名前は知っていたが、CDで聴くのは初めてだ。
知り合いから借りてきたもので、「良いから」と奨め
られたのだ。
無伴奏チェロソナタ。
演奏者は「LUDOVIT KANTA」。
当然のこと知らない。
今は亡き岩城宏之のアンサンブル金沢の首席奏者だと
いうことだ。
無伴奏チェロソナタといえば、普通浮かぶのはコダー
イよりはバッハだ。
初めてそのCDを買ったのが、今から20年ほど前。
ヨーヨーマのだったが、当時は今ほど知名度もなく、た
またま店にあったのがそれで、個人的には誰でも良か
った。
目的は「バッハを聴く」だったのだから。
それで聴いてみたら、やはりチェロは良いということ
になった。
順番からすれば、まずバッハは良いで、次にチェロの
ソロは良いということになる。
当時は、集中的にバッハ或いは他のバロックを聴いて
るときで、言わば「個人的クラシックの夜明け」だっ
たのだ。
今思うと、ミニマルミュージックが好きだったので、
バロックもすんなり入ってきたのではないか。
なんせ、「単調なフレーズの繰り返し」と思われるよ
うな音楽が好きだから。
で、今回のコダーイだ。
バッハと違い、強弱のある変化にとんだ曲想だ。
とかなんとか言いたい所だが、あまり比較するほど他
を知らないので、ぼろがでる前に一言。
「やっぱり無伴奏チェロソナタは好きや」