原作:オグ・マンディーノ
翻訳:坂本貢一(求龍堂刊「十二番目の天使」より)
台本:笹部博司
演出:鵜山仁
出演:井上芳雄、栗山千明
六角精児、木野 花、辻 萬長
大西統眞/溝口元太、城野立樹/吉田陽登
あらすじ
ビジネスで大きな成功を収め、故郷に戻ったジョンは幸せの絶頂にあった。人々に英雄として迎えられ、新生活を始めようとした矢先、妻のサリーと息子のリックを交通事故で失う。
ジョンが二人のいない世界に絶望し、人生に幕を下ろそうとしたとき、幼馴染のビルが訪ねてくる。ビルは地元のリトルリーグのチーム監督を引き受けてくれるよう、ジョンに頼みに来たのだった。
そのチーム、エンジェルスの監督を引き受けることにしたジョンは、ティモシーという少年と出会う。十二番目のメンバーとしてチームに選ばれた彼は体が小さく、運動神経も悪かったが、決してあきらめることなく人一倍練習に励んでいた。そんなティモシーにリックの姿を重ねたジョンは、チームの練習とは別に、ティモシーに個人練習をつけることを提案する。
ティモシーの努力に触発されるように、エンジェルスはリーグで快進撃を続け、決勝戦に駒を進める。
ティモシーが抱える、ある重大な秘密を誰も知らないまま―
日本各地がお花見で盛り上がっている中、花粉症用ゴーグルとマスクで完全武装して日比谷へ!
「十二番目の天使」原作は昨年末から文庫本購入してちびちび読んでいましたが、なかなか読み進まず、ついに観劇日には間に合わずじまい・・・
野球、IT業界の成功者なのに家族運がない、わが町の英雄、強く生きる難病の少年、いかにもアメリカ!っていう展開がちょっと苦手だったかも
そして、六角氏と井上氏が同級生。。。。六角氏ご本人も、「信じられないだろうけど」と、客席を沸かせてました
が、やっぱり何があっても絶対、絶対、絶対あきらめない!と繰り返される言葉にはちょっと勇気もらいました。栗山千明さんも美しいそして、中盤に登場する亡き父、辻萬長さん(医師と二役)の深い声と圧倒的な存在感に泣かされました。木野花さんも然り。ただ、台詞が直訳すぎる感じがして、すとんと心に落ちないなあというところがあって、そこがちょっと残念でした。
最後に一曲、心にずんと響く井上くんの美しい歌があります。
帰りは有楽町まで歩いたら、パンダもお花見してました