pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

大河正式発表!「風林火山」山本勘助

2006-03-31 00:50:06 | 私の好きなもの

             誰?こういうことするの

今日も残業で、寝るころになってやっとPC開いたら、大河の正式発表が!内野さんは噂どおりの主演、山本勘助。信玄が先日「決闘!高田馬場」で拝見したばかりの亀治郎さん。謙信はなんとGackt。謙信は実は女性だったとかいう話もあるくらいでGacktさんはまり役かも。今まで信玄はどちらかというとごつい、骨っぽい方が演じてこられていましたが、亀治郎さんがどんな信玄を作り出すのかも楽しみになりました。あー早く来年になれ~

 


LIVE ACT TULIP!

2006-03-30 23:52:51 | 私の好きなもの

          さいたさいたチューリップの花が

近所の小学校の校庭に、こんな可愛いチューリップが咲いていました。高校生の頃、私と親友チェシャ猫さんはチューリップのファンクラブにおりましたので、シンボルマークでもあった茎の短~いこんな感じのチューリップを、いたるところに描きまくっていました。

数年前、山本耕史くんや伊藤高史さん、河相我門くんの出演で「魔法の黄色い靴」というミュージカルがあり、観にいきました。最後に本物のチューリップが登場して演奏が始まった時には、私もチェシャ猫さんも、いっきに高校生に!
その後、近くのホールでチューリップのコンサートがあり、めずらしく夫が誘ってくれて一緒に行きました。エンピツみたいに細かった姫野君は見事に太り、安部さんは白髪のロン毛になり、財津さんは「すいません、老眼すすんじゃって。。」と、拡大した楽譜を使用していましたが、「夢中さ君に」が始まると、もうそこは○○ホールじゃなくて、30年前の中野サンプラザになっていました。あのころは「青春の影」に心ひかれていたのに、今では「僕が作った愛の歌」に惹かれます。


長い月日が風に流れ
  ぼくらの子供も恋をして
  家を離れていったとき
  小さなシワがまたひとつ


海辺のカフカ

2006-03-29 00:12:33 | 私の本棚

           海辺のペンギン爆泳中

「プラハからの報道によると、チェコのフランツ・カフカ協会は23日までに、プラハ出身の作家フランツ・カフカ(1883―1924年)にちなんだ文学賞「フランツ・カフカ賞」を、日本の作家、村上春樹氏(57)に贈ることを決めた。」

・・・という報道に、久しぶりに村上春樹さんの「海辺のカフカ」を手にとりました。好きな舞台は繰り返し観に行くようになりましたが、小説を繰り返し読んだりすることはあまりなく、大抵は一度読んだら、誰かに貸すような時以外、再び取り出すことは少ないです。
村上作品はなんというかとても不思議な世界で、意味不明な表現もあるのですが、何故かその生活感のなさにどこまでもずぶずぶと引き込まれ、「ねじまき鳥クロニクル」の分厚い3冊などは、ご飯も食べずに読み耽ってしまいました。ユーミンの世界にも通じるところがあるように思います。つまり、この「生活感のなさ」というところがキー・ポイントなのかも。実際この本読んでいるころは子どもらも小さくて「ねじりはちまき鳥pippiさん」状態でしたから
ただ、地下鉄サリン事件の被害者を追った「アンダーグラウンド」だけは、途中で読むのをやめてしまいました。虚構の世界でこの作者が描いていたようなことが実際おきてしまい、虚構と現実があまりに近づいてしまったことに拒絶反応をおこしてしまったのかも。
「ねじまき鳥・・」では、ノモンハンの丘で日本の将校が羊の皮を剥ぐように全身の皮を剥がれる場面がでてきたり、結構リアルな中国人虐殺の描写などもありました。(まあ、戦時中にはもっとひどいこともあったんだろうけれど)それでもついて行ってたのですが、オウム関連はどうも・・・その後出版された「神の子どもたちはみな踊る」も、まだオウム引きずってる感じを受けました。
河合隼雄さんとの対話も読んでみましたが、村上さんは他の人の世界と歩み寄ったりしない方がいいように思いました。彼の世界は深い井戸の奥底にあるから。
「東京奇譚」は未読ですが、ちょっと読んでみようかな。
「海辺のカフカ」は、小説の中ではレコードのタイトルということになってました。あ、ここでもジョニー・ウオーカーさんという正体不明のキャラが登場して、物語を不気味にしてますね。

 


Dear フランキー(ネタバレあり)

2006-03-28 23:02:50 | 映画/DVD

        今日は水族館へ。サメの泳ぎが優雅でした

Dear フランキー。映画「オペラ座の怪人」でファントムを演じたあのジェラルド・バトラー出演と聞いて、本当は映画館に行きたかったのですが、近所のシネコンでは上映がなかったので、ビデオで観ました。ジェラルド・バトラーはスコティッシュのせいか、英語がまるでドイツ語のように聞こえ、一緒にチラチラ観ていた夫(一応英語で仕事してます)が、「ドイツの映画?」と聞いたほどでございました。

過去に激しいD.V.に心も体も傷ついた母と息子。暴力夫から逃げ、引越しを重ねながら身を隠して暮らしています。難聴の息子は、幼いときに別れた父親のことを憶えていません。(彼の難聴の原因も夫の暴力にありました。)母は息子に、父のことを船乗りで世界中を航海していると偽り、父親の名で「Dear フランキー」の書き出しで始まる手紙を息子に送り続けます。息子は父の私書箱あてに返事を書く。それを読み、また返事を書く母。ところが、息子に話していた父の船と同じ名前の船が、母と息子の住む町に寄航することに。
母は、名前も過去も未来もない男(これがジェラルド)を雇い、一時息子の父親のふりをしてと頼みます。これがいい人だったっ
ニセ父が息子に水面切り(石を水面に投げてポンポンとはずませるやつ。男性諸君は必ずやるよね)を教える場面。「この石は最高に良く跳ぶよ」と渡された石を、そっとポッケに入れて、分からぬように他の石をなげちゃう息子。なんだかせつない。
2日間遊んでもらったあと、実の父親が危篤との連絡を受け、ためらいながらも病院に行く母。瀕死の実父は非道を詫びますが、息子を会わせたくないと話した途端に怒鳴り、わめき、恐ろしい恫喝をはじめ、母は病室を逃げるように飛び出し、追ってきた義姉に、昔、夫に殺されそうになって逃げたという過去を話します。それでも、安らかに最期を迎えさせてやってくれと迫る義姉。
その彼が亡くなってしばらくして、私書箱にフランキーから父宛の手紙が。その中には、母が父の代わりに手紙を書いていたこと、実の父が亡くなったこと、優しい父は偽者だったこと、すべてを知っていたけれど、またいつか優しい偽父に会いたい、という母へのメッセージが書かれていました。物語はここでおしまいですが、偽父(名前すらないんです)と母の淡いラブ・シーンなどもあり、実は結構近いところにいる人らしいという示唆もありで、このあときっと3人は幸せになるんだろうな、なってほしいなと、優しい気持ちになれる作品でした。ジェラルド・バトラー。ファントムとはまた違ったキャラながら、本当に渋かったです


さくらのさくひ

2006-03-27 21:32:27 | 私の本棚

     今年も、川沿いの桜がきれいに咲きました。

この時期になると、読みたくなるのが「さくらのさくひ」という絵本です。引越しの間にどこかに紛れてしまいましたが、姪が幼稚園でとっていた月刊絵本の一冊だったと思います。
森の中の一本の桜の木。花時になると、誰もがここへ集ってお花見をします。ところがある年の春、桜は花をつけなくなり、枯れてしまいそうな気配。花をつけない桜の木には、誰も見向きもしなくなりました。しかし、この桜の根元に住んでいたモグラは、なんとか桜を助けようと、小さな手で川からひとすくいづつ、水をはこびます。しかし、小さいお手々からは運んでいるうちにすぐに水がこぼれてしまい、モグラには重労働でした。頑張りましたが、ついにモグラは力つき、天に召されます。その年の春、桜は見事に甦り、満開に。涙なくして読めない絵本です


決闘!高田馬場 ふたたび。

2006-03-26 22:00:57 | 観劇/コンサート

今日も渋谷ダッシュ だっ 決闘!宇田川町, じゃない、高田馬場

願いは叶う。そうしてもう一度!と強く願ったら叶っちゃいましたで、前楽に参上。2回目を観て、昨日は気づかなかったことがたくさんあるのが分かりました。これは、武士が戦をしなくなった元禄のお話。安兵衛は、自分探しをしていたんだ。戦なき時代の武士が、武士としての自分のあるべき姿を見つける、成長の物語だったんですね。そして同じテーマが赤穂浪士の吉良邸討ち入りに繋がっていくのですが、それはまた別の話。昨日は亀治郎さんのことあまり触れませんでしたが、この方の細かい演技って、三谷テイスト。そして歌舞伎の王道も、びっちり押さえているところが凄いです。今日も早変わりのトリック見抜けなかったなー

ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪
パルコ歌舞伎見参!

あそこに走るは中山安兵衛
高田馬場はまだ遠い

歌舞伎座国立なんのその
コクーン歌舞伎をはすに見て
こんな歌舞伎はないなんて
野暮なことなど言わぬが花よ
何はともあれごろうじろ

走る ひた走る 一目散に目指す

決闘!高田馬場

ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪ぱぱぱ♪
パルコ歌舞伎やったね!

何度も流れるこのテーマソングが楽しくて楽しくてこれ、鳴り物の人も長唄・義太夫の人も、すごく楽しんでまじめに歌ってるところがすごい!場面転換のときに、鳴り物の人が居酒屋のセットの中で、包丁でトトントントン・・と、紋付袴姿でまじめに調子をとってるのも、いかにも三谷演出。さりげなーく古畑任三郎のテーマも流れてました。CDには、”亀染勘幸”バージョンも入ってました

うきうきついでに、前から気になっていたPARCO1階のmophのケーキを買ってしまいました。左はごらんのとおりのモンブラン。右のはシナモンアップルです。クリームが上質で、めちゃくちゃ美味しかったですすごく大きいので、二人でひとつ食べてちょうどいいかも。


決闘!高田馬場

2006-03-25 22:38:34 | 観劇/コンサート

     めちゃくちゃ面白かったです

今日は仕事でしたが、一通のによってこの舞台に行ける事になり、午後休出して猛ダッシュで渋谷へGO(決意から開演までなんときっちり1時間)

始まる前には三谷さんのご挨拶と、亀冶郎さんによる歌舞伎基礎講座があり、とても得した気分になりました。三谷さんは、「稽古場で、辛いことが二つありました。ひとつは、役者さんたちが全然休憩しないで稽古すること、もうひとつは、稽古場に女性が一人もいないことです。つい、おもんさん(宗之助さん)に目が行きましたおウメばあさんの方は見ませんでしたけど」と、話されていました。

染五郎さんが、亀冶郎さんが、勘太郎さんが、走る走る!才能と才能が手を結ぶと、こんなに素晴らしい舞台ができるんですね。染五郎さんのイナバウアー、勘太郎さんのカーリングネタも笑えましたそして早変わり!引田天功なみの速さ!染五郎さんのもうひとつの役、中津川祐範は、ショッキングピンクの着物、おでこに大きなホクロで笑わせてくれました。勘太郎さんも大工の又八と堀部弥兵衛の二役で、お父さんの勘三郎さんのこともネタに。

ニートな生活を送っていた安兵衛が、伯父の危機に発奮して立ち上がり、対決の場である高田馬場に駆けつけるまでのお話ですが、親友小野寺右京の「お前は、一度でも自分のあるべき姿と向き合ったことがあるのか」というひと言が、私の胸にもズーンと音をたてて落ちました長屋の人たちの人情も、ぐっときました。みんな安兵衛が大好きで、彼も長屋の人たちが大好き。「あかね空」でも感じた、人情の厚さが、ここにもありました。

こんなにスピード感のある、わくわくする舞台は観たことがありません。それくらい面白かったです。次があったら、また絶対に観にいきます


夜王  最終回!

2006-03-24 00:18:08 | 私の好きなもの

夜王なんだかんだいって、毎週みてしまいました!

北村一輝、要潤、須賀貴匡・・・イケメン揃いでしたねー次女は、須賀くんに一目ぼれしてしまったようです。「今度この人の舞台があったら絶対連れてってね!」と言いつつ、長女と行ったKITCHENのプログラムを何度もみていました。食材運搬のディミトリーの役でしたね。映画では、小栗くんと一緒にウォーターズでまたホスト役。たしかに綺麗だものきっと死ぬまで行かないだろうけど、ホストクラブは癒しの場なんでしょうかね。なんだか変な格好で行ったらバカにされそうだし、思いっきり気を使ってかえって疲れそうです。逆立ちしても杉本彩にはなれないしねえ・・

最終回のおみやげに、歌舞伎町四天王、岡田マリウスもご出演。セリフしゃべってた!今期、レミゼは2回しか行きませんが、どちらも岡田マリウスです。ホスト姿を思い出しそう・・「時効警察」「神はサイコロを振らない」「白夜行」「夜王」と、楽しみにしていたドラマが次々に最終回を迎えてしまい、あとは「繋がれた明日」のみ。ちょっと淋しいかも。

 


美味しい送別会~紀尾井町十二庵

2006-03-23 21:51:17 | 私の好きなもの

写真は
【先付け】桜花豆腐
【前菜】かぼすの釜浸し、ホワイトアスパラ塩焼き、葉付き大根、蕗きゃら煮、ミニ胡瓜、椎茸新引き揚げ

3月は別れの季節。私の職場にも退職の方がいて、先日ここ、紀尾井町十二庵で送別会をしました。写真の前菜に始まり、

【椀盛】沢煮椀 帆立真丈と千切り野菜

【お造り】旬の刺身盛り合わせ鮪、花鯛、甘海老、帆立、花びら大根、紫芽、穂紫蘇、浅葱、紅おろし、山葵

【凌ぎ】花びら餅道明寺揚げ牛蒡、蛤

【焼き物】白川甘鯛若狭焼き旬の甘鯛、里芋・青豆の裏ごし餡のせ

【中皿】季節のサラダ春キャベツ、レタス、バジル、黄・紅トマト、生ハム、サラダ蓮草、紅玉葱、柚子胡椒ドレッシング

【煮物】炊き合わせ鋳込み南瓜、蟹、蕪、玉人参、ズッキーニ、霞春菊、木の芽

【揚げ物】春の山菜天婦羅こごみ、ぜんまい、のびる、ふきのとう、かたくり菜

【酢の物】京菜と千枚蕪の酢漬け

【食事】じゃこご飯、赤出汁、香の物

【甘味】りんごの蜜煮(桜餅、蕨餅、メロン、ココナツバナナケーキも選べます)

   全部で50種類以上の野菜が使われた自然食懐石。野菜のひとつひとつに、ものすごくこまかい細工が施され、感動ものでした。お味もあっさりで私好み。野菜がメインなのに、おなかもいっぱいになりました。ランチですが、これで3990円は安い。

十二庵を出て解散。女性だけでニューオータニの滝の庭園をみおろすラウンジでおいしい紅茶とケーキをいただき、しばし現実を忘れました。こっちもおいしかったー


少しは恩返しができるかな

2006-03-22 00:18:47 | 私の好きなもの

全くのノーマークだったのですが、ふと新聞のテレビ欄を見ると二宮君の闘病ドラマが写真入りで出ていました。キャストに勝地君の名前もあったので、なんとなく観ましたが。。。良かったです。感動しました。二宮君は、蜷川映画「青の炎」で演技者としても注目していましたが、今回も迫真の演技でした。ジャニもあなどれません。第三舞台「トランス」に出ていた高橋一生君も優しい兄の役で出ていました。この方も素敵なオーラを持っています。元ガブローシュ浅利君も友人役でいい味を。勝地君は、髪を立てておでこを出しているせいかキッチンや亡国のイージスの時よりずっと幼く見え、高校生そのものでした。駒場東邦の隠しボタンの制服が良く似合っていました

物語は実話。駒場東邦(御三家じゃなかったっけ?)の北原君が「ユーイング肉腫」に犯され、じわじわと全身に癌が広がる苦しみ、度重なる抗がん剤治療や放射線治療の苦しさに絶えながらも東大に合格し、一日だけ授業を受け、静かに死を迎えるというものでした。「少しは恩返しができるかな」は、東大に合格した時に彼が言った言葉なんだそうです。

死に向かう彼の体に負担をかけたくないと心配する母、大竹しのぶ。大竹さんの最初のご主人服部さんも癌で亡くなり、彼女自身も子宮頸がんを乗り越えていますよね。なんだか見ていてとても切なく、また女優としてこういう仕事を選ぶことを凄いと思いました。二宮君も、ドラマの中で本当に髪にバリカンを入れ、スキンヘッドにしています。もともとスリムな彼ですが、死が近づくにつれ、本当に白くさらに細くなっていくのが分かりました。

北原君は何故、死の恐怖と戦いながらも尚、苦しい、大変なことに挑戦したんだろうかと考えました。周囲はみな彼が死に向かっていることを知っていたけれど、彼自身は最後まで自分が死ぬということを認めたくなかったんじゃないのかな。自分の可能性をどこまでも試してみたい。日本で一番の大学に挑戦することで、自分の未来を切り拓いてやろうと思ったんじゃないのかな。もちろん、駒場東邦ですから、友達だってみな秀才。そんな彼らに病気だからって同情されたり、同じ土俵から降りなければならなかったり、ということが嫌だったんじゃないかなと、ふと思いました。

家の中では泣けない両親が、ふたりでガレージの車の中で泣くシーン、切なかったです。

 


秘伝のおはぎ

2006-03-21 20:33:33 | 私の好きなもの

          お味もお見事でございました

母は和菓子屋の娘でしたので、数年前までは毎年お彼岸に大皿いっぱいのおはぎを作り、ご近所や親しい方々に届けていました。朝早くから小豆を煮るいいにおいが家中に漂い、「やったー!お萩だ!」と、わくわくしたものです。ご近所に持っていくのは子どもの役目で、「本当にpippiちゃんちのお萩はおいしいわねえ」と喜ばれ、返して頂くお皿にお菓子がのっていたりすると、子ども心に本当に嬉しかったです。

母が元気なうちに作り方を教わっておこうと、姉と二人で母のレシピと細かなコツをメモして、何回かは私も作りましたが、砂糖を控えたら照りが悪くなったり、もち米のたきあがりがイマイチで、なかなか合格点をもらえませんでした。最近では姉が母の跡を継ぎ、やはり大量のお萩を作って実家や私の家にも届けてくれるので、うちでは作らなくなってしまいました。でも、秘伝のお萩来年は作ってみようかな。大阪の塩昆布とあつーいお茶と一緒にいただいたら、もう本当にこれ以上の幸せはありませぬ。


愛と死をみつめて

2006-03-20 20:29:07 | 私の好きなもの

         本日撮影。有明の桜です。

「愛と死をみつめて」広末さんと草君のドラマを観ました。吉永小百合さん主演の旧作は、多分私が物心ついて初めて劇場で観た日本映画だったと思います。隣の家のお姉さんが映画好きで、このほかにもいろいろと連れて行ってくれました。小さな町の映画館には、「○○文化」という誉れ高い名前がついていたなあ・・そのうち肌色っぽい映画館になって、最後はなくなってしまいましたと・・歳がわかるか・・

随分後になってこれが実話だと知った時には本当に驚きました。そんな恐ろしい病気があるなんてしかし、マコトさんの愛に支えられていたとは言え、みちこさんの絶望を越えた強さ絶句です。当時は病院内で自炊したり、患者が患者の介護してたんですねーそれもびっくりです。

みちこさんが亡くなった後のマコトさんの後日談というのも感動的でした。誰も皆、どんなに辛くても生きていかなくてはならない。でも、純愛だ美談だと感動して、その後のマコトさんの幸せを許さない世間というのも、ありがちなことですね。純愛の相手が死んだら、遺された方は後を追うか、一生その人を想って独身でいなけりゃいけないみたいな。感動を壊されたくないというだけで、遺された人の未来を潰しちゃいけないですよね。

みち子さんの、「健康な日を3日ください」という詩が切なかったです


韓流ミュージカル・ジキル&ハイド2階6列センター/五反田ゆうぽうと(ネタバレあり)

2006-03-19 00:03:27 | 観劇/コンサート

      韓・動の韓流ミュージカル日本初上陸

いや~想像以上の素晴らしさで驚きました韓流ミュージカルレベル高いですね先にハマった観劇好きの方に教えて頂いたとおり、ルーシーとエマが凄くて、鳥肌がたつと共に、恐れ入りましたという思いでいっぱいになりました。ハングル語があんなに美しくミュージカルナンバーに乗るとは、まさに想定外でした。今日が千秋楽でなければ五反田通いするところでしたね。ジキルも颯爽として素敵でした。でも、ハイドだけは、やはり鹿賀さんの独壇場だと思います「罪な遊び」を歌いながら自分のマントの中に娼婦ルーシーを入れて弄ぶ美しく官能的なシーンは、この舞台にはありませんでした。ちょっと残念かも。舞台美術も緻密でしたね。ルーシーがnew lifeを歌って暗くなった後、稲妻の光の中にハイドが浮かび上がるシーンは本当に恐ろしかったですルーシーの殺し方は物凄かったけれど、マルシアが血だらけになる日本版と違って一滴の血も流れないのは、ワタシ的には嬉しかったです。流血だめなんです。

ひとつだけ、日本の演出の方がいいと思ったのは、ジキルが自分で薬を試そうとするきっかけです。ルーシーが商品としての自分を「試してみる?」と言う言葉に「自分で・・・そうか!」と、ひらめくハイド。韓流では、いきなり「時がきた」になっちゃったような・・・違うかな?実は、顔を観にいくわけじゃないから、全体を見渡せる2階センターということでチケットをとったのですが、思ったより字幕が見やすくなくて、ほとんど脳内翻訳(ったって、ハングルはちんぷんかんぷん。聴きこんだCDから推測するのみ)での鑑賞でしたので。。。あとは、将軍の衣装が・・舞台はロンドンなのに、何故に将軍の衣装がナポレオン・ポナパルト

帝劇や日生とは、あきらかにお客さんの雰囲気が異なりました。始まる前に大拍手あり、カーテンコールではオケピまで押し寄せるおば様たちあり、そんなのも、面白かったです。お隣の方は、ハングル文字でアンケートをお書きになっていました。

東京千秋楽ながら、ご挨拶はなかったです。韓流って、冬ソナの最終回と「四月の雪」しか見たことなかったのですが、もうちょっと踏み込んでみようかな、と思える春の午後でした。


越路吹雪物語/日生劇場GC席A列センター(ネタバレあり)

2006-03-18 22:14:57 | 観劇/コンサート

越路吹雪さんのファンということではありませんでしたが、「もとの黙阿弥」で大好きになった池畑慎之介さんと高畑淳子さんのご出演ということで気になっていました。偶然チケットが手に入り、観てきました。

高畑さんは、いつか写真で拝見した岩谷時子さんにそっくり。話し方もしぐさも抑えた演技ながら、岩谷さんがどんなに深い愛情を持って誠実に越路さんを支え続けたかが、びんびん伝わってきました。そして美しかったです。レミゼの訳詞も岩谷さんでしたね。東宝ミュージカルとの深いつながりもエピソードの中に織り込まれ、興味深かったです。

池畑さんは、もう、本当に越路さんが乗り移ったかのようでした。へたをすればコロッケの物まねみたいになるところを、渾身の演技で乗り切っていることに感動してしまいました。越路さんて、ものすごく可愛い女性だったんだなーそれだけではなくて、時代を何年も先取りした、卓越したセンスの持ち主だったんだということが、よーくわかりました。

越路さんの死の場面が終わり、再び幕があがると。越路吹雪ショーが!!真っ赤なドレスとショール、真っ赤な口紅の越路さんがそこに。客席から、太い「コーちゃん」コールがかかりました。往年のファンにはたまらないと思います。越路さんて、ものすごい表現者だったんだなー最後の歌は当然のように「愛の讃歌」心が震えました。

カーテンコールでは目の覚めるようなブルーのドレスに早がわり。ストーリーのある、粋なカテコにうっとりでした。

義姉は美容院が越路さんと同じだったそうで、「越路さんがサロンに来るとね、その時来ているほかのお客さんの料金まで全部払ってくれたものよ。」と、よく聞かされていました。スターって感じですね。草刈正雄さんが演じていた子持ちの恋人・真木(バーバリーのトレンチの着こなしはさすがおみごとMG5)はマイク真木さんのお父さんだったというのもサプライズでした。

劇場には、おしゃれな年配の紳士・淑女がいっぱいでした。きっと現役コーちゃんのファンの方々なのでしょう。亡くなってなお何十年も愛され続ける越路さんて、すごいです。


女王の教室エピソード1

2006-03-17 23:56:36 | 私の好きなもの

          いいかげん目覚めなさい!

「女王の教室」エピソード1~堕天使~愛と理想にあふれた一人の女教師が、悪魔のような鬼教師にうまれかわるまでの数年間の記録・・・長いタイトル

今日は白まや、次回はグレーまや、ということで、阿久津まやが、如何にしてあんなに冷徹な黒まやになったのかが、明かされるらしい・・・そう聞いただけで、夫(別室にて韓国ドラマ「新入社員」鑑賞中)を除く我が家の女3人はチョコと羊羹とポテチと熱いお茶を持ち寄ってテレビの前に集合したのでした。

白まや時代の天海さんのかわゆいこと!髪はクルクルだし、白いスーツがお似合いだし、終始笑顔で教壇に立ち、子どもたちの傍若無人な態度にも笑って対応する阿久津先生・・それが、これでもか、これでもかという試練(愛息の死は見ていてつらかった)の果てに、現実の厳しさを子どもたちに伝える鬼教師になっていく・・・暗いし重いし、このドラマは受け入れられにくいんじゃないかなーと思っていましたが、なんの、小学生たちは「まやがね。。」と、このドラマをよく話題にしていました。

天海さんの美しさだけではないと思います。今の時代、子どもたちは結構甘く育てられています。大人にきついことを言われたり叱られたりする機会はそう多くないせいか、いつも物事の核心をつき、妥協を許さない姿がおかしくもあり、新鮮に思えたんじゃないかな私の知人に、子どもを叱る時に、「こらあ!!」と、怒鳴る人がいます。でも、、一喝して子どもをはっとさせるなんていうやり方をする大人はもう少ないかもしれませんね。昔は近所のおばあちゃんによく怒鳴られたりしたなあ。

でも、実際の教育現場であんな先生がいたら、やはり浮きまくりでしょうね。さて、次回はグレーまや。更に大変な事件が待ち受けていそうですよ。わくわく