ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

イタリアン

2006年07月11日 | 食べ物


先日、安曇野にある「スタジオーネ」というイタリア
ンに行ってきた。
いかにも安曇野的な(どんな?)田園風景の中に、ぽ
つんと立っているイタリアン、一見すると和食やのよ
うな風情である。
中は、これまたどこかのリゾートのようなゆったりし
た空間。
全面ガラスを通して庭、その先の畑、そして遠くアル
プスまでもが望まれる(この部分定かではない)。
まあ、なかなか気分の良い空間であることは間違いな
い。

そもそも、何ゆえ安曇野か。
それは、今ひとつイタリアンでここだという店がない
諏訪地方の事情による。
徐々に範囲を拡大し、ついには松本周辺に至ったとい
うわけだ。

で、料理の方は、自家栽培の野菜をふんだんに使い、
時流のスローフード路線にも乗った今風のイタリアン
と言えるのではないか。
と尤もらしく言ったが、最近の今風というのははっき
り言って知らないのでここは訂正。
コース2740円の最初に出てきたのは野菜サラダ。
これが結構旨かった。
パルミジャーノを、日本で言えば胡麻和え感覚で使っ
た味付けで、レタスとルッコラだけだが旨い。
次はパスタ。
トマトとバジルのスパゲッティ。
これはまあ標準的。
そして肉料理。
すね肉の煮込み。
ところが料理を持ってきたときに、すね肉ではなくテ
イルになりましたと言う。
本来なら、その前に断るのではないか。
ブログ的には、少々対応に問題があった、なんてこと
を偉そうに書くところだ。
しかし、あまりそういうことにはこだわらないので、
「ああ..はい」とかいって食べた。
正直ゼラチン系はあまり好きではなかったが。

その煮込みは、テイルのポトフといった感じの料理だ
った。
テイルは、軽く塩漬けしてるようで、よく煮込まれて
いて完全にほぐれる状態。
だが、旨味はしっかり残っていた。
肉の部分も多く、恐れていたゼラチン攻撃もあまりな
く、はっきり言って満足の一品だった。
他の肉料理、ほろほろ鳥のローストも、股肉がどーん
とでてきて、どちらかというとビストロ料理のような
豪快さで、ストレートに肉を味わえ十分旨かった。
そしてデザートの盛り合わせ。
これは可もなく不可もなく。

結果として、安曇野周辺では初めての満足いく店とな
りました。


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