pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

タイタニック・ザ・ミュージカル!

2006-07-31 23:36:53 | 観劇/コンサート

3月うさぎさん情報。

タイタニック・ザ・ミュージカル

日程:2007/1/15~2/4
会場:東京国際フォーラム
演出:グレン・ウォルフォード
出演:松岡充、鈴木綜馬、岡幸二郎、岡田浩輝、浦井健治、藤木孝、
    宝田明、紫吹淳、諏訪マリー、森口博子、浜畑賢吉、大澄賢也
    光枝明彦

ですって!すごいキャストだ!またがんばってチケとりですね。
浦井君がこのものすごいキャストの中に飲み込まれませんように。
ちなみにお話はデカプリオの映画とは違うそうで、主役はタイタニック号の設計者(松岡くん)とのことです。ケイトが海上で凍死したデカプリオを海に蹴り落として生き延びるとこ、好きだったけどなあ・・・
    

 


パイレーツ・オブ・カリビアン/ デッドマンズ・チェスト

2006-07-29 01:13:22 | 映画/DVD

         待ってましたキャプテン・ジャック・スパロウ

わくわくしながら待っていた、パイレーツ第2弾!キャプテン・ジャックスパロウが登場した時には、大向こうさんのように「いよ!待ってました!」と、叫びたくなりました。この作品、だーーーーいすき!血わき、肉おどっちゃいます!ぷるんぷるん

なんというのか、この、キャプテンジョニー・デップがすぐ裏切っちゃうとこが好き。キーラ・ナイトレイが強~いとこが好き。オーランド・ブルームが、めちゃくちゃ善人なとこが好き。痛快活劇とは、この作品のためにあるようなものです。

今回は、行方不明だったウィル・ターナーのパパとの悲しい再会など、涙なくしては語れないエピソードなどもありけっこうウルウルもしました。一作目でキーラに振られた提督(ジャック・ダペンポート)の落ちぶれかげんも見ものです。この方「リプリー」で、ピーターという、すごくすごく素敵な役だったのになー

エンドロールが始まっても、決して立ってはなりませんよ。最後の最後に、みんなが気になったあの方の運命が・・・・お・た・の・し・み

映画には、絶対映画館の大きいスクリーンで観たほうがいいものと、DVDでたくさんなものがありますが、この作品は、ぜーーったいスクリーンでみましょう!


風間杜夫ひとり芝居/新橋演舞場

2006-07-28 00:14:50 | 観劇/コンサート

「カラオケマン」「旅の空」「一人」の、3部作一挙公演をみてきました。
風間杜夫さんの舞台は、ずいぶん昔に六本木の倉庫のような会場で蟹江敬三さんたちと一緒にでていらっしゃるのを見たきりです。テレビでは静かで知的な役が多いですが、舞台では「鎌田行進曲」の銀ちゃんのノリで、きらきらとしたオーラのある役者さん。深みのある声が特に好き。最近は新劇の舞台が多いですね。その昔は大竹まことさんと一緒にすんでいたとか・・・

しよっぱなから三波春夫ばりのラメの着流しで演歌・・・なにせカラオケマンですから。ちょっと引きましたが、滑舌のよさと演技の確かさでグイグイひっぱっていかれちゃいました。ひとり芝居なのに、見えない相手が本当にそこにいるようです。家族や、上司や、不倫相手やお母さん、とおりすがりのおばあさん・・・途中30分の休憩をはさんで3時間の熱演でした。ちりばめられたアドリブも楽しい!「滑舌のいい女優といえば・・・まてまて、ここは演舞場だぜ!誰がきてるかわかんないだろ!」「拘置所から細くなって出てきたホリエモンみたいだっていわれるんだよなー」などなど。本当。似てるかも。

お話は、接待カラオケで世の中を渡っているつもりの団塊の営業マンが、不倫の発覚で妻に離婚されそうになり、サウナでリラックスしようと水風呂に入ったら記憶喪失になり、そのまま失踪、最後は田舎芝居の役者になり、息子との再会で記憶を取り戻すというお話。お父さんたちがみたら、きっと身につまされるだろうなー

風間さん自身、団塊の世代、全共闘世代なんですよねー。。。最後のご挨拶で、「こんなに長い時間やっちゃって疲れてると思うでしょう?それが疲れてなんですよー」本当に演じることが大好きなんだなーと思いました。そういう役者さんの舞台を見ることができるのは、本当に幸せなことです。内野さんにも、ぜひやってほしいなあ・・ひとり芝居。

8月に三越劇場「鶴八鶴次郎」で共演なさる波乃九里子さんをお見かけしました。きれいでした~


変なお天気・・・・

2006-07-27 00:31:47 | 雑感

昨日はかんかんでりで猛暑だったのに、今日はまた曇り空に逆戻り。8月になっちゃうのに、関東地方の梅雨明けはまだかな・・・

私の仕事は夏休みが超多忙なので、以前は夏がものすごく長く感じたものですが、最近は普通の時間の流れに感じるようになりました。「一生懸命」を失いつつあるのかなートシかなーそして、どこへ行っても空調が効いているせいか、季節をそれほど感じなくなったようにも思います。暑いのは外へ出ているときくらいだしね。

生ビールでもくわっと飲んで、「プハーっ」って言ってみたいけどお酒飲めないしさ

おーつまんない。


ン・ダグバ・ゼバ

2006-07-26 00:50:00 | 私の好きなもの

                これがン・ダグバ・ゼバ

観ました!仮面ライダークウガ!浦井君、オダジョ、葛山さんまでご出演だったんですね~

浦井君は、「白い服の男」実はン・ダグバ・ゼバという、最終的に一番悪い0号の役です。「究極の闇をはじめるよぉ」「どうしたの?もっと強くなって、僕を笑顔にしてよぉ」などど、官能的につぶやきますあ、あと、「ゴソゴソチャソグバガ」って言ってたなー
なんのこっちゃ

なんか、よくわからないストーリーですが、オダジョと雪の上で血だらけになるまで殴り合いしているところで夫が帰ってきて、「CAとお呼び!」を見ようと誘うので、そこまでにしました。浦井君はまだ黒い髪、黒いまゆ、あどけないと言ってもいい少年ぽさでした。最後どうなるのかなーオダジョに負けて、「改心します。トランシルバニアでプロフェッサー・アプロンシウスの助手になります。」と旅立つか、「実はオーストリアの皇太子なんです」と告白するか、「本当はシンデレラを探しに来た王子なんです」とか言っちゃわないですね、やはり。

ところで、「CAとお呼び!」では、谷原章介さんがパイロットでご出演。夫は「なんかかっこいい奴だな」と。「そうねーよく出るよね、このひと。なんていう人?」としらばっくれる私でした。ドラマでは、カラオケで「学園天国」歌ってましたなんか、またヒイキがふえちゃった「あわれ彼女は娼婦」のサイド・ストーリー、貴族ソランゾの物語やってください!蜷川さま。


ダンス・オブ・ヴァンパイア/マチネ/帝劇1階P列下手サブセンター

2006-07-25 00:23:52 | 観劇/コンサート

            終演後。ロビーのお写真に変化が!

今日は3月うさぎさんとヴァンパイア。唯一の下手です。クロロック伯爵がゆっくりと通路を歩くのも、ヴァンパイアたちが舞台から客席に流れだすのも壮観でした。全体を楽しみたいなら後方やや下手より、ごひいきの役者さんの表情を楽しみたいなら、やはり前方。今回は2階席でみていませんが、床の照明はどんなだったんでしょう?

吉野ヘルベルトの本日のタトゥは、クモでした。日替わりなんでしょうか?
今日もエロ美しかったです浦井くんはどんどん良くなる。山口伯爵は今日も圧倒的な歌唱力。山口祐一郎歌謡ショーといわれてもいい。独演会といわれてもいい。胸にずずーーんとくる歌の力はさすがのひと言です。・・・3月うさぎさんは、サラの入浴シーンに伯爵が上空から迫ってくるところで爆笑してましたが、笑うとこじゃないぞコラ!駒田クコール、今日はお城のシーンで伯爵にしつこーーく頭突きしかし駒田さんにやっぱり一曲歌ってほしかったですねー

帰りに、思わず浦井君ご出演の「仮面ライダークゥガ」のDVD借りてしまいました。4歳くらいの男の子が立ちはだかっていたので、「ごめんね、ちょっと見せてね。」と声をかけると、「おばちゃん、こっちのがかっちょいいよ」と、最新の仮面ライダーなんとか(おぼえられなかった)をすすめてくれました。いいのよ、ライダーみるんじゃないから。変な名前の怪人浦井君みたいだけなの


ウッチー結婚式!?

2006-07-24 00:40:30 | 雑感

ネットのニュースを見ていたら、

ウッチー結婚式に侵入者…週刊誌記者を警察に連行
幸せウッチー厳戒披露宴…200人門出祝う
ウッチー披露宴 会場外は“大騒動”
ウッチーが挙式・披露宴、パトカーも出動
ウッチー「厳戒」結婚式

ええっこ・・公式HPにも出てないのに挙式・・・と、びっくりしていたら、続いて

ウッチー婚約 フジ寿退社へ・・・・へ?

フジ内田恭子アナが結婚、3月退社。・・・そ・・そうか

なーんだー・・・でも、メタルマクベスも終わったし、7月に結婚と言ったらもうあと数日ですよね。素敵だろうなあ・・・一路さんと内野さんの晴れ姿。最後のダンスはやっぱり「俺のもの」でしたね、内野さん

 


井上芳雄LIVE2006/東京グローブ座/1階最前列ど真ん中

2006-07-23 23:58:05 | 観劇/コンサート

                          How do you keep the music playig?

30日の千秋楽に行く予定だった井上芳雄君のコンサートでしたが、急遽「今日の1階最前列のセンター、それもど真ん中があるんですが、取り替えてもらえませんか?」というお申し出があり、またまた『周りの迷惑かえりみず、早い決断、即実行!』の虫が疼きだし、「12時決断の13時30分新大久保待ち合わせ」という暴挙に出ました

東京グローブ座のある新大久保界隈は、我が家から30分以内、とは言え私にとって未知の街。なんか怖いことがありませんように・・・なーんて心配もありましたが、なんの、私みたいなおばさんやお姉さんたちが、砂糖にむらがるアリンコのように、グローブ座まで行列を作っていました。ハングル語や中国語の看板を両脇に見ながら進んでいくと、女性好みの美しい佇まいの東京グローブ座がそうか、ここはジャニの殿堂でもあったのね。

さて、コンサート。井上君のコンサートは初回から観ていますので、これで3回目。一路さんとのDIVAを入れると4回目ですが、初回に芸大の卒業証書もって登場した時(それがまた可愛かった)と比べ、島健さん(島田歌穂さんのご主人)が音楽監督で参加していることもあってか、格段に広がりのあるものになっていました。オープニングはHow do you keep the music playig?で井上君登場。本当に目の前。爪の中の白い赤ちゃん爪まで見えるこの曲は、「ずっとずっと一緒にいよう」という感じの歌詞で、前夜に久しぶりの夫婦喧嘩をして、今日のお昼に【とんでん特製うなぎのひつまぶし・・土用丑の日でしたので。】で仲直りしたばかりの私には、本当に心臓にバコーーーン!と入ってしまい、涙が止まらなくなってしまいました。ごめんなさい。あなた

1幕目はミュージカルナンバー。ミーマイ、ファンタスティック、モーツァルト!などの他、メリーポピンズのメドレー、サウンド・オブ・ミュージックから、大好きなMy favorite thingsなども。

2幕目は国内外のポピュラーを集めて、夜空ノムコウや直太郎さんの「さくら」、なつかしいMr.Bojanglesや、Alone Againなども。

井上くんは、やっぱりリズムを刻むような曲より、歌い上げる曲で本領発揮ですね。芸大でイタリア歌曲やってたんだもの。そして今回初公開のMother。これすごい。包み込むような母性を感じる歌。マザコンの歌じゃなく、もっともっと大きな愛の歌でした。これと、このコンサートのサブタイトルでもあるHow do you keep the music playig?を最後にもう一度歌ってくれた時には、私は号泣状態でした。アンコールは井上君の弾き語りでCatsから「メモリー」井上君がミュージカル俳優になろうと思うきっかけになった曲ですね。

今回は徹底的に歌にこだわったコンサート、と、いいつつも、ダンスもたくさん披露してくれたし、何より曲によってその中に入り込み、そのキャストになりきってしまう、井上君の表情がすごかったです。歌の抜群に上手い役者であり、かつ役になりきれる極上の歌い手であるんだなー

井上君の歌には、不思議な力があると思います。コンサートに来ると、いつも心を洗濯してもらった澄んだ気持ちになります。「私、いままで悪いおばさんでした。もう意地悪しません人を妬んだり、陥れたり、利用したり嘘ついたりしません。」・・・と、今日も心に誓ってしまったのでした。・・・一瞬だけど。新大久保の駅までだけど。特に本日私の衝動的行動のためにご迷惑をおかけした複数の皆様。本当にごめんなさいご協力ありがとうございました


あわれ彼女は娼婦/シアターコクーン/マチネ1階P列(相当ネタバレ)

2006-07-22 00:54:30 | 観劇/コンサート

              ジョン・フォード*作/蜷川幸雄*演出

ジョン・フォードと聞いて、映画監督と勘違いした私はなんとなく敬遠していましたが、シェイクスピアの時代の劇作家で、このお話も中世イタリアを舞台にしていると聞き、さっそく観てきました。

舞台はパティオのような作り。血を思わせる赤い糸がたくさん下がっています。幕開けは真っ白な馬に、ジョバンニ(三上博史)がもたれかかり、妹への愛を独白している場面から始まります。美しい始まり。し・・・しかし、だめだーこの話。わたし的には全然感情移入できない身勝手な情熱で妹を孕ませた兄(三上さん)が、近親相姦の罪を隠すために妹と結婚させた貴族ソランゾ(谷原章介さん)にその事実を知られ、命を奪われそうになると、今度は半狂乱になって妹のベッドを襲い、彼女を殺して心臓をえぐりとり・・・・

なんちゅうかこの結末、タイタス・アンドロニカスにそっくり。でも、もっと血みどろの上にグロテスク。最後までジョバンニは身勝手そのもの。

でも、谷原章介さんと深津さん、素敵でした谷原さんはセリフの歯切れがよくて舞台映えします。蜷川作品ははじめてとのことですが、シェイクスピアでも十分いけそう。エンジ色のベルベットのマント、貴族の衣装、どれもぴったりでしたが、特にアナベラ(深津さん)との結婚式のシーンはため息ものでした。本当に愛し合ってはいないけれどね。深津さん、ほんとうに美しいだからこそ、お腹の子が他の男の子どもと知って責められ、ののしられ、大喧嘩になるシーンに迫力がありました。ソランゾの取り乱し方、凄かった!アナベラの心の強さも!だからこそ、ジョバンニの身勝手さがよけい頭にきます。

大好きな高橋洋さん登場した時は、「ええっなんでここに『元きよし』が」とびっくりするほどメタル・マクベスで「七光り三度笠」歌ってた森山未来君にそっくりなヘアスタイル、そっくりな衣装!(色違いですけど)この暗~いお話の中で洋さんは、ひとり笑いをとる道化っぽい馬鹿息子の役で、舞台を縦横に走り抜けたり、バレエを踊ったり、ひんぱんにコケたり、すごい運動量でした。しかし、彼もソランゾと間違われて殺されてしまいます。

客席には、蜷川さんの舞台に常連の大石継太さんがいました。ロビーには小出恵介君も。まあ、注目の舞台ではあるのでしょう。好き嫌いがはっきりしそうだけれど。ロビーには、舞台写真のパネルが飾られていました。ポスターは全裸の三上ジョバンニが深津アナベラに抱きついている衝撃的なものですが、私はこちらのパネルのお写真のほうがすっといいのになーと思いました。このパネル、みなさん携帯で撮ってましたので、私も2ショット写してきました。谷原さん、ちょっと丸顔に写っちゃいましたが、実物はもーーーーっと素敵でした


ダンス・オブ・ヴァンパイア/マチネ/帝劇1階C列ど真ん中!

2006-07-21 20:54:54 | 観劇/コンサート

DOVは今回ほとんど後方席ばかりでげっそりしていましたが、ダメもとでいろいろあたっていたところ、ものすごく幸運なことに、このような超良席をお譲りいただくことができました!一度はあきらめたものの、せっかくとっておいた休暇をそのままにしておいたのも幸いしました。本当に本当にありがとうございましたあ!

なんといっても3列目のど真ん中。帝劇の座席の配置替えの効果はばっちり。私の前には、最前列の方の頭がちょこっと見えるだけです。しかも、前方の方々は皆小柄。これほどのラッキーはありません。すべてがこの目線のためにつくられているかのように、何もかも効果的に見えます。サラのお風呂の背後上空から現れる伯爵も、本当にこう、ぐわーっと迫ってくるし。もう、舞台の中にいるみたい。浦井くんも伯爵も市村教授も圭吾さんも、私の目の前で歌ってくれるし、この味を知っちゃうとぬけられませんよ~

前回で多少の予習はできていたので、クロロック伯爵の登場シーンもばっちり見ました。伯爵は、意外と厳しい表情で通路をまっすぐに静かに歩いていらっしゃいました。
浦井君も、初日よりぐっと歌も演技もこなれた感じ。そして、結構オケピの近くや舞台袖などで後方からは見えない小芝居をしているのがわかりました。やっぱり前方席はおいしいです。そして本日の極めつけ伯爵が、一幕最後のソロ、ロングトーンの後、照明が消える直前に、なんと寄り目したんです「寄り目しましたよね!今、山口さん、寄り目してましたよね!」と、左隣の見ず知らずの方と、きゃーきゃー興奮してしまいました。チケットお譲りくださった右隣の方も、「前回はしてませんでしたよ~」と。・・ということは、今日だけなのかなーわー得した気分!

前回は幕間にトイレダッシュしたので駒田クコールさんが舞台をお掃除しているというのに全然気づきませんでしたが、今日はしっかり見てきました。駒田さんはフーフーいいながらうちわで舞台を掃き、「クコールがんばって!」とか、「はじめちゃーん!」とか声をかけられるたび、クコールらしく反応し、最後はヘッドホン取り出して歌いながら退場。これを見終わってからトイレに立った方はリピーターですね。きっと。

DOVで最も楽しみにしている圭吾ヘルベルトは、例のシーンで、太ももにバラ?のタトゥーをしていました!ところどころで浦井君にすりすりしてたなー圭吾さんは本当にぶっとんだ役が似合う上に、ダンスがきれい!うっとりです。ダンスといえば、悪夢の場面でアルフレートの化身を踊っている東山竜彦さんも、ものすごくきれいでした、ヴァンパイアに襲われて倒れてからも、ずっと表情をつくっていて、ヴァンパイアや死者の役の時とはまるで違うんですね。あたりまえなのかもしれないけど、役者さんてすごい。いつか東山義久さんとダブル東山アンジョルラスを観たいんですけど!

カーテンコールでは、めずらしく山口伯爵が「立っちゃえ!」と客席をあおっていました。帝王に言われちゃったら立つっきゃない!と、ばかりにみんな立ち上がって拍手拍手最後はプロフェッサー市村が伯爵に十字架を差し出すと、風船がしぼむみたいに伯爵がしゅうぅぅぅ・・・・・としぼんでいました。

剣持サラも可愛かった!細いだけじゃなくてスタイルいいですねー2階からなら見えると噂のヌーブラ、ちょこっとみえちゃいましたあ!左ななめ前に、浜崎あゆみさんそっくりな方が座ってたんですが・・本人かなー

 

 


角筈にて

2006-07-20 22:58:55 | 私の本棚

先日、浅田次郎さんの「月のしずく」のドラマをみて、久しぶりにこの短編を読みかえしました。短編集「鉄道員(ぽっぽや)」の中のひとつのお話です。今では存在しない新宿の「角筈」という街で父親に捨てられた男の子が、時を経て大人になり、海外赴任が決まった矢先にその父に出会う。自分を捨てたその時の姿のままで。そして、その時の大人の事情と侘びの言葉、すでに死んでいる自分の最後の心情を語る父。大人になった男の子は、再会した父の心を受け止め、ずっと胸に滞っていたつかえを降ろして日本を離れていく。

父は行ってしまった。居るはずのない父を、恭一は角筈のバス停で待ち続けた。<中略>何台ものバスが過ぎた。乗客は次第に減っていった。一台をやりすごすたびに、恭一のこころもうつろになっていった。からっぽのバスが来ると、胸もからっぽになった。

ベストセラーになった「鉄道員(ぽっぽや)」も、赤ん坊の時に死んだ娘が、引退する鉄道員の父の元に現れる。父は懺悔し、胸のつかえを降ろし、魂を洗われて天に召される。浅田さんはこういう話、すごくうまい。似たようなテーマだなと思っても、ついひきこまれてしまいます。誰でもひとつやふたつ、心に抱える暗闇があるものですよね。いつかそのことときちんと向き合い、決着をつけたい。そう思っていてもできないことは山ほどあります。そういう荷物をいっぱい抱えて坂道を登るのが人生なのかなーな~んちゃって


今年の海はお菓子の中

2006-07-17 22:34:14 | 私の好きなもの

今日は海の日。海の日という祝日ができた時から、我が家ではこの日に海に行くようになりました。下田、葉山、佐島、逗子、諸磯、真鶴、鎌倉に観音崎・・・へとへとになるまで泳いだり、お魚をとったり、かき氷を食べたり、楽しかった~子どもたちが大きくなってからはランチクルーズや海の見えるレストランでお食事という「眺める海」に変わっていき、そのうち夫婦だけのお散歩になり、ついに今日は、はりきる夫に「悪いけど、今年はパスしていい?」と言ってしまいました。だって~この連休、子どもたちにつきあって足は棒になり、アイロンかけも掃除もなんにもしてないんだもん。。。

それでもイベントにこだわる夫は、雨だっちゅうのに、ひとりだっちゅうのに、汐留まで海を眺めに行きました。私のほうは、おかげさまでゆっくりと昼寝。(アイロンかけは掃除は)帰ってきた夫は、「やっぱりひとりじゃつまんなかったよ。はい、おみやげ。」と、ぽつり。ANGELINAのケーキだ!緑色のゼリーの海の中には濃厚なカスタードとマンゴーが詰まっていました。おいしくいただきながら、「ごめんね。来年はつきあいますから。」と、あくまでも心の中でつぶやく私でした。

ところで、今、テレビつけたら、藤原紀香さんと泉谷しげるさんが、浅田次郎さんの「月のしずく」をやっているじゃありませんか!大人のメルヘン、あの小説にぴったりな配役、セピアな画面。泉谷さんは、「春夏秋冬」まで歌っていました。そして紀香さんを捨てたヤクザな男。北村一輝さんじゃなかったですかあ!?そこまでイメージぴったりなドラマはなかなかないです。私、この小説を読んで、文字盤が国旗になってる時計買ってもらったんだったなー


オープンキャンパス その2

2006-07-16 02:13:43 | 雑感

昨日は長女に付き合ってグロッキーゆっくりお風呂につかってさっさと眠って元気回復・・・と思ったのもつかの間。「友達がいかれなくなっちゃったからさ、お母さんお願い!オープンキャンパス一緒に行って~」と次女に泣きつかれ、重い腰を上げてついて行きました。ゆっくりしようと思ったのに

最近の大学といったら、都心にこだわって狭い敷地にびっちり校舎を建てるか郊外に広い敷地を買って引っ越すかですね。どちらにしても国からの私学助成金が削減されて財政逼迫しているせいかとにかく沢山の学生を確保しようと必死な感じがします。オープンキャンパスでは大学名入りのグッズやペットボトルの飲料を配ったり、学生さんにそろいのポロシャツ着せてキャンパスツアーをさせたりと、いたれりつくせり。

「たっぷり人を集めれば、受かっても落ちても、受験料35000円入るしなー・・・」と、根性の曲がった私は勘ぐってしまうのでした。

し・・しかし、今日行ったとこはすごい。数年前に移転してきたから校舎の配置もしっかりデザインされているし、なんと言っても東京ドーム12個分の敷地。年間1000円払えば使いたい放題のフィットネスジム、コンピューターで制御された半閉架式の図書館(40万冊の蔵書)、IT化された掲示板・・・その昔、1時間以上かけてたったひとつの講義のために大学に行き、掲示板みたら休講だったなんてことはザラでしたが、大学の随所にある端末にIDカードをスラッシュさせると個人用の掲示板が現れ、履修票や試験の日程、もちろん休講情報までが瞬時にわかる。しかもメモとらなくても「印刷」をクリックするとレシートみたいな紙に情報が印刷されてお手元に。パスワードを入れればその情報は家庭のPCでも見られるのでムダがない。そして美しいカフェテリアには日替わりでフレーバーが楽しめるソフトクリームまでが

でもね「休講だったし」とか言ってみんなとお茶しに行ったり、映画見に行っちゃったり、学生ホールにたむろしてムダなおしゃべりするのが楽しかったような気もするんだけどなーそれはやはり郷愁というものなんでしょうかね

 


暑い!!!

2006-07-15 22:28:37 | 雑感
暑いというより痛いような陽射しの一日でしたね。今日は長女の成人式の写真をとりに恵比寿のスタジオへ行きました。プロの手でじっくりと髪やメイクをつくってもらい、振袖を着て100枚近くの写真をとってもらった長女はうれしいのを通り過ぎてもうグロッキー私たちの頃はせいぜい立ち姿と後ろ姿、座った姿くらいだったのですが、三つ指ついた「いらっしゃいませポーズ」頬杖ついた「アンニュイなポーズ」「赤い番傘でにっこりポーズ」「ブーケでしっとりポーズ」「手鞠を持ってぶりっこポーズ」などなど、背景の色まで変えていたれり尽くせり。それをアルバムにグラビア風にまとめて7万円なり。チーン「お父様の定期入れに入れられるサイズも別料金でお作りしますよチーン

・・・この調子であれもこれもじゃたまらんと、ふと見ると、「本日撮影のお写真をすべて収録したCD-Rもございます」んで、基本のセットだけは作ってもらって、あとは自分で加工しちゃおーということにしました。こういうの結構好きなんです。自分の好きなようにできるし、安いし。・・・といっても○万円だけどね。まあ、あれだけの撮影は素人には難しいから、それはしょうがないです。

帰り道に、ケーキのおいしそうなカフェがあったので、ゆっくりお茶をしました。美味しいケーキをハーフ&ハーフで2種類と濃厚なアイスクリームを濃い目のアッサムでいただき、ほーーーーっと一息つきました

デス・ノート

2006-07-14 00:11:42 | 私の本棚
藤原竜也君の映画でメジャーになったのかと思ったら、長女に笑われました。
このマンガは既にかなり評価されているそうで、さっそく借りてきてくれました。

退屈した死神が落としたデス・ノートを退屈な天才が拾う。そのノートに名前を書かれた人は死ぬ。死因と時間を書けばその通りに。書かなければ心臓麻痺で。

結構面白かったけれど、ところどころ「そりゃないでしょ、やっぱり」と笑えるところもあり・・・まあ、いいや。昔読んだマンガで、似た話がありました。海に近い洞窟の中に数え切れないほどの火のともったロウソクがあり、一本一本に名前が書いてある。若者の名前のロウソクは長く、老人のロウソクは短い。間違って知り合いの名前がかいてある一本を吹き消したら、その人が死んでしまった。そのロウソクの意味を知った少年が、自分をいじめた友達の命をひとつずつ吹き消す・・・といった話があり、こわくて「もう、人に意地悪するのやめよう・・」と決心したことがありました。その決心を守っていたら、違った人生があったかなーなんちゃって。

でもね、父が亡くなる時、本当にロウソクの火が消えるように命が消えるのが分かりました。モーツアルト!でも、ヴォルフガングの母が亡くなった時、「ロウソクの火みたいに、消えた・・」というセリフがありますよね。案外どこかにあるのかな、私のロウソク。長いのか短いのか、知りたいような知りたくないような。