pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

「リプリー」そして「太陽がいっぱい」@DVD

2012-04-29 15:01:35 | 映画/DVD

なぜ、今ごろこの作品2つを借りてみたかというと、最近韓流にどっぷりはまっている長女が、韓流ドラマ「ミス・リプリー」が滅茶苦茶おもしろい!と、リビングのTVを独占していたからなのです。この「ミス・リプリー」チャン・ミリという少女が日本で韓国人の母に捨てられ、父は亡くなり、悲惨な少女時代を送った挙句、働いていた博多の風俗店のようなところを逃げ出して韓国へ渡り、東大卒と学歴詐称してぐんぐんのし上がっていくという話ですが、正直突っ込みどころ満載な作品。でも、JYJのユチョンくんが出ていたり、主役チャン・ミリさんがとっても美しいのでまあいいか・・的な感じ。殺人が起きてないのもいいです。

・・・・が、「リプリー」って?という娘たちの???には答えなくちゃね。そこでまず借りてきたのが1999年作品「リプリー」。マット・デイモンとジュード・ロウ、グィネス・パウトロウにケイト・ブランシェットと、実力派ぞろりの作品。特にジュード・ロウの美しいこと!最近はワトソン博士@シャーロック・ホームズなど、渋い役柄も多い彼ですが、金持ちで、傲慢で、移り気な若僧セレブがどんぴしゃりです。

知っている方も多いと思いますが、ざっくりあらすじを説明すれば、イタリアに行ったまま帰ってこない放蕩息子を心配した父グリーンリーフ氏が、トム・リプリーという貧しいピアノ調律師を息子の同窓生と間違え、息子の連れ戻しを依頼します。引き受けたトムは息子ディッキー・グリーンリーフに接触。太陽のような輝くばかりの金持ちボンボンに眩むような憧れと愛を感じます。ディッキーの趣味をなぞり、彼の好みに全てを合わせるトム。でも、次第にトムに飽きたディッキーは冷徹な突き放し方をし、更にトムの劣等感の一番深いところをグサっと突いてあざ笑う。逆上したトムはディッキーを殺し、彼になり替わる。ディッキー殺し隠ぺいのために更に罪を重ね、無限地獄に堕ちていくトム・・・・・

この映画、音楽も風景描写もものすごく美しく、賛否両論あったエンディングも私はすばらしいと思いました。たぶん、初めてありのままの自分を素直に愛してくれた人に、自分の素晴らしいところを語らせながら、その相手を・・・・絶望の底なしの深さが突き刺さるような終わり方で、私も娘たちもしばらく席を立てませんでした。

「『太陽がいっぱい』と終わり方違うね」という夫の言葉に、無性にそっちも観たくなり、さっそくレンタル。昔観たときは確かモノクロでしたが、なんとカラーになっていました。デジタル技術おそるべし。しかも、「リプリー」でマット・デイモンが着ていたシャツと、こちらでアラン・ドロンが着ていたシャツの色が同じ!すごいです。アラン・ドロンが若い!そしてめちゃくちゃ美しい

ルネ・クレマン監督のこのあまりにも有名な作品は「リプリー」と同じ原作(パトリシア・ハイミス)ではありますが、主人公の出身地や名前が少し違っていました。(ディッキーではなくフィリップ)そして、金持ちボンボンでも、ジュード・ロウほど無垢な残虐さ(次女は、「まるで映画『悪人』の時の岡田将生みたい・・と言ってました)は見せず、あっけなく殺された時にはちょっと同情したくなる感じも。アラン・ドロンの美しさが恐ろしさに拍車をかけているように思えました。。そして、トム・リプリーが全てを手に入れ、人生で最高の喜びにひたっているときにあの有名なメロディーに乗せてふいに訪れる衝撃のラスト・・・・

こちらも、何度もみていたにもかかわらず。やっぱり観終わったあと、しばらく席をたてませんでした。。

1999年の「リプリー」では、あの金色の巻き毛の、吸い込まれるような瞳がキラキラ美しいジュード・ロウが何故にアラン・ドロンの役ではなかったのか話題になった記憶がありますが、ジュード・ロウはまさに金持ちディッキー・グリーンリーフにぴったり。そしてまた1960年の「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンは貧しいトム・リプリーにぴったり。かといってこの2人がこの作品で共演したら、どっちも美しすぎて全然説得力なかったことでしょうね。。

つまり、何が言いたいかというと、この2つの作品は同じ原作でもまったく違う印象の映画になっているということです。「リプリー」のマット・デイモンとジュード・ロウは月と太陽。月が太陽になろうとして真っ黒に燃え尽きる話。「太陽がいっぱい」も基本はそうなのですが、トムは本当は自分が太陽になるべき人間だと確信して行動したように私には思えるのです。ぞくっとするような美しい男が緻密に冷静に事を進める恐ろしさと、成し遂げたと思った瞬間の恍惚とした安堵の笑顔、ふりそそぐ太陽・・・

全然関係ないかもしれませんけど、いたんだよね~ディッキー・グリーンリーフ@ジュード・ロウさんみたいな人たち。大学時代(地方から出てきた人たちに多かったけど)バイトもせず、学生なのに大きなマンションに住み、ブランド品で身を固め、お金は使いたい放題で自分の車で通学しているような人。コンパの時に「あら、ヨットにお財布忘れてきちゃった。カードならあるけど。」と、パパのカードを出したりする人。公立小中高で育った私は、どんなに背伸びしても絶対かなわない世界の人っているんだなあと思いました。(今でもそれは思うけど。)

そんな話をしていたら、女子大に通っていた次女も「いたいた~そういう人バイトしてないのにいっつもお金いっぱいもってた」と相槌。平民ほとんど大学出身の長女だけが、「いなかったな~みんなボンビーだったよ。」と笑ってました。いいのよ、苦労を知ってる方が幸せつかめるんだからね。

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名も知らぬ遠き島より

2012-04-24 21:26:31 | 雑感

東日本大震災の津波の影響で太平洋を漂流、米アラスカ州ミドルトン島で見つかったサッカーボールとバレーボール。

このふたつのボールには、いずれも友人や部活の後輩からの励ましの言葉が書いてあり、それがこの奇跡ともいえる出来事の手がかりになったとのこと。なんだかとても感動しました。

海辺に汚れたボールが流れ着いていても、ふつうは誰も気に留めたりはしないのに、たまたまそれを目にした方が日本人の妻を持つ方だったとはいえ、遠いアラスカの人までが日本語の書かれたボールを見て「あの震災の津波に運ばれたものかもしれない、持ち主に届けるのは自分の使命だ」と感じたことにも驚きます。

寄せ書きって、人の想いがいっぱいつまって何か不思議な力を持つのかもね~

昔いただいたいろんな寄せ書きを読み返してみようかな、と思いました。

このふたつのボールの持ち主が、それぞれ別の場所で被災しながらも元気に生きていらしたことにもなんだか救われた気がしました。

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シンベリン千秋楽@彩の国さいたま芸術劇場1階C列上手

2012-04-21 21:49:29 | シェイクスピア

ついに埼玉千秋楽のシンベリン。思いがけず上手2列目(B列が最前)が手に入り、先週気になっていた場面などもばっちり見てきました役者さんたちの足音や振動がバンバン伝わり、ものすごい臨場感。シンベリン王の登場場面では地震のような地鳴りのような振動。さすが吉田鋼太郎!という感じ。イノジェン姫が迫りくるヤーキモーを突き飛ばす場面もすごい振動でした。

写真は、開演前の情報プラザ前のさいたまアーツ・シアターライヴの様子です。ミュージカルWickedからのナンバーを演奏していました。おしゃれ~

開演前の楽屋セットで浦井王子の鏡台の脇に貼ってある写真が気になり、オペラで確認していたらいきなりその鏡に浦井くんの顔がうつってびっくり。ご本人の鏡台なのであたりまえなのですが、びっくりするやらうれしいやら。

今日は千秋楽ということで、役者さんたちが本当に熱かったです。前回、独白場面でほかの蜷川常連の役者さんたちの中ではちょっと台詞が弱いかなあと思う場面があった阿部寛さんも、渾身のポステュマス・リオナータスでした。

カーテンコールでは、ストレート・プレイでは珍しくオール・スタンディングとなり、兄弟王子から「おおお!!」という驚愕の声があがりました。

印象的な台詞がありました。

「女の誓いは誓った相手に縛られない。それが自分の良心に縛られないのと同じだ!」~ポステュマス

「たとえば嘘をつく、どう考えても女だ!媚びへつらう、女だ!だます、女だ!情欲、淫らな妄想、女だ!復讐心、女だ!野心、物欲、千変万化する贅沢三昧、人を見くだす、浮気をする、悪口を言う、移り気。知っているありとあらゆる欠点は、いや地獄しか知らない悪徳は、その半分が、いや全部が女のものだ。」~ポステュマス・・・・って、シェイクスピアさん、よっぽど女でいやな思いしたんですかね。真逆ですが、内野さんがベガーズ・オペラで「俺は女が大好きだ!」と叫んでいたのをふと思い出しました。会場の半分以上を占める女性はちょこっと複雑。言ってるのが阿部寛さんじゃなかったら帰るかもよ。

「富み栄える者がつく嘘は、貧乏人が必要に迫られてつく嘘より罪が深い。」「ものがあふれる平和な世は意気地なしを生み育て、厳しい貧窮という母親は厳しさに耐える勇気を生み出す。」~イノジェン

 

客席には、御大・白石加代子様が舞台のオーラそのままに座っていらっしゃいました。

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志らく こしら親子会@成城ホールA列センター

2012-04-20 22:01:29 | 落語・講談

かぶりつき、最前列センターのお席がとれてしまい、3月11日のジキル&ハイド以来封印していた地下鉄に乗り、成城へ。

駅周辺には大学生らしき若者がいっぱい。なんだか初々しい子が多いのは4月だからなのですね。

さて落語会。立川志らく師匠の総領弟子、立川こしらさんは真打内定しており、弟子入りして16年だそうですが、意外なことに親子会ははじめてだそうです。

親子会というのはやはり特別な感じなのでしょうね。こしらさん、いつもとはちょっと(だいぶ?)違い、かなり緊張している感じがしました。「別に落語なんかにこだわんないし」というオーラをだしつつ、それでも今までにないような爆笑の誘い方がユニークな噺家さんなのに、今回はとてもいろいろなことに気を付けながら喋っているのがわかりました。いつもならどおってことなく流すのに「カミシモ間違えました!」とやりなおしたり、いつも実名でマクラのネタにしている〇末〇平氏のことも「とある高名な放送作家の方」と名前を伏せたり。また、いつも噺の途中に突然入れてる「高速落語」CDの宣伝も、わざわざ「CMです。」と断ったり。

でも、落語は結構がんばって「死神」の「序」と「完結編」を大汗をかきながら熱演されていました。「死神」聴き終えて仲入り後にまた「死神」が始まった時にはびっくりしましたけど。

志らく師匠も、親子の噺と出世噺でこしらさんのお祝いをしているように感じました。志らく師匠、「片棒」の中でミュージカルメドレー歌ったり昭和歌謡を歌いまくったり、大サービスでした。

 

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シンベリン@彩の国さいたま芸術劇場1階D列下手

2012-04-15 19:46:16 | シェイクスピア

演出:蜷川幸雄
作:W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
出演:阿部寛 大竹しのぶ 窪塚洋介 勝村政信 
浦井健治 瑳川哲朗 吉田鋼太郎 鳳蘭

あらすじ:
ブリテン王シンベリンは、王妃の連れ子クロートンと結婚させようと考えていた一人娘のイモージェンが、紳士ポステュマスと勝手に結婚したことに激怒する。追放され、ローマへと渡ったポステュマスは、そこで出会ったヤーキモーとふとしたことから妻の貞節を賭ける。ヤーキモーは彼女のブレスレットを盗み出し、それを見せられたポステュマスは妻の不義を信じ、召使いに妻の殺害を命じる。誤解を解きにローマへと向かうイモージェンだが、道中、迷い込んだ洞窟で一人の老人と2人の王子に出会う。その頃、ブリテンとローマは戦闘状態に突入し、妻への復讐を後悔するポステュマスは、ローマ軍の一員として戦いに参加する―-。


 地震が怖くて遠出できない意気地なしの私でしたが、シンベリン観たさになんとか地下鉄を使わず与野本町へ行く術を考えて、さい芸へGO!

与野本町駅から劇場までの道にある中学校脇には、記念の手型プレートがありました。蜷川さん、吉田鋼太郎さん、安蘭けいさんなどもありましたが、浦井君のはなくて残念でした。

ガレリアの展示を見たかったので、楽屋方面の通路から入ると、若い男性の役者さんが窓の方を向いて座り、化粧をしていました。

ガラス越にはシンベリン王のさらわれた王子のひとり・・・・???だと思いますたぶん。。。でも、集中のお邪魔をするわけにもいかず、しっかりお顔を確認する根性も「なく、後ろからそっとパチリ

客席に入ると舞台上の楽屋セットにわらわらと役者さんが入ってきて、おしゃべりしたりアップしたり、発声練習したり・・・縁台将棋しているかたも。なんだか縁日のにぎわいのよう。王子はみんなとけん玉で盛り上がっていました。さて、開演となると、浴衣やジャージ姿の役者さんが一瞬の引き抜きで絢爛豪華な舞台衣装に本当に鮮やかです。

蜷川作品お初の窪塚洋介さん(ポステュマスを陥れる悪役ヤーキモー)は、昔キアヌ・リーヴスがやった半分ウェービー半分スポーツ刈り・・・みたいなつっぱらかったヘア・スタイル。でも、悪役をクールにこなし、独特な「間」はそのままに、台詞も声がよく前へ出ていました。

シンベリン王の娘の結婚相手、ポステュマス阿部寛さんおっきい!顔小さい!以前、コクーンで観た「道元の冒険」ではちょっと気持ち悪いあと味でしたが、今回はどこまでも純粋でまっすぐな貴族の紳士を素敵に演じていました。あんな素敵な方に「僕の女王、僕の恋人、ああ姫!」なんて言われるイノージェン(大竹しのぶ)がうらやましすぎ。

クロートン役、勝村さんのバカ息子っぷりが最高!でも、浦井君にあっさり首をはねられ生首で登場のあとは、(首なし死体の切り口がばっちり見える席だったので)かなり気持ち悪かったです生首見たくなかった・・・ 勝村さんはジュピターとして上空からも登場です。この勝村さんとともに、笑いをさそいつつこの荒唐無稽な話をわかりやすくしていたのがベテラン・大石継太さん。ポステュマスの、そしてイノージェンの忠実なしもべとして、ふたりをささえます。もうひとり、決して好みのタイプではないのですが、ローマの武将カイアス・ルーシアスの丸山智己さんの存在感が際立っていました。と、思ったら丸山さんて、映画SPで岡田くんが車を何台も飛び越えて追っかけていたスーツの男だったんですね。もっとよく見ればよかった。

シンベリン王、吉田鋼太郎さんは文句なく堂々たる王。こういう役はこの方をおいて他にはありません。ささやき声さえなんであんなによく通るのでしょう。王妃の鳳蘭さんも堂々たる継母っぷり

シンベリン王の元から追放された旧臣ベラリアス(瑳川哲郎)によって幼児のうちにさらわれ、逞しく育てられた2人の王子、ギデリアス(浦井健治)とアーウィレイガス(川口 覚)がものすごくさわやか「幼少時にさらわれた王子」であるというふたりは、山賊スタイルで毛皮をまとったり片肌脱いでいたりとワイルドながら、隠し切れない生来の品の良さを醸し出し、めっちゃ素敵浦井君の素敵は当然ながら、川口くんに一目ぼれしましたかわいい!さわやか!いかん・・・また贔屓を増やしてしまった笑っても素敵戦う姿もかわいい

実の親であるシンベリン王との対面の時には、「信じられない・・・」という表情で佇む浦井王子の見開いた瞳から、真珠のような涙がひとすじ傍らで泣きじゃくる弟王子とはまた一味違う兄王子にもズキューン信頼していたシンベリン王に追放され、後継ぎを2人も誘拐しながら殺すこともなく立派でまっすぐな青年に育て上げたベラリアスが、クロートン殺しの罪に問われた兄王子を身を挺して庇う姿にもほろりとさせられました。オセロー、十二夜、ロミオ&ジュリエット、冬物語・・・いろんなシェイクスピアの要素がつまった舞台でした。

最後は再生を思わせる奇跡の一本松の元で、すべての謎が明らかになります。悪いお妃はいつの間にか改心して悪事を告白・懺悔し息絶え、悪役ヤーキモーさえも許され、平和のうちにすべてが終結。結構好きですこういう終わり方。荒唐無稽でツッコミどころ満載で最後はちゃんとハッピーエンドになるというまとめですが、役者の見せどころが満載で、とっても楽しかったです。

物語のすべてを明確かつ膨大な台詞で語りつくすシェイクスピア戯曲。やっぱり好きだなあ。

できればもう一回。。。もう一回。。。無理かなあ

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自分へのご褒美☆

2012-04-12 22:32:35 | 私の好きなもの

買っちゃいました!PARKER 5thテクノロジー採用ペン インジェニュイティ

万年筆でも、ローラーボールでも、ボールペンでもない、まったく新しい筆記具「パーカー5thテクノロジー」というふれこみで、伊東屋や丸善の万年筆売り場に「書き味お試しコーナー」ができていましたが、すぐに「買っちゃおう!」と思えるようなお値段でもなかったため、躊躇していました。

が、最近は通販サイトなどでも値引きの商品があり、「お名入れ無料」で30%Offを見つけてようやく決心。お名入れなので発送に2週間(伊東屋なら即日)かかりましたが本日無事到着。

箱を開けた時にはもうワクワク

 ペン先はこんな感じで万年筆のようですが、筆圧もいらないようなサーラサラの書き心地の上、一晩キャップをはずしても大丈夫という優れもの。

軸はピンク・ゴールドですが、金色が勝っている感じで、キャップに入れたネームもさりげなく素敵持った感じもほどよいずっしり感があります。ペン先付きのカートリッジは容量も大きそうだし、何よりインク補充のたびに手が真っ黒になる、あの面倒くささがないのもいいです。(今まで使っていたクロスセンチュリーはカートリッジが小さいのでインク壺コンバーター派なのでした)

さっそく誰かに手紙を書いてみようかな。

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お取り寄せは楽し♪

2012-04-11 23:24:48 | 私の好きなもの

最近よく防災用品のネット通販を利用してますが、職場で果物やお米にもおいしい通販があるという話題になり、私もローソンの「おにぎりや」で使用しているというコシヒカリや愛媛のデコポン(媛タンゴールというらしい)を頼んでみました。

今日はデコポン到着。送料込なのにちゃんとクール便なのも良心的な気がします。そして、おいしい!デコポンは近所のスーパーで165円くらいしていましたが、これは送料入れても120円なのもうれしいです。柑橘類はみんな大好きであっという間になくなってしまうから箱買いがいいですね。

明日はチャメのキャットフードと、自分へのご褒美が届く予定です。今度は何を頼んじゃおうかな~ちょっとアブナイ通販生活です

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練馬区民寄席@練馬文化センター小ホールK列上手

2012-04-09 22:36:28 | 落語・講談

退勤後、自転車で劇場へ。

小三治・喬太郎という組み合わせはかなり魅力的月曜日にもかかわらず、チケットは完売。K列は前が通路で見やすい上に、席は最端で、万が一地震があっても一番先に避難可能な好ポジションでした。

前座は市馬さんのお弟子さんの市也くん。59年生まれというから20代ですね。「道具屋」は前座にしてはちょっと長めで頑張っていました。

2番手の入船亭遊一さんは46年生まれというから40代ですね。さすが「悋気の独楽」は声の張りも良く、聴きやすくわかりやすい落語でした。

待ってました!の喬太郎師匠新作落語「ハンバーグができるまで」・・この噺、最近続けて聴いている感じなのであちゃー・・・っと思いましたが、そこはキョンキョン。やっぱり爆笑してほろりとさせられてしまいました。やっぱりうまい!

15分の仲入り後はギター漫談のペペ桜井さん。禁じられた遊びを弾きながら演歌を歌う。ギターを弾きながらハーモニカを吹きながら歌うというウルトラ芸。音楽の道に進まなかったのは「黙ってギターを弾いていられないから。」には爆笑でした。

トリは御大・小三治師匠。もう、出てくるだけで会場は波を打ったよう。

しかし御大は「自分の好きなことをしゃべって、昔の落語をちょっとだけ」と宣言。30分(もっとかも)以上のマクラのほとんどはハリー・ベラフォンテのカーネギーホールライヴのLP探索の話と、師匠がこのライヴを対訳ではなく自分の耳でハリー・ベラフォンテと観客の素晴らしいやりとりでどんなことが語られているのか知りたい、という熱い話でした。映画の字幕と俳優の実際のセリフのちょっとした食い違いを見つけた時「英語が聞き分けられるようになりたい」と強く思って50代の時に3週間の短期留学を決行したということを聞いて、50代にしてその好奇心と実行力を持っていたことに驚かされました。私はこの話にとっても惹かれましたが、客席の何割かは「さっさと落語はじめろよ」的な感じを持ったようで、後半はパンフレットをめくる音や、おもむろに本を出して読み始める人なども見えました。そろそろかな・・と思った頃に御大が始めたのは「あくび指南」このチョイスは絶妙かもね~と思った私です。さすが御大。すっかり小三治ワールドにはまりました。

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アーティスト@ユナイテッドシネマ

2012-04-08 19:53:17 | 映画/DVD

【監督】 ミシェル・アザナヴィシウス
【出演】 ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー、ミッシー・パイル、ベス・グラント、ジョエル・マーレイ、マルコム・マクダウェル、エド・ローター、ケン・ダビティアン

【あらすじ】
1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、ふとしたハプニングで女優志願のペピー・ミラーと出会う。やがてジョージは、オーディションを受けにやってきたペピーと再会。その日を境にペピーはエキストラから少しずつ上位の役をものにする。1929年、トーキー映画が登場。しかしサイレントにこだわったジョージは、自ら監督・主演した映画が失敗し、失意のどん底に。一方、ペピーは大スターになっても、ジョージを思う気持ちは変わらなかった。


 

ネタバレあり

本年度アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞受賞という「アーティスト」さっそく観てきました。

サイレントで白黒・・・という以外はなんの予備知識もなく出かけましたが、本当に素敵な映画でした。まず、この時代の映画館にびっくり。銀河劇場のようなボックスシートあり、さらに音楽は生オケ。観客はタキシードにドレスの紳士淑女カーテンコールまでありました

この時代のスターというのはきっと今でいう以上の大スターだったのでしょうね。主演・ジョージ・ヴァレンティンはルドルフ・ヴァレンティノがモデルなのかも。いかにも往年のハリウッド・スターという趣です。トーキー(字幕ではtalkingとなってました)への波に乗らずサイレントにこだわり次第に凋落していく彼と、彼のちょっとしたアイディアでトーキーの女優の道を駆け上がったペピーの愛の物語なのですが、ジョージの夢で初めて出てくる(音)への恐怖がものすごく効果的。というか、この段階まで音楽以外の「音」がない状態で展開するので、ジョージの怖れが自分のことのように感じてしまうのです。うまいなあ。。。

そして、特筆すべきは愛犬のアギーめっちゃ可愛い!そしておりこう!

 

The Artist - Breakfast Table [HD]

 

駆け出し女優のころのペピーが、憧れのジョージの控室で壁にかかった彼の上着にもたれ、内側から袖をとおして自分を抱きしめるシーンがとても素敵ちょっとやってみたいです。

「時計仕掛けのオレンジ」で怪演のマルコム・マグダウェル氏が渋い執事役でご出演です。この方と運転手ジェームズ・クロムウェル氏以外は見慣れない俳優さんばかりでしたが、端役のご婦人までいい味わいを出しています。サイレント部分もしっかり台詞があり、(肝心な部分以外は字幕なし)何をしゃべっているのか想像する楽しみもあります。CGや3Dの技巧を凝らした作品とは対極で、観客の想像力を必要とするという点では舞台に近いような気がしました。サイレントはオーバー・アクションでないと通じないという部分も舞台と似ているかも。トーキー支持派には、このサイレントのオーバーアクションが古臭いという意見が多かったようです。リピート割引もあるようで、また行ってみようかな。ちなみに、アカデミー賞授賞式でのジャン・デュジャルダン(ジョージ・ヴァレンティン)。映画では戦前の人にしかみえないのに、式では完全に現代の人に見えました。ほんのちょっとヘアスタイルが違うだけなのに80年をひとっ飛びしてしまう・・・俳優ってすごいです。

次回上映の予告編にも面白そうな作品がいっぱい。ティム・バートン&ジョニーデップの「ダーク・シャドウ」ウディ・アレン「ミッドナイト・イン・パリ」ジョージ・クルーニーの「ファミリー・ツリー」も観たいな。もちろん「宇宙兄弟」もね。今年はやはり映画と落語でうまるかも。

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シマシマ姉弟

2012-04-07 23:11:09 | 

午前中は暖かかったので、久しぶりにチャメをシャンプーしました。ネコは本当はあまり洗わない方がいいと聞いたのでブラッシングだけにしていましたが、なんとな~くケモノ臭くなってきたので。この機会に首輪も新調。赤いバンダナ生地でちくちく縫います。綿の布地なので違和感なく首になじむようです。人間だって、あんまりかたいものを首にまくよりはやわらかいほうがいいですからね。格安だし。

帰ってきた娘が、「ちゃめ、いいにおい!」と抱っこしてました。ふたりともシマシマです。

 

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桜満開

2012-04-07 00:30:55 | 私の好きなもの

東京は桜満開

いろいろあっても桜は咲く。今日は通勤途中の中学校で歓声があがっていました。クラス発表だったのかな?

小学校のそばにはスーツ姿のご両親に両手をつないでもらった新一年生。今日は入学式ですね

子育てもひと段落すると4月の桜に一喜一憂することもなくなりますが、見上げる桜は本当にきれいだなあと思います。

娘たちはそれぞれお花見で遅いので(どうせまたどんちゃん騒ぎだろ。。。)夫とテレビをみていたら、おかあさんに面倒見てもらえなかったライオンの兄妹が死にそうになっているのを、飼育係の方々が必死に介抱していました。

ぐったりしているライオンの赤ちゃんをさすったりお湯であたためたり。思わずチャメを抱きしめたりさすったりして画面をガン見してしまいました。だめなのかなあ。。。と思ったら赤ちゃんたちが動き出し、すごい勢いでミルクを飲みだして。。

生きようとする力って、すごいなあと思いました。

体温低下でぼろ雑巾のようになっていたベビーちゃんたちが1か月後、ふわふわの毛並になってじゃれている姿には泣きそうになりました。

それにしても、動物が母性本能を失うって恐ろしいことですね。。。人間は大丈夫だろうか。

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暴風雨一過

2012-04-04 22:52:20 | 雑感

昨日の暴風雨、すごかったですね~今まで4月にあんなのあったでしょうか。

定時で帰れたものの突風にあおられ、家にたどりつくまで本当に怖かったです・・・

夫も娘たちも勤務先が早めの帰宅をさせてくれたので、帰宅するともうみんな家でくつろいでいました。

テレビでは各地の被害の様子や、歩道でうずくまる女性、骨だけになった傘を抱えるサラリーマン。。。

みなさんは大丈夫だったでしょうか。知人はあの嵐の中、埼玉までシンベリンを観に行ったとか。そういう情熱を失いつつある私にはとても真似できないかも。(でも、シンベリンなら行くかな)

職場では、あの暴風雨と直下型地震がダブルでこないという保障はないよね。。。という話題になり、またまた背筋が寒くなったのでした。

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プレステージ/DVD

2012-04-01 21:40:21 | 映画/DVD

監督:クリストファー・ノーラン
原作:クリストファー・プリースト
監修:デヴィッド・カッパーフィールド  
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、
    デヴィッド・ボウイ 

【あらすじ】
物語の舞台は19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)は、奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリア(パイパー・ペラーボ)が水中脱出に失敗して死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐の鬼へと変貌し、妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。次第に二人の競争は過激になり、流血の争いを繰り返すことになる。
 やがて、名声を手にしたボーデンは、サラ(レベッカ・ホール )と結婚し幸せな日々を送る。そしてついに、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだった・・・。


 

 

マジックには3つの段階がある。「種も仕掛けもありません」と確認させること、物を消してみせたりする展開部が第2段階。そして消えた物が最後に戻ってくる、その最後の驚きを「偉業」(プレステージ)と呼ぶ。

・・・・いやあ、久しぶりにうなった映画でした。2007年6月公開ということですが、まったくノーマークでした。今日はシャーロックホームズを観に行こうかと思いましたが時間が合わず、DVDを借りに行き、ロバート・ダウニーJr.の関連作をあたっていたら、この作品が私を呼びました(ロバート・ダウニーJr.じゃなくてヒュー・ジャックマンですけど)つくづくこういう顔が好みだと・・・

それはおいといて、自慢じゃありませんが、私はマジックの仕掛けというものがまったくわかっていないため、簡単なトランプのマジックさえ???です。

だから、この映画でちょっとはタネがわかるかと思いましたが、映画自体に仕掛けられた巧妙なトリックにまんまとはめられてしまいました。最初に出てくる、「鳥が布の中から一瞬にして消え、次に再びマジシャンの手の上に現れる簡単なマジック」の背筋の凍る恐ろしい仕掛け。これは私ダメでした。あんなことするの~?手品師って・・・・ですが、これが映画全体の大きな伏線。マジシャン同士の熾烈な戦い、科学者テスラ(実在)とエジソンの潰し合い。これも伏線。妻を真剣に愛している日と無関心な日がある夫の態度。これも伏線。

テスラの開発したおそるべき装置によって起こる現象がマジシャンの暴走を導き、悲劇に向けて突っ走る、そのスリリングなことといったら!どんでんがえしに次ぐどんでん返しでクラクラしそうでした。

この映画の監修をしているデヴィッド・カッパーフィールドもかなり大がかりな瞬間移動とかやっていたけれど、もしかしてあれもこういう仕掛け?なのかも。

でも、昔から思ってたけど、マジックって「やっぱりなんとなく不気味でこわい。美女の胴切り・・とかね。

クリストファー・ノーランの作品て、メメントもそうでしたがとてもスタイリッシュで身震いするほどドキドキします。そして、助手のスカーレット・ヨハンソン。ためいきが出そうな美しさでした

考えてみたら今日はエイプリル・フールでしたね。どんぴしゃりなセレクトでした。

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