初めて行った内幸町ホール。新橋という土地柄なのか、客層は中年以上のサラリーマン風の男性が多かったです。SL広場では、お約束のようにサラリーマンたちがテレビ局の人にインタビューされていました。
さて、志らくのピン。
前座は二つ目の立川志ら乃くん「星野屋」。なかなか勢いのある若手でした。口の形が似ているせいか、ちょっとした語り口が談志さんを彷彿とさせました。
志らくさん一席目は「お七」。マクラは朝青竜問題でしたが、か~なりカゲキでちょっと心配しちゃいました。でも、朝青竜のおかげで相撲界が盛り上がったのは間違いないという意見にはちょっとうなずけました。
「お七」は、口下手な男が、自分の家に生まれた赤ちゃん(お初ちゃん)を、江戸っ子で口の悪い男にさんざんな言われ方をし、仕返しに相手の家の赤ちゃん(お七ちゃん)をけなしに行く噺。エスカレートしすぎてシュールな噺になるところを、志らくさんが上手に料理してすっきりまとまっていました。
二席目は「笠碁」。
囲碁の「待った」「待たない」から喧嘩になってしまった男たちのめんどくさい友情物語。男ってかわゆいかも。
仲入り後は「妾馬」。
妹がお殿様にみそめられ、側室として後継ぎを生んだことから侍に出世した江戸っ子八五郎のお話。
どの噺も志らくさんのものすごいテンションで語られて楽しい楽しい。その勢いに乗せられ、今日もぐぐぐい~っと志らくワールドにひき込まれてしまいました。