pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

おみやげ完成~♪

2010-04-29 22:22:21 | 私の好きなもの

明日から伊豆高原の夫の実家に行きます。

おみやげは何にしようかな~といろいろ考えましたが、お菓子をいろいろ作って詰め合わせてみることにしました。

左はドライフルーツのケーキ。今回頑張ってベーキングパウダーを使わないで作ってみました。右上はココアと組み合わせたチェッカー・クッキー。右下は生キャラメルです。一年ほど前には狂ったように作っていたのに、飽きると忘れるのも早くて、2~3回煮詰め直してしまいました

こうやって詰め合わせると、結構サマになってるでしょ?
なんだかんだで半日がかりになってしまいましたが、嫁の気持ちを詰め込んで、明日持っていきま~す

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中川晃教くん

2010-04-26 21:56:18 | 私の好きなもの
次回のモーツァルト!に中川君が出ないのは本当に残念だなーと、いろいろ検索していたら、こんな映像がありました。20才のアッキーです


中川晃教 2003.9.19 <前編>




中川晃教 2003.9.19 <後編>

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カールじいさんの空飛ぶ家

2010-04-25 22:13:00 | 映画/DVD

就活中の次女がようやく内定をもらい、ちょっと一息ついてDVDを借りまくっています。

暮れに見損なった「カールじいさんの空飛ぶ家」を借りてきたので、一緒に観ました。しかし、12月封切りで4月にDVDとは、本当に早い!「アバター」も大量入荷していましたが、これは大画面じゃないと面白くないかも。

「カールじいさん・・」は、先日会った友人も「しみじみ深いわよ。」と言っていましたが、まさに今、老人問題と直面している身にはじわりと来ました。前段の愛妻エリーとカールじいさんのエピソードもいい!おきゃんな少女と引っ込み思案な男の子が出会い、結婚し、やがて老いて悲しい別れの日を迎える。ふたりの夢を実現させようと奮い立つカールじいさん。そしてそれが思いがけない冒険となる。

いろんな思い出の詰まった荷物を捨てることでひとつ踏み出し、新たな希望へ向かうことになるという結末がいいですね。いかにもアメリカンな感じかな。

老いた親を持つ身としては、(昨日放映されたいじわるばあさんもそうでしたけど)子どもの薦める老人ホームが「最悪な行き場所」と描かれるのがキツイなあ。。。とか思いつつ、身につまされてしまいました。

この週末はもう一本、私の趣味で(これも見逃していた)太宰の「ヴィヨンの妻」を観ましたが、美しくて強く健康な妻と、どこまでも破滅的でだらしのない作家のやりとりにどうにもやるせない気持ちになって、あまり後味がよくなかったです。堤真一さん扮する弁護士もなんだか嫌な人物だったなあ・・・若い頃は太宰の全集買っちゃうくらい好きでしたが、年々感情移入しづらくなってきたのは、私が年取ったせいかもしれないですね。だらしない男にはしっかりした嫁がつくんだなあと、いまさら思いました。

 

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夢の裂け目@新国立劇場小ホールCB列センター

2010-04-24 22:23:47 | 観劇/コンサート

            

井上ひさしさんが亡くなられて半月が経ちました。新国立劇場には、この「夢の裂け目」公演中は記帳台がおかれるとのことでした。小ホール入り口には井上先生の遺影と、新国立劇場からの追悼文。希望者はメッセージを記載して投函するようになっており、「メッセージはすべてご遺族に読んでいただきます。」と丁寧に書き添えてありました。

東京裁判三部作の第一弾「夢の裂け目」は、紙芝居屋のおじさん田中天声が作った紙芝居「満月狸ばやし」と東京裁判の真実をめぐる物語です。オープニングから音楽劇仕立てで、笑ったりほろっとしたり。その中では「戦争」だけでなく、今の世の中の状態にも続く鋭い示唆があり、どきりといくつも胸に突き刺さり、痛いほどでした。

井上作品の凄さは、声高に突き付けてくるのではなく、内からじわりと気付かせるところですね。自分の中の偽善とか無知の怖さとかにずきんとしてしまいます。本当に怖いのは世の中で起きる困難を「私のことじゃない、私のせいじゃない」として背を向ける事なのかもしれないなと思います。

今回は石井一孝さんが闇屋で実は大学の国際法の先生、という役を演じています。歌はさすがにお上手!私は最後列でしたが声もよく響いていました。「学問とは、世の中の骨組みを見つけるために発明されたもの、そしてそうやって見つけ出した世界の骨組みや枠組を次の時代に残すこと」「この世界は、ひょっとすると正直者がバカを見るという骨組みの上に出来上がっているのかもしれない。だから、二度と正直者がバカを見ないように法律というものがあり、正直者を応援するのが法律を勉強する人間の務めなのではないか」の台詞に、目からウロコが落ちる思いでした。

キャストの紹介で、「紙芝居屋の三郎、実は高橋克実さんでした。」「闇のブローカー成田、実は石井一孝さんでした。」・・・と、次々につないでいかれる時、「ああ、井上ひさしさんて、『○○、実は●●』というのが好きだったなあ。。。」という想いがわき上がり、はからずも涙が出てしまいました。同じ想いにかられた方が多かったのかあちこちで目元を押さえておられる方がいらっしゃいました。

最後はみんなが一つになる素敵な演出。その光の真ん中に、井上先生が見えたような気がしました。

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立川志の輔独演会@前進座劇場11列センター

2010-04-18 22:23:23 | 志の輔らくご

少し暖かさが戻った今日は、前進座劇場へ。お天気がよいせいか、はたまたアトレ開店のせいか、吉祥寺駅周辺はものすごい人ごみでした。

前座は志の春さん「六尺棒」。談春さんの「赤めだか」で前座の人たちの苦労を読んだばかりなせいか、この人も大変なんだろうなあと変に感情移入してしまいました。でも、それを抜きにしても最近の志の春さん、余裕が出てきたような気がします。面白かった。

相変わらす左中指に特注ギブスの志の輔さんは、ベトナム・ホーチミンやシンガポールでの落語会の噺をマクラに一席目「お神酒徳利」。気の利かない女中を懲らしめるためにうっかり大事な徳利を水がめに隠して忘れてしまった番頭さんが、にわか占い師になる噺。自分が原因で主人がお上にしょっ引かれたと知ってうろたえる番頭さんと、咄嗟に突拍子もない対応策を思いつくおかみさんのやりとりが楽しすぎ!いざという時、肝がすわってるのは女ということですね。

中入り後はおなじみ松永鉄九郎さんの長唄三味線。志の輔さんの大ファンというだけあって三味線だけでなくトークもお上手でした。歌舞伎「勧進帳」などの三味線も迫力ありました。

続いて志の輔さんの2席目は「江戸の夢」。正岡子規の句をマクラに、本当に滑走路を行く飛行機のようにすーーーっと噺に入るところは鮮やか。いつの間にか江戸時代の農村に連れていかれてしまいます。庄屋の娘と結婚した奉公人藤七。素性は明かさないが立ち居振る舞いが上品で、最初は結婚に反対していた庄屋の妻も次第に2人を認めます。ある時庄屋夫婦が江戸に行くことになると、藤七は自分の作った茶葉を浅草の老舗の茶舗で見てもらって欲しいと託します。将軍家にも献上するという茶舗の主人は実は藤七の実の父で、茶葉をひと目見て、息子の炒ったものと見抜きます。わけあって息子を失うことになったこの父の心にホロリ。。。客席は波をうったようにしーーーんとなり、誰もが息をのんで噺に聴き入っているといった感じでした。奉公人藤七と素性を怪しむ村人たち、何も知らずに田舎から江戸に出てきた庄屋夫婦、老舗の主人と番頭、ひとりで演じ分けているとは思えないほど繊細で巧みな志の輔さんにまた感動してしまいました。

やっぱり志の輔最高。テレビやラジオではものすごく気配りをし、独演会では自分の思い通りのことを思い切りやる。本当にすごいです。

 

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立川談春 独演会「アナザーワールド Ⅳ」@成城ホールL列上手

2010-04-17 23:32:23 | 落語・講談

最近、立川志らくさんの「雨ん中のらくだ」と立川談春さんの「赤めだか」を読みました。ふたりとも、立川談志師匠を「神」のように思っているのがよくわかります。ついこの間の立川流落語会でも気弱になった師匠の脇をしっかり固めていらっしゃいましたね。
4日の志らくさんの独演会にも師匠が特別ゲストになってたけど、出演されるのかなあ・・心配です。

・・・てなわけで、本日ははじめての成城ホールに行ってまいりました。もろに成城大学の一角にあるんですね。客席は300弱というこじんまりしたホールながら、ていねいな造りでなかなか素敵でした。L列は最後列ながらとても見やすかったです。後ろを気にしないのもいいですね。

「アナザーワールド 」は、談春さんが今までやったことのないネタに挑戦する会だそうです。前座はなし。2時間たっぷり談春ワールドに浸れます。

マクラはライバル志らくさんとの違い?かなり意識してますね。そして、近い将来、協会を超えた寄席をここでやりたいとおっしゃっていました。

演目は「お若伊之輔」と「包丁」

「お若伊之輔」は、身分違いで引き離された良家の子女お若と芸人・伊之輔の噺です。手切れ金をもらってお若と別れたはずの伊之輔が、夜な夜なお若の部屋に・・次第にお若のお腹が大きくなるが、本物の伊之輔は覚えがないという。お若のところに来た男の正体は・・なんと狸!間に巧みに都内に出没する狸や、談春さん母子が子供のころ狸にばかされたエピソードを盛り込んで、とってもおもしろかったです。

2席目の「包丁」はちょっと冗長な感じもしましたが、おかみさんや酔っ払いの表現が目の前にぱあっと浮かんできました。2席とも江戸っ子のそそっかしさが面白い噺でしたが、やっぱり談春さん、人物描写がものすごくうまいですね。上質のお芝居をみたようなとってもお得な気持ちになりました。

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桂文珍国立劇場10日連続独演会8日目@国立劇場大劇場1階2列センター

2010-04-13 23:11:15 | 落語・講談

             

文珍さんの独演会に志の輔さんゲストと聞いて、昨年初夏からキープしておいたこの独演会。友人を誘って無事行ってまいりました。国立劇場のまわりはしだれ桜が満開で、山吹の黄色や白い小花などと相まってで本当に美しかったです。 

             

開口一番.月亭八天さん「かわりめ」の後はいよいよ文珍さん「船弁慶」。義経と関係がある噺かと思ったら、旦那にくっついてタダで飲ませてもらう人を「弁慶」というのだそうです。いつもはおごってもらうのに、割り勘で舟遊びする庶民のお話。「自分もお金出してるのに女衆に『弁慶』っていわれるのはやだ。」とごねる男に、「じゃ、『弁慶』って言われたら割り勘分は出さなくていいよ」と仲間に言われ・・・いるいる、こういう人。割り勘にしたら元はとらなくちゃっていう人・・・「今日はお金使って遊びにきたんだから楽しみなよ」といわれてもなかなかできない貧乏性。

続いてゲスト志の輔さんは「新・八五郎出世」。この独演会はいつもと違って前座と文珍さんの演目はあらかじめ掲示されていましたが、開演前、志の輔さんの演目は空欄でした。八天さんも文珍さんも酔っ払いの噺だったので合わせたのかな?ご存知妹のつるが殿様の世継ぎを生み、祝いに行く兄で大工の八五郎が、殿の御前でめちゃくちゃ酔っ払いながらも妹への思いをさらけだすちょとホロリとする噺。
さすがにうまい!昇太さんが、「志の輔兄さんの落語はマクラからこう、滑走路みたいにすーっと本題に離陸するものすごく親切な落語」と言っていましたが、まさにそんな感じ。大工八五郎の、妹と母に対する不器用で大きな愛がじわっと伝わってきました。落語は初めてという友人も、「すごい。」と感動していました。そうそう志の輔さん、ベトナム公演でいつのまにか指の靭帯損傷していたと、ちょと痛々しい指を見せてくれました。

15分の中入りの後は色物。柳貴家小雪さんはまるで女子大生の卒業式スタイルのような女袴の若いお嬢さん。こんな人が絹椀まわしや皿回しするとは。。。ちょっとカルチャーショックでした。 

トリは文珍さん「粗忽長屋」。マクラは物忘れ。年齢層高めの客席はもう、大ウケでした。粗忽長屋は、行き倒れの男の遺骸を見た男が、これは同じ長屋の住人だと言って遺骸を引き取るように言われ、「死んだ男本人に引き取らせる」と、死んだはずの本人を連れてくるという、かなりシュールなお話。「死んだこいつが俺なら、抱いている俺はいったい誰なんだ」という有名なサゲ。今、立川志らく著「雨ん中のらくだ」を読んでますが、その中にも「落語はイリュージョン」という言葉が何度も出てきます。この噺もまさにそんな感じ。志の輔さんの後のせいか、文珍さんもかなりノリノリでとっても面白くわくわくする落語ではありました。

友人ともりあがって、東京FM側の甘味処に入ったら、なんと有楽町の「おかめ」の支店(本店?)で、まさかの蔵王あんみつをいただきました。ランチに入った「門」のおさかな定食も絶品だったし、とっても幸せな一日でしたでも、もりあがりすぎて地下鉄を乗り間違え、永田町から池袋方面に乗るはずが、気づくと月島にいました。失敗失敗。

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戯伝写楽@青山劇場1階A列センター

2010-04-11 18:22:32 | 観劇/コンサート

                

【キャスト】
斉藤十郎兵衛:橋本さとし、おせい:大和悠河
鉄蔵(勝川春郎):葛山信吾、浮雲(花魁):ソニン
与七(十返舎一九):東山義久、大田南畝:岸祐二、喜多川歌麿:小西遼生
鶴屋喜右衛門:コング桑田、蔦屋重三郎:山路和弘

辛島小恵、高谷あゆみ、林 希、石井一彰、遠山大輔、海老澤健次

謎の浮世絵師・東洲斎写楽が、実は女だったかも・・・というミュージカル。
脚本は劇団☆新感線でおなじみの中島かずきさん、演出は萩田浩一さん、キャストはレ・ミゼラブルの常連さんたちに宝塚男役トップで退団したばかりの大和悠河さん。とのことで、かな~り時間もお金もかけたPRしてましたね~

写楽といえば、数年前に堤真一さんの「写楽考」がありました。こちらは矢代静一さんのストレート。今回はほとんど歌で構成された、これぞ!な和製ミュージカルながら、音楽も歌も衣装も無国籍っぽかったです。

大和悠河さんのおせいと、橋本さとしさんの斉藤十郎兵衛を中心にお話が展開します。おせいの描いた絵を十郎兵衛が描いたものとして「写楽」の絵として売り出し、そこに歌麿や蔦屋重三郎や十返舎一九がからんでいきます。最後は花魁浮雲の本質を描いてしまった写楽の悲劇とつながるわけです。

さとしさん、すごいです。あんなに歌えたっけ~と思うほど。着実にボイストレーニングの成果が上がっている感じ。演技も胡散臭く、でも芯のぶれな十郎兵衛。あて書き感満載です。さとしさんはこういうのがものすごく似合いますね。山路さんも独特の「大人な」オーラぷんぷん。岸さんはそのまま明治座の時代劇に行けそうです。ほかのキャストの衣装はめちゃくちゃ無国籍感満載(出だしは石井くんと遠山さんのヅラが落ちないかハラハラ・・)なのに、岸さんはなんであんなにオーソドックス??ソロも聴かせます。

ソニンさんは今回鬼気迫る大手柄な演技なのですが、花魁なのになんでぽっくり履いてないんでしょう?(ぽっくり?高下駄?)男性陣がみな長身なのでやけにちっちゃく幼く見えてしまったのが残念でした。

んで、大和さん。美しくて笑顔がものすごくお綺麗なのですが、今ひとつ感情移入できませんでした。美を追求する狂気。。。。う~ん。。。。。

ポスターやチラシからは、「阿国」のような猥雑なエネルギッシュな作品かな~と思ったらそういうわけでもなく、かといって感動的なメッセージがあるかというとあまりそれも拾えなかったな。。。東山さんの与七はサービス精神ばりばりで楽しかったです。うどん作って写楽にたべさせようとしたところでさとしさんに「与作」と呼ばれてめちゃくちゃつっこんでいました。その後も動揺した()さとしさんが「おたま」発言・・・しばし東山さんとさとしさんの小芝居が続き、面白かった・・そこは関西人同士の息の合い方を感じました。

お隣の方は泣いていたし、最後はスタンディング。さとしさんのカーテンコールの仕切りも面白かった(岸さんのことを「おい、ひよこ。」と呼んでましたよひよこ頭と。。。)です。

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井上ひさしさんのご冥福をお祈りいたします

2010-04-11 11:02:19 | 雑感

今朝一番のニュースで井上ひさしさんの訃報に触れ、心底驚きました。

その昔のテレビドラマ「國語元年」で面白さに驚かされ、日本語の美しさに気づかされ、また一貫した憲法九条についての主張と反戦への力強い信念に感動させられました。

井上先生の

「むずかしいことはやさしく、やさしいことは深く、深いことは愉快に。」という言葉は私の座右の銘になっています。

新作に取り組んでおられたとのこと。最後まで意欲的に生きた井上さんの精神をいつまでも忘れずにいたいと思います。

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春風亭昇太独演会~昇太ムードデラックス@本多劇場C列センター

2010-04-05 23:42:05 | 落語・講談

久しぶりの春風亭昇太さんの独演会。

この方は本当に性格がいいと思います。なんというか、絶対に人に不快な思いをさせないタイプ。そう、ドラえもんの「のび太くん」が大人になったらきっとこんな感じだと思います。そんな昇太さんも50歳とのことで、しょっぱなにGパンにキャップをかぶって登場したトークでは、動脈硬化の検査で血管年齢が90才と言われてようやく年齢を感じた・・・と言っていました。

前座というよりゲストは立川正志さん「凛気の独楽」。はじめての落語家さんでしたが、ゆったりとした語り口で面白かったです。あまり立川流っぽくない感じ。昇太さんの独演会では常連らしいです。

昇太さんの一席目は「天狗裁き」。うたたねをしていた夫が起きた時、どんな夢をみたのか尋ねたおかみさん。夫が「夢なんかみていない」と言ったことから夫婦喧嘩になります。だんだんおかみさんのボルテージが上がっていくところに大ウケ。あーあるある、たいしたことない原因でも相手の出方でどんどんエキサイトしちゃうのよね~それを止めに来た大家さんがまたエキサイト、その仲裁にはいったお奉行がエキサイト、そして最後は天狗が。。。と、結末は読めてしまいそうですが、これが面白いのなんの。みんなその夫がどんな夢をみたのか知りたいけれど、当の本人は夢などみていないのだから答えようがないんですね。どーでもいいことに意地になることってありがちかも。この噺は落語初心者にかなりウケるらしいです。

2席目は昇太さんにはめずらしい季節物、「花粉寿司」。これ面白かった!ひどい花粉症のお寿司屋さんのクシャミのタイミングが絶妙。私も花粉症なので、ウケまくりでした。花粉症のお寿司屋さんには行きたくないかも。昇太さん、この噺の時は袴じゃないと。。。と、一席目の着物から襦袢姿になって生着替えしてました。

中入り後は「花見の仇討」。満開の桜の下で仇討のパフォーマンスをしようと考えた人たちのドタバタに大爆笑でした。本当にお花見に行った気分になれましたよ。

昇太さんは基本的にあまり人情噺はしないんだそうです。志らくさんの著書に、志の輔さんの落語はわかりやすいニューミュージック、志らくさんのはジャズ、昇太さんのはロックな落語とありましたが、まさにそんな感じ。今夜も心底笑わせてもらいました。昇太さん、「志の輔さんの落語はとてもていねいで親切。マクラからこう、滑走路のようにすーっと始まって滑らかに終わる」と、うっとりした様子で話していたのがとても印象的でした。それから談春さんのことも。ライバルたちをこんな風に素直に素敵にほめられる昇太さんて、本当に素敵な人だと思います。

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高崎でお花見

2010-04-04 20:49:08 | 私の好きなもの

学生時代の友人の住む高崎へ、仲良し3人と一緒に行ってきました。

最初のお目当ては群馬県立近代美術館。山口薫の企画展がありました。オレンジの馬が印象的。山口薫さんは群馬の豪農の息子で東京芸大で教鞭をとっていた画家だそうです。美術館はとても静かでゆったりとした空気が流れていました。

            

ランチはイタリアン「野花」で、お野菜コース。これは前菜。採り立て野菜はとても甘くて優しいお味でした。

            

おしゃべりと美味しいランチの後は、友人の家へ。彼女はご夫婦で養豚農家直結のお肉屋さんを営んでいますが、この子ブタちゃんの看板は以前に私が頼まれて描いたイラストです。ちょっと気恥ずかしいやらうれしいやら。

                

今回、一番びっくりしたのは彼女の家の西側に大きな前方後円墳があったことです。「八幡塚古墳」と言われる古墳は榛名山の噴火で埋もれていましたが、近年整備されて、大昔の古墳の姿を再現したものだそうです。これには一同大興奮!はからずも修学旅行に来ちゃった気分を味わうことができました。この古墳から花火を見たり初日の出を拝んだりすることもできるそうです。すごい!

 

自宅窓からこの風景が見えるなんてすごすぎ!

                                             

昔は、こうして埴輪が副葬品として並べられていたとか。中国の兵馬俑みたいです。

古墳のてっぺんからながめるとこんな感じ。ここから中へ。

階段で古墳の中に入ると、そこには本物の石棺が。ここに豪族が眠っていたと思われますが、発見された時にはすでに盗掘された後だったたそうです。リアル。。。

こーんな名所旧跡が玄関でたらすぐあるなんてものすごいなー・・・と、大きな空とまっ平らな草原とはるかに見える榛名山を見ながら思いました。こんなとこにすんでいたら、でっかい人間が育ちそう。。。。

帰りはアーバン快速に駆け込んでで帰京。とっても充実した一日をもらい、駅まで迎えにきてくれた夫にその興奮を熱く語ってしまいました。また行きたいな。高崎。

 

     

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存在感

2010-04-03 21:04:23 | テレビ番組

地獄の年度末~年度初め残業大会からやっと解放され、今夜はまったりとNHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」なんかみちゃっています。

「北の国から」の純くん、吉岡秀隆くん立派になったなあ。。。サラリーマン金太郎の藤原仲麻呂にあんなに迫っちゃってすご~い!などとミーハー気分でみていましたが、豪華キャストの中にお顔は見覚えがないものの、並々ならぬ存在感の方が。僧・行基。どなたなの!?と、速攻ネットで調べたところ、国際的俳優で演出家の笈田ヨシさんという方でした。亀冶郎さん扮する僧・玄肪とは対照的な行動派・民衆派の僧そのものです。「行基」。日本史で習ったのは覚えていますが、何をしたかはウロでした。で、学習。

行基

聖武天皇から大仏造立の勧進に起用された僧侶。民衆の間で布教活動を行い、貧民の救済、治水、架橋などの社会事業を起こす。天平時代、過酷な労働から役民たちの逃亡・流浪が頻発、これら逃亡民の多くが行基のもとに集まり私度僧になった。しかし時の政府からは民衆を煽動する人物として弾圧された。恭仁京の建設や大仏造立に悩む吉備真備に大きな影響を与える。(公式HPより)

テレビによく出ているとか、有名な舞台俳優とかではなくても、オーラというのはにじみ出てくるものなんだな~と思わされました。

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