pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ゴンゾウ 第4話・第5話

2008-07-30 22:49:32 | ゴンゾウ【gon・zo】*伝説の刑事*

な~んとなく忙しくて第4話の感想をアップできすにいたので、2回分で~す。

【第4話】天使の証明
もう、娘を持つ親として、本当に本当に泣けました。
もなみちゃんの誕生、愛しみ、大事に大事に育てたご両親。
そんな大事な宝物を奪われた悲しみは海よりも深いというのに、
何!?あの筒井めの態度は?!今回ばかりは筒井くんが嫌いになりました。目の中に入れても痛くない可愛いお嬢ちゃまのいる内野さんは、今回結構マジに力が入ったでしょうねえ。。
それにしても、遠藤憲一さんの色気ったら!回想シーンでいいから(それしかないでしょ、死んじゃったんだから・・)引き続きご出演お願いします!



【第5話】幻の拳銃
いよいよ黒木刑事の謎にせまるこんなにスムースに最前線復帰でいいのか?と思っていたら、思わぬところで発作が。キーワードは「飛び降り自殺」なのか?あの少女は?「信じてくれた人を殺した」って言った?
暴力団との立ち回り、拳銃密造・・・いやーだんだんハードボイルド色が強~くなってきましたね。普段からがっつりトレーニングして体を作っているらしい内野さんと、武闘家の息子である筒井くんが並んでトレーニングの図はマジ萌え光る汗が素敵そしてエンドロールにあれ??白井晃???どこに出て来た?と思ったら、ほとんど予告編付近で日本青空クラブ会長ということでそのお姿が。なんだ?なんだっ?

この作品、毎回違う事件を扱うんじゃなくて、ひとつの殺人事件についてじっくりと、しかも毎回角度を変えて迫る手法が斬新ですね。それに加えて主人公のトラウマの秘密が解き明かされる展開が新鮮。テーマも内容も全然違うけれど、ちょっとガイ・ピアースの「メメント」を思い出しました。フラッシュバックする記憶。主人公に不幸をもたらした事件の真相は??来週も楽しみです。余談ですが、来週のこの日に東京に大地震がおきるとかおきないとかいう予言が噂されてます。お願いだからゴンゾウの時間だけはやめて~
中断とか地震速報とかマジ地震とか、かんべんして~

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井上芳雄@徹子の部屋&今宵ゴージャス!

2008-07-29 23:15:46 | テレビ番組

帝劇二階のサイゴン・ディスプレイ。
キムの部屋?

 

昨日今日と、続けてミス・サイゴン関係の番組がありました。


徹子の部屋では、プリンス井上芳雄くん。中学時代のキャッツメイクの学芸会写真や、貴重な家族写真など、お宝画像も満載でしたが、やはり最後の「神よ何故?」の歌声が圧巻でした。歌いだすとすっかりサイゴンモード、クリスの顔になるのはさすがですね。もう、押しも押されもしない立派なミュージカルスターなんだなあ・・と、あらためて思いました。いつものプチ毒舌もなく、徹子さんとの知的でジェントリーな会話が素敵でした。モーツアルト!やエリザベートの映像も流れましたね。DVD出してよ~東宝さん!


「今宵ゴージャス!」では、のっけからノリノリの市村さん登場。
最前列だってあんなに寄せたイッチーはみられません。アメリカン・ドリームさすがですね~。。今回は市村エンジニアのチケットとっていないのですが、やはり観るべきかな。アンサンブルは青組さんでした。もっともっと観たかったなーダンス。井上クリスと新妻キムの「世界が終わる夜のように」も素敵でしたね~

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魔法にかけられて

2008-07-27 21:14:36 | 映画/DVD

劇場公開を見逃してしまったこの作品。やっとDVDで観ることができました。

楽しいよ~という評判どおり。本当にウキウキワクワクしてしまう、ディズニーならではのお話。小さい頃に読んでもらった「シンデレラ」や「白雪姫」「眠りの森の美女」などの絵本を思い出しました。

いつでもどこでも歌ってしまうピュアなプリンセス、ジゼルがとってもキュート!魅力的なキャラが多いのですが、私はキラッと光る白い歯とタイツがチャーミングな天然王子様と、実は恐ろしい魔女のナリッサ女王が大好きになりました。大女優スーザン・サランドンさんではないですか!「101」のクリエラ・デヴィルを演じたグレン・クローズさん以来のインパクト!ディズニーのアニメキャラと同じビジュアルに大ウケでした。

いいですよね~そうだったそうだった。和風の茶の間でご飯食べながら毎週見ていたディズニー番組。あこがれたなー・・いつかあんな王子様が迎えに来ないかと。


今日は夫もサッカーに行ってしまい、ひとりで休養日。堤さんのかっこいいジャケットにひかれて京極堂の「姑穫鳥の夏」のDVDも観ましたがこちらはちょっとグロテスクで暗くて怖かったです。終わった頃には空が変に赤く染まり、リアルに不気味でした~

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ミス・サイゴン+ファン感謝デー・トークイベント@帝劇2階B列センター

2008-07-24 23:19:39 | 観劇/コンサート


本日ソワレはトークショー付きにもかかわらずe+の得チケがでていたので、迷わずGETしました。B1のサンクスでおにぎりを買って劇場へ向かうと人だかりがあり、ふと見ると、なんと本日マチネのクリス、照井くんがいるではありませんか!

とりかこんだ人たちと一緒に写真をとったり、談笑したり、サインにも快く応じていて、それはそれはさわやかな好青年でした。東宝HPにもインタビューがありましたが、静かに誠実に話をされる態度に胸キュン地に足がついている印象。こういう俳優さんは息が長いだろうなあと感じました。

さてサイゴン。エンジニアは橋本さん、クリスは井上芳雄くん、キムは知念さんでジョンは岡さん。トゥイは泉見くんです。井上君と知念さんは、「ルドルフ」で心の通わない冷たい夫婦を悲しく演じていましたが、サイゴンでは本当にラブラブ。でも、その印象があって前半はなんかしっくりこない。いろいろ観るのも良し悪しでしょうか。

でも、タムの登場あたりから、知念キムがぐっと良くなって強い母性を感じました。ただ、「命をあげよう」は、感情がたかぶりすぎたのか、ものすごく怖い顔になっていました。難しいシーンかもしれませんね。2階席だったので、キムがトゥイを撃つ場面、オペラで泉見くんの表情を追っていました。この時、何故か客席がざわっとなり、何かと思ったらキムがピストルをすっとばしてしまったんですね。トークショーでこのことをさとしさんにさんざんつっこまれていました。無事にトゥイが銃弾を受けたのは影にスナイパーがいたんだとか・・・


トークショーも楽しかったです。近いうちに東宝HPにアップされると思いますが、井上くんとさとしさんの息の合ったトークが楽しかったです。井上くんはさとしさんのことを「生まれながらのポン引みたいですから。」などと言ってました。楽しいトークのしめくくりには、なんと音楽監督の山口ビリーさんの伴奏で、知念さんとさとしさんが「命をあげよう」のデュエット。熱かったです。これから何度か予定されているトークショーでも、特別メニューでこうした企画がありそうです。

残念なことに二階はS席サイドががらがらでした。二階席からは照明がとてもきれい。「映画のように」では、娼婦のひとりひとりがライトにうかびあがり、とてももの悲しく、「アメリカン・ドリーム」では、床一面にがひろがり、とても美しくまた不気味です。

帰りの電車の中で、「クリスってなんかいやな役よね、なんで帰国してすぐ結婚するわけ?」と話しているおば様たちがいました。たぶん、この作品ではベトナム戦争の悲惨な戦闘の部分やクリスがトラウマで言葉を失う原因などがほとんど描かれていないからなんだろうと思います。「俺の銃で顔撃たれた~」って、アナタが撃ったんでしょうよ~とか、ツッコミどころは満載ですよね。この舞台で実際にクリスが辛い思いをしている部分は無理やりヘリコプターにのせられるところと、エレンニキムのことがばれて言い訳するところぐらいですよね。今日の井上クリスはのた打ち回ってベトナム当時のこと告白してたな。あっさり許すエレンン。キムとタムに援助だけすりゃいい、それが一番!と抱き合うふたり。それを見守る岡さんの「甘すぎる」の一言が効いてました。

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道元の冒険@シアターコクーン中2階ML

2008-07-23 23:48:57 | 観劇/コンサート

縁あって2度目の「道元の冒険」をみてきました。中2階なのでちょっと乗り出さないと下手で座禅している阿部寛さんが見切れるという致命的な席ではありましたが、前回よりも舞台に近い席だったので、役者さんたちの熱演が伝わってきました。

2幕に出てくるニワトリ、本物だったと知ってびっくり!横山めぐみさん、池谷のぶえさん扮する中国娘が、片手でニワトリの足をつかみながら歌い、踊ります。ニワトリがバタバタ羽ばたいてもみなさん微動だにしないのはさすが。一緒に観た姉は、「舞台に白いフンが点々と落ちてたわよ~」と。



井上ひさしさんの脚本はものすごく情報量が多いので、二回観て、ようやく納得したり感動したりした部分も多かったです。自然と自分の内面や体験と照らして味わっているような・・・他の演劇でもやはり、どこか自分と重ね合せてみていたり、「そういうことなのか」と胸に落ちたりすることがあります。特に中国へ渡った道元が、師に謙遜して言った「若くて何もありませんが・・」に対し、若くて何もないということを侮るのは傲慢だ。若くて何もないというのは、可能性がたくさんあるということだ~と諭されるところで、目からウロコが落ちました。物事を一面で捉えてはいけない。



話は変わりますが、先日のドライブ中、ラジオでおじさんサラリーマンと若い女の子の会話の面白いのがありました。


おじさん「頭は薄くなったったし・・」
ギャル「頭のてっぺんから明るく生きられるってことですよ!」


おじさん「メタボだって言われちゃったし・・」
ギャル「人間が丸くなったってことですよ!」


おじさん「窓際に行かされたし・・」
ギャル「窓の外って、気持ちいいじゃないですか!ちょっと横みるだけでリフレッシュできちゃう!願ってもないじゃないですか!」


・・・・てなやりとりが延々と続き、おじさんは元気を取り戻すわけです。ものの見方で人生は変わる。


コクーンの中央通路のすぐ後ろはよく役者さんがいるので、なんとなく見ていたら、なんとこまつ座の看板役者で先日も「父と暮せば」で素晴らしい「おとったん」を演じた辻萬長さんがいらっしゃいました。たいていの役者さんは複数で談笑したり楽しそうにあいさつしあったりしていますが、辻さんは開演前も幕間も、おひとりでプログラムをじっくりと読んでおられました。本当にまじめな演劇人。そういうところが素敵。

辻さんがこの舞台に出たら、やはり木場勝己さんの役だろうな。


 

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ミス・サイゴン@NHK『今宵ゴージャス!』情報

2008-07-22 22:50:48 | テレビ番組
テレビで「ミス・サイゴン」のエッセンス放送がみられます♪

7月29日(火)22時~
NHK総合『今宵ゴージャス!』

エンジニア:市村さん&アンサンブル青組精鋭部隊14名
                   ・・アメリカン・ドリーム

キム&クリス:新妻さん・井上さん・・世界が終わる夜のように

だ、そうですよ~楽しみですね~
進行役は小堺一機さん・戸田恵子さんだそうです。
私は今のところ市村エンジニアと新妻キムを観る予定がないので、なんか得した気分です。これ観てチケット増やしちゃったりして~


ところで、ロンドン・バージョン(?)の「世界が終わる夜のように 」の動画みつけました。美しいですね~(携帯からだとみられないかも。↓)

Miss Saigon Excerpt
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暗い日曜日

2008-07-21 23:44:22 | 映画/DVD

次女が大学の「映像論」の授業でこの映画を観て、すごく面白かったからDVD借りてきたよ~と、すすめてくれました。

たしか4年ほど前に吉野圭吾さんが、舞台化されたこの作品に出ていたかと思います。このタイトルの曲が実際にあり、その旋律を聴いた自殺者が続出し、発禁になったといういわく付きの作品です。映画のストーリーも、その曲のエピソードを中心に作られています。

ありえないほど美しいイロナ(エリカ・マロジャーン)と、レストランオーナーでユダヤ人のラズロ、「暗い日曜日」を作曲したピアニストのアンドラーシュ、ライカをこよなく愛する普通の若者で、イロナに憧れ、後にナチスの将校となるドイツ人ハンスをめぐる物語です。ハンガリー人の恋愛観てよくわからないのですが、みんながイロナを愛し、彼女のために行動を起こします。舞台となるブタペストはナチの足音が忍び寄り、次第にホロコーストへ向かいます。裏切り、嫉妬、謀略、時代に翻弄される人々。そんなお話が、「暗い日曜日」の暗い旋律にあやつられるように展開します。


最愛の人たちを奪われたイロナが、50年の歳月を超えて復讐を果たすラストがものすごく鮮烈でした。
この映画には、ドイツ語がよく似合います。ちなみに舞台版で圭吾さんは自分の曲を演奏したあと自殺してしまうピアニスト、一番おいしい役のユダヤ人ラズロは近藤正臣さんだったそうです。観たかったな・・・

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ランチ@ITALIAN BUFFET and CAFE LA MAREA

2008-07-20 23:01:12 | 私の好きなもの


「汐留にイタリア街があるらしいよ」と夫が言うので、久しぶりにふたりで汐留ドライブに行きました。

たどりついたのは、カレッタ汐留などの高層ビルの裏側。まだ空き地もあり、イタリア街構成中という感じで、あたらしいビルのそこここにイタリアンレストランやカフェらしきものがぽつんぽつんとありました。道路もレンガ敷きでおしゃれですが、まだまだこれからといった感じです。

とりあえず、三井ガーデンホテル汐留イタリア街のランチブッフェに落ち着きました。ホテルのパーキングは食事をしてもしなくても有料で、そこがちょっと難です。

お料理はイタリアンのビュッフェスタイルで、いろいろありましたが、デザートの中には何故か白玉あずきがあり、嬉しいやらおかしいやら。お味は・・・夫はほうれん草入りのペペロンチーノだけが美味しかったと。私は鳥のグリルかな。まあ、食べ放題で1260円なら文句は言えないけれど、これなら汐留までこなくてもいいかも・・・と思っちゃいました。

休日の首都高はかなりガラガラで、帰りは芝公園から乗って真っ青な空の下、高層ビル群や椿山荘の緑など、軽いドライブを楽しんできました。車はいいわ~暑さ知らずのどこでもドア。自分で運転してみたいものです。(ペーパードライバー歴○十年。)

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劇団たいしゅう小説家「THE☆ どツボ!!」@東京芸術劇場小ホール2

2008-07-19 23:07:59 | 観劇/コンサート

お誘いいただき東京芸術劇場へ。たいしゅう小説家の舞台は2回目ですが、今回も面白かった~

モト冬樹さんと小松和重さん、面白すぎです。ストーリーは、モトさん扮する小説家が愛人といちゃいちゃしているところへ親族がひとり、またひとりときてしまい、その関係を隠すために次から次へと嘘をつき、どんどんどツボにはまっていく、シチュエーション・コメディーです。三谷幸喜さんの有頂天ホテルなんかと似た設定。

みんなの嘘で、モトさんの愛人・杏さゆりちゃんは編集者の妻、息子の二股恋人、ニューハーフ、などなどいろんなことにされてしまいます。ノン・ストップコメディーと銘打っているだけあって、飽きない展開。ちょっとでも目を離すとなにがなんだか判らなくなりそうなスピード感で楽しませてもらいました。

小松さんは、もうそこにいるだけで面白い!新感線の舞台でも拝見しましたが、本当にすごいです。モトさんの息子と甥はすごいイケメン!チラシで確認したら、「テニスの王子様」出身の八神蓮くんと篠田光亮くんでした。テニミューじゃあイケメンのはずですよね~息子の婚約者、篠田麻里子ちゃんも、最近のギャル語でもりあげていました。いるいる、ああいう子。最後はモトさんの本妻の大きな器と甥の機転で全てがまあるくおさまる展開。

小さい劇場で宣伝もあまりされず、話題性もあるとはいえないけれど、本当にお腹の底から笑えて、ちょっと暖かい気持ちになれました。

3日間ぶっとおしでサイゴン・五右衛門・どツボ!!と、全く違うタイプの舞台を観ました。3つとも、本当に素敵だった~しあわせ。いつ大地震がくるかわからないもんね。楽しんでおかなくちゃ。

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SHINKANSEN☆RX五右衛門ロック@新宿コマ劇場12列下手通路側

2008-07-18 23:11:08 | 観劇/コンサート

行ってきました新感線2008夏興行「五右衛門ロック」!もうすぐ閉館の新宿コマ劇場。ここのソワレにひとりで行くのは本当に勇気がいるのですが、頑張って歌舞伎町のど真ん中をわき目もふらず(わき目ふるとこわそうで・・)まっすぐコマへ。


コマ劇場の前には役者さんたちののぼりが立っていて、それはそれは賑やかでした。客層は、やや女性が多いものの、男性もたくさんいらっしゃいました。みんなカジュアルな感じ。結構おしゃれしていく人の多い日生や帝劇とは色合いも少し違いました。

「五右衛門ロック」というタイトルどおり、幕開きからノリノリ。舞台左右上方にはロックバンドが大音響で演奏しています。右上には岡崎司さんが。冠くんも王に仕えるシャウト担当で、メタマク以上にヘビメタ超音波爆発させています。

お話は、秀吉に釜茹でにされ、三条河原にさらされたはずの五右衛門が、実は生き延びて南の島で謎の「月生石」をめぐり、もうひと暴れ・・・というもの。そんな五右衛門を追いかける、銭形警部のような役どころが、江口洋介さんの岩倉左門次。南の島の大王(ハメハメハみたい・・)クガイは北大路欣也さま。その王子カルマが森山未来くん。橋本じゅんさんは、クガイに対抗するバラバの国の大将軍ボノーで、濱田マリさんは、その妻シュザク。ボノーとシュザクはメタマクの内野さんと松さんを彷彿とさせます。ふたりになった時の気弱なバカップルぶりが・・・


新感線らしく、殺陣シーンがいっぱいですが、これがかっこいいい!特に森山未来くんはまるで踊っているよう。踊りもさすが。洋風の銀のよろいに赤いサッシュ。白いマントを翻して踊る姿には釘付けになりました。髪型もメイクも素敵!誰かに似ていると思ったら、フィギュアの安藤みきてぃーにそっくり。。。いままで観た未来くんの舞台の中で、ビジュアル的に一番素敵でした。殺陣はみんな美しいのですが、目を引いたのは、やはり川原さんでした。すごい!の一言につきます。よく怪我しないなあ・・


大笑いだったのが、川平慈英さんと右近さんのエスパーニャの死の商人コンビ。ブルマに白タイツに短いマントだよ~反則~本当に悪いんだわ、このふたり。でも楽しそう。川平さんの右近さんも、完全にハジけてました。踊る踊る。

江口さんは、一幕あんまりぱっとしませんでしたが、2幕からはお人柄がでているというか・・ギター侍になるシーンもあり、滑舌も良く、舞台もいけるなあと思えました。2幕、本当にいいです。高田聖子さんの演歌ショーもあるし、新感線らしいお笑いもいっぱい!松雪さんも綺麗で、ちょっと秋山奈津子さんのよう。最後はピーターパンですよ~本当に面白かった!古田さん、森山くん、江口さん、高田さん、松雪さんの決めのポーズはかっこよすぎてほれぼれします。最後はコマ劇場の「コマ」を生かしたにくい演出です。こうでなくっちゃ!

通路使いもあり、すぐ左に江口洋介さんと森山未来くんが!どきどき。

全体的には新感線お得意のおポンチなんですが、北大路さんだけには絶対ギャグを振らないのはさすがいのうえひでのりさん。最後の最後まで、北大路さんの気品と風格を損なわない配慮をみてとりました。北大路さん、いいですよ。歌も殺陣も品格を感じさせます。


たぶん今まで歩いていらした道とは全然ちがう舞台だと思いますが、よく出演されたなあ・・とちょっと感動。カーテンコールでも、本当に美しい所作で頭を下げていらっしゃいました。

耳をつんざく大爆音、ギンギラ衣装、サイゴンのヘリどころではないすごい振動。広いコマ劇場が、まんまヘビメタライヴ会場のようになり、鼓膜の心配をするほどでしたが、舞台は上々、文句なしのオール・スタンディング。終演後も、「面白かった!また観たいね!」という声があちこちであがっていました。私ももう一回みたい!

コマ劇場、面白い劇場でしたね。トイレの個室が致命的に狭いのと、やっぱり歌舞伎町という場所が難でしたが、無くなるとなると、少し寂しいです。

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ミス・サイゴン プレビュー公演@帝国劇場1階B列上手

2008-07-17 22:47:12 | 観劇/コンサート

 

ベガーズ・オペラで注目していた照井裕隆くんのクリスデビューをこの目で!と、いうことで、プレビュー公演に行って来ました。エンジニアは橋本さとしさんで、こちらも注目。今回のエンジニア競演(市村・別所・筧・橋本)の中では、さとしさんのエンジニアがいいなあ・・みんな全然違うエンジニアですが、まさに「みんな違ってみんないい」です。前回公演では、プリンシパルは全キャスト制覇で、狂ったように帝劇通いしたなあ・・そんなので、サイゴンはわたし的にはお腹いっぱい状態で、照井くんだけ観ればいいや・・くらいに思ってでかけたんですが、、、、すごい!今回もすんごい!高いチケット代払う価値ありあり。

もともと、ストーリーにはあんまり同意できないんですが、曲が本当に素晴らしすぎで、うっとりな上に、息を呑む演出。今回、踊りの演出変わった?すごく厚みが出たように思います。前方席だったせいもあり、ヘリコプターのシーンでは、振動で服の裾にブルブルブルっときて怖いほどでした。逆に、一番好きだったキムとクリスの結婚の誓いのシーンがあっさりしたような・・アンサンブルの女性の衣装のせいかな?ベトナム衣装の女性達の中に、何故かいまどきの日本の若い娘が着ているワンピースとそっくりなのを着てる人が二人いるんです。あれ、ちょっと興ざめかも・・・というか、最近のお嬢様方の衣装が当時のベトナムで流行ったのと似てるのか???


まあ、それはおいといて、照井クリスとソニン・キム。良かったです!まず、ビジュアル的にリアル。ソニンは本当に初々しいし、必死で生き、愛し、最愛の息子のために命をかけた行動に走るその感情がビシバシと伝わってきました。照井君は、井上君のようなキラキラ光るオーラはないけれど、踊れる人だけあって身が軽く、歌もよく伸びていました。ほとばしる感情が痛いほど。キムの最期も、もう絶叫で涙をさそいました。まだまだ大化けしそうな期待感。10月にまた観たいと思わせてくれました。

さとしさんは、歌、凄く上手くなりましたね。軽い演技の裏にある悲しい過去と宿命と執念。愚かで切なく悲しい「アメリカン・ドリーム」でした。岡さんのブイ・ドイはさすがの貫禄でした。が、腕を振り上げるとジャベールに見えてしまいました。演説だから、あそこはじっくり歌ってほしいかも。ここは今井清隆さんに出てきて欲しい!

プレビューなのに、客席はかわいい制服で有名な品川女子のお嬢さんたちの団体でいっぱい。先生たちの指示なのか、帝劇ミュージカルではめずらしく、幕があがる時に拍手がおきていました。開演前も幕間も、黄色いきゃぴきゃぴ声で賑やかなること文化祭の如し。


うれしいことも。今まで、レミゼにもサイゴンにも数え切れないくらい通ったのに、一度もまともに飛んできたことのないキャストからの花束。今日は2列目だけど、どうせまたダメだわよ。と、あきらめていたら、私に向かってとんできました。でも、左に座ったおじ様がひょいっと手をのばしてキャッチしたのであきらめました。が、なんとその方が、こちらを向き「はい。あなたに。」と、くださったのです。きゃおーん!ありがとうございます!・・・と、いうわけで、初めて(自力じゃございませんでしたが)お花まるまるGETです。うれすぃー

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ゴンゾウ 【第3話】目撃者ロダン

2008-07-16 23:42:57 | ゴンゾウ【gon・zo】*伝説の刑事*

いよいよスーツの黒木刑事登場!オープニングの、スーツをばしっと?!着るところから期待でわくわく・・でしたが、伝説のヘビースモーカーの口からでたのはポップシクルキャンディー?伝説の疲れ知らずの体力は、消耗して熱射病?伝説の直感は・・・・


と、いうわけでスーツ初日の捜査はすべってしまいましたが、ますます素敵な黒木さん。ホームレスのロダンさんの身の上話を聞きながら、みるみるうちに目が赤く潤んでくるのにはやられた!という感じでした。筒井君に、「人情物の刑事ドラマみたいなことやってんじゃない!」くらいのこと言わせたりして、やはりこのドラマは今までとちょっと切り口違うという感じですね。内野さんの細かい表情をロングで撮っているところが嬉しい。
・・・・と、ともに虎之助くん(シャブ中の飯塚さん)の行く末も気になる。あの、雨の中の姿もまだ何かあるのではと、気になる。

海苔なしの塩むすびを食べながら夜明けの一本道を歩くシーン、再生を象徴しているのでしょうか。印象的でした。たしか、ユーミンのHello!my friend の曲にのせて筒井君と瀬戸朝香さんが共演した「君がいた夏」のラストにも、あんな早朝の一本道が別れを象徴していたな~。筒井くん、本当に大人になっちゃったのね~あんなせりふやあんな態度や。。。


「あのこが作った塩むすび」という歌謡曲を、紫色の学生服着て歌ってた人、いたな~♪


もー水曜日は早くおうちに帰って9時までに全部終わらせるっきゃないですね。


さて、明日はちょいとサイゴン行ってきます。

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ゴンゾウ 【第2話】第一容疑者

2008-07-13 19:43:32 | ゴンゾウ【gon・zo】*伝説の刑事*
先日第2話の感想をアップしようとしたら、突然ログイン画面に戻ってしまい、記事が全部消えてしましました。時々こういう あ~あ・・・があります。


黒木さん。薄~いゴンゾウの皮をかぶった黒豹の正体をチラチラと見せてくれて、目が離せませんね。筒井くんに厳しいことを言われた瞬間の表情。大塚さんに「くやしくないの!?」と迫られた時の激しい反応。ほら~ほら~はやく本性に戻って~・・・ともどかしいったら。でも、私も超末端冷え性・・じゃない、末端専門職の面汚し・・いえ、端くれなので、自分を納得させられる仕事ができないで周りに迷惑かけるくらいなら出て行かない方がまし。。備品係に徹しちゃう。という考えかた、ちょっとだけわかる気がします。

もともとが物凄いスーパー刑事だったからこそ、思い切り活躍できないくやしさ、せつなさは人一倍、いや100倍なんでしょうね。何があったんだ!気になる~

大好きな四草さん、加藤虎之助さん、また犯人役ですか!!彼が厚生してぱりっとするところも見たいなあ。綿引さんと高橋くん、責任もって面倒みてやって。あ、綿引おじいちゃんは「引退」の文字が見え隠れしていましたが今後どうなるの?!それも気になります。。。

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ホームレス中学生

2008-07-12 23:31:37 | テレビ番組
今夜は懐かしい同期の友人達(・・・といってもみんな私なんかよりずっとステージの高い人たち)と、懐石をいただきながら楽しい時をすごしました。若くてバリバリ元気のあったころを思い出したり、素敵なおしゃべりをしながら、管理職は管理職なりのジレンマや苦しみ、自己矛盾なども抱えているんだなあと、素直に思いました。定年後のためにカウンセリングの資格をとったという人も。そんな風に長期で人生を設計している人もいるんだなと思うと、自分自身のいいかげんさにあきれたり。まあ、いいの。私は私。


帰宅後、話題の「ホームレス中学生」をみました。お笑関係に無知な私は、この作品がお笑いの人の書いたお話だということをつい最近になって知りました。でも、お父さんに突然に「解散!」って言われちゃったら、こうなるっきゃないのか?自分で頑張れるだけ頑張って、友人のお母さんに救われ、泣くに泣けなかった心を吐き出すところが感動的でした。その人が高田聖子さん!彼女は本当にこういう役が似合います。さすが芸達者。

薬師丸ひろこさんもいいです。すっかり優しい日本のお母さんを演じられる女優さんになりましたね。卒業式で彼が「僕ではなくて、僕のお母さんがほめられるような立派な人になりたい。」と言うのを聞いて、そんな風に子どもに言われたらそれ以上のことなんて何もないなあと、ホロリでした。映画版では小池徹平君が演じる関係か、たこ焼き屋さんの場面でちょい出演されてましたね。作者の方は先日のバラエティー番組で、この作品で2億円入ったと言ってましたが、本当ですかね~
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かもめ@赤坂ACTシアター1階I列センター

2008-07-10 22:49:01 | 鹿賀さんの舞台

今週土曜は出勤なので、今日は振替休日。(信じて!うさちゃん。決してずる休みではないの。)


昨夜に引き続き副都心線を駆使して千代田線に乗り換え、赤坂へ。見附からだと歩くけど、ここは本当に改札出たら劇場なんですね。感動。

チェーホフは暗くて難しいというイメージがあったので、昨夏に井上ひさしさんの「ロマンス」をみていなかったら、きっとここには来ていないだろうなあと思いつつ、幕開きを待っていました。すると!!な~んか右の方からオーラが来る。はっとそちらを見ると、長谷川博己さんが!そして、ちょっと後ろには夏八木勲さんが!そしてそして、幕間にはなんとロビーで浦井健治くん発見!!さすが平日マチネは遭遇率高いですね。しっかし、いきなり大好き君ふたりにあうとは!浦井君はドリンクカウンターに並びながら、食い入るようにプログラムをご覧になっていました。帽子もサングラスもなく、あのままの浦井君でした。今はエリザベートのお稽古期間なんですね。ちゃんとストレートも勉強にきてるんだ。えらいなあ・・・


な~んて、客席やロビーみて興奮していてはいけませんね。さて、かもめ。登場人物の誰もが心に満たされないものを持ち、ぐるぐる空回りするそれぞれの心。藤原君扮するトレープレフはニーナに、ニーナは鹿賀さんトリゴーリンに、トリゴーリンはトレープレフの母とニーナに二股だし、トレープレフに恋するマーシャは彼女に恋する教師メドベジェンコに冷たいし、マーシャの母は夫よりも医師ドールンが好きだし、ドールンはトレープレフの母アルカジーナに憧れているらしい・チェーホフがこれをボードヴィルのつもりで書いたと聞くと、やはり滑稽にも見えてきますね。。


ニーナ役の美波さん。エレンディラでも体当たりの演技でしたが、今回もとても生き生きした前半の演技と、トリゴーリンに捨てられた後の暗い狂おしい演技の対比が鮮やかで素晴らしかったです。アルカージナ、麻実れいさんは大舞台女優という設定どおりの貫禄。好きだなー麻実さん。誰かに似てると思ったら、話し方が昔の我がしゅうとめにそっくりなんでした!(現在は大おかみ、草笛光子テイスト)


「かもめ」のタイトルは、捨てられ打ちひしがれたニーナが、自らを「作家がちょっとした短編のために気まぐれに撃ち殺したかもめ」と表現したことからきているようです。それでもなお、捨てた男への想いを捨てきれないニーナ、そんな状況になっても彼女に愛が届かない事に絶望するトレープレフ・・・滑稽なのか、残酷なのか。

栗山民也さんの演出で、どの役者さんたちもめりはりのある発声で心地よく台詞が響いてきました。ただ、鹿賀さん独特の「鹿賀節」は、その中で馴染んでるのか???なところもありました。今回の演技はあんまり作家には見えないし。。ただ、トレープレフに異変がおきる最後の場面、かもめの剥製を見つめる鹿賀トリゴーリンの静かな姿は胸に迫りました。

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