
そりゃ、練習は、
試験に合格するためにしているのですけれど、
そのことばかりに拘泥してしまうと、
運転技能そのものが身に付かなくなる虞がありますよ。
分かりやすい例が、
狭路通過課題などでのポールを使った目標。
「3本目のポールがここに見えたらハンドルを回す」
といった類のものです。
そのやり方で、試験には対応できるかも知れません。
が、免許(あるいは仮免許)取得後に狭い道を通ろうとしても、
一般道にポールが立っているわけでなし、
覚えても全く意味がない技です。
もう一つ、別の視点からの実例を挙げてみます。
他校で仮免許を取得した教習生の路上教習中、
上り坂の途中で信号待ち後に発進する際に、
「ここで坂道発進をするのですか?」と
尋ねられて驚いたことがありました。
指導員が指示するまでもなく、
上り坂で発進するなら「坂道発進」の手順を使うのです。
おそらく、前の教習所さまでは、
「ここで坂道発進。」とでも教えてくれていたのでしょうが、
それも、試験課題をクリアすることばかり考えて、
免許取得後の運転がイメージできていない証左と言えます。
このように、試験に合格するためだけに練習していると、
免許を取ってから苦労しますし、
その課題の本当の意味を理解していないと、
試験に合格するための練習すら、覚束なくなることもありますよ。
あなたが練習しているのは、
「免許」の先にある「自動車の運転」であるはずですから。
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