pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

紙屋町さくらホテル@六本木俳優座劇場10列センター

2007-04-30 23:22:15 | 観劇/コンサート

人間ドック仲間()3人で六本木俳優座劇場へ。昨年8月のあの感動を分かち合いたくて、2人を誘いました。お付き合いいただいて、本当にありがとう!

舞台というのは、その時その時でツボにはまる台詞や場面が増えていくのが本当に面白い。前回の感想→ここ 同様、「今すべきことを、今、全力で行え。それが明日終わるかもしれない自分の人生の、本当の意味だ。」という言語学者大島先生の深い言葉に襟を正すのと同時に、「役者など、何の役にも立たない人間のくずだ」と罵る特高刑事に言い返す移動演劇隊さくら隊の丸山隊長の言葉に感動しました。

「俳優は百姓になる、漁師になる、仕立て屋になる、きこりになる、大工になる、鉄道員にも商人にも軍人にも巡査にもなる。俳優は、この世に生を受けたあるとあらゆる人間を創り出すことができるんです。(中略)人間の中でも宝石のような人達が俳優になる。心が宝石のように美しくないと、素直に人の心の中に入って、その人そのものになりきることができないからです。」

これだから、舞台通いはやめられません。今日もまた、宝石のようにたくさんの素敵な言葉をもらってきました。「戦争責任」、「憲法」、「言葉」に強いこだわりを持ち、語り続ける井上ひさしさん。「むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く。」この作品をこの時期に持ってきたのは、憲法記念日間近なせいでしょうね。たくさん笑ってたくさん泣き、たくさん考えさせられました。

客席同じ列の端に、井上さんの「国語元年」や、蜷川さんのシェイクスピアシリーズでもよく拝見する、たかお鷹さんがいらっしゃいました。終演後はカフェに篠井英介さんが。今日もまた、得した気分の一日でした。

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風林火山 第17話 「姫の涙」

2007-04-29 23:05:32 | 風林火山

「それがしの守り神も摩利支天なれば、それをお持ちの方を見捨てることはできません。」頑なな由布姫の心を動かしたのは、勘助のその言葉だったように思います。

but自分が悪者となって、晴信を立てようとする勘助。浪人者に襲われた姫を助けにいく場面は、本当にかっこよかったですね。でも、どちらなんでしょうか。姫の命が助かるには、晴信の側室になるのが一番だと思ったからわざわざ後を追って連れ戻したのか、それとも晴信の言いつけを守るために連れ戻したのか。

それにしても姫、「みにくいのはそなたの顔ではない、心ぢゃ。」・・・って、やっぱり言いすぎではないですか?命を助けてもらったのに。

晴信様の方は、着々と勢力を広げ、冷徹な面も見えてきます。夫を失い、自失している禰々から寅王丸を引き離し、旗印として出兵とは。禰々さまの痛々しい姿はみていられませんでしたよ。

今日は鹿賀さん、内野さんを立て続けに見られた幸せな一日でございました。さて、明日は話題の六本木に出陣。紙屋町さくらホテルにいってきま~す。

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ジキル&ハイド千秋楽@日生劇場1階H列下手

2007-04-29 22:14:19 | 鹿賀さんの舞台

ジキル&ハイド、鹿賀さんのファイナル公演も、ついに東京千秋楽となってしまいました。

これが超多忙な4月の公演でなかったら、もっともっと通えたのに~と、超良席やトークショー付を手放したことがかなり悔やまれもしますが、何を言っても千秋楽。今日は本当に本当に熱い舞台でした。ジキル博士が自分で善と悪とを分離する薬を試す直前の大ナンバー「時が来た」では、あまりの圧倒的な歌声にうるっと来てしまいました。あふれんばかりの喜びを全身で表現するジキル。万感こもっているように思うのは私の気持ちがかぶっているせいですね、きっと。

熱いのは鹿賀さんばかりではなく、今日が本当の千秋楽になるルーシー、マルシアさんもすごかったです。「あんなひとが」ではショー・ストップかと思えるすごさ。あの細い体のどこにあんなパワーが・・と思えるほどのすごい声量と軽やかな動きで、あっという間に劇場を征服してしまいました。

そして何と言ってもこの作品の醍醐味、アンサンブル。どの方も立派にソロをとれるような力のある声.。その幾重もの重なりは、地鳴りがするんじゃないかと思う大迫力でした。

何度も観ているのに、新しい発見もありました。苦悩の中、ジョンとエマの歌を前に下手のデスクでハモっているジキルは、「エマ、エマ、道を見つけて!」と、静かに静かに歌っていたのですね。誰にも言えない深い心の声だったんだ。。そして、ハイドに変身し、髪がばさっと落ちたときの美しさにもはっとしました。悲しみと恐れが傲慢と邪悪に変わる、善が悪に変わる瞬間の表情が、ものすごく美しいのです。

何度かのカーテンコールの後、鹿賀さんから「2001年に幕を開けましたこのジキル&ハイド、7年間やってきて厳しいことも楽しいことも沢山ありました。 スタッフやキャストの皆さんにも感謝しています。 今回をもって終わりとします。特に理由はありません。(笑)こんな風に幕を降ろすのも、この作品との付き合い方なのかと。この作品をバネにして次の作品に挑戦していきたいと思っています。本当にありがとうございました!」というようなご挨拶がありました。

そしてそして、最後の最後には、再びハイドに変身。会場は沸きに沸きまくり、当然のようにオール・スタンディング。パーンと銀のテープも飛び交い、華やかな幕切れとなりました。

 

興奮を鎮めるため、chat noirさんたちと椿屋珈琲店でお茶しましたが、その後更なる興奮が!なんと、駅まで歩いていると、向こうから美しい女性がふたり歩いてきました。ジキハイのアンサンブルの女性に似てるなーと思ったら、その後ろから、演出の山田和也さんとエマのパパを演じた浜畑賢吉さんが!思わず「素敵な舞台をありがとうございました。」と、声をおかけすると、立ち止まり、「ありがとうございました。」と、ちゃんとこちらを見てご挨拶をかえしてくださいました。握手してもらえばよかったですね!と話しながら調子に乗って日生方向へ向かうと、執事役の丸山さんが通過!ストライド宮川浩さんもたたずんでる!宮川さんにも当然のようにご挨拶。なんと、ずうずうしくも握手までしていただきました。

戸井勝海さんはすでに通過したらしく、残念がっていたら、なんと御大、鹿賀さん登場!もうびっくりです。興奮して見送っていると、今度は目の前にエマ、鈴木蘭々さん。私服は淑女のエマではなく、ポンキッキのランランちゃん。「こんな格好ですみませんね」と、笑顔で気さくに握手にも応じてくださり、「朝ドラも観てますよ~」と声をかけると、マネージャーさんともども、「よろしくお願いします。」とにっこりでした。

今日はたぶん千秋楽の打ち上げがあるのでしょう。みなさんでフツーに日比谷方向へ歩いて向かわれました。基本的に出待ちはしない主義な私ですが、こんなラッキーなこともあるんですね。みなさん、本当に気取らず丁寧な対応をしてくださって素敵でした。宮川さんの手は大きくて柔らかく、ランランちゃんはとっても華奢できれいな手でした。

名古屋・・・・大千秋楽・・・いやいや、・・・名古屋。。。千秋楽。。だめだめ。。

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気分爽快

2007-04-28 22:13:22 | 雑感

今日は、私の仕事の新年度始動一発目の大事な会議の日。1時間ほとんどしゃべりまくる、所謂プレゼン勝負の日。このしゃべりの出来如何でこの一年が円滑に進むかどうかという、天下分け目の大勝負なわけです。・・・・って、大袈裟です。ごめんなさい。

まあ、この日のために日夜準備を重ねた甲斐もあり、(昨日も遊んでたくせにうそばっかり)本番はソツなく、お集まり頂いた皆様からの鋭いツッコミもなく、無事に終わり、爽やかな気持ちで連休に突入できることになりました。

人前で喋る、これはまだ若かったころの私にとっては大変な作業でした。何故か中学時代は弁論大会常連の人ではありましたが、別に喋りがうまいとか好きとか、そういうことではなく、所謂「すぐに語りたくなってしまう変な子」だったわけで、語り足りない思いをこうして今でもブログったりしてしまうわけですね。ほとんど中味はありませんけど。

昔と今との違いはといえば、かつては大勢を前に話さなければならない時は、緊張して脈が速くなったりしたのに、最近はそんなことはなくなり、頭の中が真っ白でも口だけがマシンガンのように動くという恐ろしい現象が起きています。きっと、テープにとったらとんでもないことをしゃべくっているのかも。となると、参加者のあの沈黙は。。。ま、いいや。終わったし。結果オーライということで、よろしくお願いします。

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写楽考@シアターコクーン1階A列下手

2007-04-27 23:04:55 | 観劇/コンサート

仕事を終えて渋谷ダッシュ!pasumoのおかげでだいぶ時間短縮でき、遅刻かと思いきや、ちゃんと開演に間に合いました。

わずか10ヵ月の間に150点もの錦絵を創作し、忽然と 歴史から姿を消した東洲斎写楽。 高橋克実さん演じる十返舎一九によると、この名は「しゃらくさい」をもじったらしいという説もあるそうです。また、「野次喜多道中」の「喜多」は、喜多川歌麻呂だそうです。と、いうことは、野次さんは写楽??このお話では、若き日の写楽(あの男・伊之/堤真一)と、歌麿(勇助/長塚圭史)が駆け出しの絵師だった場面から始まります。

思わぬ事件から犯罪者になってしまった伊之が、蔦屋重三郎(西岡徳馬)の野望にのって役者絵を世に出し、さらなる野望によって刑死させられるまでを、十返舎一九を狂言回しにしながら語られる物語です。

太鼓と笛以外には音楽のないまったくのストレートですが、2時間を練られつくした台詞によって埋め尽くしているせいか、眠気が来る事もなく堪能できました。役者と演出家の力でしょうね。堤真一さんは若さ全開の表情、失望に打ちひしがれる表情、狂ったように芸術に没頭する表情、おだやかに家族の行く末の幸福を祈る表情、くるくると変化する凄みを感じる演技をされていました。一番すごいなと思ったのは、すべてを無くし、妻に付き添われて歌麿に泣きついてきた時の廃人のような姿でした。(ぼ・・母性本能くすぐられたのかも

最期の、ルキーニを思わせる刑死の場面は、ズバリ三世大谷鬼次の奴江戸兵衛の姿を表現していました。あれはすごいです。

客席には、大竹しのぶさん、渡辺えり子さん、三宅健くん、草薙剛くん、ヤクルトの古田さんなどもいらっしゃいました。ちょっと忙しい平日ソワレ観劇ながら、大満足でございました。

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この人にトキメキすぎ!

2007-04-24 23:26:18 | 私の好きなもの

今朝は、なんの予備情報もなくNHKをみていたら、いきなり風林火山な映像が出てきて、予告編?と思ったら、なんと「この人・・・」のゲストがうっちー!録画録画!!とあせっていたら、既に出勤していた夫がしっかり録画しておいてくれたことに気づきました。感謝!

もう、ご幼少からの映像満載。一度は観たかった早稲田ESSの英語劇のシーンから「街角」、メタルマクベスまで内野尽くし。NHK様様です!

女の人と付き合ったこともないのにいきなりプレイボーイの役でどうしてよいか分からなかったこと、ファーストキスがこの舞台でのキスだったなど、内野様ならではのエピソードに、思わずにやけてしまいました。

この番組、前回は樹木希林さんでした(これは再放送?)。渡辺謙さんの時もありました。CMがないし、お宝映像はたくさんあるし、何よりじっくり取材してくれるのが良いですね。本当にさわやかな一日のスタートがきれました。

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花よりもなほ/福耳

2007-04-23 23:25:16 | 映画/DVD

本日は公休日ではありましたが、連日の遊び三昧とここんところの気候の変化の激しさから体調がイマイチでしたので、家でおとなしくDVDと、三月うさぎさんからお借りしたビデオを鑑賞しました。

DVDは、「花よりもなほ」と、「福耳」の2本立て。「花よりもなほ」のほうは、岡田准一くんの仇討ちもの。長屋のめんめんが、古田新太さん、香川照之さん、加瀬亮くん、木村裕一さん、國村隼さんなどなど、猥雑な感じがとても良かったです。仇討ちなどしたくない岡田くんを、長屋のみんながバックアップして、お芝居仕立ての狂言を打つ。これが本当に痛快。仇役の浅野忠信さんや、弟の勝地涼くんも素敵でした。ゆる~い感じの時代劇。元禄時代の庶民って、こんな感じだったのかもね。

意外に感動したのが「福耳」でした。高級老人ホームで亡くなった田中邦衛さんが、こともあろうに半フリーターの宮藤官九郎さんにのりうつり、この世で思い残したことを実現させようとするコメディーです。クドカンさんがふと鏡をのぞいたら、田中邦衛さんになっていて、パニックになる場面が楽しいです。のりうつった田中さんも、最初は思いを寄せた女性を口説くのが目的でしたが、次第に、クドカンさんの人生を、早世した息子に重ね合わせて励まし、バックアップする姿勢になっていきます。既に亡くなっている人の気持ちの変化に付き合う脱力系のクドカンさんも素敵。

先が見えないと不安になり、先が見えてくるともう嫌になって逃げたくなるというクドカンさんに田中さんが言います。「生きていくっていうことは、見えないものを信じる勇気なんだ。たとえその先が見えていなくても、自分を信じて進む勇気がひつようなんだよ。」この言葉、もらった!

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風林火山 第16話  「運命の出会い」

2007-04-23 01:19:29 | 風林火山

いよいよ甲府に護送された諏訪頼重、禰々夫妻。この状況では、頼重の切腹は避けられなかったのでしょうね。薪能を観ながらそっと手を触れ合うふたりにぐっときました。政略結婚とはいえ、互いを想いあう素敵なご夫婦だったのにね。

本日のツボは、このふたりの今生の別れの場面と、由布姫が「自害などしたくはない!生きたい!生きてこの世を見てみたい!」と叫ぶ迫真の場面でした。柴本さんはまだ硬い演技ながら、それが若さ特有の硬質感のように思えて、結構好きでした。死に向かう運命を簡単に受け入れるのではなく、地獄を見ても生きていたいという、人間の本性のようなものが見えて。勘助にも、その姿がミツさんの最期と重なってみえたのですね。

この時代にあって、ましてや敗軍の将の姫様ならば、自害はあったりまえ。むしろ生き恥をさらすほうが辛かっただろうと思うけれど、そこを本音でつっきろうとする強い意志を感じました。私もやっぱり、ジタバタしながらでも生きていたいな。

武田としては生かしてはおけない姫。なんとか生かしたい勘助。さて来週はどんな展開になるのでございましょう。

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ロッキーファイナル@ユナイテッドシネマ

2007-04-22 15:35:12 | 映画/DVD

夫に誘われ、ロッキーファイナルを見に行きました。夫は基本的に平和主義なのですがボクシングは興味があるようで、タイトルマッチのある夜などはいつも早目のご帰還です。

映画は大好きですが、殴り合いや流血嫌いの私は、「ロッキー」はお初。この作品も、たぶん誘われなければ行かなかったでしょう。内容はロッキーのシリーズを観て来ている人たちには、ああ、そうそう、と、懐かしい場面もあったかと思います。物語の半分は、ロッキーの平和で非戦闘的な日常を映しています。愛妻エイドリアンが亡くなり、息子は一流企業に就職し、かつての対戦相手は浮浪者風になり、ロッキー自身はレストランのオーナーとして過去の栄光をお客さんに語る日々。

その平穏な日常に変化が訪れ、再び戦いに向かうきっかけとなるのがTVのバーチャル対戦とは、なんとまあ、今日的。

人間はいくつになっても戦うのをあきらめてはならない、どんなことにも立ち向かっていかなくてはいけない。それを体現してみせるロッキー。このメッセージは中高年にはたまらないでしょうね~特に団塊あたりの皆様には。団塊にはだいぶ手前のわが夫は、「まあまあおもしろかったけど、あんまりなー」と、やや期待はずれな感想でした。彼は新人類のハシリの方なので、ちょっと重かったかな。

風は強いものの、暖かく気持ちの良いお天気。帰りはちゃんとふたりで区長選、区議選の投票にも行ってきました。

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ジキル&ハイド@日生劇場1階最前列上手(ネタバレあり注意)

2007-04-21 23:58:44 | 鹿賀さんの舞台

鹿賀丈史さんのファイナル公演。今回は最前列で、三月うさぎさんとご一緒しました。

鹿賀さん、マルシアさんは、本当に渾身の演技でした。歌声がびんびんと体の芯まで響いてくる感じです。石川禅さんからバトンタッチした、新アターソン弁護士、戸井勝海さんも、ソフトでとてもとても素敵でした。阿部よしつぐさんも、酒場で女の子の胸に触ったり、いちゃいちゃして同僚にカツいれられたりと、暗がりの中でいろいろと小芝居をされていました。こういうのは前方席でないとよくわからないですね。ちょっと得した気分。

この舞台での最大の見せ場、鹿賀さんのジキル&ハイドのひとり対決は、前回と少し演出が変わり、赤い照明=ハイド、青白い照明=ジキルが、終わりのほうで混乱するかのようにランダムになってきます。これは、ジキルとハイドの境目がだんだんはっきりしなくなったことをあらわしているように思いました。

最期の場面で、「ジョン、俺を自由にしてくれ!俺を自由に!」と叫んでいるのは、ハイドですよね?ジキルは自分のことを「俺」とは言わないので。最後の最後でジキルがエマを守ったのか、ハイドが心の自由を願ったのか、いつも不思議に思います。それにしてもエマの最後の一言には、いつも泣かされます。蘭々さんの歌はともかく、いつも恋人を信じ(でも、研究室でハイドっぽいジキルを見たときにはちょっと疑ってたかな)、支え、変わらない愛を誓う安定した態度には頭がさがる思いです。ああいう妻に、私はなりたい。。。。なれないけれど。

あ、それと、今回も酒場のオーナー、大須賀ひできさんの裸トレンチ怖かったです。。本当、ルーシーならずともあれじゃあ怖くて泣きます。

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ジキル&ハイドの千秋楽チケットお譲りします。

2007-04-19 23:54:17 | 観劇/コンサート

チケットの件、決着しました。ありがとうございました。 

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バンビ~ノ!

2007-04-18 23:45:31 | 私の好きなもの

この前菜「ベルドゥーレ ミステ ディ チャメ」は我が家の女子大生アンティパストが作りました(←ただのポテトサラダ・チャメ風)

主役はともかく、北村一輝さん、市村正親さん、佐々木蔵之介さんがご出演!ということで、さっそく初回を見ました。

福岡のイタリアンレストランで働く大学生が、春休みに六本木の一流トラットリア「バッカナーレ」で修行するという、いわゆるスポ根テイストのドラマですね。エレガントなホールと戦場のような厨房の対比も面白く、ちょっと蜷川演出の「キッチン」のようでもあり、「王様のレストラン」風でもあり、北村さんのカーポ・カメリエーレ(給仕長)は「夜王」の聖也さんのようでもありました。

市村さんは「バッカナーレ」のオーナーシェフですが、松本潤君に「『お前には才能がある!ほかの人にはない。』とでも言われたいのか?」のセリフには大ウケ。これはヴォルフガングのパパ・レオポルト・モーツアルトの決めゼリフですよね!いっちーおちゃめ!

内田有紀さんも、ますます美しくなられましたね。バツ一は女の勲章か

田舎から出てきた若者が大都会へ出て自分が「井の中の蛙」だったことを思い知らされ、一念発起して努力を重ね、「本物」になっていく。わかりやすい古典的なストーリーながら、結構好きかも。NHK朝ドラも、「細腕繁盛記」風になってきました。またこういうのが流行るんでしょうかね~

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alive and well

2007-04-17 23:37:11 | 雑感

今日は恐ろしい一日でした。朝のニュースで米バージニア工科大学の大量射殺事件、夜のニュースでは長崎市長の狙撃事件。職場では発火疑惑ウォシュレットの点検・・・急に気温が下がり冬のようだし、帰宅時間はまた雨だし、ちっとも良いことがない。

家にたどりついてソファーに倒れこむと、チャメがいつものように飛んできてチュッチュハグハグをしてくれました。チャメのハグで癒され、一日の疲れも吹き飛びます。単にご飯がほしいだけ?いや違う。ほかの家族が先に帰ってきても、チャメはこういう反応しませんから。

朝日夕刊を広げると、先日の三谷幸喜さん「コンフィダント・絆」の扇田昭彦さんによる劇評がありました。扇田先生のコメントには共感できるものが多くて嬉しくなります。役者さんを見る目が温かいです。劇場でよくお見かけしますが、ロマンスグレーで柔和な感じのすてきなおじさまですね。

今夜は平和な夢がみられますように。おやすみなさい。

 

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風の歌を聴け/村上春樹

2007-04-16 22:44:20 | 私の本棚

「完壁な文章などといったものは存在しない。完壁な絶望が存在しないようにね。」 僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向ってそう言った。僕がその木当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。完壁な文章なんて存在しない、と。しかし、それでもやはり何かを書くという段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。僕に書くことのできる領域はあまりにも限られたものだったからだ。例えば象について何かが書けたとしても、象使いについては何も書けないかもしれない。そういうことだ。…」

先日、あまり活字を読まない次女が、本棚を見つめながら「おかあさん、なにかいい本ない?」と聞きました。私は、「まってました!」とばかりに村上春樹のこの作品をすすめました。「ふーん」と手にとった次女でしたが、どうも面白かったらしく、「なんか、よかった。はまったかも。」と感想をひとこと。

これを機会に読書好きになるといいなーなどという親の思いが届くかどうかはまた別の話ですが、本屋さんで『本の呼び声』に気づけるようになればいいなーと思います。
今でもそうですが、何故か私は本屋さんに行くと、本に呼ばれるのです。「ねえ、そこのアナタ、アナタのことよ。ページめくってみて・・・」と。そうやって強烈に呼び込まれた最初の本は、鷺宮の小さな書店での村上龍作・「コイン・ロッカーベイビーズ」だったようなこの出会いは結構強烈でした。村上春樹作品に呼ばれたのは割合遅かったです。子供達がまだ幼児だったころ家族であちこちに水遊びにでかけ、派手にキャオキャオ遊ぶ父子をながめながら荷物番をしていた真夏の昼下がり。超現実的で生活感あふれた世界を前にしながら、超現実離れした生活感のない物語に浸っていたのでした。思えば、そうやって心のバランスをとっていたのかも。「風の歌を聴け」は、大森一樹によって映画化もされましたが、興行的には失敗だったようです。内面描写の多い村上作品の映像化は難しいでしょうね。読者のとらえ方やイメージも百人百様でしょうから。

装丁の美しさ、帯のキャッチコピー、本の呼び声、きっかけは何でもいいので、たくさんの本を読み、人生を豊かにしてくれればいいなあ・・と思う母でした。

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風林火山 第15話 「諏訪攻め」

2007-04-15 23:04:48 | 風林火山

○十年ぶりに虫干しも兼ね夫の端午の節句の鎧兜を出したら、兜がチャメにぴったり。鎧も着せようと思いましたが、夫に知れたら泣かれそうなので断念しました。凛々しいでしょ。山本ニャン助と呼んでくだされ。

いよいよ諏訪攻め。寅王丸の誕生を祝ったばかりだというのに、非情な運命ですね。平和な世の中に生まれてよかったと、しみじみ思います。

並み居る譜代の中で堂々と勘助に助言を求める晴信様。複雑な思いの重臣の中からも、だんだん勘助の手腕を認めてくれる人たちが増えてきたことがうかがえました。そうした描写がとても丁寧ですね。

勘助の策略が、高遠軍の微妙な思惑から狂いそうになりますが、結果オーライ。本当にハラハラさせられました。苦渋に満ちた頼重の和睦への決断シーンは、圧巻でした。

最近、勘助様や晴信様がいろんな決断をする時に、脇からチラ見する板垣殿の表情に萌え~な私です。

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