pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ありがとう、さよなら

2012-10-30 20:44:13 | 私の好きなもの

ご近所の大好きなケーキ屋さん、 Patisserie1,2,3 (an,dewx,trois)が明日で閉店してしまうので、仕事帰りに立ち寄ってみました。みんな思うところは一緒なのか、お店にはお客さんがいっぱいで、ケーキも数えるほどしか残っていませんでした。でも、ここのケーキはどれもおいしいので満足です。チョコのケーキはずいぶん前(20年以上かも)に開店した当時からありました。

子どもたちの誕生日、クリスマス、父の日、義父の90のお祝いで伊豆に運んだこともあったなあ・・・何度ここでケーキを注文したかわからないほど。チョコデコケーキはもう絶品で、あんな美味しいバタークリームのケーキはほかで食べたことがないほどです。

いつも笑顔で丁寧に接客してくださったご主人に、「ここがなくなったら、私はどこでケーキを買ったらいいのかわかりません」とつい言ってしまったら、「それをおっしゃられるのが一番つらいです。。」と。これからは工場長の方が別の名前のお店として開店するそうです。「世代交代です。」と寂しそうな微笑を見せたご主人。そして、「長い間、本当にありがとうございました」と深々と頭をさげて見送ってくださいました。

こちらこそ、本当にありがとうございました。あのケーキの味、いつまでも忘れません。

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ジェーン・エア@日生劇場1階L列センター

2012-10-26 22:23:28 | 観劇/コンサート

【出演者】松たか子、橋本さとし、寿ひずる、旺なつき、阿知波悟美、山崎直子、辛島小恵、小西遼生、福井貴一、壤晴彦 ほか
【脚本・作詞・演出】ジョン・ケアード  作曲・作詞:ポール・ゴードン
【原作】シャーロット・ブロンテ

2009年の初演舞台から3年。しばらく迷いながらも行けるチャンスができたので日生へ。3月のジキル&ハイド以来だなあ・・・

客席に入ると荒涼としたイングランドの荒野。照明の美しさにもう、お話に引き込まれていく感じです。それよりも美しかったのはやっぱり松さん。

悲惨な状況にあってもいつも前向きで、でもどこか脆い部分も抱えた心優しく強いジェーン・エアをまっすぐに演じていました。

「愛すること」「信じること」「許すこと」

キリスト教精神に強く支えられたこの物語。押しつぶされそうな逆境から再生する「人の強さ」が印象的な舞台でした。

たぶん、東日本大震災の前と後ではこの作品に触れた時、心に響くものが違っただろうなあ。。。と思いました。

 

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あったかいにゃん。

2012-10-23 21:42:21 | 

午前中はそうでもなかったのにいきなり荒天になり、寒くなってきました。明日はこの秋一番の寒さになるとか。

我が家も今夜は豆乳ごま鍋をいただきました。仕事でちょっと行き詰っていた次女も、鍋で心まであったまったようです。
いろいろあるけど、親は見守るっきゃないですねえ。。。特別なことしないで見守れってのにケーキを買ってきた夫に苦笑いしながらも、家族はいいもんだとしみじみ思います。

先日いただいたご祝儀で、ちゃめにお帽子を買いました。(たぶんたぶん迷惑だとおもう)

・・・・が、しかし、細かいことは気にしない大人なちゃめは、みんなの写メ攻撃に律儀にカメラ目線を送ってくれました。

耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶちゃめのこの態度こそ、愛される理由なのでした。

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ご祝儀

2012-10-16 22:30:14 | 

ちゃめが我が家の大切な家族になってはや7年がたちます。

ほろよい気分の父さんとあそんでるな~と思ったら、ご祝儀もらってました。

おいしいの買ってあげるからね

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ツナグ@ユナイテッドシネマ

2012-10-13 15:14:20 | 映画/DVD

ずっと気になっていた「ツナグ」を朝イチで観てきました。近所の映画館なんで休日早い時間に映画みちゃうと午後ゆったりできますね

原作の最初のエピソード「アイドルの心得」はカットされていたものの、ほぼ辻村氏の原作に忠実でした。役者さんも、主人公の歩美・松坂桃李くんをはじめとして祖母の樹木希林さん、その兄の仲代達矢さん、3つのエピソードに出てくる八千草薫さん、遠藤憲一さん、などのベテラン勢がしっかりと脇を固めて見応えがありました。特に樹木希林さん。この方はすごいです。この一見ありえない物語を、もしかしたらありかも。。と思わせてしまう力を感じました。歩美くんとの食事のひとつひとつ、家の中の家具の配置までが丁寧に描かれていて、明日の朝食はあんな感じにしたいなあと思いました。歩美くんの亡きご両親とのシーン(別所哲也さんと本上まなみさん)に出てきた卵焼きおにぎりも食べてみたいです。エンドロールを見たらちゃんとフード・コーディネーターがついているんですね。この生業のためにかけがえのない優しい両親を失った歩美くんを祖母がどんなに大事に育てたかを感じさせました。松坂くんがまたそういう役にぴたりとはまっていました。清潔感と誠実さ。心の奥に持つ悲しみを強さに変え、きちんと成長していくさまがちゃんと描かれて秀逸でした。なんか、SPの岡田くんに通じるものを感じました。

ツナグが死者と依頼人を会わせる品川の高級ホテル「バンドホテル」は、見たことがあると思ったら、やはり横浜のニューグランドでした。マッカーサールームもある由緒あるホテルですね。家族で新館に泊まったことがありますが、この旧館の内装は本当に素晴らしいものでした。「横浜バンドホテル」というホテル(今はないかも)は実在して、五木ひろしさんの「横浜たそがれ」♪の曲の舞台になったらしいです。こちらは外観しかみていませんが「マドロスさん」が似合いそうなホテルでした。

さて、この映画、原作にはなかった「詩」が心に残りました。歩美くんと祖母が「ツナグ」の伝承に向かう山道で朗読します。

東京イグナチオ教会の主任を務めたイエズス会のヘルマン・ホイベルス神父が「人生の秋に(春秋社刊)」という書の中で紹介しているそうです。

最上のわざ    

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役たたずとも、
親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、
真にえらい仕事。

こうして何もできなくなれば、
それを謙虚に承諾するのだ。

神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。
手は何もできない。
けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。

すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。

ヘルマン・ホルベルスの「人生の秋より」

・・・・・・・そのように、生きたいものです。

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リチャード三世@新国立中劇場11列下手

2012-10-08 20:01:16 | シェイクスピア

作◇ウィリアム・シェイクスピア
翻訳◇小田島雄志 
演出◇鵜山仁
出演◇岡本健一 中嶋朋子 浦井健治 今井朋彦 城全能成 他

あらすじ◆三十年にわたる薔薇戦争を勝ち抜き王位についたヨーク家のエドワード四世。その弟、グロスター公リチャードは王位を狙い、次々と優位な継承者を破滅させ、対立する貴族たちを処刑、ロンドン市民たちの支持を得、ついにリチャード三世として即位する。
が、絶頂期は長くは続かない。造反貴族たちがヘンリー五世の孫リッチモンド伯ヘンリー・チューダーの元に集結し反旗を翻す。反乱軍を率いたリッチモンドと王リチャードはボズワースの平原で激しく戦いを繰り広げ、リチャードは壮絶な最期を遂げる。(公式HP)


 

3年前の秋の『ヘンリー六世』三部作全三部9時間上演は、その長さに耐える自信がなく、タイトルロールが浦井くんだったにもかかわらずついに観に行きませんでした(もちろん、同じ理由で蜷川9時間コースト・オブ・ユートピアも)今回はその続編にあたるということで、ヘンリー六世以降この作品の上演を心待ちにしていた人々とはたぶん違うテンションでの観劇だったと思います。なぜって、岡本健一さん、中島朋子さんをはじめヘンリー・・に出演したキャストがほぼそのままご出演だったらしいですから。・・・が、そんなおいてきぼり感に負けず楽しんできました。

今回は、10列が最前列のため、前から2番目のほぼ最下手。舞台は赤茶色の荒野。目の前には傾いた椅子。この椅子の前に死んだ王の遺骸や、ヘスティング卿の生首などが最後まで置きっぱなし・・・正直かなりグロかったです。特に王の遺骸・・・2幕でリッチモンド伯ヘンリー(浦井くん)が目の前を何度も通るのは嬉しかったんですが、遺骸はかんべんしてほしかったです。。。

それはおいといて、男闘呼組時代はなんだか好きなタイプではなかった岡本健一さんが、リチャード三世の非道ぶり、小心ぶり、悪を悪と思わぬ怪人ぶりを存分に見せてくれるのに感動しました。醜く生まれ、母にも疎まれ、都合の悪い人物は子供といえども容赦なく潰し、挙句の果ては「絶望の中で死ね」と連呼される救いようのない王・・・前半は物凄い力でブルドーザーのように邪魔者を冷徹に排除しながらずんずんと前進し、王となってからは自分の存在をおびやかされるのではという怯えから狂気に走る。このへんの変質っぷりがすごい。

お目当てのリッチモンド伯(浦井くん)は最後の30分くらい(?)なとこで登場(本当は1幕終わりころに全く別の役でちょろっと出演してますので見つけてね)して、この舞台のいいとこ全部かっさらっていきます。フォーティンブラス@ハムレットよりもっと美味しい。なにせ、最後の戦い前夜、亡霊が次から次へと出現して、リチャード三世には「絶望の中で死ね!」リッチモンド伯には「生きて栄えよ!」と連呼ですから。出陣の演説も対照的。あんなの聴いたらみんなリッチモンドについて行きます。

今井朋彦さんは、エドワード四世と、その二人の幼い息子担当ですが、息子ちゃんたちはパペットで登場。今井さんの朗々とした声の強さに魅了されまくりでした。息子・エドワード五世とヨーク公の残酷な運命とその表現には胸がしめつけられました。

鵜山仁さんの演出はわかりやすかったのですが、登場人物の名前がやっぱりなーエドワードやエリザベスやジョージが複数でてきたりして・・・次回蜷川「ヘンリー四世」までにちょっと予習しとかなきゃと思ったりしました。

一幕なんと二時間。20分休憩のあと二幕は一時間二〇分。結構ハードな舞台でした。

終演後、おばさまたちが「最後の方にでてきたあの若い王子やった人、かっこいいいいわね!誰かしら!」と盛り上がっていました。
「歌って踊れてシェイクスピアもこなす浦井王子です」と教えてあげたかったかも。

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さいたま女子会@浦和ロイヤルパインズホテル彩湖

2012-10-06 22:35:21 | 私の好きなもの

毎年恒例になっている大学時代のサークル仲間の女子会今年は浦和ロイヤルパインズの18階にある中華料理「彩湖」のスペシャルランチ彩虹をいただきました。

メニューはこんなかんじ

・山海の幸と地産サラダヒアルロン酸入り自家製豆腐とサーモン添え
・鮑と鮑茸のオイスターソース煮込み松茸の香り 蒸しパン添え
・やわらかジューシー豚フィレ肉の健康黒酢酢豚 根菜添え
・ぷりぷりっとした海老と花切りいかのまろやかチリソース煮
・ 牛そぼろ肉とレタス入りお粥
・マンゴープリン

写真右の飲み物は、ピンクリボンにちなんだアルコールフリーのカクテルです。お料理もとても綺麗で美味しかった!半個室の窓からは遠く新幹線や外環道、晴れていれば富士山まで見通せる素敵なレストランでした

仕事の話、介護の話、懐かしい合宿エピソードなどなど、途中でトップラウンジに場所を変えてエンドレスのおしゃべりを楽しみました。友人が、窓辺にいた外国人が誰かに似てる・・・・と気づき、よくよく思い出してみると、アイススケートで安藤美姫ちゃんや高橋大輔くんの指導をしていたイケメン外人コーチ

まさかと思いましたが、帰宅してテレビをつけると今日、さいたまスーパーアリーナで大会があったんですね。もしかしたら選手にも会えたのかも。。。

また一年後、みんな元気で会いましょう!

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