pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

志の輔らくご in PARCO 2024@PARCO劇場K列センター

2024-01-28 20:42:28 | 志の輔らくご

  

久しぶりの志の輔パルコ。新作が聴けるらしいという話を小耳にはさみ、行ってまいりました!

さすが師匠。出だしはまず被災した石川県の人たちに元気を送りましょう!と客席に呼びかけ、割れんばかりの大きな拍手の嵐が巻き起こりました。師匠の故郷、富山はお隣り。とても他人事ではないという気持ちがずんと伝わってきました。

続く新作は、定年退職を迎える同僚の話。「いろいろあったけど、お前がいてくれたから、最後までやってこられた」という言葉にほろり。やっぱりうまいなあ師匠。

あと数日あるので、ネタバレは最後にしますが、どれもいい噺。2席目の演目関連で登場したくまモン、すごーく可愛かったです

  

最後の人情噺、大好きな演目でした。ほんとに素晴らしい

好きな噺家さんは何人もいますが、志の輔師匠はやっぱりスペシャルだなあと感じるひとときでした。素敵なおみやげもうれしかったです。

 


高崎絵本フェスティバル第30回絵本原画展@高崎シティギャラリー

2024-01-21 21:37:15 | ミュージアム

 

高崎在住のМちゃんのお誘いで、Kちゃんと一緒にNPO法人・時をつむぐ会主催の絵本フェスティバルに行ってきました。

まずは、「まゆとおに」「おにのサラリーマン」などの作者、富安陽子さんの講演会✤おはなしづくりのひみつ〜やまんば母さんのないしょ話✤

これが、本当に楽しかったです。冨安先生のお子さんが「大きくなったら🐘象になりたい」と話していたエピソード、その昔、十五夜に空から餅が降ってきた話、などなど。自作の絵本の読み聞かせをまじえ、濃厚で楽しい1時間半でした。愉快なお父様のエピソードは、私の父ともだぶって、ちょっと泣けてしまいました。

高崎市庁舎高層階でおしゃべりランチを楽しんだ後、絵本原画展へ。ここでは、かがくのとも編集者山形昌也氏と『イワシ むれでいきるさかなの話』作者 大片忠明氏によるギャラリートークがありました。

百科事典の挿絵を担当していた大片氏が絵本の原画を描くに至った経過、1冊の絵本が完成するまでに3年の歳月を要することなどなど、興味深いお話がたくさん聞かれました。実際に絵本を作る人々のこだわりや苦労、どんなにわくわくする作業なのかなどが、ビシバシ伝わってきました。

私自身が幼い頃に読んでもらった絵本、私が毎晩こどもたちに読んで聞かせたたくさんの絵本が蘇り、本当に幸せな時間でした。


オデッサ@東京芸術劇場1階I列センター

2024-01-17 21:48:15 | 観劇/コンサート

2度目のオデッサ。ちょっとしたチケットトラブルがありましたが、クリアして無事観劇。今日はカメラが入っていたので、いずれテレビ放映かも

前回はぎりぎりに劇場に入ってプログラムも読んでいなかったため、エンドロールでナレーションが横田栄司さんだったと知って、ちゃんと聞いておけばよかった〜と、海よりも深く後悔したので、今日は心してそのお声をかみしめました。

10日は上手端だったので気がつきませんでしたが、舞台後方左右にマトリョーシカ発見!最下手のマトリョーシカちゃんは旗を持っています。ロシアのでもウクライナのでもなく、すごく気になる!ジョージアやオデッサの旗でもないようです。どこの旗なんだろ、気になる〜

カッキーもエマさんも迫田さんも絶好調!ほかの機会に同時通訳の場面を見たら、この人ほんとにちゃんと通訳してるのかなと、疑ってしまいそうです。そして、バックに映し出される字幕がまるで4人目のキャストのように自由自在ちょっとアメリカンコミックスみたい!

最後のどんでん返し。これもまた「言葉」が重要な意味を持ちます。こんな面白い舞台を生み出した三谷さんて、やっぱり天才かも。いや、天才ですねやっぱり。

 


オデッサ@東京芸術劇場1階F列上手

2024-01-09 17:21:56 | 観劇/コンサート

作・演出 三谷幸喜
柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也

あらすじ

オデーサ。 ウクライナ南部にある都市。 かつてはオデッサと呼ばれていた。

しかしこの物語は、オデーサともオデッサとも関係がない。

 

 

アメリカ、テキサス州オデッサ。

1999年、一人の日本人旅行客がある殺人事件の容疑で勾留される。

彼は一切英語を話すことが出来なかった。

捜査にあたった警察官は日系人だったが日本語が話せなかった。

語学留学中の日本人青年が通訳として派遣されて来る。 取り調べが始まった。

登場人物は三人。 言語は二つ。 真実は一つ。


いやー面白かったです!

三谷さんの作・演出でこのキャストなら鉄板!ですが、ほんとに期待に違わぬ面白さでした。

コメディちっくな滑り出しで、こりゃ鎌倉殿〜の実朝ネタかという展開も見え隠れしますが、言葉の壁を逆手にとった、笑わせながらのスリリングなやりとりがさすが!です。アルマジロのお世話するカッキー可愛い😆❤️

カッキーの英語と鹿児島弁すごいですエマちゃんはネイティブなだけあって何の不安もないどころか可愛いのなんの。迫田さんは鹿児島弁のネイティブなのね。弱気な旅行者かと思ったらとんでもない!凄みありました。

ネタバレしちゃうとつまらないので観てのお楽しみというところですが、1時間45分.仕掛けたっぷり。少しも飽きさせない極上のコメディスリルとサスペンスなのでした!

ひとつだけネタバレします。→改行

 

 

 

横田栄司さんがナレーションやってます!お聴き逃しなく!

 


特選落語名人会@江東区文化センター4列センター

2024-01-05 22:25:46 | 落語・講談

今年も初笑いは江東区文化センターのこの会。さん喬師匠のお膝元だけあって、毎年はずれなしの組み合わせで楽しませてもらっています。

開口一番の、しろ八くんの道灌が終わり、めくりがあがると、なんと、さん喬師匠登場!ええ〜っトリじゃないのかまあ、次に上がった白酒師匠によれば、次の予定の関係?らしい。さん喬師匠の幾代餅、ほんと良かったです。正月からいやなことが続きますが、せめてこの場ではたくさん笑って。。という師匠の言葉が素直に落ちました。うそのない、正直な若者の真っ直ぐな気持ちが花魁のこころを動かす素敵な噺

さん喬師匠が出ちゃったら、トリは白酒か。。と思っていたら、なんとその前に白酒師匠出てきてびっくり。佐々木政談のこまっしゃくれた子どもと御奉行様のやりとり可愛い❤

仲入り後、まさかのトリは白鳥師匠、そしてまさかの皇室ネタ

爆発的に面白かったけど、宮内庁から苦情来ませんように

本当に、新年早々大地震、大事故に車内無差別刃傷事件と、いやな幕開けとなってしまった令和6年ですが、これ以上のことが起きませんように。被災した皆様の日常が1日も早く戻りますように。