pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

2008年総決算 感謝!観劇BEST10

2008-12-31 00:48:13 | 観劇/コンサート

え~と、「山のあなた~徳市の恋」DVDなどみていたら、日付が変わって大晦日になってしまいました。大晦日の夜は除夜の鐘など撞きに行ったり忙しいかもしれないため、ここらで今年の観劇まとめ。今年は結構ヴァラエティーに富んでいましたので、ジャンル無視、鑑賞した舞台まとめてBEST3!・・・と、思いましたが、選びきれなかったので、以下「私のBEST10」と、させていただきま~す。ベガーズ・オペラをはじめ、再演の舞台も本当に素晴らしかったのですが、今回は除いてあります。
どの舞台も素晴らしく、順位はつけられないですね~

 

リア王
平幹二郎さんの崇高な演技と蜷川さんのゴージャスな演出に圧倒されました。リアの毛皮にくるまってみたい!


新感線RX五右衛門ロック
文句なしの大活劇!面白かった!さっすが新感線な舞台。


グッドナイト・スリイプタイト
はげしく感情移入。生々しい夫婦の会話。三谷さん、さすがにツボをおさえてます。


太鼓たたいて笛ふいて
井上ひさしさんと大竹しのぶさんに脱帽!凄いの一語。


私生活
野さん、寺島さん、橋本さん、中島さんの小粋で大人な舞台でした。


イル・ミュージカーレ
ミュージカル曲満載で大満足!今井さんのオペラ座の怪人凄かった~


父と暮らせば
お互いを思いやる父娘。娘を思う父・辻萬長さんに号泣。


音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」
今拓哉さんと井料さんの気品のある声の美しさに酔いました。


わが魂は輝く水なり
野村萬斎さんの重厚な演技と菊之助さんの透明感、大石継太さんの武者姿に萌えました。


志の輔らくご
今年は何と言っても志の輔さんの落語に出会えたことが嬉しかった!落語の凄さに触れました。


年末年始のお休みは観劇予定なしなのですが、すでに禁断症状が!!!来年は10日のイノック・アーデンまでおあずけです。みなさまもよいお年をお迎えください!
 

 


地球徒歩トボ~緒形拳がみつめたプラネットアース~

2008-12-29 11:49:24 | テレビ番組

10月に亡くなった緒形拳さんがナビゲートする、NHNプラネット・アースの特番がありました。今日は地球エコ2008キャンペーンの日なんだそうで、教育テレビは放送時間大幅短縮、総合も環境を意識した編成だそうです。語りはご長男の幹太さんです。


プラネット・アースはBBCとの協力で5年をかけて撮ったNHKならではの環境番組ですが、緒形さんの温かい語りと美しい映像が本当に素晴らしく、がちゃがちゃと内輪の話で盛り上がってばかりのうるさいバラエティー番組とは隔世の感があります。


地球で一番高い大木、北極グマ、天を覆いつくす幻想的なオーロラ・・・そんな撮影の合い間に、山の駐車場で「白野」の稽古をしちゃう緒形さんの姿などが映しだされます。

病と闘いながらだなんて、そんなことはおくびにも出さずに。


ただ、「最近は今までとは違う気持ちで撮影に臨んでいる。ここにはもう二度とは来られないかもしれないという気持ちで、ひとつひとつの光景を胸に刻んでいる。」という言葉が胸にしみました。

今日の放送の最後。メキシコの標高3000メートルの森で越冬するオオカバマダラという蝶の大群が舞う中、尾形さんが、まるでこの世のものとは思えない。。という表情になりながら「うつっている僕は、この世の人ではありません。」とつぶやき、そっと森の奥へ消えていく姿に、緒形さんの大きさを感じました。すごい役者さんがいたものですねえ。。。日本橋:丸善で1月7日まで緒形拳追悼フェアを開催しているということなので、いってみようかと思います。


仕事おっさめ~♪

2008-12-27 22:26:48 | 雑感

早い方は昨日あたりが仕事納めだったと思いますが、私は今日が最終日。
なんか、こう、開放感ありますね~

 

今年の観劇は昨日のパルコ劇場が最後(たぶん)。年頭に自粛・静観を誓った今年の観劇は71公演で、去年より6公演短縮。今までとの違いはひとつの舞台に複数通うことが減ったことでしょうか。来年も楽しみな舞台がいっぱいです。

そういう楽しみも、お仕事頑張ってこそ。来年もしっかり働こうっと!


グッドナイト スリイプタイト@PARCO劇場Y列センター

2008-12-26 23:09:47 | 観劇/コンサート

「音二郎」以来の三谷幸喜作品。中井貴一さんと戸田恵子さんという、実力派のふたり芝居です。チケットは激戦でしたが、ラッキーなことに2列目で観て来ました。

開演前のアナウンスは三谷さんご自身。Good Night Sleep Tightというのは、「ぐっすりおやすみ」という慣用句で、Sleep Tightは決して「金縛り」ではありませんよ・・・とのことです。

いや、三谷さんのアナウンスにもありましたが、中井貴一さんの「風のガーデン」本当に素晴らしかったので、その中井さんがどんな風にコメディーを演じるのかと思いましたが、やはり上手い人の喜劇は本当に面白いです。戸田恵子さんとともに結婚30年目の夫婦の破局を描いていますが、ふたりの心の距離がふたつのベッドの距離に反映されます。面白い演出ですね。そして、舞台上部には電光掲示板で、ふたりが出会った日からの日数が。30年目のその日はなんと10250(だったと思います。)

まだ若く、お互いを思いやって遠慮がちだった日。ささいな気持ちのすれ違い。ちょっとしたボタンの掛け違いから、離れていく心。ひとつひとつのエピソードは笑いを誘いつつ、とても切ない。生演奏の方々が、ふたりの日常の「音」をさりげなく演出するのですが、これがとってもおしゃれ。三谷さんご自身も、ある場面で得意のリコーダーをもってあらわれます。そしてこどものいないふたりが大事にしているペットの太郎ちゃん。彼がまたいい味だしてます。

30年の間に共有したいくつもの思い出、いくつかの約束。そのエピソードのひとつひとつが、あーわかるわかる。どこの夫婦にもありそうな会話に、思わず自分たち夫婦を投影してしまいました。夫に「あの時、行ったあそこのあれがさー・・・」などとといわれた時、「覚えてないけど、別の人と行ったんじゃない?」などと意地悪言うのはよそう、と、心から思いました。わたし的には今年のBEST3に入る舞台でした。

なすびさん、阿川佐和子さんが客席にいらっしゃいました。全体的にサラリーマン風の方やご夫婦が多かったです。


252 生存者あり

2008-12-25 18:09:20 | 映画/DVD

3度目の正直。こんどこそ最後列中央席で、しっかりと隊長兄弟の活躍を見せていただきました。余談ですが、先日飯田橋の地下鉄出口から、まさにハイパーレスキューのオレンジ色のガタイのいいお兄さんたちがぞろっと出てくるのに遭遇。「何かあったの?」と思うよりそのかっこよさに萌え~でした。「252!」と叫んでる学生さんもいましたよ。

映画は、どちらかといえば伊藤英明さんのご活躍が目立っていました。最後の登場、超人ハルクかと思ったしかし~・・もう、終わったら体中がこりまくり。苦手なんですよ~こういうリアルなパニック映画。だって、銀座の交差点、三越の入り口に立ってたら~・・・地下道うろうろしてたら~お台場も~あの被害状況では、四季劇場、銀河劇場は全滅、ル・テアトル銀座や帝劇、博品館、日生もクリエも危ない。人の多いところは危ない!という気持ちになっちゃいます。

まあ、関係者はほとんど大丈夫という不自然さは否めないし、ああいった状況で隊長を罵り、むしゃぶりついて泣き喚く弟嫁はどうかと思うという不満はあるものの、内野さんは十分かっこよく、山本太郎さん、キム兄、杉本哲太さんなどもよい味を出していらっしゃいました。特にあの子役ちゃんはキモが座っていて凄いなあ・・・ともあれ、どこかで埋まった時は2・5・2という合図をしよう・・と心に決め、映画館を出ました。

阿部サダヲさんもチョイ役でご出演でした。エンドロールに「早瀬久美」というお名前もみつけましたが、あの早瀬久美さんかなあ。。と、思ったら、手話指導をした方のお名前で、女優の早瀬さんとは同姓同名のかただそうです。


Merry X'mas!

2008-12-24 23:16:23 | 私の好きなもの

今夜はイブ。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今日2度目のエリザベートの予定でしたが、仕事の都合もあり、また「もう一度、どうしても観たい」とまでの気持ちになれず見送ってしまいました。なんかもうひとつかなあ・・・作品は本当にすばらしいのですが。

と、いうわけでいつものように仕事して、いつものようにスーパーによりました。・・・が、しかし、そこはいつもとちょっと違う。何が・・・というと、いつもはあまりいない感じの男の人が多い。大学生くらいの男の子たちがわいわい楽しそうに鍋の具を選んでいたり、熟年のご夫婦がロースト・ビーフやスペアリブを丹念に見ていたり、ビジネスマン風の方がシャンパンとチーズを買っていたり、父子がケーキやチキンの丸焼きを引き取っていたり、平日の夕方としては特別な感じがしました。


こんな感じ、前にもあった。。そうだ、お盆。お正月・5月の連休やお盆・クリスマスって、やっぱりみんな早めに家に帰って過ごすんだなあ、と、なんだかちょっと嬉しくなりました。我が家は昨日の天皇誕生日にクリスマスの食事をすませてしまったけれど、ちゃんとイブにクリスマス・パーティーをするって、やっぱり大切ですね。小さい子のいる家庭は、イブは特別わくわく感がありますから。ちょっと懐かしいなあ。。。
明日の朝、一応枕元を確認しようかな。


地球が静止する日

2008-12-23 20:10:44 | 映画/DVD

大掃除もひと段落。今日こそは252観よう!もう封切りして半月以上たつからぎりぎりに行っても楽勝!・・・・というのが甘かった。。

カウンターに行ったら、「本日は混雑しておりますので、最前列のお席しかございません。」と、お姉さん。「え”~!?そんなに人気??」と思ったら、3週目に入ったので小さい会場に移されていたのでした。大災害の迫力シーンを最前列でみたら首が痛くなっちゃうし酔っちゃうな・・・と、いうことで、今日もパス。キアヌ・リーブス最新作「地球が静止する日」にしました。こちらは252の会場の4倍、465席。19日封切りですが案外すいていて、後列センターでゆっくり観ることができました。

最近はだいぶ静観できるようになったものの、日本で公開されたキアヌ出演作品は一応全部観ています。彼は本当に年とらないですね~・・ビートたけしと共演したことで話題になった「JM」と同じ感じの髪型、スーツなれど、そこから13年もたってるとはまったく思えない美しさです。「マトリックス」もそうだったけど、「救世主」のような人間離れした役がよ~く似合うわー共演のジェニファー・コネリーも、ウィル・スミスの息子ちゃんも、とっても可愛い。あの「ミザリー」のキャシー・ベイツさんが国防長官というのにはびっくりでした。

キアヌ扮するクラトゥは、地球を滅亡から救うためにやってくるわけですが、クラトゥが救おうとしているのはあくまで「地球」なわけです。ここが怖い。何から地球を守るのかは、観てのお楽しみというわけですが、まあ、エコの観点からいろいろと反省もさせられますね。ごみの分別とか、みなさんしっかりやりましょうね。次のお休みの日は、今度こそ何が何でも252観ます


舞台は夢~イリュージョンコミック@新国立中劇場17列

2008-12-21 23:16:55 | 観劇/コンサート
フランス古典劇の巨星ピエール・コルネイユ(1606~84)が自ら「奇妙な怪物」と呼んだ作品で、劇中劇のスタイルを巧みに操り、舞台ならではの趣向をちりばめた、不思議な魅力を秘めた傑作。

というふれこみのこの舞台。堤真一、段田安則、秋山菜津子、高田聖子・・というそうそうたるメンバーでした。

魔術とか冒険とか、わくわくするような要素がいっぱいです。今回は円形の舞台を取り囲むように座席を配置してあり、たぶん10列が最前列という形。私はB席17列でしたが、役者さんもよく見えてこれでS席の半額はお得です。

お話は失踪した息子を探す父が魔術師にいざなわれて息子の遍歴を目の当たりにするというもの。入れ子のように劇中劇をたくみにしかけてあります。段田さんがすごい!魔術師とほらふき貴族の二役ですが、ものすごい長台詞を緩急とりまぜ朗々と語りあげます。堤さんは失踪した息子で様々な苦難を乗り越えて栄光を掴むものの、非業の最期をとげます。しがし、真相は・・・新聞評などで、もしかして?と思ったら、やっぱりもしかしてでした。栄光を掴んでからのお姿は妻・秋山奈津子さんとおそろの生地で作られた長い衣装。これがとてもお似合いでした。堤さんて、ラフな格好より、スーツとか、今回のような高貴なスタイルが物凄くお似合いです。所作もとても美しかったです。

秋山さん、高田さんは申し分なし。フランス古典劇もそつなくこなせる表現力。素晴らしいですね。

魔術的演出は思ったより少なかったですが、お話そのものがイリュージョン・・ということのようですね。シャワーのような膨大な台詞にたっぷり酔わせていただきました。

上演時間は休憩なしの2時間10分。マチネだったので終演後もまだ明るく、オペラシティーの巨大クリスマスツリーの輝きを堪能できなかったのがちょいと残念でした。


K-20 怪人二十面相・伝

2008-12-20 20:57:59 | 映画/DVD

今日は「舞台は夢」のチケットの日にちを間違えるという大チョンボをやってしまい、明日のチケットを持って電車に乗ってしまいました。(最近の券面の文字って小さすぎませんか)駅で開演時間を確かめようとして、アホな失敗に気づきました。昨日じゃなくてよかった~


・・・・が、しかし。夫はサッカーの忘年会、娘達もバイトだのデートだのでどうせ遅い。252まだ観てないからいっちゃおうかな・・・と思ったが、時間があきすぎ。で、ハタと思ったら今日は鹿賀さんの怪人二十面相の封切り日じゃありませんか。というわけでさっさとシネコンへ。

いや~面白かった!久々の血湧き肉踊る痛快アクション。

私は全く予備知識なく出かけましたが、これは江戸川乱歩先生の怪人~じゃないのですね。びっくりしましたよ~だってさ、あの人があの人だったなんって!さんざん読んだ私には想像もつかない設定でした。作者は北村想さんという方だそうです。


怪人二十面相によって大きく運命を変えられてしまうサーカスのマジシャン、金城武さんが、めちゃくちゃ素敵でした。今までこの方をじっくり見ることはなかったのですが、まるでウォシャウスキー兄弟のマトリックスをみているようなすごいワイヤーアクション。跳ぶ跳ぶ、走る走る!そして松たかこさんが明智小五郎の婚約者で華族のお姫さまなのですが、これが可愛い!おきゃんで利発で表情がくるくる変わる。白い鳩に例えられる場面もあり「カゴにおさまらない特別な小鳥ちゃん」という感じ。松さんのエリザベートも観たいという気持ちになりました。

設定は、第二次大戦を回避できた架空の「帝都」という、不思議な世界です。「帝都物語」で魔人だった嶋田久作さんも出ていますが、まさにあんな感じの妖しい雰囲気の映画です。富裕層と貧困層とに二極化した極端な時代の中で、富裕層の財をねらう怪人二十面相が暴れまわるわけですが、箱根の寄木細工で作ったからくり箱がトリックに使われたりしているのも楽しかったです。鹿賀さんは思ったより出演場面が少なかったのですが、とにかく金城さんが素敵で~優しくて、勇気があって、身軽で、心が大きくて。。。タイプは違えど、ちょっとした表情が石丸幹二さんにも似て、本当にかっこよかったです。

もう一度みたいかも。


忘年会2連荘

2008-12-19 23:38:47 | 雑感

昨日はうなぎやさんで職場の忘年会、今夜は仕事つながりの仲良しさんたちと無国籍料理のおしゃれなレストランでプチ忘年会でした。

私はまったくアルコールが飲めませんので、職場の方はビールをコップに1cmだけで許してもらい、乾杯だけおつきあい。後はがっつりとお食事を堪能させていただきました。上司を始めとしたおじさま方は、相変わらずお酒をついでまわって挨拶などをしていましたが、最近巷ではそういう面倒くさい慣例は少なくなっているようですね。

もともとお酌してまわるというのはあまり好きでなく、前からそういうのが嫌だった私には、とても嬉しいことです。特に女性たちはそういう因習から解放されつつあるようです。それにしても、お酒に飲まれるおじさまたちをみるのは本当にいやですね~・・お刺身やうなぎはおいしかったけど。




そして本日の無国籍レストラン。いや、和洋折衷コース、おいしかったです。最初は生ハムのカルパッチョ、次はえびのカクテルに白子を使ったオードブル。ブリのムニエルの次は焼肉とレタスサラダ、茶碗蒸し、茶飯、味噌汁、デザートはプリンにデミタスコーヒー。ひとつひとつが本当に繊細なつくりで、意外性もあり、器も凝っています。今日は完食させていただきました。

おいしい料理に楽しいおしゃべり。やっぱり忘年会はこうでなくちゃね~


エリザベート@帝劇最前列センター

2008-12-16 23:02:07 | 観劇/コンサート

開幕から1ヶ月以上。遅ればせながら今期お初のエリザベートを観てきました。

いや~、朝海シシィ、中山エルマーなエリザベート、ご意見は様々なようですが、ワタシ的にはなかなか良かったです。

朝海シシィ。美しい。なんというか「自分だけが大好きな、傲慢なエゴイストのエリザベート」という感じが強い。クールビューティー一路さんの落ち着いたエリザベートしか知らない私には、かなり刺激的でした。ミルク風呂に入って苺ムースのパックして、大階段から真っ白な勝負ドレスで降りてくるシシィは息を呑む美しさでした。歌も悪くなかったですよ。


中山さんのエルマー。地味という声がありましたが、アンサンブルで鍛えられた伸びのある声は革命家エルマーにぴったりな感じでした。浦井くんも良かった!ひ弱なルドルフというより信念を持った皇太子という貫禄を感じました。ルドルフデビューから数年。いろんな役をこなしてきた成果ですね。声の伸びも、ダンスも素敵でした~トート閣下との「闇が広がる」の、押したり引いたりの振りも健在でしたよ!(武田トートの時はなかったらしいので)エーヤンの一回目の旗持ち、ミルクの群舞もちゃんと確認しました。まだまだ卒業しないでね!浦井ルドルフ大好きです。

今回、なんと言っても釘付けになったのはトートダンサーズ・東山竜彦さん。動きの早いトートダンサーズの中でも、切れのある美しい動きとくっきりとしたお顔立ちで、すぐに東山さんとわかりました。今回は黒いドレスを瞬時に脱ぎ捨て、上半身があらわですが、鍛え抜かれた体の美しいこと!閣下そっちのけでダンサーズばかり観てしまいました。演出も、基本的にはあまり変わりませんが、ところどころ小さな変更がありました。なんというか、整理された感じでしょうか。トート閣下、すごく踊ってましたよ~あんなに踊ってたっけ?というくらい、中央まで出て踊る踊る。

やっぱりいいなあ。。エリザベート。幻の閣下、復帰しようよ~お隣に座っていた方、林真理子さんにうりふたつでした。ご本人かなあ。。宝塚っぽい女性とご一緒でした。


篤姫最終回

2008-12-14 23:40:09 | テレビ番組

一年というのは本当に早いものです。「風林火山」が終わって一年、あっという間に「篤姫」も終わってしまいました。

この作品、宮崎あおいちゃんがなんと12才~49才までを通しで演じたんですね。すごいわー・・・が、大人になってもちょいとお化粧が厚くなっただけで、基本的にはそう変わらない感じに思えてしまいました。それはまわりのお女中さんたちも、和宮さんも同じ。

大久保さんも西郷さんもユーイチローの殿様も、小松エータさんも、滝山さまも然り。

ただ二人、ひじょーにちゃんと老けていたのが歌橋さんと本寿院さまですね。さすが岩井友見さん高畑淳子さんは違う!

鈴木綜馬さんの榎本武揚とか、今拓哉さんの山内容堂とか、もっと出して欲しかった~


・・・という不満もありますが、まあ、大政奉還から明治維新のどさくさで大奥がどんな感じで解散になったのかとか、かなり駆け足なれどよくわかりました。


私の日本史の知識は、かなりこの「大河ドラマ」によるところが大きいです。「忠臣蔵」の話なんかもね。そういえば今日は討ち入りの日でしたね。夕方のニュースで、四十七士の切腹場面の絵図が発見されたら、意外にちゃんと罪人扱いされていて、「仮名手本忠臣蔵」でかなり脚色されて美化された話と実際の処遇には結構ギャップがありそうだとのコメントがありました。いい若いもんが47人も集まって年寄りひとりを斬り殺してなにが面白い・・と言った知識人もいるそうです。そういう視点も大事かもね。


『ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~』@青山円形劇場Gブロック最前列

2008-12-13 22:28:04 | 観劇/コンサート
今年で3回目の『ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~』に、友人とふたりで行ってきました。今年は20周年ということで、会場もちょっとゴージャスな飾りつけになっていました。ゲストはピッカリング大佐・羽場裕一さん。平日にはローリーさんもご出演のようです。


いつもながらおしゃれで楽しい高泉淳子さんと白井晃さん、ギャルソン・陰山泰さんのやりとりが、お料理のコースとともに語られ、中西俊博さんのヴァイオリン、クリス・シルバースタインさんのベース、竹中俊二さんのギターに林正樹さんのピアノが美しく流れます。
何役も演じる高泉淳子さん。今年は離婚して別々に暮らすパパと恋について語り合う娘も演じていました。これがかわいい!高泉さんと白井さんのパワーには本当に圧倒されます。

例年、白井さんが女装で歌うペギー富岡のショーの時には客席からたくさんのお花が渡されますが、今回はチラシに「お花は遠慮させていただこうかと思います。私のためにどうぞ手ぶらでご来店ください。」となっていました。そこはちょっと残念。でも、本当に素敵なショーでした。

来年もまた行けるといいな。

不況の嵐

2008-12-11 23:50:20 | 雑感

我が家は今年もなんとか無事にボーナスをいただくことができましたが、ニュースでは大企業の大規模解雇がぞろぞろと。今年はなんだか観劇チケットがとりやすいな~と思っていたのは、やはりそんな景気の下降がじわじわと影響していたのかもしれませんね~

都心の繁華街ではクリスマス・イルミネーションが美しく飾られていますが、地元はそうでもなく、地味~な感じ。バブリーな感じもいやだけど、せめてみんなが幸せなクリスマスやお正月をすごせることを祈ってやみません。


ありがとう ノンタン。

2008-12-10 21:32:40 | 私の本棚

「ノンタンぶらんこのせて」などの絵本ノンタンシリーズの作者、キヨノサチコさんが6月に亡くなっていたとの報道がありました。

「ノンタン」は娘たちも大好きで、私のひざの上でよく読みました。たくさんの作品の中でも私が一番好きだったのは「ノンタンサンタクロースだよ!」でした。ストーリーはうろ覚えですが、最後にたくさんのサンタクロース、猫のサンタ、くまのサンタ、小鳥のサンタ、小さいへびのサンタに、カニサンタ・・・などなど、ページいっぱいにいろんなサンタがとびかっているのです。

サンタはひとりだけじゃない。誰にもみんな自分のサンタがいるという考え方は、なんだかとってもほんわかしていていいなあと思います。

キヨノさんのご冥福をお祈りします。