくったあとは、いよいよ震災の日・・・・

と、いうことで今週は緊張してテレビの前にいました。ゆいちゃんは無事なのかなあ?夏ばっぱは?海女クラブのみんなは?夏ばっぱの猫は?

そして昨日、ゆいちゃんが三陸鉄道で宮古に向かった車中での地震発生・・・トンネルを抜けた大吉さんが見た風景・・・

一気に「あの日」がよみがえりました。あの地震の前と後でいろんなことが変わってしまったことも、日本中が緊張でいっぱいだったことも。

津波がすべてを飲み込むようなシーンはなかったけれど、あの日の、心も体もなんだか真っ白になってしまったようなあの感じがものすごく伝わった感じがしました。

トンネルを抜ける前と抜けた後。

小さい頃、よく怖い夢を見ました。起きたら世界がまるっきり変わっている夢。それが現実になってしまった東北の人々。

あと一か月、あきちゃんたちの奮闘を見守りたいです。

・・・・・・・・そして昨日の竜巻騒ぎもすごかった・・・・今日もやたらきれいな雲が流れて、何かの予兆のようでこわかったです。この写真の雲、きんとん雲みたいでしょ。

八丈に飛んでった杏Jちゃん、気をつけて帰っておいでね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする