ゲロメッティYが久しぶりに登場。暫く顔を見ないと死んだかのと思うのだが、その度に地獄から蘇ってくるのがYである、亡霊振りは相変わらずだったが。
今回パンフレットのようなものを手にしていて、何かと思ったら、それは白夜だった。これだけだと何のことか分からないが、白夜というのはブレッソンの映画タイトルで、それが何故だか知らないが渋谷のユーロスペースで公開されていて、Yはその白夜を観てきたのだった。この映画、今のところDVDにもなく、映画館でかかることもまずなく(今回はその稀有な例)、見る機会が殆んど無いもので、ブレッソン好きとしては是非とも観たい作品なのだ。それを知っているYはわざわざこのパンフレットを持ってきたわけである。
「11月16日までやってるから是非観てくださいよ」と言うYであった。観たいのはやまやまだが、渋谷のユーロスペースだ。最近行動半径がせいぜい50キロ、松本がやっとの身からするとTOKIOはあまりに遠い。戦前か!という話だが、移動手段が歩き中心となると、それに応じて距離感も変って来るのである。が、観たい。