ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

大晦日に思う

2009年12月31日 | Weblog


ゲロゲロ少年Yに借りた、シュトロハイムの
「愚かなる妻」を見ていたらそのまま眠って
しまった。どうも、無声映画は寝がけに見る
と眠くなる。音のない世界だから当然といえ
ばま当然なのだが、また、見直しである。

今日で、今年も終わりだ。年々早くなる時間
であるが、終わってみると、大体、また同じ
ような一年を過ごしてしまったという後悔を
伴った嘆息を一つつきたくなる。死んでしまっ
たらその嘆息もつけなくなる、と今年逝って
しまったカフカ君を思い、生きてるだけでも
充分だということになるのだが、日常を送っ
ていると、そういう感覚もつい遠のいていく。
なかなか充実した毎日なんて送れない。勝間
型人間にはなれそうにはない、とこれだけは自
信を持って断言できる。

ということで、来年も、拙ブログをよろしくお
願いします。
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T君とY

2009年12月30日 | Weblog


ゲロゲロ少年Y情報に拠ると、T君のカフェの
オープンは、二月か三月かという話になって
るようだ。作業の進捗状況にによって、漸進
的に先延ばしになっているということだろう。
現場を見たYは、まだ全然ですよと言っていた。
看板のお披露目も当分先だ。

その現場で、T君はYに、店に置くワインの相
談をされたらしい。T君としては、Yがワイン
に精通していると思ったのだろう。ところが
実際は、Yは大酒のみで確かにシャブリを昼間
から一本飲んでゲロゲロとか、そういう体験
は豊富にあるが、ワインそのものに関しては
全く詳しくない。未だに白ワインはシャブリ
などというのだから、それだけで分かるとい
うものである。ところが、T君はお酒を殆ど飲
めない性質だから、Yのことをそう誤解してし
まったようなのだ。しかし、映画もよく知って
るし音楽にもうるさく、兎に角いろんなものに
拘るので、お酒全般に関してもそうだろうとT
君が思うのは、自然はことではある。

それより、Yが言うには、何やらメニューもい
ろいろ増やすようなことをT君が言っていた(ワ
インもその一環)ということだが、その辺のこ
とに関しては具体的なことを聞いてなかった。
ガレットを売りにしたいというのは、多分間違
いないと思うが、今度ちゃんと聞かないといけ
ない。Y情報は、今一確度が足らないから。
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しょぼい話

2009年12月29日 | Weblog


毎年この時期になると思うことだが、テレビ
の特番、どうにかならないか。出演している
自分達だけが喜んでいる番組など見たくもな
い、ということだが、いつまでこの状態は続
くのだろうか。テレビは自己崩壊の道を歩ん
でいる、と取りあえず断言しておこう。

旅館関係者が、今年は本当景気が悪く年末も
一杯にならない、と嘆いていた。今回の不景
気はそう簡単によくならないと思うから、ど
こまで持ちこたえられるかということなのだ
ろうが、あまり展望も開けないのが実状だろ
う。

と、しょぼい話ばかりだが、しょぼついでに。
最近スーパーで売っているピザの冷凍ではな
いマルゲリータをメーカー別にいくつか買っ
ているが、びっくりするのはその値段の安さ。
どれも200円台である。マルゲリータにデフレ
の一端を見た、という話にもなるが、流石に
この値段だと例え美味くなくても文句は言え
ない。昔だと、トマトソースがいやに甘くて
美味くないというのは普通にあったが、今は
そんなことも無く、一応味はそれなりのもの
になっている。後は生地の問題である。とな
ると、メーカーごとに比べると、そこはそれ、
やはり好みにあったより美味いものというの
がある。今現在のそれは伊藤ハムのもの。但
し、バジルソースはいただけない。そこで、
自分でバージンオイルでもかけて食べれば、
そこそこの味になる。結果、マルゲリータと
いうより単なるプレーンピザだが、小腹が空
いたときには格好のものとなる。外食産業が
苦戦するわけである。
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ひ弱な体

2009年12月28日 | Weblog


棘が、爪と皮膚のちょうど間に刺さって取れ
ない。爪を剥がすわけにもいかないし、どう
すれば良いのか。暫く放置で様子見というこ
とか。それにしても気にかかる。

今朝は雨降りで、気温は零下ではないのにそ
の割りに暖かく感じない。最近の傾向なのだ
が、気温と関係なく、基本的に寒く感じる。
単純に寒さに弱くなっているという話なのだ
が、これはもう年々強くなっている。マイナ
ス15度の中を自転車で走っていた時代があっ
たことなど、自分自身でも信じられないもの
となっている。本当にそんなことがあったの
か、ひょっとしたあれは夢であったのではな
いか、と思うほどの、最近のひ弱な体である。
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鳥の話

2009年12月27日 | 生き物 自然


最近、また頻繁に「アオサギ」が、庭の鯉を
狙いにやってくる。一度、一匹やられたのだ
が、それに味をしめてというには随分日にち
がたっている。あの時は脅かしたのでずっと
来てなかったのだが、同じ個体なのだろうか。
池の深さは結構あるので、入って獲るわけに
もいかないし、鯉自体も、あの時はたまたま
小さな鯉がいたからラッキーだったのだが(ア
オサギにとっては)、今いるのは、とてもア
オサギの餌になるような大きさではない。ま
さか鯉の姿に見とれているわけでもないだろ
うに。はたまた自分の姿にみとれているのか。
それだったら、やがて睡蓮に変身するはずだ。
じゃなくて水仙か。そう言えば、今年も「オ
オワシ」が来たらしい。毎年来る個体という
ことだが、一度その姿を拝ませてもらいたい
ものだ。
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途中経過

2009年12月26日 | Weblog


昨日の話しの続きになるが、一眼も慣れるに
従って手ぶれの程度は大分小さくなった、よ
うな気がする。気がするだけかもしれないが、
こういうのは自己満足が全てだからそれで良
しと。

で、その一眼でこのところカフェメイキング
で作業していた、トイレとプライベートルー
ムの表示板を撮ってみた(本日の写真)。別
に一眼で撮るほどのものでは全くないが、一
応完成品がどんなものかという報告を兼ねて。
しかし改めて見ると、一見きっちりいってそ
うに見えるがよく見ると、例えばOの文字など、
明らかに形が違うことが分かる。こんなとこ
ろがプロではない証左である、っていう大袈
裟なことでもなかった。どうせ端材をつかっ
た謂わば廃物利用のようなものなのだから、
これだけ出来れば充分であろう。とこれも勝
手に納得して終わりと。後は、openとclosed
の表示板だ。
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一眼デジで何を撮る

2009年12月25日 | Weblog


一眼デジカメにして以来、コンパクトデジカ
メの出番はめっきり減ってしまった。一応スー
パーマクロと望遠代わりとしての役割はあるの
だが、虫類を撮る季節ではないので必然的に
スーパーマクロの必要性もなくなり使わない
ということになっている。一眼本格派は、マ
クロ用のレンズを用意していつでも付け替えて
対応するだろうが、そこまではしたくない。レ
ンズも高いし、それよりもなにより嵩張るとい
うのがたまらない。一番小さい部類のE420標準
レンズのみだけでも、持ってるだけで結構な重
量感となる。よく見かける本格派のでかいカメ
ラ用バッグを抱えてる姿は、どうも付いていけ
ない。趣味でやってるのだから、多分ああいう
のが嬉しいのだろうが。

と言っても、一眼の良さは、徐々に実感してく
るから、やはりそのポテンシャルは絶対的なの
だろう。単純な画素数では比較的ない発色性と
か肌理が違う、ように思えるのだが、気のせい
ではないだろうな。だから、微妙な差を追い求
めレンズの闇の世界に彷徨いこむのも分からな
いわけではない。そんな闇の世界をマニアの世
界と言うのだが、世界はそんな闇で溢れている
のだ。って、そんなことはどうでも良いことだっ
た。

一番重要なことは、カメラではなく何を撮ると
いうことだが、別に好きでやってる分には各自
好きなようにやれば良いことで、とやかく言う
ことでもない。しかし、単純に、あんな良いカ
メラで一体何を撮るんだろうというのは、日頃
よく感じることではある。
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腐れ縁

2009年12月24日 | Weblog


松本に用があり、電車で出かける。すでに時
計は午後を指していると言う中途半端な時間
であったが、駅のホームに見覚えのある人間
がベンチに座って本を読んでいた。ゲロゲロ
少年Yであった。こんなところで会うか、とい
う話に当然なるが、腐れ縁と諦めるしか無さ
そうだ。彼はモダンダンスのチケットを買い
に行くところだった。

となると、昼飯でもということになるから、
「クリヨー ド ヴァン」に行くのは殆ど決定
したも同然。1時半も過ぎて、ランチ時間は終
わっていたがまだ大丈夫と言うことでランチ
を頼む。Yはテラス以外の店内に入るのは初め
てだった。開放感はないが、信号の音が聞こ
えないのは良いとY。しかし、「勝手にしやが
れ」のポスターがなくなったことは未だに許
せないらしい。とか何とか言いながら、ビー
ルの大を二杯と、ホットラムを一杯飲んで、
昼間からご機嫌だった。

こちらの頼んだのはステーキ。バベットステー
キというやつだが、赤身の食べ応えのある如
何にもカフェ、ビストロ的な一品だ。フライド
ポテトも付きそれだけで充分お腹一杯となる。
プラスシードル二杯でこちらもほかほか。し
かし店を出ると世界はまだ寒かった。もう一
枚来てくるべきだったと、寒さに震え、Yと別
れる。
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暮れの風景

2009年12月22日 | Weblog


今朝はマイナス7.5度。寒すぎである(その寒
さの峠も越えたようではあるが)。滝壺ビオト
ープも氷が張ってたが、そろそろ寒さよけの発
泡スチロール製の蓋をした方がいいかもしれな
い。兎に角、底までびっしり凍るのは避けたい。
それよりビオトープannex(盥のビオトープ)の
方が大変かもしれない。完全な日陰なので氷の
厚さがすでに2センチくらいあったから。

と、これだけ寒いと大変そうなのが、T君のcafe
作り作業だ。あまりの寒さでやる気もなくして
るなんてことになってないだろうか。このとこ
ろ連絡もないから、ちょっと気になるところでは
ある。

しかし、今年は年末と言ってもいつものような
慌しさが街にはない。ひっそりとした世界に人
の息遣いはあるのだろうか。クリスマスのディ
ナーコースを相変わらずの特別メニューで用意
しているレストランなど使う人間がいるのだろ
うかと、つい余計な心配もしたくなる2009年暮
れの風景でした。

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cafe メイキング6

2009年12月21日 | Weblog


日中気温が上がらないので(最高気温1.7度)、
真冬の寒さのように感じる。早く春にならない
か、と今から思うようでは先が思いやられる。

T君のcafeは、最初オープンが12月中に出来れ
ば良いなどと言ってたが、その後聞いた人間
によると、2月とかどうとか。そう言えば、そ
の辺りよく聞いてなかった。いずれにしろ、作
業を始め、様子がつかめてくるとともに、だん
だん具体的な進捗状況が分かってきたというこ
となのだろう。まあ、それだけ余裕があれば、
こちらとしてもいろいろ作ることが出来るとい
うものである。

「private room」は割りに早く出来た。考える
に、筆記体というのがその理由だろう。直線が
ないというのは、描くほうからするとありがた
い。一番難しいのは、何と言ってもきれいな直
線を描くこと。専門家でもないので、ここは本
当に苦労するところだ。上手い人は、一発でき
れいな直線を描くが、当然そんなことは出来る
はずもなく、息を止めても駄目なものは駄目で、
何度も修正を施してどうにか誤魔化すのが精一
杯である。直線は、なかなか誤魔化しが効かな
いが、曲線主体の筆記体は結構誤魔化しが通用
するということである。と言っても細部が見難
いと言うのは同じなので、そこは同じように苦
労はする。
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ジャ.ジャンクー 世界

2009年12月20日 | 映画


クラブワールドカップの決勝を見ようかと思っ
たが、BS2でジャ.ジャンクーの「世界」をやっ
ていたので、午前一時から結局最後まで見るこ
ととなった。これで、一通りジャ.ジャンクー
の作品は見たことになるのか。

主演は、「プラトホーム」「青の稲妻」「長江
哀歌」にも出ている、ジャンクー組と言えるチャ
オ.タオ。何だか普通の感じの美人と言えるほ
どではないのだが、何故か印象的な女優だ。そ
の彼女が「世界公園」という、世界の名所の縮
小版を揃えたテーマパークでダンサーとして働
いており、映画はその生活を淡々と描く。様々
な人間模様が織り成され、事件はいろいろ起こ
るのだが、いつものようにそれを劇的に描くこ
とはない。映像によって表現するので(説明調
でなないので)、どうなったのか分かり辛い部
分はあるのだが、これもいつもの通り。そうい
う時は、ただただその映像に寄り添えば良いの
である、ということにしておこう。

起承転結で盛り上げるという手法をそもそも持っ
ていないジャ.ジャンクーの映画は、やはり魅
力的である。一見平板な世界のように見えるの
だが、そこには色々なものが生起している。今
回の映画の舞台も、何だかまがい物の様なテー
マパークで起こることなのだが、表面的な安っ
ぽさを越えた、普遍的な世界に通じるものがあ
る。北京という地域性を越えているのだ。二時
間以上の長い作品にも拘らず、眠りもせず(た
まに眠くなるが)見られるのもそういうことで
あろう。

しかし、今回改めて確認したが、ハン.サンミン
という人物は「プラットホーム」にも同じよう
な設定で出てきて、「長江哀歌」ではとうとう
主役となっている。演じる人間も同じで、チャオ.
タオと同様、監督の相当お気に入りとみた。
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蕎麦うち2

2009年12月19日 | 食べ物


予報ではマイナス6度であったが、実際はマイ
ナス4.5度と暖かな朝であった、何てことは勿
論なく充分寒い。しかし、湯たんぽを入れてお
いたので寝床は万全の態勢であった。

地元産の蕎麦でしかも自家製粉したと言う蕎麦
粉を貰った。その蕎麦粉は、外皮もたっぷり入っ
た荒挽き粉で、蕎麦の香りが濃いのは良いが、
荒挽き過ぎてガレットには適さない。そこで素
直に蕎麦切りにすることにした。まあしかし色
は真っ黒で、田舎蕎麦の中でも特に黒いイカ墨
でも入ってるのか、と思うほどに黒いものだった。
今回で二度目の蕎麦打ちだが、果たして前回よ
りマシなものが出来上がるだろうか。

というわけで出来上がったが、捏ねて伸すまで
はかなり順調で問題なかった。切るのも、まあ
田舎蕎麦のちょっと太目の平均的な蕎麦が出来
上がった。ところが、切った状態では繋がって
る蕎麦が茹で上がった時点で細切れになってし
まい、素人作の典型的な状態となってしまった。
蕎麦自体は決して腰がないわけではなく、これ
で長かったら充分店の蕎麦である、のだが如何
せん短い。その食べ辛いこと。今回は返しも用
意して汁も作ったが、蕎麦がこれでは。それに
この蕎麦粉、外皮を入れすぎてるので、じゃり
じゃり口に当り、雑味も多く、あまり蕎麦粉自
体良い味とは言えない。味のバランスを考えて
やはり挽かないと。外皮をたっぷり挽き込めば
良いというものではない。それと、趣味でやる
分には良いが(そういうのは食べたくないが)、
蕎麦は店で食べるに限る、ということである。
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cafe メイキング5

2009年12月18日 | Weblog


連日零下となり、いよいよ「滝壺ビオトープ」
のホテイ草は萎れてきた。予想通りこのまま枯
れるようだ。そんな寒い中ちょっと覗いたら、
夥しい数の「ミズムシ」以外に珍しいものがい
た。それは「ツブゲンゴロウ」だ。3ヶ月振り
くらいの再会ではないだろうか。ちゃんと生き
てたんだ。こういうのは素直に嬉しい。それに
しても、昨日辺りから本当に寒い。

T君のcafe用の「toilet」の表示は一つ完成し
た。あと「toilet」はもう一つ、それと「priv
ate room」というのも作らないといけない。
端材にアクリル絵の具で色を塗り、字を描くの
だが、今回は看板と違い字が小さい。彫る作業
はなく直接描くだけだが、小さくて筆の先がよ
く見えないので別な意味の大変さがある。木片
は3センチ×15センチ。修正を繰り返しながら
の作業は兎に角目に来る。昔は、この程度だっ
たらあっという間だったのに、と過去の良い時
と比べて今の駄目さを呪いながら作業を続ける、
のだったらまだ良いのだが、なかなか続けると
いうのが難しいからこれまた困ったものである。

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できれば避けたいフルコース

2009年12月17日 | Weblog


このところ透明度も維持して順調に推移して
いた、鯉の池のクリーナーの水の出がちょっ
としょぼくなってきたので、本格的に寒くな
る前にとフィルターの掃除をした。とは言え、
ほぼ零度の中での水仕事は楽しいものではな
い。しかも、排水の出まで悪くなり、排水管
の目詰まりを直さなくてはならない作業まで
加わったしまった。しかし、結局そっちは解
決できず。

その後、汚れても良い格好ついでにタイヤを
スタッドレスに履き替える。結果、例年にな
く早い履き替えとなった。この作業時間は40
分ほど。前より大分速くなったとは言え、そ
のくらいはかかってしまう。F1のようにはい
かない。以前は、この作業の後必ず腰痛が発
生していたのだが、最近は気を付けて、タイ
ヤは二本同時に抱えて運ばないようにしてい
る。転がして、なるべく持たないように気を
付けているのだ。早く終わらせようとすると
結果的には問題が多いことを学んだのだ。

というわけで、思わぬフルコースの一日となっ
てしまった。
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カマキリ予報2009

2009年12月15日 | Weblog


gooのメンテナンスで投稿できなかったら、書
く気もなくなってしまった。それにしても今朝
も寒かった。これから気圧配置はは冬型になる
らしいが、この冬の「カマキリ予報」(カマキ
リの巣の位置で積雪が予想できる)によると、
積雪は5センチほどらしい。かなり大胆な予想
だが、少なくとも気象庁の長期予報よりは実績
があるのが「カマキリ予報」なのだ。どちらを
信じるかと言えば「カマキリ予報」の方である。
とは言っても、そろそろスタッドレスに履き替
えないと。これはこれ、あれはあれである。
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