ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ドラマ

2006年07月17日 | Weblog
NHK衛星でいくつかのドラマを放映している。
実は、結構見ている。
夜10時からの、月曜「ER」、火曜「探偵モンク」、
そして水曜の「FBI失踪者を追え」と。
全部アメリカ製。

日本のドラマは、人気タレントを主役にしたコメディー
調、或いはあまりに非現実的に格好いい弁護士、或い
は実業家、医者などの、一般視聴者が素朴にあこがれ
てしまう主役が、嘘っぽく活躍するドラマばっかりで、
見るに耐えるようなものはめったにない。
タレントの人気に頼った、はっきり言ってしょうもな
いものばかりだ。

そうやって考えるとアメリカでは、映画にすると駄目
だが、テレビでは丁度良い加減の、よくできたドラマ
が伝統的に作られる。
大掛かりになると、装置やCGでごまかそうとするの
で、いきなり幼稚なレベルになるが、テレビだと一生
懸命話を練ってるんだろう、かなり緻密なつくりになっ
ている。

「ER」「FBI失踪者を追え」「探偵モンク」は、基本
的には全て一話完結。
それに、NHKならではのCMが入らないことも貢献
して、全てテンポが良い。
もったいぶった、次週お楽しみなどといったこともな
く、すっきり終わる(「ER」は少し違うが)。
特に「FBI失踪者を追え」などは、現代的な問題、
社会の病巣、のようなものも取り上げ、けっこう見ご
たえがある。

対照的なドラマ「チャングム」なんかと比較すると、
その現代性は際立つ。
しかし、伝統的なあざとい演出の「チャングム」みた
いなドラマは、それはそれで不変であるんだろ。
人気から言ったら、絶対「チャングム」なのだから。

最後に、なんだかんだ言いながら「チャングム」も、
結局最終回まで見てしまったことを恥ずかしながら報
告しときます。

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