お衣装の展示。
作詞・作曲:ウェイン・カークパトリック
ケイリー・カークパトリック
脚本:ケイリー・カークパトリック
ジョン・オファレル
演出:福田雄一
出演:
ニック:中川晃教
シェイクスピア:西川貴教
ビー:瀬奈じゅん
ナイジェル:平方元基
ポーシャ:清水くるみ
ノストラダムス:橋本さとし
あらすじ:
ルネサンス時代のイギリス。
売れない劇作家であるニック(中川晃教)は
弟のナイジェル(平方元基)と共に自身の劇団を運営していた。
時代の寵児であり、スーパースターの劇作家シェイクスピア(西川貴教)に
ニックは対抗心をむき出しにするが、
劇団運営に行き詰まり、妻ビー(瀬奈じゅん)の目を盗んで
予言者ノストラダムス(橋本さとし)のもとを訪ねる。
そして、彼のお告げに従い、
世界初の歌って踊る「ミュージカル」を書こうと決意するのであった。
その後もノストラダムスのもとへ通うが、
出てくるのは頼りない予言ばかり…
ヒット確実な作品タイトルは「オムレット」
(実は「ハムレット」の間違い)だと言われ、
ニックはミュージカル「オムレット」を生み出すために悪戦苦闘する。
作家の才能を秘めている弟のナイジェルは、
兄の言うことを聞きつつも「卵の物語なんか書きたくない!」と思い悩む。
そんななか、出会った美しい清教徒の娘ポーシャ(清水くるみ)と
恋に落ち、新たなインスピレーションが生まれていた。
一方、「ロミオとジュリエットに続く大ヒット作を書かねば」
と人知れず思い悩んでいたシェイクスピアは、
以前からナイジェルの才能に目をつけていて、
彼からなんとか次作のアイデアを得ようと画策する。
「トービーベルチ」と名乗る役者に化け、ニックの劇団に潜入し、
後の大ヒット作となる「ハムレット」の土台となる
アイデアをどんどん盗んでいくが…
Something is rotten in the state of Denmark.は、ハムレットが父王の亡霊を観に行った時に見張りの兵士マーセラスが思わず漏らした言葉です。「何かが腐ってる!」「何か怪しい」という意味だとか。
「腐ってる」というより「怪しい」のほうが近いかももう、ミュージカルネタが出てくる出てくる客席のミューオタの皆さんたちは大喜びの連続プログラムによれば、何と23作品のパロディが織り込まれているとか!私も全部はわからなかったかもでも、福田演出の舞台ってこういう場外乱闘みたいな小ネタがいっぱいで、置いてきぼりを食うお客さんも多いんじゃないかとちょっと心配になります。
ミュージカルネタばかりじゃなくてシェイクスピアネタも豊富で、シャイロックやポーシャなどの名前が出てくるだけでにやにやしてしまうのでした。
中川くんと平方くんの劇作家兄弟がものすごーくキュートそして、瀬名じゅんさんがめちゃくちゃ面白い!福田作品の常連の佐藤二郎さんとかムロツヨシさんとかがやりそうな突撃ネタを、あの瀬名じゅんさんがやるとは!もう、愛する夫のためならなんでもやっちゃう強くて利発な奥さんなのでした。もちろんヅカネタも!これには瀬名ファン泣いて喜ぶ!
橋本さんはあの「キャストがみるみるやせ細っていく海の近くのぐるぐる劇場」ネタもそれはそれは楽しそうにかましてました。「出番が終わって どこにはけていいかわかんなくなってロビーに出ちゃった」とも。なるほど。わかる気がする
超人気作家のシェイクスピアが西川貴教さん。今まで見たこともないようなギンギラギンのシェイクスピアで、すぐ歌いあげちゃう人ですが、変装も可愛い!当然のようにあの有名歌い上げCMネタも。「やりたくなかったよ~」といいつつ楽しそう。ちょっとファンになっちゃいそうなキュートさでした。西川ファンはしっかりペンライト振ってました
清水くるみちゃんは平方くんとラブラブになる清教徒の娘ポーシャですが、衣装がコゼット風でピチピチはじけてめちゃくちゃ可愛かったです。キレのよさは修羅天魔の沙霧ちゃんですもんね。
ストーリー自体は単純ですが、ダンスもタップも歌もとっても明るくて楽しく、今年の観劇おさめにはぴったりでした。終演後、演出の福田雄一さんが通路にいらして、お客さんと記念撮影したり、自主的握手会してました。テレビで見たまんまの明るいおじさまでした
東京国際フォーラムの通路にはもうイノシシたちが来る年のお迎えにむけてスタンバイ。