子ほめ 米輝
田楽喰い 米團治
ふぐ鍋 ちょうば
はてなの茶碗 米團治
---中入---
宿屋仇 米團治
ついに東京都に2度目の緊急事態宣言が出ましたが、開演が昼間、客席も前後左右空けとのことでどうにか幕が開いたこの高座。
米團治師匠の年2回のこのブロッサムの高座をいつも楽しみにしていたものの、前職場では毎回新年事業と重なって泣く泣くあきらめていました。なので、異動のあった今年は行ける!とわくわくしていたこともあり、重装備のうえ、危険を承知で新富町へ。(バカと呼んでください)
予想はしていたものの、やはり座席はかなり空いていました。
が、しかし。行ってよかったです。大阪だってえらいことになっているのに、さらにえらいことになっている東京へ来てくれた師匠。
「この会場だって、いろんなウィルスがうようよしてます。でも、免疫をあげてNK細胞を増やすのは笑い。そうして睡眠。面白い噺を聴いて大笑いして、つまらない落語聴いてぐっすり眠る。ほら、落語はぴったりでっしゃろ!」という言葉になんか力をもらいました。以前、柳家三三師匠の落語を聴いてた時に地震が来て客席がどよめいた時、たまたま船遊びの噺をしていた師匠が「大丈夫だ!船にのってると思やなんでもない!」と、高座から力強く励ましてくれたことを思い出しました。
肝のすわった人たちの言葉の、なんと力強いことか
米團治師匠の美しい所作、楽しい噺に、ほんとに行ってよかったと思えるひと時。終演後は、もちろんどこにも寄り道しないで速攻帰宅しました。