pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

未来少年コナン@東京芸術劇場1階R列下手

2024-06-05 22:21:03 | 観劇/コンサート

 

原作 日本アニメーション制作「未来少年コナン」
(監督:宮崎 駿 脚本:中野顕彰 胡桃 哲 吉川惣司)
演出・振付・美術 インバル・ピント
演出 ダビッド・マンブッフ
脚本 伊藤靖朗
音楽 阿部海太郎

コナン:加藤清史郎
ラナ:影山優佳
ジムシー:成河
モンスリー:門脇 麦
ダイス:宮尾俊太郎
ルーケほか:岡野一平
レプカ:今井朋彦
おじい・ラオ博士:椎名桔平

<ダンサー> 五十音順
川合ロン、笹本龍史、柴 一平、鈴木美奈子、皆川まゆむ、森井 淳、黎霞、Rion Watley

<ミュージシャン>
トウヤマタケオ、佐藤公哉、中村大史、萱谷亮一/服部 恵

<あらすじ>
西暦20XX年、人類は超磁力兵器を使用し、地球の地殻を破壊、大変動が起こった。五つの大陸はことごとく海の底に沈み、栄華を誇った人類の文明は滅び去った。それから20年後、孤島・のこされ島では少年コナンが育ての親・おじいと二人で暮らしていたが、ある日、謎の少女ラナが島に流れ着き、コナンの運命が動き出す。島には工業都市インダストリアから行政局次長モンスリーが飛来して、ラナを誘拐してしまう。コナンはラナを助け出すため、いかだに乗って冒険の旅に出ることに。 旅先では謎の野生児・ジムシーやインダストリアの貿易局員・船長ダイスなどと出会ってゆく。一方、自然に溢れたラナの故郷・ハイハーバーには、天才科学者・ブライアック・ラオ博士の居どころを探すインダストリアの行政局長レプカ率いる兵士たちが襲いかかる。コナンは仲間たちと巡り合い、大切な人を守るために様々な困難に立ち向かってゆく。そして人類に残された世界で、新しい未来を切り拓いてゆくのであった。


名探偵コナンじゃなくて未来少年コナンは1978年に宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズ。テレビでみたことあったかなあ・・くらいの記憶しかありませんが、この豪華なキャストに惹かれ、観てまいりました。最初は2.5次元みたいな感じかなあ。。と思いきや、なんのなんの素晴らしいコンテンポラリーダンスに、美しすぎる音楽と舞台装置にプロジェクションマッピング。総合芸術という感じの素敵な舞台でした。

主人公コナンは、かつてのこども店長。。なんて言ったら失礼なくらい舞台でもTVでも実力派になってきた加藤清史郎くん。身体能力半端ないです。最初のサメと泳ぐシーンの素晴らしいこと本当に海の中をみているよう。大きなサメの動きにはうっとりでした。海の中のシーンはたびたびありますが、キャストの動きが素晴らしい。ちょっとライオンキング的アートな動きや、リトルマーメイドの水中シーンを彷彿とさせられました。

イスラエルの演出家とのことで固定観念のない自由なキャスティングも良かったです。

恐ろしい破壊兵器による地球の破滅、人類存亡の危機、狂った権力者に被災時のトラウマ。。なんか46年前に描かれた作品とは思えないほど今日的な問題を映しだしているように感じて怖くなりましただからこそ今、この作品が取り上げられたのかも。

脇を固める成河くん、軽やか!コナンのおじいさんとラオ博士の二役・椎名桔平さん渋かったです。舞台で拝見するのは6年前のレインマン以来かと思いますが、他の舞台観てみたいと思いました。今井朋彦さんは悪役のラスボスって感じですが、ソロで歌い上げますよ~いいお声

今回バレエ王子の宮尾さんが愉快な船長さん。

 え~このビジュアルやるの。。と思いましたが、そこは世界的バレエダンサーところどころで隠し切れない王子味を出してました特におじぎの美しさと言ったら台詞もたくさんありますが、まさか宮尾王子の口から「てやんでえ」という言葉がでてくるとは思っても。。。以下自粛

でも、最後は幸せが待っていました

最近はやりの「終了後の舞台を撮ってもいいです」コールがあったのでパチリ。本当に美しい舞台でした。

コメント
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