ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

LE GUIDE ROUGE

2006年07月09日 | Weblog
吉野シェフの愛人問題がどうのと、あるブログに出て
いた。
愛人問題はどうでもいいが、今年念願のミシュラン一
つ星を獲得した店のほうは(パリのステラマリス)大
丈夫かい、とそちらが心配になる。

一般に星つきレストランと言ったら、ミシュランのガイ
ドブック「LE GUIDE ROUGE」によって評
価されたそれをいうのだが、まだまだ誤解している人
が多い。
まず、ミシュランという一企業のガイドブックが勝手
に評価したものであるという事実が、意外と知られて
ない。
日本で言えば「横浜タイヤ.ガイドブック」なのだが、
何か公的なもののように誤解しているケースが多い。

実際、「5星のレストランで食事した」などというこ
とを聞いたことがある。
おいおい3星が最高なんだから5星なんてあるわけな
いよ、と思いよくよく訊いてみると、5星のホテルの
レストランで食事したということだった。
本人は、完全に一般に言われる「星付レストラン」だ
と思っていたようだ。
しかも3星以上の5星だ、と。
フランスなんかのホテルには、必ずと言っていいほど
入り口に星表示がある。
これをミシュランの星と勘違いするわけだ。
ホテルの星は、政府の観光省のようなところが認定す
る、設備に対する評価だ。
こっちは公的なもので、星が増せばより豪華なホテル
であるということは言える。
ただし、併設のレストランが良いか悪いかの判定は、
一切含んでいない。

日本人のツアーなんかだと、3星クラス以上のホテル
が多いので、勝手に誤解して「星付だけど大したこと
無かった」などと感想を漏らす。
ツアーで利用するホテルのレストランなど、大体しょ
ぼいからそれは事実なのだが、星の意味が違うという
事実もしっかり認識しないと。
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