秋の女子会は上野で。ランチは不忍池のほとり、老舗の伊豆栄で鰻重いただきました。
おいしかった〜大満足。こうやって写真見返すだけでパブロフの犬状態に
ゆっくり公園を散策しながら都美術館へ。この展示は都庁に出向いた時に偶然みつけたチラシで知りましたが、この印象的な馬の写真と、ひとつの動物や植物にこだわり追い続けた作品展というテーマに強く惹かれました。
月曜とあって、今回都美術館のメイン展示であるローマ展は休室。なので、入館者も多くなく、本当にゆったりと展示を見ることができました。「きのこ」に細部まで拘った植物画には、作家が目で口で味わった詳細が添えてあり、時にその毒性の強弱までが体験的に書かれていて本当にびっくり。
バードカービングは木彫とは思えないほどの肉感と細かな尾羽根の繊細なタッチにうっとり。直接その質感に触れたりさえずりを聴いたりできるコーナーもありました。
そしてお目当ての馬の写真の数々も本当にその躍動感、筋肉の隆起に感動。ほんとにかっこいい!そして美しい
様々な表情のゴリラの展示には、「ゴリラが胸をたたくわけ」という福音館の本がそえられ、ゴリラが胸をたたくのは攻撃の準備ではないこと、また、そう誤解され、映画キング・コングで人類に危害を及ぼすような描写があった故にたくさんのゴリラが殺されたことなどが書かれていました。そうだったんだ。。ゴリラに魅せられ、この大切な真実に気づいた作家に拍手したい気持ちでいっぱいになりました。
牛を表現した大きな大きな木版画にも圧倒されます。
菌類に、植物に、ひとつの動物にこだわって表現する気持ち、よーくわかります。それはやっぱり✭愛✭なんだろうな。
「動物園にて」には、井の頭動物園の懐かしい象の花子と、その前でとられた親子の写真映像がスライドにされて次から次へと映し出されていました。1972年という表記のあるものも。花子は、こうして数多くのひとたちを楽しませてくれたんだなあ。。私も幼稚園の遠足で、花子の前で写真をとってもらったことを思い出します。
動物園の歴史や、それをテーマとした漫画なども展示されていました。災害や戦争に翻弄された動物達の姿にはやるせない思いも。
併設のアートカフェでお茶しながら懐かしい学生時代の思い出話もいっぱいして、今度は同級生が宿をやってる北海道に旅行も行きたいねえ、などと盛り上がった秋の1日でした。雲ひとつない青空に映える上野の大きなイチョウの木。今日一日ありがとう!