19年寄り添ってくれた愛猫ちゃめが旅立ちました。
最期まで家族でさすったり手を握ったり、声をかけながら見守るなか、19歳の誕生日へと日付がかわるころ、息をひきとりました。その瞬間、すべての苦しみから解き放たれたようにふーっと穏やかな表情になり、静かに逝ってしまいました。
家族みんなでかわるがわる抱っこし、お別れをしました。
たくさんのお花に囲まれて、家族それぞれの想いをお手紙に託し、荼毘にふしました。
小さな尻尾の骨も、歯もみんなでていねいに拾い、可愛い骨壺に収まったちゃめ。友人たちが届けてくれたお花や肉球キャンドルやおやつに囲まれ、今は我が家のリビングで静かに佇んでいます。
毎日帰宅すると、にゃーっととんで来て出迎えてくれたちゃめ。夏になると必ずテラスに飛んできたセミを捕まえて見せてくれたちゃめ。ふわふわのきれいな毛をなでると、気持ちよさそうにしていたちゃめ。テーブルの下に、ソファーの上に、階段のかげに、ふっと現れる気がしてなりません。でも、きっと今ごろは広い広い世界で元気に走り回っているんだろうな。いつか私が虹の橋のたもとに行ったら、きっと見つけてね。大好きだよ。今までほんとにありがとう。
お休みなさい、やさしい王子さま。