ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

写真の構図

2019年11月30日 | photo


今日の画像は一昨日のと同じだが、こういう構図がどこかで見たような気がして考えてみた。思い至るのは浮世絵。手前に視界を邪魔するような大きなものを配置し、その後ろに遠景、例えば広重の次のような作品。



写真を撮る時にこんな構図が良いと思うのは、多分知らず知らずの内にいろんなものに影響されてるのだろう。

因みに昔は安藤広重だったのがいつ頃か歌川広重になっていたのは、安藤は本名で号で統一したからbyウキペディア。

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旨みたっぷりのエビそば

2019年11月29日 | Weblog


昨日の映画を見る前に同じモールにある中国料理屋でエビあんかけそばを食べたのだが、これがまあ中国人がやってる中華屋以上に化学調味料たっぷりのいやに旨いあんかけだった。エビは基本バナメイエビでしかも小粒なのでなので風味に乏しいが、それにしてもの旨みはあるが風味のないあんとスープだった。おかげで化学調味料の旨みだけが口にまとわりついた。アシスト程度に使う化学調味料だったら文句はないが、今回のは分量を間違ったのではと思うような代物だった。当然スープなど飲めたものではなかった。
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アイリッシュマン

2019年11月28日 | 映画


マーチンスコセッシの「アイリッシュマン」という210分の長編を見る。主役はロバートデニーロ。トラック運転手から殺し屋となった、表向きは全米トラック組合の支部長の彼が、老人ホームで過去を回想するところから映画は始まる。そしてその過去のエピソードを次々に描いていく。が全体で大きなドラマになるわけでもなく、どこかで大きく盛り上がるわけでもなく、それぞれの断片的エピソードが淡々と続いていく。その間にマフィアとのつながりとか他の人間関係、家族の問題などが徐々に明らかになる。そんな映画なので途中退席が約二名あり。

「サイレンス」でも感じたがよくこんな映画を作れるものと思う。これだけ長く、しかも物語としての盛り上がりもないのに最後まで飽きさせずに見せるというのは、スコセッシの能力故だろう。マフィアの権力闘争を描いたゴッドファーザーにもでていたアルパチーノが、トラック組合長として権力権力闘争を繰り広げる辺りはゴッドファーザーの世界に通じる。時代背景としてケネディやらニクソンの名もでてきて、そことの裏のつながりとかも匂わすがその陰謀そのものを描くことはしない。飽くまでもデニーロを通した事実を淡々と描く。

こんな映画なのでヒットすることは間違いなくないが、こんな映画が世に出ることは素直に喜びたい。スコセッシがマーベル映画を批判したのにいいねを一つ。
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段ボールの処理

2019年11月26日 | Weblog


通販などで物が来た時必ずしなくてはならないのが段ボールの処理。空き箱をそのままにしておけば、あっという間に段ボールの山になる。小まめに処理しないと大変なことになるのだ。基本はカッターで角を切り全部を平たくする。ホッチキスの大型のやつで止めてるのは、ネジザウルスで外す。そこで最近富に感じるのは、ガムテープの剥がしにくさ。理由ははっきりしている。昔に比べるとかなり薄くなってるから。値段は同じだが質が貧弱になっているという商品はガムテープに限らず多い。その中でもガムテープがきれいに剥がれないというのは気持ち悪い。逆にきれいに剥がれるのは快感だったりする。この辺りは何とかしてほしい。
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100円ショップ 使えないもの

2019年11月25日 | Weblog


100円ショップで買ったものは数多くあるが、買わない方が良いものもというのが大分はっきりしてきた。それは材質が重要なもの。例えば挟みや包丁ペンチなどの道具類。材質の強度が性能に直結するものはほぼ100パーセント駄目だ。但し一回ぽっきりでもいいというつもりなら問題ない。使い続けるつもりなら道具類はそれなりのものという話なのだ。逆にこれで100円?と思うのは食器類。かなり使える。樹脂製の容器類なども使える100円グッズだ。それで思い出すのはシリコン製のゴムベラ。初期は直ぐにひび割れして相当粗悪品だったが、今は無印良品の800円くらいのものとそん色ない。100円ショップなりに改良してるところが凄い。
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ロブ=グリエ 快楽の漸進的横滑り

2019年11月24日 | 映画


この前アマゾンプライムで映画を検索していた時、思わぬ作品を見付けてしまった。アラン.ロブ=グリエ(表記が面倒)の「快楽の漸進的横滑り」だ。まずほとんどの人は誰?となるアラン.ロブ=グリエだが、フランスのヌーヴォーロマンの代表的作家で映画監督でもある人だ。ヌーヴォーロマンってなに?というと、音楽にミニマルミュージックというのがあるがそれの小説版みたいなものだ。個人的には彼(すでに故人)の小説は好きだし、映画「囚われの美女」も好きな作品だ。一番有名なのは「去年マリエンバートで」だと思うが、これは脚本担当。

そんなところでまさかの未見「快楽の漸進的横滑り」である。視聴料500円ほどだったので早速ネット鑑賞。DVDも売っていたが、それはリスクがあるので止めた。その前にこの漸進的というのが馴染みのない言葉でこれもなに?となるかもしれないが、少しづつ徐々に進むという意味だ。数学で漸近線(ぜんきんせん)というのがあったがあれをイメージすると分かりやすい。で、映画そのものはどうだったかというと正直思ったほどではなかった。「囚われの美女」はマグリットの絵から着想したような作品だったが、差し詰めこちらはイブクラインか(この部分適当)。
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画像シリーズ

2019年11月23日 | photo


画像フォルダーに溜めてある画像だが、似たようなものがいくつもあると使ったものなのかどうかが分からなくなることがある。結果、過去既に使用したものがまた使われるなんてことになる。昨日のものがそれだった。アスファルト上に浮かび上がる模様シリーズとでも言えそうな画像シリーズで、似たようなものがいくつもあるのだ。そして今日の画像。ペンキ塗りの鉄製の扉かなんかの一部(10cmx20㎝くらい)。これもシリーズもので、似たようなものが多い(どこで撮ったかは殆ど覚えていない)。好きな被写体、つまり虫類がいなくなると必然的にこの手が多くなる。そして二度使いも起るのだ。
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信楽→甲賀

2019年11月22日 | Weblog


甲賀市と書いてこうかし。ずっとこうがだと思っていたのは甲賀忍者の所為であることは間違いない。今やってる朝ドラは信楽が舞台で、甲賀の名前がよく出てきて何故なのか、信楽は信楽町じゃないのかと思っていたら、いくつかの町が合併して甲賀市となっていた、というのを今初めて知った。馴染みのある名前の町がいつしか聞いたことない名前の市になっているというのはよくあることで、その時はああそうなのかと思うが、直ぐにそっくり忘れる。甲賀市に関しては、多分、ドラマのおかげで忘れることはなさそうだ(自信はない)。
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落ち葉拾い

2019年11月21日 | Weblog


毎年恒例の落ち葉拾い。屋根に溜まった落ち葉の始末をしなくてはいけないのだ。まずは柿の葉。殆どが屋根にかかってるので大量に溜まってる。これをほっとくと腐葉土化して屋根も腐食する。実の方は最近は放ったらかし(これを取るとなると作業量は三四倍)。自然にしぼむのを待つか鳥の餌。ここまでで大体大きなごみ袋一杯。高さも一階の屋根なので作業そのものは楽。

しかしこの次がちょっと大変。大屋根のトイに溜まった、神社から押し寄せるイチョウの葉っぱを片付けなくてはならないのだ。高さは6メートルほどで、樋だから屋根の先端まで行き、安全を確保しながら体をひねりつつ落ち葉拾い。体が固くなるにつれ大変さが増してきた。しかしこれもやらないと樋から水が溢れ道路に滝が出現ということになる。家のメインテナスは大変だ。
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初めてのアジフライ

2019年11月19日 | 食べ物


生まれて初めてアジフライを食べた。正確に言うと、過去二三回一切れ味見というのはある。それも記憶にないくらい相当前の話だ。一枚ちゃんと食べたのは今回が初めてだ。理由ははっきりしている。アジフライは生臭いという印象しかなかったから。だから、メニューとしてポピュラーなのが不思議だった。あれはどう考えても美味いものではないだろう、とずっと思っていた。

で今回食べたら全然臭くなかった。美味いものだというのがよく分かった。ということは、過去食べたものは単純に鮮度が良くなかったということだったのだ。多分過去のは地元で味見したのだろう。ここらには鮮度の良くないものが普通に流通している現状がある。産地直送を謳ってる店は、ほかの系列店の余りものを最後にここに持ってくる、という話があるくらい魚のレベルが低いところなのだ。

というわけで、アジフライが美味くなかったのは鮮度が悪ったという単純な話であった。
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確認コード

2019年11月18日 | Weblog


メールはヤフーを使ってるのだが、最近アクセスするのにパスワード以外の確認コードというのを入れなくてはならなくなった。それがその都度自分の携帯に送られてくる。六桁の数字を入れなくてはならないのだが、番号を見て覚えて入れる作業は、秘かにボケ防止を狙った国策なのであった、と言った人がいたのかどうかは知らないがちょっと面倒が増えたのは事実である。不正アクセス防止には効果的なのだろうが。
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激減蝶 34種

2019年11月17日 | 生き物 自然


環境省が激減蝶34種を発表したというニュースを聞き、何が該当してるのか知りたくて調べるが全部が分からない。分かったのはオオムラサキ、ミヤマカラスアゲハ、キタテハ、イチモンジセセリ、ヒメジャノメの五種だけだ。他が気になる。原因としては里山的環境の悪化などを挙げているが、この辺りに関しては、これら五種は特別減ったという印象はない。

元々多くないオオムラサキは保護活動をしてるのでその地域に行くとよく見かける。ミヤマカラスアゲハはすでに相当減ってるのでここに来て激減ということはない。他は相変わらず多い。しかし、ヒメジャノメは、ひょっとしたら人知れず減っているのかもしれない。当たり前にいたものが気が付くといなかった、というパターンが多いから、環境省も警鐘を鳴らすために発表していると考えた方が良さそうだ。それにつけても他が気になる。
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神々のたそがれ

2019年11月16日 | 映画


全く知らない監督のDVDを買った。アレクセイ.ゲルマンというロシアの監督の「神々のたそがれ」という映画だ。「神々の黄昏」となるとルードヴィヒだがこちらは全く知らない。見てみると、泥にまみれた映画であった。「神々の黄昏」が美にまみれた耽美の世界とするとこっちは真逆の世界だ。白黒なので汚さはちょっと緩和されてるが、泥というか泥水と意味があるのかないのかの会話が延々続く。一言で言えば泥の惑星の物語(物語性はないが)。面白いかと言われれば、はっきり言って大して面白くはない。汚いブリューゲルの世界という印象だ。
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スズメガ

2019年11月15日 | 生き物 自然


この時期、虫の活動が鈍くなるのでじっとしているのを見ることがよくある。これは飲み屋の網戸に止まっていたホシヒメホウジャク。スズメガの仲間。次の写真は同じスズメガの仲間のエビガラスズメ?の幼虫。これはお亡くなりになっていた。



スズメガの幼虫は総じて大きく(10センチほど)、しかもこんなフォルム、しかも蛹化のために地面道路を這っていたりする。嫌われてるのは重々承知だが、よく見るとポップで可愛いのだ。そして次は蝶、ツマグロヒョウモン。これも道路に止まっていた。

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どぜう

2019年11月14日 | 生き物 自然


田んぼの片隅の水たまりにいたドジョウ。昔はどこの田んぼ用水路にいたドジョウも、今では滅多に見られない。実際今回田んぼで見たのは、多分三十年ぶりくらいだ。原因として考えられるのは、除草剤などの影響と、水路と田んぼを行き来できなくなってしまったこと。田んぼはドジョウの孵卵器となっている。

さて、この取り残されたドジョウはこの先どうなるか。水はいずれなくなる。するとドジョウは、泥の中に潜り込み翌年の水はりまで土中で暮らすのだ。えら呼吸から特殊な呼吸に変わるらしい、ということをこの前見たBSNHKで知った。
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