ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

勿体無い建物

2013年11月30日 | Weblog

 

昔の建物には、何故こういうデザインになったのかと思わせるものがよくある。それらは殆ど和式の中に洋式を取り入れた建物だ。当時はモダンと受け入れられていたと容易に想像できるが、今はそれが不思議な魅力となっている。この建物なんかその代表例。残念ながら朽ち始めているが、面白い建物だと思う。修理して使えばいいのにと思うが、相当お金がかかるか、持ち主が敷地を売りたがってるのか、いずれにしろ消滅の運命が待っていそうだ。同じ敷地内にある柿も放ったらかしだし。

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クリムゾンの次はEno

2013年11月29日 | 音楽

 

クリムゾンの「太陽と戦慄」は、何故かスノッブなM氏も聴きたいといって持っていった。世代的に懐かしいというのがあるのか。そう言えば、今ではジャズ一辺倒のM氏であるが、始めは確かプログレ好きだったというのも聞いたことがある。

そしてクリムゾンに続き今度は、Enoの「Music for airport」を注文した。このアルバムもCDでは持ってないので聴きたくなったのだ。記念すべき、初めて聴いたEnoのアルバムだ。正確に言うとロバート.フリップとの共演作「Evening star」の次に聴いたものか。まあいずれにしろ原点のようなアルバムだ。「太陽と戦慄」にしろこの「Music for airport」にしろ、今聴いても何ら色褪せないということは、質が高い証左、と言っていいだろう。

 

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東福寺の紅葉

2013年11月28日 | Weblog

 

ニュースで京都の紅葉を取り上げていたが、その混雑振りが想像を超えていた。市内の名所と言われる「東福寺」と「永観堂」だったが、まるで満員電車並だった。実は、十数年前、この同じ二ヶ所に正に今頃行ったことがあるのだ。確かに見事な紅葉で見ごたえがあるが、その頃は、今の混雑振りと比較すると五分の一くらいの人出だったのではないだろうか。この状況を見ると今は全く行く気が起きない。

そして東福寺であるが、一番印象に残ったのはその紅葉ではなく庭園であった。モダンと伝統が上手く融合した他では見られないようなユニークな庭園で、当時はこの庭園を見られただけで来た甲斐があると思った。その時は誰が作ったのか全く知らなかったが(一緒に行った京都通も知らなかった)、後で、重森三玲というその世界では著名な作庭家の作であるとを知った。混雑するこの時期ではなく、人のいない冬に、東福寺の庭園を見に行くなんてのは良い旅ではないかと思う。

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11月26日

2013年11月26日 | Weblog

 

朝ドラ「ごちそうさん」主人公「め以子」の義理の妹は、「め以子」の学生時代の親友によって徐々に引っ込み思案の性格が変っていく予感。

マインツの岡ちゃんは二得点の活躍。ベルギー戦でもきれいなシュートを決めていい感じ。問題はその好調を維持できるかどうか。一方インテルの長友は怪我で交代。元々の怪我が完全に癒えてないのではと言う懸念がずっとあるのだが、大丈夫か?清武、乾はもう少しレベルアップしないと、代表での使いどころが無くなる可能性。サウサウプトン吉田は、チーム内四番手の地位は変わらず。

何かのCMで、ムンクの叫びの真似をするやつがあるが、手の位置が違う。ほっぺではなく耳に当てないと。

映像クイズの問題(難しいレベルの)で、石舞台古墳(飛鳥時代)と答えるものがあったが、今や石舞台ってそんなに難しい部類になってしまったのだろうか。大して日本史に詳しくなくても知ってる身からすると、大分違和感がある。昔、修学旅行で行って、当時は平気で石の上に乗れて写真を撮ったのを未だに良く覚えている。後は、岡寺で住職にうるさくしていて怒られた思い出とか。

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ミラーレスの機能

2013年11月25日 | Weblog

 

新しいミラーレスは、タッチシャッターという機能がある。これはどういうものかというと、液晶画面上、フォーカスしたい所に指を触れるとその瞬間そこにピントが合いシャッターが切れるという機能だ。つまりシャッターボタンを押さなくても液晶に指を触れるだけでシャッターが切れるのだ。面白い機能だが、一体どういう状況で使えばいいのかとやや疑問に思ってたが、これが結構便利であることが徐々に分かってきた。例えば、目一杯手を伸ばして撮る時とか(その状態でボタンを押すとぶれ易い)、液晶を見ながら飛びものを撮る時とかかなり便利である。これはAFが速くないと出来ない芸当だが、このあたりがコンデジとの大きな違いとなるようだ。ただ、偶然触れて勝手にシャッターが切れてしまうということもある。

話は変るが、アマチュア写真界では、よくボケ味がどうのこうのという言い方をする。ピントが合ってるものの後ろがボケていることを言うのだろうが(多分)、個人的にはどうでもいいことに思われる。実際はそう見えないが、カメラで撮るとそういう風になる写真ならではのものなのだが、どうやらアマチュア写真界では重要なことらしいのだ。例えばこの写真。どういうのを良いボケ味と言うのだろうか。

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ビオトープ 冬の準備

2013年11月24日 | 生き物 自然

 

すっかり寒くなり、乾燥肌にとっては痒い季節の到来だ。ということで、そろそろビオトープアネックスを室内に移動しなくてはいけない(氷るのを防ぐため)。その前に、アネックス一号(盥)から室内用アネックス2号(ポリバケツ)にヤゴを移す作業があるわけだが、アネックス1号にどれだけヤゴがいるのかは把握してないので、見つけては移動の作業を夜な夜なこなすということになる。5ミリ前後のヤゴ(オオシオカラトンボ)を発見するのはなかなか難しく、泥と一緒に掬い水ですすぎヤゴがいるかどうかを確認する。まるで砂金獲りのような作業である。そんなにいないと思ったアネックス1号(直径45センチ)であったが、既に十数匹は発見した。いつも思うが、トンボのショットガン攻撃(ばら撒き戦法)はなかなか侮れない。

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最期の産卵

2013年11月23日 | 生き物 自然

先日、まだキトンボが見られるかと生息しているため池に行ってきた。電車で行くのは初めてだったが、駅から歩いて15分もかからなかった。池袋はここが発祥(嘘)。

 

正面にうっすら富士山も見える。

 

しかし、流石にトンボの姿はあまり見られない。その代わりと言っては何だが、一頭のキタテハが飛んできた。この個体は、これから越冬し、来年の3月頃に再び目覚めるのだろう。

 

キトンボはいなかったが、僅かにアキアカネが。しかも、未だに産卵していた。羽の草臥れ具合に時を見た。

 

帰りも同じ駅。そう言えばこんなドラマが昔あった。

 

 

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アメリカ

2013年11月22日 | Weblog

 

今日でケネディ暗殺から50年ということらしい。当時のアメリカは今とは違い、輝かしい自由の国というイメージで、それを体現していたのがケネディだった。スマートでハンサム(個人的にはそうも思わないのだが)な現役の大統領の突然の死は、日本人の多くにショックを与えた。今、例えばオバマが突然死んでも、びっくりはしても本気でショックを受ける日本人はそう多くはないと思う。その衝撃度は今とは比べ物にならない。当時のアメリカは、世界の中心だったのだ。アメリカのドラマは憧れの世界であったし、そこには肥満問題もなければ貧困問題もなかった。実際は黒人差別とか今よりあった筈なのだが、日本に流れてくる情報は豊かなアメリカしかなかったのだ。そんなアメリカで大統領が暗殺されるなんて、とその落差もショックを増大させる一因であったかと今は思う。そして現在ののアメリカ。最早全く憧れの地ではなく、欲の塊の人間が自分たちの都合のよい世界にしようと奮闘している国、としか映らない。時代は移ろい欲望だけは肥大化する。

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Yの高揚

2013年11月21日 | サッカー

 

ゲロメッティYが、物凄い高揚感と伴に登場。理由ははっきりしている。日本代表のオランダ、ベルギー戦の結果を受けての反応であるのだ。「これでベスト4決まりでしょ」と、相変わらずの先走りの舞い上がり振りであった。もしこれが本番であればいくらでも舞い上がってもらって構わないが、単なる親善試合である。確かにいい試合であったが、ディフェンスの問題が解決されたわけでもない。吉田は裏を取られやすいし(足が遅いと言う能力的な問題)、川島の不安定な飛び出し、長谷部の緩いディフェンスと、もし敵将であれば突く弱点が見えたのではないだろうか。兎に角大喜びするのはまだ早いのである。

とは言え、ザックの人選などに変化が見られたのはいい兆候、というのはYとも意見が一致した。

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朝ドラ

2013年11月19日 | Weblog

 

ポスト「あまちゃん」の「ごちそうさん」、予想に反して最初から視聴率は悪くないようだ。今回も、いつものように毎日見ているが、このところの展開が、ちょっと花登筐を思わせる様な世界で、杏が新玉三千代に見えてくる。そして杏に対していろいろ陰謀をめぐらす出戻りの義理姉が、新玉三千代を徹底的にいじめる富士真奈美と言ったどころである。と、書いても今や何のことか分からないとは思う。旅館山水楼で繰り広げられた、あざとい奸計人気ドラマが嘗てあったのだ。今で言う韓流ドラマの原型のようなものだ。こういう作りは、一定の人気を得られるが、あまりしつこくやると、飽きられるというかうんざりするのでさじ加減に注意しないといけない。朝のドラマが昼メロになってしまう。

というのが今現在の朝ドラに対する感想である。内容に関してはそんなところであるが、このシリーズで一番楽しみにしているのは、実はこの先人気でそうな俳優を見つけることである(主役以外で)。例えば「瞳」の時の満島ひかりのように。ドラマは基本的にこれ以外は見ないので、そういうのを発見する唯一の機会が朝ドラなのである。

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対オランダ

2013年11月18日 | サッカー

 

先日の対オランダ戦、大方の予想は0-3で日本の負けだったのだが、意外な健闘で結果は2-2のドロー。日本のどちらの得点も結構難しいダイレクトのシュートで、よく決められたと思うようなものだった。ゲロメッティY一押しの大迫(代表に選ばれる前から)も活躍し、Yもきっと鼻高々だろう。こういう試合をすると日本も結構強い、と思ってしまうが、それはまだちょっと早計。ボランチCBの穴が解決されたわけではないので(今回、やっとボランチに手をつけ変化が見られたのはいい兆候)楽観できる状況ではない。ただ、全体の運動量が増したのはいい傾向で、スペースもでき、香川が活躍できる攻撃の形が生まれやすくなった。フィジカルで劣るのだから、その分運動量で補うのが日本の戦い方の基本だと思う。いずれにしろ、ベルギー戦で変化が本物かどうかが判定できるのではないか。

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ミラーレス

2013年11月17日 | Weblog

 

手持ちの一眼は、中古で買いなおした(水没して)オリンパスのEー420という今ではちょっと古い機種だ。暗めに弱い以外特別な不満はないのだが、当時一眼としては小さい方だったは言え、持ち運ぶにはやはり大きくそれなりに重さも感じる。片手で持って(首にぶる下げると首が痛くなる)10キロほど歩くと結構な負担であるのだ。小さいカメラはもう一台コンデジがあるのだが、画質やオートフォーカスに不満があって今一好きになれない。そんな状況の中、最近は。ミラーレスと言う一眼クオリティーのコンパクトなカメラが主流となってきている。見るたびに小さくて良いと思っていた。そしてそのミラーレスも、随分安くなってきて、コンデジと変らない値段のものも散見されるようになった。

そんなミラーレスを、例によって価格コムで眺めていたら、オリンパスのペンミニPM2というのが大分お得となっていた。これも例によってだが、それを見てたら衝動的にクリックしてしまったのだ。というわけで、ミラーレスを所有することとなったわけだが、一つ誤算があった。手持ちのレンズが使えると思っていたのが、マウントアダブターというのを装着しないと使えないらしいのだ。これが15000円もして、それだったらダブルズームキットでもう一万出せばほしいレンズが買えたのに、と後になって分かった。以前の一眼は、望遠専用として使うということか。ミラーレスは標準レンズだけで使えばいい。使ってみての感想は、このコンパクトさは嬉しい、画質も良い、暗めにも強い、更に標準ズームでも結構寄れる、と満足度の高いものだった。

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小津と語る

2013年11月16日 | 映画

 

GYAOでは珍しく、小津映画の特集のようなものをやっていて、その中の「小津と語る」(1993年)というドキュメンタリーを見た。タイトルは小津と語るであるが、実際は、小津を敬愛している各国の監督が小津を語るという内容であった。その監督と言うのは、香港のスタンリー.クワン(全く知らなかった)、フィンランドのアキ.カウリスマキ(予想通り)、イギリスのリンゼイ.アンダーソン(意外)、アメリカのポール.シュレーダー(タクシードライバーの脚本家だが監督としては印象薄し)、ドイツのヴィム.ヴェンダース(当然)、台湾のホウ.シャオシェン(大本命)、フランスのクレール.ドニ(名前しか知らない)。香港がイランのアッバス.キアロスタミ辺りだったらよりしっくり来る感じであるが、それぞれの小津に対する思いがどれほどのものかと言うのはよく分かった。それと、「晩春」が結構評価が高いと言うのはちょっと意外であった(「東京物語」は別格)。世界の映画作家(監督ではなく)に大きな影響を与えたのは、黒澤ではなく小津であるというのは多分間違いないと思う。

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秋の山 続き

2013年11月15日 | Weblog

 

昨日の続き

落ち葉の上を歩くのは気持ちが良い。標高も徐々に増し、振り返ると木立の合い間から諏訪湖が見える。

 

気温も低くなり、日陰はかなり寒い。寒いわけである、土手は霜柱で覆われていた。そして水溜りも氷っていた。

 

歩くこと一時間半、とうとう目的地に到着。写真ではかなり良い雰囲気に写ってるが、実際はそれほどの湖ではない蓼の海。

 

ここで折り返し。下りは普通の自動車道路を歩く。アスファルトで面白みはないのだが、そのアスファルトに面白いものが見つかることがある。

 

その面白いものがこれ(ヤスマツトビナナフシというトビナナフシの一種のよう)。この時期にまだこんなものがいたのか。接近して写真を撮るが、全く動く気配がない。寒さで動きが鈍いのか、と最初は思っていたが、それにしても微動だにしないので摘んでみると、完全にお亡くなりになっていた。元々活動期間が9月頃までらしいので、この時期にいることはちょっと考えられない。ということはこれは即身仏。それにしても、きれいに残っていたものである。初めて見る虫であった。

 

ヤスマツトビナナフシを草むらに返し、再びアスファルト道路を下っていく。結局、道路上で面白いのはそれだけだったが、充分なインパクトはあった。そして、途中、滝ありワイエスの草むらありで市街地に到着。

 

 

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秋の山

2013年11月14日 | Weblog

 

登山、というほどの険しい山道ではなく、ハイキングコースと言った方が正しい山道を上っていく。季節は秋もいよいよ深まりもう直ぐ冬といったところ。この看板は明らかに大袈裟。

 

気温は0度近く、充分に寒い。そんな気温にも拘らず、未だにアキアカネは生き残っている。

 

道には落ち葉がいろいろ。この落ち葉の変化で山の植相が分かるというもの(もし木に詳しかったら)。三枚目四枚目はやらせ。

 

トンボはもう一種類オツネントンボが飛んでいた。これはこの成虫のまま冬を越す。

 

それにしても季節は秋也。

 

 

 

 

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