ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

2006年07月31日 | Weblog
いつもの山間散歩コースに、久しぶりにいってみると、
なにやら風景が違う。
しかも、聞こえてくるはずの無い水の音までもが。
よく見ると(普通に見ても)、滝があるではないか。
規模は小さいが、しっかり流れ落ちてくる。
以前は、普通の山の斜面。
川らしきものは、一切無かった。
完全に、「突然姿を現した」の世界だ。
なにか、神秘的な感じさえする。
昔の人は、こんなことを日常的に経験し、山ノ神を感
じ、自然を畏怖したんだろう。
現代社会の中の裂け目を見た瞬間(っと大仰な)。

この前の大雨で斜面が崩れ、新たな川筋ができ、この
滝ができたわけだが、押し流された倒木と土砂で、道
はふさがれ、これで車は完全に通れない。
まあ、それはそれでいい。
これを機に、車は進入禁止にすればいいのだ。
そうすれば、車で来てごみだけ捨ててく、安直山菜取
りの人間も来れなくなる。
災い転じて福となす、と。
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物語

2006年07月30日 | Weblog
映画のシリーズものの「ハリーポッター」とか、指輪
物語が元になった何とかとか(度忘れ)、最近は人気
物語原作の映画がやたら目に付く。
そして最新は「ゲド戦記」。
名前からして、何か曰くありげだ。
どういうものか全く知らないが、アニメらしい。

民話などの物語は、その土地の文化を継承するための、
自然発生した一つの手段として考えられるが、最近の
物語ブームは一体何なのだろう。

それらの物語は、基本的に宝探しが主題となっている。
宝というのは、文字通り富であったり、幸せな結婚で
あったり、理想化された自分であったり、権力であっ
たり、といろいろだ。
主人公が様々な苦難を乗り越えて、最終的にそれをつ
かむまでを、「意味ありげな謎を振りまきながら、飽
きさせないように見せる」というテクニックを使い、
カタルシスを味わえるような結末まで持っていく。
そして見た人は大きな満足を得る。
もちろん感動しながら。
自己完結の世界。

結局、今の世の中、「物語」という装置(オモチャ)が
ないと楽しめないのか。
それは、単に想像力が欠如してるからなのではないか。
子供がそういう世界で、まだ見ぬ世界を想像するのは
有効だと思うが、いい大人がそのまま感動してしまう
のは、「子供の心を持った大人」などと肯定的に言い
たいところだが(実際そう言われる)、どうかと思う。
名前だけを変えただけの基本は同じ物語で、その都度
感動するその単純さの方が、問題ではないか。
分かりやすさは確かに魅力だが、「読み書き能力の無
い人間が簡単にだまされる」という構造と同じものを
感じる、今日この頃の状況だ。

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コート.ジヴォワール

2006年07月29日 | Weblog
ワールドカップにも出てきて、アフリカでは安定した
国かと思ってたらそうでもないらしい。
大きな内戦はなくなったが、治安は全然改善されて無
いらしい。
特に、医療体制は壊滅状態。
平均寿命は45歳になってしまったということだ。

旧宗主国のフランスがいろいろ援助してるようだが、そ
もそもの国の成り立ちからして不自然なので、他のア
フリカ諸国と同じで、自立した安定国家にはなかなか
なれない。
部族意識が国家意識より優先するという、アフリカ特
有の問題がついて回る。
そして教育の欠如。
西欧で学んだ一部のエリートの、独裁政治による富の
占有。
彼らと結託する、資源を狙った西側の資本家。
どこも同じような構造を抱えている。

そんな中で時期ワールドカップは「南アフリカ」。
アパルトヘイトがなくなってよくなったのかと思った
ら、治安に関しては更に悪化しているということだ。
白人からの差別の変わりに、黒人同士の更に激しい差
別が始まった、ということも聞いた。
次回、ちゃんと開催されるかどうかはかなり疑問だ。
すでに代替国としてオーストラリアが名乗りを上げて
いる。
実際、「南アフリカ」でも行くぞ、と思っている日本
人はどれほどいるだろうか。
FIFAも金勘定優先だから、どう転ぶか分からない。
もっとも、日本に関しては、出場できるかどうかの方が
問題でした。
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ハットトリック

2006年07月28日 | サッカー


平山ハットトリック。
と言っても、アマチュア相手に。
時期日本代表FWと期待しているのは、田中達也と、
この平山だ。
ポストプレーの平山と、その周りを自由に動き回る田
中、理想的なFWコンビだ。
オランダのヘラクレスで、二年目を迎える平山だが、
是非とも成長してほしい。

と思っていたら、女子もオーストラリアに0-2で完
敗。
なんだか、オーストラリアコンプレックスでも植えつけ
られそうな雰囲気になってきた。
フィジカルで圧倒。
もう、完全にオーストラリアのお家芸だ。
さて次の北朝鮮戦はどうなるだろうか。
と、それどころではなく北朝鮮、またやらかしました。
審判に暴行。
中国サポーターと小競り合い。
ったく、やることが原始的というか文明化されてない
というか正直というか。
仕舞いには、テポドンでも落とすのではないか。

共通の言語を持つ文化が無い国に対して、どう対処す
るかというのは、サッカーに限らず外交でも同じこと
なんだ、と感じさせる出来事だ。
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ハグロトンボ

2006年07月27日 | 生き物 自然


知り合いの家にお邪魔すると、裏庭にハグロトンボが
いた。
このハグロトンボというのは、かつてはどんな川にも
いて、決して珍しい種類のものではなかったのだが、
最近ではめったに見られなくなった。
絶滅危惧種というほどではないが、限られたところで
しか見られない種類のトンボになってしまったのだ。

聞くと、この時期にはいつも庭にいるということだっ
た。
この家の庭は、春にはヒメギフチョウが飛んでくるし、
なかなか虫ポテンシャルが高い。
早速、ハグロトンボの写真を撮ろうとしたが、人の気
配に敏感でなかなか近づけない。
そのうち遠くに行ってしまい、諦めざる得なかった。
胴体が青銅の金属光、羽が真っ黒で、止まってるとき
に羽を閉じてるトンボと言えば、「ああ、あれか」と
分かるのではないか(そんなこともない?)。

その後、庭の奥にある畑に行くと(小川があってそこ
がハグロトンボの生育環境になっている)、今度はミ
ヤマアカネがいた。
このトンボも、「かつて普通今は少ない種」だ。
一応諏訪盆地に属して、決して山の中ではないところ
に、まだこんな環境が残されている。
このままの状態で、続いていってほしいものだ
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小津安二郎

2006年07月25日 | 映画


録りためたヴィデオの、小津安二郎「宗方姉妹」を見
る。
これで、戦後の小津映画は殆ど見たことになる。
元々好きな監督だから、この映画も見てても良さそう
なのだが、どういうわけか今まで見る機会が無かった。
「東京物語」「秋刀魚の味」ほどは知名度がなく、よ
く利用するヴィデオやにも無かったので、そういうこ
とになったのかもしれない。

映画は、田中絹代、高峰秀子演ずる宗方姉妹の、主に
姉の田中絹代に関する愛の物語を中心に展開していく。
ある種の、純愛物語ともいえる。
しかし、あまり他の作品では見られない、離婚、突然
の死などを扱っていて、ちょっとトーンが違っている。
その辺が、知名度の無さに影響しているのかもしれな
い。
他の作品に見られる軽妙洒脱(その裏に隠れた無常観)
も、この作品からはあまり感じられない。
原作が大仏次郎だからか。
個人的にも、小津映画の中では好きな方ではない、と
いう位置付けとなった。
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ハモンイベリコ

2006年07月24日 | 食べ物


もらい物のハモンイベリコを食べた。
一応生ハムの最高峰と言われている。
食べたのが、前足なのか後ろ足なのかは分からない。

それにしても、いつからこんなにイベリコ豚は有名に
なってしまったのだろう。
なにより、ブランド豚そのものが最近多すぎる。
そんなに味が違うのか。
スペインで飼育しているイベリコ豚と、日本で流通し
ているイベリコ豚の数が合わないなどと、嘗て関鯵で
聞いたような現象もちらほら。
どうもブランドで食べて満足している人が多いのでは
ないか。
味そのものではなく、情報で食べる満足。

で、ハモンイベリコはどうだったかというと、特別美
味しいとも思わなかった。
というより、生ハム全般に言えるのだが、それほど好
きではないという自分の嗜好、その事実ががまずあっ
たのだ。
美味い不味いの基準がそもそもないということだ。
だから、どれを食べても美味くはないということになっ
てしまう。

そんな基準にもならない自分の基準で、パルマ産生ハ
ムとハモンイベリコを比較すると、ハモンイベリコの
ほうがより不味くないというか普通に食べられる味で
あるという結論は得られた。
話では、とろけるようなと形容されるが、そこまでの
印象はもてなかった。
果たして、単に好みに合わないだけなのか、本当に美
味しいものにまだ出会ってないだけことなのか、生ハ
ム舌の運命はいかに。
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レッズ

2006年07月23日 | サッカー


ワールドカップもすでに遠い過去、変に緊張すること
なくサッカーを見られる平常運転の日々が始まった。
そんな中、「浦和レッズ対川崎フロンターレ」戦を、リ
ラックスしながら見る。

今回のワールドカップで、実は、一番評価を下げたので
はないかと個人的には思っている、小野はどうか?な
どと興味を持って見ていたら、なんと田中達也が復帰
しているではないか。
こうなると、俄然見る気も増す。
怪我さえなければ、今回も出場してたかもしれないのに、
いや、ジーコじゃどっちみち駄目だから、次回のために
もと、これからの活躍に自ずと期待がかかる。

浦和でデビューしたころからずっと期待してた選手なの
で、復帰は素直にうれしい。
しかし、多くの場合、怪我をきっかけにかつての切れが
失われて一気に輝きを失う。
そんな例を数多く目にしているので、不安を抱きつつ見
ていたが、どうやら杞憂に終わりそうだ。
低い弾道の(日本のFWからは久しくお目にかかってな
い)ファインゴールも決めて、昨日見た限りでは怪我の
影響もあまりなさそう。
このままの調子で、怪我もせず順調にいってもらいたい
と、祈りにも似た気持ちで見ていた。
結局、別の意味でひやひやしていたので、完全にリラッ
クスとは今回もいかなかった。
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オランジュ

2006年07月22日 | Weblog
なんだかんだ言いながら、NHK「世界遺産フランス縦
断の旅」を部分的に見ている。
昨日は「オランジュ」だった。
ローヌ川に沿って降りてくると、調度プロヴァンスの入
り口くらいの位置にある町だ。
行ったことは無いが(通過はした)、この名前は印象に
残っている。
ローマ時代のコロシアムなどが残っていて、歴史的にも
興味深い町らしいのだが、そういうことで印象深いわけ
ではない。

ボスニア戦争のころ、ローヌの親戚の家にお邪魔してい
るとき(どういうわけか親戚がある)、上空を、ものす
ごい爆音と共にジェット戦闘機が通過した。
親戚の家は、ローヌを見下ろす高台にあって(羨ましい
環境)、周りを気持ちよく見渡せる。
そこで、今まで見たことも無い低空でジェット機が通過
したのだ。
こちらとしては、当然びっくりなのだが、現地の人は気
にも留めない、つまり、日常的な光景なのだ。

理由を聞いてみたら納得。
それはNATOの戦闘機で、ボスニアに向かって飛んで
いたのだ。
そしてその基地が「オランジュ」にあったのだ。
地続きのヨーロッパを否応なしに実感した瞬間だ。
日本人からすると遠いボスニア戦争が、ここヨーロッパ
では、やはり身近な戦争だったのだ。
長閑な風景とは不釣合いのジェット戦闘機、それが余計
に戦争の現実を際立たせる(ちょっと尤もらしいか)。
まあそんなこんなで「オランジュ」は忘れられない名前と
なった。
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ツバメ4

2006年07月21日 | 生き物 自然


死んだツバメは、抱卵していたメスの方だったみたい
だ。
いずれにしろ、卵が孵ることはもうない。
それでも残されたオスは、いまだに巣のそばのいつも
止まっていたところに来て、ポツンとしている。
その姿からは、孤独感がただよっている。

しかし、ツバメが本当に孤独を感じているのかどうか
となると、これは怪しい。
最愛の妻を亡くした男。
こんな状況を今のツバメに当て嵌めているというのが、
この場合正解だろう。
動物を擬人化するのは、人間のとくいわざだから、ど
うしてもそう見てしまう、というかそう見たいのかも
しれない。

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大雨

2006年07月20日 | Weblog
真夏が続いたと思ったら、今度は大雨だ。
家の周辺は大丈夫だったが、市中のいたるところ水浸
しで、道路は通行止めとなり、幹線は大渋滞。
隣町なんか土石流で大きな被害も出している。

それから考えると、まるで微々たる事だが、どしゃぶ
り雨に打たれたツバメが、駐車場で死んでいた。
雨の中、餌を探し戻ったときに力尽きたのだろう。
親鳥だったが、巣の中の卵は結局孵らずじまいのよう
だし、なんだか気分が滅入る出来事だ。
親がいなくなり、さびしく巣だけが取り残されている。
巣の中に、多分あるであろう、孵らなかった卵はどうし
たもんか。

写真は、緊急避難している鴨。
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世界遺産

2006年07月18日 | Weblog
NHK衛星で、「世界遺産フランス縦断の旅」という
番組が始まった。
パリからマルセイユまでの世界遺産を、訪ね紹介して
いく番組のようだ。
どうやら、現地からの生中継が売りらしいが、これは
どうなんだ。

以前も、イタリア関連で同じような構成の番組があっ
た。
あれを見ても感じたが、そもそも生中継にする意味が
分からない。
ばたばたしたところ、スムーズにいかないところが即
ち、臨場感があって良い、とでも思っているのだろう
か。
演出なしを演出しているという、劇中劇を楽しむよう
な態度が(比喩が違うか)、こういう場合必要なのか。
いずれにしろ、白けた雰囲気をも楽しむ寛容さが視聴
者に求められるような番組というのは、いかがなもの
か(紋切り型辞典より)。

一般的にこの手の番組は、NHKの場合、変に硬い司
会者の当意即妙からは遠い受け応えで、大体面白くな
い。
ならば、タレントを使えば良いかとなるが、この場合
タレントの教養の無さが致命的で、もっと面白くない
しむしろ腹立たしい。
つまり、どう転んでも生中継は面白くないのだ。
「NHKスペシャル」とは言わないが、「世界街角歩
き」(このタイトルで正しい?)くらいにまとめてく
れればなあ、といつも思う。
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ドラマ

2006年07月17日 | Weblog
NHK衛星でいくつかのドラマを放映している。
実は、結構見ている。
夜10時からの、月曜「ER」、火曜「探偵モンク」、
そして水曜の「FBI失踪者を追え」と。
全部アメリカ製。

日本のドラマは、人気タレントを主役にしたコメディー
調、或いはあまりに非現実的に格好いい弁護士、或い
は実業家、医者などの、一般視聴者が素朴にあこがれ
てしまう主役が、嘘っぽく活躍するドラマばっかりで、
見るに耐えるようなものはめったにない。
タレントの人気に頼った、はっきり言ってしょうもな
いものばかりだ。

そうやって考えるとアメリカでは、映画にすると駄目
だが、テレビでは丁度良い加減の、よくできたドラマ
が伝統的に作られる。
大掛かりになると、装置やCGでごまかそうとするの
で、いきなり幼稚なレベルになるが、テレビだと一生
懸命話を練ってるんだろう、かなり緻密なつくりになっ
ている。

「ER」「FBI失踪者を追え」「探偵モンク」は、基本
的には全て一話完結。
それに、NHKならではのCMが入らないことも貢献
して、全てテンポが良い。
もったいぶった、次週お楽しみなどといったこともな
く、すっきり終わる(「ER」は少し違うが)。
特に「FBI失踪者を追え」などは、現代的な問題、
社会の病巣、のようなものも取り上げ、けっこう見ご
たえがある。

対照的なドラマ「チャングム」なんかと比較すると、
その現代性は際立つ。
しかし、伝統的なあざとい演出の「チャングム」みた
いなドラマは、それはそれで不変であるんだろ。
人気から言ったら、絶対「チャングム」なのだから。

最後に、なんだかんだ言いながら「チャングム」も、
結局最終回まで見てしまったことを恥ずかしながら報
告しときます。

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チーズ

2006年07月16日 | 食べ物


昨日、食べ残しのチーズを久しぶりに食べようと、冷
蔵庫に眠っているアルミの包みを開けてみた。
ひょっとしたら、もうカビだらけで駄目かもしれない
と思ったのだが、外見的には大丈夫そうだった。
確か、食べかけで一ヶ月以上はたっている。
よく持つもんだ。
と感心しながら食べてみる。

チーズは「スティルトン」というイギリスの青カビチ
ーズ。
世界三大青カビチーズの一つだ(いつも疑問に思うが、
誰がそういうのを決めるんだ)。
因みに、他の二つはフランスの「ロックフォール」と
イタリアの「ゴルゴンゾーラ」。
「スティルトン」は、青カビの中では珍しくハードタイ
プのチーズで、個人的には一番好きだ。
そのハードタイプが功を奏すのか、持ちもいいようだ。
今回も、だいぶ古い味になっていたが、十分食べられ
る状態であった。
元々熟成好みなので、かなり古くても食べられる。
一般的なカマンベールも、若いのは旨いと思わないが、
どろどろになったくらいのは旨いと思う。
臭いもきつくなるが、きついくらいのが旨かったりす
るのが発酵食品の世界だ。

テレビの、臭いのきつい食品にチャレンジなどといっ
た番組で必ず取り上げられるのは、大体ウォッシュタイ
プのチーズ。
このタイプのチーズは、熟成すればするほど、納豆のよ
うな足の臭いのような、そこにアンモニア臭が混ざっ
たような強烈な臭いになる。
しかし、味は驚くほどまろやかで、臭いさえ気になら
なければ結構旨い。
まあ、別に無理して食べることもないが。

そこで気になるのが、世界で一番臭いと言われる、ス
ウェーデンの鰊の缶詰。
何とかシュトルムとか、そんな名前のやつ。
実は、一度は食してみたい食べものナンバーワンが、そ
の何とかシュトルムなのだ。
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アールヌーボー

2006年07月15日 | 芸術


野山を歩いていると、突然視界に、何か奇妙なものが
飛び込んでくることがある。
視界に違和感を感じるといった、そんな瞬間だ。
それは、自然の風景が元々奇妙なわけではなく、見て
るほうが勝手にそう感じてしまった、ということなの
だが、何故そう感じてしまうかというと、予めイメージ
した「調和した自然の風景」から排除したものが、突
然、紛れ込んで来るからだ。
それらを無意識的に異物として認識しているから、違
和感を感じることになるのだ。
(本来は、自然の風景に奇妙も普通もあるわけではなく、
全ては人間の視線によって振り分けられているのに過
ぎないのだが)。

と、そんな勝手な自然観を持って捉えた写真が今日の
もの。
90度回転したら、アールヌーボーの取っ手になった。
ちょっと無理がある?
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