pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ベガーズ・オペラ千穐楽@日生劇場XA2列目

2008-03-30 19:48:42 | 観劇/コンサート

地獄の年度末、このところ残業続きの上に土曜も出勤でへとへとでしたが、そんな私に神様からステージ・シートのプレゼントをいただきました。

ステージシートXAは完全に舞台の上なので役者さん目線で観劇できるけれど、役者さんを背後または横から見ることになります。でも今日のお席はおいしかった!まず、役者さんの登場が、客席後部ドアを開けてはいってくるところから全部見えます。内野さんが森さんの後ろから登場するのは前回で確認してましたが、通路脇のお客さんのコートを「おいはぎ」してるのも目撃~


舞台上でも、センターで芝居している役者さんたちに奥の方からツッコミいれてる声が聞こえたりして、とっても楽しい!新発見は、ボブ・ブーティ/ベティ・ドクシー役のKumaさんの歌声。深いバリトンの、素晴らしい声でした。何せ私のポジションは、橋本トムの部屋のまん前なので、そこでコーラスする森公美子さん、橋本さとしさん、島田歌穂さん、村井国夫さんの生声を間近で堪能でき、本当に贅沢な気分にさせてもらいました。頭の上から、後方から、前方からシャワーのように美しい歌声がふりそそいでくる感じ。そのここちの良さといったら、言葉では言い表すことができません。あらためてこの作品の音楽の素晴らしさに感動。なんと60曲以上もあるそうです。


休憩ごとに演出のジョン・ケアードさん一家がカルガモみたいに前を横切っていきました。幕間には、トム部屋の前に差し入れを持ったお客さんのすごい行列ができましたが、さとしさんはひとりひとりにじっくり向き合ってお礼を言って握手。森クミさんから「ここは握手会か!?」と言われてました。私も、このままだと2幕はじまりが遅れるんじゃないかとちょっと心配でしたが、変な風にお客さんを切ったりしないさとしさんの態度に惚れ直しました。その一部始終を座って見られるのもまた美味しい。ただ、村井さんは若い役者さんたちがお土産袋をたくさんさげてウロウロしている姿にちょっと不機嫌な感じで「早くしろよ!」って言ってました。


千穐楽のご挨拶の様子は、きっとすぐにHPにアップされるでしょうから詳しくは書きませんが、最後にケアードさんが300年の時と距離を超えて原作者のジョン・ゲイに届くように拍手をお願します!とおっしゃった後、内野さんが感慨深げに、またゆっくりと、満場の客席と天上をぐるりと見上げ、とても真摯な表情で拍手をされていたのが印象的でした。(これも手がとどくほど目の前!なんという幸せ!)何度ものカーテンコールが終わって舞台の袖にはける時、橋本さんと内野さんがハイタッチしてくれましたし・あ・わ・せ~でも、内野さんの後ろでアホ面してるのがHPに映ってたらヤダナー・・・


ぽーっとしたまま劇場を出ようとしていたら、miniさんが声をかけてくださり、素晴らしいプレゼントをくれました。「ベガーズ・オペラ」「祝☆千秋楽」の文字の入った特製落花生!もったいなくて食べられな~い!本当にありがとうございました!

 

 


ちりとてちん 最終回

2008-03-29 23:28:00 | テレビ番組

「あたりはレンゲタンポポの花盛り、その道中の陽気なこと・・・」


このフレーズが耳について離れないほど、今回の朝ドラ「ちりとてちん」は面白かったです。ワンセグ携帯のおかげで、ついに一度も見逃すこともなく堪能いたしました。

なんと言ってもキャストが絶妙でした。特にお母さん。和久井さんが少しとぼけた、でもしっかりと足を地につけた日本の母でしたね~そして父・松重豊さん。この方の普通の表情というのを、この番組ではじめてしみじみ見た気がします。でも、い~ちばん素敵だったのは、やはり故・徒然亭草若こと渡瀬恒彦さんですね~純粋で優しくてちょっといいかげん。でも、その語り口、その立ち居振る舞い。。草若師匠が素晴らしい音楽とともにあの世に旅立ったシーンでは、本当に鳥肌がたちました。

そして天狗芸能の社長、竜雷太さんも、昔青春ドラマの熱血先生だったとは思えないほどのえげつない演技が意外なほど良かったわー


ただ、ワーキング・マザーとしては、最終的にきよみちゃんが「母」を極める道を選んだことがちょっと残念という気もしないでもないです。「てるてる家族」の時も思ったけれど、わたしはNHK大阪の制作ドラマのほうが好きかも。「ふたりっ子」もそうか?・・と、いうわけでもないですが、明日は内野さんに会ってきま~す!


「レベッカ」予習@DVD

2008-03-27 16:24:29 | 映画/DVD

カード会社からレベッカ良席が届き、謎解きはさっぱりな私は、早速DVDで予習しました。

なんと白黒。山口祐一郎さんが演じるマキシムことマキシミリアンは、英国の名優サー・ローレンス・オリヴィエでした。亡霊系の話かと思ったら、正真正銘のヒッチコック・ムービー。ロマンチックで、ゴージャスで、ミステリアスで悲しい映画でした。旧家・家族間のドロドロ・怪しい召使・・などなど、横溝正史を思わせる展開。あと、「太陽がいっぱい」もちょっと入ってます。


サー・ローレンス・オリヴィエ、若い時ものすごく美形だったのですね~「わたし」を演じたジョーン・フォンティーンも、清楚な美しさでした。なんと父上は東大教授でご本人も日本で生まれ、90歳でご存命だそうです。祐一郎さんとちひろちゃんにぴったりな配役だな、とますます期待。

 

映画には歌はでてきませんが、きっとここで歌が入るんだろうな、と思われるシーンがいくつかありました。楽しみ!


音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」@東京文化会館小ホールL列上手

2008-03-25 23:59:48 | 観劇/コンサート

 

勤務を終えて上野へGO!がんばって40分で到着しました。東京文化会館は本当に上野駅公園口のまん前なので助かります。


今回の朗読劇は、モリー先生と同じALS(筋萎縮性側索硬化症)でお父上を亡くされた井料留美さんの弟さんである井料拓也さんが演出をされています。留美さんはミッチの妻。ミッチは今拓哉さん、モリー先生が光枝明彦さん。四季出身の3人がそろい、小原孝さんのピアノ、真部裕さんのバイオリンにのせ、素敵な歌声もたくさん聴かせていただきました。後半は3人の実力派の本領発揮、圧倒的な歌声。素晴らしかった~なんてったってジャベールとファンテーヌのデュエットですよ!!


井料さんは、もちろんお父様への想いがあるだろうし、今さんは原作を読んで感銘しての参加、光枝さんは四季の大先輩ということで、このキャストは絶妙でした。選曲もオリジナルからミュージカルナンバー、クラッシック、さだまさし(防人の詩)まで、バラエティーに富んでいましたが、基本は3人の静かな語りで構成されています。

静かなピアノとバイオリンの演奏の中、淡々と語るミッチ、熱く人生を説くモリー先生。静かにふたりを見守るミッチの妻。劇場は静謐で澄んだ空気に包まれ、あちこちですすり泣きが聞こえてていました。

私の後ろは予備知識なくやってきた会社員風のグループで、最初から「寝ちゃうな、きっと。」と暴言を吐いたりお菓子を食べたり小声でおしゃべりをしていたりで、どうなることかと思いましたが、この素晴らしく上質な舞台に圧倒されたか、後半は集中して観ていたようです。一回きりの公演なので、観たくても観られなかった人もいるというのに、ちょっと腹立たしかったけれど、まあ、いいか。

客席には実際のALSの方も車椅子でいらしていました。

静かな感動、熱い涙と軽い喪失感、再演熱望。みんなに観て欲しいし、一回じゃもったいないです!


感想ブログを見ていたら、なんと石丸幹二さんが客席にいらしたそうです。お会いしたかった~お元気そうだったとのことで、とっても安心しました。急いで帰らなければよかったなー


モリー先生との火曜日/ミッチ・アルボム

2008-03-23 23:22:19 | 私の本棚

デトロイト・フリープレス紙のスポーツコラムニストであるミッチことミッチェル・アルボムと、難病に侵され、死を目前にした大学の恩師モリー・シュワルツ教授の交流を描いた作品です。


ずっと昔にドキュメンタリーのような番組で見て感銘を受けましたが、後にジャック・レモンがモリー先生を演じた映画が作られ、これが奇しくもジャック・レモンの遺作となったとか。この映画もみたいのですが、ドキュメンタリーのイメージが強いため、未見です。


この本が出た時に読む気まんまんで買ったのですが、積ん読になったきりで、いざ読もうとしたら見当たらず、図書館で借りました。なぜ今、モリー先生かというと、来週火曜日夜に開かれる朗読劇に行ける事になったからなんです~うれしい!ミッチは今拓哉さん、モリー先生は光枝明彦さんです。イメージにぴったり。

ライターであるミッチと社会心理学者モリー先生の授業のテーマは「人生の意味。」不自由な体で介護を受けつつも、精神はまったく曇りのないモリー先生。「希望をなくして消えていくか、それとも残された時間に最善を尽くすか。」彼は後者を選び、ミッチは死とはどういうのもか、どんなことが起きてゆくのかを目の当たりにし、最期まで静かに人生の意味について語る恩師の教えを学びます。そんな授業を受けてみたいと思いつつ、「生きていくのは大変なことだ。」と教えてくれた父の最期をだぶらせていたりもします。


朗読劇が開かれるのも火曜日。楽しみです。


ライラの冒険~黄金の羅針盤

2008-03-21 00:32:14 | 映画/DVD

ロード・オブ・ザ・リングとかナルニア国物語の流れをくんでいそうなこの作品。女の子が主役の冒険物って、結構めずらしいなあと思います。


原作も読んでおらず、ほとんど予備知識もないまま観にいきましたが、説明もちゃんとあり、オープニングのナレーションをちゃんと聞いていると、なんとなく「ああ、そうなんだ・・」とわかります。

みなしごの少女が予言によって現れた助っ人を従え、自分の出生の秘密の解明と、世界を救う旅に出るって、定型タイプとはいえやっぱりわくわくします。

私が気に入ったのは、ライラの世界では、魂が体と分離して(と、いうよりも、魂のコピーが一緒にいるという感じかな。)ダイモンという概念で動物の精霊の形をして寄り添っているとこです。子どもの時はダイモンの形が一定ではなく、心のありようによって変化します。ライラのダイモンであるパンも、蝶になったりフェレットになったり、猫になったりします。

公式HPには、「あなたのダイモンは?」というコーナーがあり、ためしにやってみたら、私のダイモンは黒猫のAraphanでした。やっぱり猫~

ライラの育ての親で、この物語の鍵を握っているらしいおじさまは、新・ジェームスボンドの方でした。動物形の精霊がひらひら姿を変えるのも、とても面白かったし、なんといっても白熊がかっこいいこと!私も白熊の背中にのって、氷原を爆走したいです!


気が強くて勇敢な女の子・小動物・白熊・魔法使い・・・と、私の好きなキャラが勢ぞろいで、とっても楽しめました。これでマントのイケメンが出てきたら言う事なし・・・?予告編では王子が!と思ったら、こちらはナルニア国のカスピアン王子でした。

三部作とのことなので、次回が待ち遠しいです。私の本当のダイモンはこの方↓です。

 


愛華みれさんお大事に・・・

2008-03-20 22:51:54 | 観劇/コンサート

ミュージカル「SEMPO~日本のシンドラー 杉原千畝物語~」で、妻役にキャスティングされていた愛華みれさんが体調不良で降板・・というニュースにびっくりしました。初日まで2週間。ぎりぎりまで頑張っちゃったのかな・・


愛華さんは、「ペテン師と詐欺師」などでも楽しくて存在感のある役を演じられて、宝塚はあまりよくわからない私でも、素敵だなーと注目していました。2月に芸術劇場で香寿さんやソニンさんと客席にいらっしゃるのをお見かけしましたが、言われてみればちょっとお元気がなかったようにも思います。東京・名古屋・神戸と公演を続けるのは並大抵なことではないし、しかたのない選択だったんでしょうね。

 

代役は森奈みはるさんだそうです。ファンサイトでは、降板に伴う先行チケットの払い戻しや、心配する声などで慌しくなっている様子。このミュージカル、肝心な主役の発表が後になったりしたし、そのキャスティングがミュージカルファンにとっては意外なものだったりしたので、またひと波乱あるんじゃないかなーなどと、いらぬ心配もしています。

ともかく、愛華さんが一日も早く回復され、また舞台で素敵なお姿が拝見できることを祈ります。


ベガーズオペラ@日生劇場1階A列下手通路脇

2008-03-18 22:51:00 | 観劇/コンサート

高嶋兄から橋本さとしさんへビーチャム交代、原田くんフィルチ役追加の初日。+MY初日。

はやく観たい気持ちと、女たらし内野さんを観たくないという頑なな気持ちが入り混じった感じでしたが、今日の舞台を観てそんなのはふっとびました。

面白い!!初演で感じた妙な拒絶反応はなくなり、内野マクヒースがすっと心の中に入ってきました。歌も素晴らしくなりましたね~稀有な演技の力と緩急自在で伸びのある歌声!すごいです。さすが努力の人。

今回のお席はおいしかった!ベガー登場の際、森さんの後ろから内野さんが登場し、気がついたらお衣装に触れておりました!もう、心の中はキャーキャー状態。この、凸な舞台の出っ張った角の席からはマクヒース様が目の前。きらきら光る汗も、ひるがえる赤いコートの風も目の前。もう、クラクラいたしましたよ。遮る物のない舞台が目の前に、頭の上に。もちろん、ステージシートの皆様はお膝にのっけてもらったり、お花をいただいたり、掃除させられたりもしてましたが、いいの。この程よい距離感が好き。


カーテンコールでは、内野さんの紹介で、橋本さんと原田くんの楽しいごあいさつがありました。きっとこの様子も東宝HPに近々アップされることでしょう。

~なんて書いていたら、色川武大さんをめぐる井上陽水さんと柳美里さんの対談番組で、鹿賀丈史さんの「麻雀放浪記」の映像が出ていて、またまたときめきました。


行ってらっしゃーい!

2008-03-16 23:44:06 | 雑感

 

次女がケアンズへ春休みのプチ留学に出発しました。
どちらかというと他力本願で甘えたちゃんの次女が「一人でオーストラリアに行きたい、この辺でいいかげんな自分を変えてみたい」と言い出した時には家族一同ぶっとびました。が、教員家庭へのホームステイ&プライベートレッスンのプランを見つけてきたので、それなら安心かもと、思いきって送り出すことにしました。


でも、心配で見送りについて来た私を尻目に一人でテキパキ搭乗手続きをして、しっかり座席のリクエストもしている姿を見て、子離れしていないのはこちらのほうだとホロリとしました。

先方は広大なお庭にプール付きの邸宅らしく、また、ご挨拶に送ったメールの返信にはとても温かいメッセージが添えてあり、きっと楽しい経験ができるんじゃないかと親も子も期待しています。
さあ、どんな自分を見つけてくるか!?がんばれー


WILDe BEAUTY ~オスカーワイルド或いは幸せの王子@博品館劇場J列下手端

2008-03-15 23:33:19 | 観劇/コンサート

「アルジャーノンに花束を」のメンバーによる新作。

「幸せの王子」「ドリアン・グレイの肖像」「サロメ」などを次々と世に出したオスカー・ワイルドの人生の回想という形をとったミュージカルでした。主演の浦井君の老いた時代は宮川浩さんが演じています。宮川さん、少しやせたかな?人生に絶望し、ただ死を待つ日々・・(46歳なのに!?)


D&Dの森新吾さんなどもご出演で、ダンスもたくさんあり、それぞれの役者さんのソロも聴き応えがありました。浦井君も膨大な台詞、難曲をしっかりこなして貫禄十分。


・・・・・なのですが、う~ん・・一回じゃあ無理なのか、どうもお話に入っていけませんでした。そもそも、(私が知らないだけなのかもですが)スキャンダラスで耽美的というワイルドの私生活について全くわかっていないので、イメージがつかめないんですね。なので、浦井くんが熱演すればするほど違和感が大きくなって最後まで「なんだかな~。」でした。ラスト近くの熱唱、素晴らしかったのですが、何に対する絶望を歌に乗せているのかが、私にはうまくつかめませんでした。


切り裂きジャックとか、サロメに愛され首をとられたヨカナーンとか、プリンス・オブ・ウェールズとかブラム・ストーカーとかもエピソードとして出されるのですが、盛り込みすぎて整理がいまいちな感じがしました。それと、小田島クリスティンさんが、どうも妹のイメージのような感じで登場するのですが、サロメと同じ動きをしたりして、お話の中でどういうポジションなのかよくわかりませんでした。サロメは必見でしたけど。浦井くんて、ほっそりしたイメージですが、(マイ・フェアの頃はプックリでしたが)今回結構体作ってきた感じでしたわ。


晩年のワイルドに対して「尾羽打ち枯らす・・」なんていう台詞が使われていましたが、若い人にはわかるかな?ちょっと意外な台詞回しもありました。「幸せの王子」か、「ドリアン・グレイ」そのものが観たかったかも。


花粉に完敗・・・

2008-03-13 23:25:59 | 雑感

今期はずいぶん早くから薬を飲み、準備していたはずだというのに、この数日の暖かさにスギの花粉が爆発的に飛んだせいか、目がかゆいかゆい!洗眼液だの市販の目薬だので対応していましたが、ついに今朝はまぶたがボンドでひっついたようになり、長い(!?)まつげを一本ずつはがすようにしてやっと目が開きました。


こりゃダメだ!と、速攻眼科に駆け込み、ステロイド入りの目薬をもらいました。洗眼液は、洗う時に目の周りについた花粉が流れ込んじゃうんですよ!とドクターに言われ、そ・・そうか~と、妙に納得しました。上を向いて洗うタイプも、下向いてピュッピュッと洗うのもだめか・・・一瞬、かゆみがとれて気持ちいいんですけどね。さて、明日の朝は目があくでしょうか。


貧乏男子 最終回

2008-03-11 23:32:38 | テレビ番組

毎週楽しみにみていた貧乏男子。小栗君が明るく楽しく演じていました。ユースケ・サンタマリアさん扮するオムオムさんの無理難題にも負けず(先週、オムオムさんの暗い過去についてのエピソードがあったらしいのに、そこだけ見逃してしまいました。誰か教えて!オムオムさんの悲しい過去って何だったの!?)、多額の借金にも負けず、あまりの能天気さにありえな~い!!といいながらも、本当に打たれ強い人って、案外あんな風かも・・・と思ったりして。

我が家が以前住んでいたマンションの営業マンもあんな感じで、ひやかしのつもりが気が付いたら人の良さを信じて契約しちゃってたという感じでした。営業向きの人って、天性のものがあるようです。

・・・さて、全然営業向けではなく、管理部門一筋のわが夫、どうやら昇進を餌に地方勤務の打診をされたらしく、ちょっと落ち込み気味。勤め人のサダメとはいえ、ハムレットの心境のようです。がんばれ父ちゃん!


魔笛

2008-03-09 22:36:01 | 映画/DVD

朝、起きたら目がかゆいかゆい!鼻水も・・・

カンペキな花粉症の症状のオンパレード。気をつけていてもだめでした。今年も花粉地獄か・・・・


と、いうことで、本日はおとなしくうちでDVD鑑賞にしました。先日のエスコルタ行で三月うさぎさんにすすめられた、ケネス・ブラナーの「魔笛」です。「モーツアルト!」で夜の女王が吉野さんのシカネーダー扮するパパゲーノとならんで歌い上げる超絶技巧のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」をちゃんと「魔笛」で聴いてみたいと思っていました。すごい歌詞。。。


この映画は、中世の神話的世界から現実の第一次大戦前夜のヨーロッパへと舞台を変えていますが、オペラの形をとっており、CGがとっても効果的で素敵なファンタジーになっていて、わくわくしながら観ました。途中で善が悪に、悪が善にかわるところがちょっと意外ではありましたが、お話のテンポも軽快で楽しかったです。時々現れる3人の男の子(実は天使)の中に、マーク・レスターにそっくりな子がいました。どこまでも広がる美しい草原は、同じケネス・ブラナーの「から騒ぎ」を思わせました。あの映画も完璧なシェイクスピア世界でした。(当時はキアヌ・リーヴスをガン見してましたが。)


タミーノ、パミーナ、パパゲーノ、パパゲーナなどなど、登場人物の名前が似ていて混乱してましたが、この映画をみてやっとお話がわかりました。初演では夜の女王をモーツァルトの義理のお姉さんが演じたそうです。と、いうことはコンスタンツェのお姉さん?

ミュージカル・オペラ座の怪人も魔笛もスィーニートッドも舞台そのままの構成で映画化されているようですね。この調子でレ・ミゼラブルやエリザベートもミュージカル映画になればいいのに。


グーグーだって猫である/大島弓子

2008-03-09 00:18:06 | 

「綿の国星」など、昔からふわっとした素敵な漫画をお描きになっている大島弓子さんの猫マンガです。

猫マンガブームだし、秀作駄作いろいろありますが、(こなみかなたさんの作品はイチオシ!)この「グーグーだって猫である」は、癌と戦いながら3匹の猫とすごす日々を大島さんならではの優しいタッチで描いています。

今日は2巻を読んでみましたが、3匹目の猫ちゃんを公園で見つけ、ともに暮らすようになるまでのエピソードに泣かされました。

この3匹目の猫ちゃんはダニがついたひどい疥癬で、公園のホームレスのおじさんが、首にひもをつけ、ブリーフケースに突っ込んで放り投げるところを大島さんが偶然見つけます。

皮膚病でボロボロの上に目が不自由で、誰にも拾われなかった猫ちゃん。大島さんはホームレスさんからひきとって一生懸命世話をします。

最初は虐待されていたと思っていたその猫が人間に対して少しも怯えを持たず後追いをする姿を見て、彼女は思います。ひもをつけていたのは、目が不自由な猫が迷ってどこかへいかないようにだったのかも。ケースにいれたのは、少しでも寒さから守るためだったのかも。実際ホームレスさんは、疥癬がうつっても自分の胸元に入れて暖めてやったりしていた。。。


ホームレスさんの真意はわからないにしても、猫に対する優しいまなざしと深い愛情は、大島弓子さんのマンガそのものだなあと思いました。近々小泉今日子さん主演で映画化されるらしいので、ちょっと注目したいと思います。


先入観

2008-03-07 23:44:36 | 

小雨がぱらつく夜道を帰ると、いつもチャメのところに遊びに来る美猫・礼子ちゃんの彼氏・ボスがよったらよったら歩いていました。


ふと、そのおなかに目をやると・・!!!・・・え???ボスのおなかって・・・赤ちゃん???そのおなかの膨らみ方は、明らかにただのメタボとちがう!妊娠?!んじゃ、礼子ちゃんは男でボスが女?!○△×♂♀★??

う~ん・・・そういえば、別に礼子ちゃんが女の子だと確認したわけでもなく、ただ春先になるとやけにチャメのところにきてじーっと見つめたり、「うふん。。」としなをつくったりしてたので、てっきり♀と思いこんでいたのでした。そして、そんな時、決まってボスが「おい!!」って感じでやってきて、さっさと行こうぜ、いいかげんにしろよ。。という流し目で連れて行ってしまうので、旦那さんかとばっかり思っていたのでした。2匹はいつも一緒だし。

 

・・・・そっかあ・・若くて美しい♂猫とガッチリした年配のおばさん猫っていう組み合わせもありなんだ。先入観というのは恐ろしいものです。生まれてくるBabyちゃんに幸多かれ。一匹欲しいかも。