今回は自転車を使って広範囲に川を観察。ポイントでは自転車を押して歩く。まずは近所のいつもの川から下りて行く。メガネサナエは今日も健在。
対岸に視線を向けると、何やら見慣れないものが視界に入った。亀である。この川で亀を見るのは初めてだ。しかも結構大きい。推定だが30センチはありそう。どうせ外来種だろう。
湖畔に近い所では、バッタ類も飛び出すようになった。これはヒナバッタ?
そして花壇の花にはイチモンジセセリが。この蝶が目立つようになると、いよいよ秋が近づいて来たと思うのである。
ここからは自転車に乗って違う川(8月15日記事の)に行き、今度は遡る。前回、メガネサナエの姿が一切なく環境が変ったのかとか書いているが、今回はかなりの数がいた。一回だけの現象で環境の変化を語るのはちょっと短絡的過ぎた。要するに単なる季節的なものであったのだ。
殆どはメガネサナエで偶にミヤマサナエも混じっていた。総数は二三十。
その川を遡って、今度は山方面のビオトープを数年ぶりに見に行ってみた。が、相変わらず貧相でトンボはオニヤンマぐらいしかいない。今は湿地の部分が多く、こういう環境であればヒメアカネなどがいても良さそうなのだが、何故かアカネ類がいないのである。いたのは朽木のキマワリ?
そして次に向かったのは、ミヤマアカネのいる畑。ここはほんの20メートル四方の周りを道路で囲まれた一角で、そこに10メートルほどの用水路がありミヤマアカネが僅かに発生してるのだ。昔は、それこそ田んぼ周辺に何処にもいたが、用水路が土からU字ブロックに変った時点で激減した。基本的に田圃環境に依存するアカネ類は減少の一途だが、特にミヤマアカネの減少ぶりは目立つのだ。行ってみると、用水路は以前のままで、どうにかミヤマアカネも生き延びていた。赤がオスで黄色がメスだ。
ここから再びいつもの川の隣の川の河口を目指す。10キロほどの距離だ。自転車だと広範囲に周れるが、それなりに疲れることは疲れる。...そしてその川。葦が結構生えてるので、自然度が高そうに見える。実際は、外観上はいい感じなのだが、水質は見るからに悪そうで、以前はシオカラトンボすら殆どいなかった。ところがこの数年で何故か実際の自然度も上がってきて、水質も見た目上透明度が上がりそれに伴って色んなトンボも増えてきた。このギンヤンマも嘗ては殆ど見なかった。他にはコヤマトンボ、ハグロトンボ、コフキトンボ、ミヤマサナエを確認している。
ゴイサギの幼鳥。
カイツブリの雛。
ナツアカネ?