pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ジャージーボーイズ@ユナイテッドシネマ

2014-09-28 21:26:55 | 映画/DVD

監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング/エリック・バーゲン/マイケル・ロメンダ/ビンセント・ピアッツァ/クリストファー・ウォーケン

あらすじ:
 1950年代。貧しい町に生まれ、ケチな窃盗をしながらバンドを組んでいたトミーは、見事な高音の美声を持つ少年フランキーをバンドに引き入れる。彼の歌声が気に入ったマフィアのボスは、支援を約束。シンガー・ソングライターとして紹介されたボブは、フランキーの類まれな美声に驚き、彼のために曲を書こうと決めた。やがてバンドはフォー・シーズンズと名を改め、ボブの書いた曲をフランキーが歌い次々とヒットを飛ばしていく。


2013年9月から2014年の1月と、フランキー・ヴァリ&フォーシーズンズの来日コンサートが延期になったのは、この映画製作への協力のためでした。なので、いろんな思い(どんな思いだ)を抱えて夫とふたりで映画館へ。

ふ~ん・・・イタリア移民て多かれ少なかれマフィアと関係しちゃうのかねえ・・・胡散臭さぷんぷんのリーダー・トミーのちんぴらっぷり、フランキーとともに輝きを感じさせるボブの天才っぷりが対照的

フォーシーズンズ大好きな夫は、前半のストーリー部分では退屈そうにしてたくせに、彼らが活躍する(莫大な借金返済のためではあるけれど)後半は無駄に大きな身を乗り出してみていました。最後列でよかったよ

それにしても、「君の瞳に恋してるCAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」にあんな悲しみが秘められていたとは。静かなメロディーから一気に華やかさを放つこの曲。ますます魅せられました。

もともとはトニー賞のミュージカル部門でミュージカル作品賞など4部門に輝いたブロードウエーミュージカルの映画化とのことで、舞台版に出演しているキャストも多く、とにかく歌が素晴らしかったです。ミュージカル版が日本で上演されることがあれば、また夫と行きたいです。シアターオーブあたりでやってほしいなあ

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生きると生きないのあいだ@吉祥寺シアターC列上手

2014-09-27 23:51:00 | 観劇/コンサート

[作・演出]川村毅

[出演]柄本明/川口覚
笠木誠/岡田あがさ/戸辺俊介
手塚とおる(映像出演)/伊藤克

[あらすじ]
ハリー(柄本明)は、今日も一人都会の一室で電話を受けなにやら相談ごとにのっている。亀の散歩だったり、朝のゴミ出しだったり、時にはちょっと闇の作業だったり。いわゆる便利屋という稼業を営んでいるらしい。ある日突然ジョニー(川口覚)がこのハリーの便利屋を訪れる。誰もこの場所には来ないはずなのに? ジョニーはここで働きたいようだ。ハリーはすぐ音をあげるだろうとジョニーを助手にする。ハリーに相談をもちかけるのは、死にたがる女・メイ(岡田あがさ)、生きたがる男・マリオ(戸辺俊介)、空中の散歩者・アーサー(伊藤克)…。そして二人を訪ねて現れたサム(笠木誠)。

「生きる」と「生きない」のあいだをさまよう人々は今日も楽しげだ…


ネクストシアター1期生の川口くんご出演ということで、久しぶりの吉祥寺へ。前進座劇場が閉館してから吉祥寺に行くこともなくなっていましたから。

黒澤明監督作『生きる』、ダンカン脚本・主演『生きない』二つの作品にインスピレーションを受けた川村毅氏3年ぶりの書き下ろし+演出の最新作とのこと。

なんとも不思議な世界観の舞台でした。舞台上には中央に黒電話の乗った机と椅子、便器、鳥籠、浴槽。
柄本さん扮するハリーは、死者と生者の間を取り持つ便利屋らしい。そこへ訪ねてくる川口くん、ジョニー。ものすごい吃音でやや挙動不審。この部屋に、生きたがってこの世とあの世の間を彷徨う男、既に死んでいながら成仏できないらしい老人や女性などが次から次へと訪ねてきます。まるで村上春樹の小説のような浮遊感でした。柄本さんの圧倒的な存在感に、川口くんのまっすぐな情熱。難解ながら何かを受け取ったような思いで劇場をあとにしました。 

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中川晃教コンサート2014 I Sing ~Believe in~@東京国際フォーラム2階16列

2014-09-26 23:40:00 | 観劇/コンサート

久しぶりにアッキーのコンサートに行って来ましたお芝居の舞台でも素敵な演技を見せてくれる彼ですが、やっぱりコンサートは格別ですなにしろアッキーの曲を浴びるほど聴けるのですからもう、おなかいっぱいになるほどアッキーの世界を堪能させていただきましたやっぱ、天才だわ。決して大きくない体から吐き出されるエネルギーのすごいこと。鳥肌立ちっぱなしでした

 

セットリスト
1.Don't change my soul
2.I WILL GIVE U WHAT U WANT
3.愛には愛が必要
4. JUST CALL MY NAME
5.See Me, Feel Me / Listening To You (ミュージカル【TOMMY】より)
6.Pinball Wizard (ミュージカル【TOMMY】より)
7.音楽が消えることのない DANCE FLOOR 
8.LISTEN
9.Love Never Dies
10.To be is to do
11.止まらない一秒
12.What are you afraid of?
13.マタドール
14.CHINA GIRL
15.BRAND
16.We will let you go
17.I WILL GET YOUR KISS
18.フタツ、ヒトツ Futa-tu, Hito-tu 


(アンコール)
イッツ マジカル
この世界より大きく 小さな愛


(スペシャルアンコール)
miracle of love

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久しぶりに紙粘土。

2014-09-24 23:46:25 | 手仕事

だいぶ前に作ったお気に入りの紙粘土ねこが婿入りしてしまったので、思い出しながらおんなじのを作ろうと試みました。でも、無理でした。

同じ手で同じモデルさんでも、やっぱり同じ物にはならないんだな~と思いつつ、今回のも結構気にいったのでアップしてみました。少しは進化してるかな?

ちなみに婿入りしたのはこれでした。

可愛がってもらいなよ~

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ミュージカル ファントム@赤坂ACTシアター1階H列上手

2014-09-23 21:17:32 | 観劇/コンサート

原作/ガストン・ルルー
脚本/アーサー・コピット
作詞・作曲/モーリー・イェストン
翻訳/伊藤美代子
訳詞/荻田浩一
演出/ダニエル・カトナー、他。

キャスト/
ファントム(エリック):城田優
クリスティーヌ:山下リオ
カルロッタ:マルシア
ゲラール・キャリエール:吉田栄作
フィリップ・シャンドン伯爵:日野真一郎
ほか

あらすじ/
19世紀後半のパリ、オペラ座通りの遅い午後。無邪気で天使のように美しい娘クリスティーヌ・ダーエが、歌いながら新曲の楽譜を売っていた。群集の中にいたシャンドン伯爵(フィリップ)は、彼女の声に魅せられ引き寄せられている。オペラ座のパトロンの一人であるフィリップは、クリスティーヌがオペラ座で歌のレッスンを受けられるように取り計らう。
オペラ座では支配人のゲラールが解任され、新支配人のショレが妻でプリマドンナのカルロッタと共に迎えられた。ゲラールはショレに、オペラ座には幽霊がいると告げる。そしてオペラ座の一番地下にある湖のほとりが彼の棲家で、自らを“オペラ座の怪人”と呼んでいると。しかしショレは、この話は解任された事への仕返しとして、ゲラールが自分を怖がらせるために言っているに過ぎないと取り合わなかった。ある日、オペラ座を訪ねてきたクリスティーヌを見たカルロッタは、その若さと可愛らしさに嫉妬し、彼女を自分の衣裳係にしてしまう。それでもクリスティーヌは憧れのオペラ座にいられるだけで幸せだった。
ある日、クリステスティーヌの歌を聞いたファントムは、その清らかな歌声に、ただ一人彼に深い愛情を寄せた亡き母を思い起こし、秘かに彼女の歌の指導を始める。その甲斐があり、ビストロで行われたコンテストで、クリスティーヌはまるで神が舞い降りたの如く歌った。クリスティ-ヌの歌声を聞いたカルロッタは、彼女に「妖精の女王」のタイターニア役をやるように進言する。フィリップはクリスティーヌを祝福するとともに、恋心を告白する。ファントムは幸せそうな二人の姿を絶望的な思いで見送るのだった。
「妖精の女王」初日の楽屋。カルロッタはクリスティーヌに、緊張がほぐれると言って酒盃を差し出した。しかし、これはクリスティーヌを潰すための罠だったのである。毒酒と知らずに飲んだクリスティーヌの歌声は、ひどいありさまだった。客席からは野次が飛び、舞台は騒然となる。怒ったファントムは、クリスティーヌを自分の棲家に連れて行く。それはクリスティーヌへの愛情表現に他ならなかった。しかし、それがやがて彼を悲劇の結末へと向かわせることになる・・・・・。


 赤坂のファントムは大沢たかおさんの初演再演も観ましたが、いずれも主役のお二人の歌がどうにも受け入れ難く・・・演技や立ち姿は決して悪くないんですよ(・・・んじゃ、なんで行くんだっていう話ですが

今回、そこのところがクリアになり、と~っても満足しました。城田くんはもとより、大塚ちひろちゃんの妹さん、山下リオさんも高音がきれいに伸びて、登場の「メ~ロディメロディ~」からひきこまれました。オープニングもミュージカルらしく明るく華やかもう、わくわく意外だったオペラ座の旧支配人キャリエール、吉田栄作さんも渋い演技で泣かされました。これは「父と子」の話でもあるのでしたね。そこで泣かされるとはあの若き日の無類のかっこよさを誇った栄作さんがねえ・・・渋い老紳士を演じる日が来るとはねえ大好きだったんですよ。我が家には顰蹙を買いそうなほど大きな栄作さまのカレンダーがあったもんです。ちょっと心配していた歌もばっちり。そりゃそうだ。栄作さまはシンガーでもあったのですよね。

ファントム、城田くんは舞台映え、歌唱力、演技、どれをとってもばっちり。四季の怪人が「艶っぽい神秘的な大人の紳士」であるのに比べると、かなり若さと人間臭さのあるファントム。終演後のトークショーでも「かっこいいファントムにもできたと思うけれど。今回はあえて人間臭くてかっこわるいファントムにしたかった」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりで、迷い、ゆらぎ、激しく感情的なファントムでした。子役ちゃんは何人か日替わりのようでしが、今日の子ファントムくんはお名前からみるとハーフの方のようで、城田くんに似た面持ち。子ファントム、いえ、子エリックとママ、大人エリックとクリスティーヌがだぶるシーンは本当に縮小コピーのようで幻想的で美しかったです。

初演・再演で特に気になったエリックがクリスティーヌにレッスンするシーンも、エリックのリードが正確で美しく、復唱するクリスの声も美しくで、聴いていてここちよかったです。ずーっとひっかかっていたこのシーンで納得できたことが本当にうれしい私なのでした。

今回は通路使いは一切なく、お目当てでもあったアンサンブルの阿部よしつぐさんは、絵描きさん、貴族、おまわりさんなどなど、たくさんの役をこなしていらっしゃいました。

客席に宝塚でファントムをされていた春野すみれさん、蘭寿とむさんがいらしてるな~と思ったら、トークショーにご出演でした。城田くんとは頭ひとつ違うのに、座ったらみな同じ高さ・・城田氏の足の長さったら半端ないですねそして、本番とはまた違った素直な天然発言に、すっかりハート持っていかれました

それにしてもね~クリスティーヌさん、悲惨な生い立ちのエリックを優しさですっぽり包んでおきながら一瞬で必殺手の平返し、そりゃないよね

 

コメント (2)
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こまつ座第106回公演『きらめく星座』@紀伊国屋サザンシアター4列上手

2014-09-15 22:23:25 | 観劇/コンサート

作:井上ひさし 
演出:栗山民也

<キャスト>
秋山菜津子、山西惇、久保酎吉、田代万里生、木村靖司
後藤浩明、深谷美歩、峰崎亮介、長谷川直紀、木場勝己

 時は太平洋戦争前夜昭和15年から16年の東京、浅草のレコード屋オデオン堂の家族と、広告文案家の下宿人は皆、音楽大好きな一家である。しかもその音楽は『仮想敵国のジャズ』であったり、『軟弱な流行歌』であったり・・・。
更に陸軍に入隊していた長男が脱走、追ってきたのは憲兵伍長、いつの間にかオデオン堂は非国民の家と噂されてしまう。
しかし、可憐な一人娘が結婚相手に選んだのは傷病兵。非国民家族から一転、美談の家になったオデオン堂で繰り広げられる、好きなものが好きと言えなかった時代の、愛すべき家族と下宿人たちの運命は・・・。


日中戦争、傷痍軍人、脱走兵、憲兵・・・・暗い時代の明るい一家の物語に胸うたれてきました。今回の収穫は、なんといっても秋山菜津子さんの歌、そして田代万里生くんの角刈り・・いえ、身体能力、いえ、演技力魅力的なキャラクターだなあ・・と、改めて思いました。秋山菜津子さんはミステリアスな悪女の似合うクールな女優というイメージでしたが、明るくキュートな後妻をとびきり素敵に演じていて、本当に素晴らしかったです。前回この役は愛華みれさんがふんわりと演じていらして、シャープなイメージの秋山さんがどんなふうに演じるのかと思っていましたが、一生懸命でそこそこ色っぽく、まっすぐなお母さんに感動しました。

この家のお嬢さんと結婚した傷痍軍人の山西惇さん。軍人としてまっすぐに国の「大義」を信じてきた彼が、その「大義」に疑問を持った瞬間の表現が衝撃的で、心を揺さぶられました。そして最後に歌う秋山さんの「青空」

文字通り突然に訪れて日常を遮る、ショッキングな幕切れも印象的でした。

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シェルブールの雨傘@シアタークリエ4列下手

2014-09-07 23:59:00 | 観劇/コンサート

脚本・作詞:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
演出・振付:謝 珠栄

出演 井上芳雄 野々すみ花 鈴木綜馬 大和田美帆 出雲 綾 香寿たつき  ほか

ストーリー
 車の整備士として働くギイ(井上芳雄)は、伯母のエリーズ(出雲綾)と二人暮らし。
恋人のジュヌヴィエーヴ(野々すみ花)との結婚を夢見るが、
ジュヌヴィエーヴの母で傘店を経営する、エムリー夫人(香寿たつき)は若い二人の仲を認めようとしない。

ある日エムリー夫人のもとに税金の督促状が届く。
店を維持するため手持ちのアクセサリーを売りに行った宝石店で、
母娘は宝石商のカサール(鈴木綜馬)に出会う。
カサールは二人の窮地を察し、宝石を買い取ると申し出るのだった。

一方、ギイは兵役で二年アルジェリアに行くことが決まり、別れを惜しむかのように二人は愛し合う。

ギイが旅立って数か月。ジュヌヴィエーヴは彼の子を妊娠していると知る。

足の悪いエリーズの世話をする看護師のマドレーヌ(大和田美帆)もまた、
ギイの帰りを密かに待ちわびていた。

そんな中、ジュヌヴィエーヴはカサールにプロポーズされるが…。


初演から5年。前回のジュヌビエーブさんは素敵なお声ながらちょっとイメージ違うなあ・・・と思っていましたが、今回の野々すみ花さんはばっちりですね映画のドヌーヴさんとは違った意味で可愛いお嬢さんでした

ギィ、井上くんは5年を経てもう、素晴らしい存在感。様々な舞台を経て、歌声だけでなく素晴らしいオーラを放つようになりましたねえ。。。彼が登場するだけで、舞台が輝きだすと言っても言い過ぎではないと思います。圧倒的な歌声と客席を釘づけにするすごいオーラを感じます。何よりあの気品あんな人が修理工場にいたら車壊してでも通っちゃいます。戦場で倒れ、ジュヌビエーヴと叫ぶシーンには圧倒されました。

そして、今回何の予習もしなかったので綜馬さんが登場した時には本当にびっくり!皇帝陛下!じゃない、ジュヌビエーヴの夫となる宝石商カサール氏この方の気品に満ちた歌声もまた健在でした。

追加公演だったということで、カーテンコールでは井上くん、野々さん、綜馬さん、伯母役の出雲さん、大和田さんからご挨拶がありました。綜馬さんは楽譜の難しさを歌って語られました客席大爆笑「まさか井上くんと女性を取り合うことになるとは。。。」発言にまた爆笑。エリザベートでは親子でしたからねえ、閣下

そうですよね。台詞、ぜ~んぶ歌ですから

謝先生の演出・振付なので、ダンスもいっぱいで、照井くんをはじめとして俵くん、秋園さんなどの素敵なダンスを堪能しました。井上くんの修理工場のダンス、戦場のダンスシーンもかっこいい!

でも、前回は日生、今回はクリエということで舞台はちょっと狭い感じ。オーケストラも高い位置にあってキャストからは指揮者が見えず、香寿さんも「タイミングが計れず大変でした」とおっしゃっていました。

今回、キャストはみんな素敵でしたが、何といっても子役ちゃんが可愛かったカーテンコールで深くお辞儀したあと、そのまんま落ちてる紙ふぶきで遊んじゃうギイの息子フランソワくんの可愛さにハート持っていかれました

ソワレだったので、終演ちょっと延びて19:50。速攻で帰宅して21時内野さんの「おやじの背中」、22時から井上君の「そこをなんとか2」、深夜0時から舞台「ビッグ・フェラー」充実した一日でした~

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