pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

GARANTIDO~生きた証@東京芸術劇場1階F列下手

2010-02-23 23:06:03 | 観劇/コンサート

             

作:謝珠栄

出演:

伊礼 彼方、上口 耕平、川本 昭彦、岸 祐二、坂元 健児、島田 邦人、
樹里 咲穂、西村 直人、畠中 洋、平野 亙、吉野 圭吾、良知 真次

昨日の熱も午前中いっぱい寝ていたらすっかりさがり、無理かな~と思っていたGARANTIDOのソワレに行ってきました。バカは死ななきゃ治りません。。。

これは、屋台骨を失ってバラバラになりかかった劇団と、その劇団によるブラジル移民の苦難を描いた劇中劇という二重の構造になっています。Garantidoというのは、保証の意味で、「ジャポネス・ガランチード」(日本人は保証付き、日本人なら間違いない)ということのようです。

吉野 圭吾さんはTSではまじめな役が多いですが、「モーツアルト!」でのシカネーダーや「ヴァンパイア」でのヘルベルトの面影は皆無。ものすごーくストイックで大真面目な役です。坂元健児さんはこれまたとってもおいしい役で、この劇中劇の作者であり役者でもあります。とりまぜて3役をこなし、ソロもいっぱい。ファンにはたまらないですよ。。。そして岸 祐二さん。この方もソロがあります。劇団ではクールな役。劇中劇では極悪非道です。女なら絶対許せない罪を犯します。ひどい!ひどすぎるよキッシー!って感じ。ジャベールを思わせる上から目線のソロは聴かせますよ~

まあ、ブラジルエピソードのほうはちょっと尻切れな感じもあり、かなり重いテーマで説明的になったりという感じはありましたが、歌とダンスは素晴らしく見ごたえがありました。移民の苦労、日系2世の苦悩など、考えさせられる内容でした。今回の収穫は伊礼彼方くんでしょうか。あんなに歌って踊れる方とは知りませんでした。前回エリザベートで伊礼君のルドルフはなんとなイメージ違いな気がしてく観ませんでしたが、次回キャスティングされた時にはぜひ見たいと思います。

コメント
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