ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

サラミ

2014年03月31日 | 食べ物

 

スーパーに普通に売っているサラミ、以前はチーズトーストなどに乗せて美味しく食べていたが、ミラノサラミやら本場ものを食べたりしていくうちに、その不自然な味が厭味に感じられようになり、徐々に美味しく食べられなくなってきた。こういう変化は、他のものでも過去何度となく経験しているが、これは、美味しい物が狭められていくという良いのか悪いのかどちらとも言えない結果をもたらす。

で、その本場ものだが、スーパーのサラミと違って味の変化が甚だしい。空気に晒すと、三四日後に風味が落ちだし、豚肉の臭みが一気に増す。そういう状態のものを試しにピザトーストに乗せたら、臭みがモワっと鼻腔を直撃した。とんこつスープの臭みと同じ種類のあれだ。くさいスープに慣れた人間なら全く気にならない臭いなのだろうが、始めはしなかったのだから、やはりこれは味の劣化というものだろう。スライスしたものは早めに消費、これがサラミを食べる時の鉄則である。

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絵の値段

2014年03月30日 | 芸術

 

テレビ番組で、有名画家(作者名は伏せている)の描いた絵とタレントの描いた絵を並べて(全部で四組)、どちらが高い絵か答えさせるコーナーがあった。有名画家と言っても、一般的に名の知れているのは四人中二人、セザンヌとピカソで、あと二人はバスキアとロスコという現代美術が好きであれば知っているという画家であった。見てて誰の作品かというのは全員分かったが、セザンヌに関しては自信度60パーセントといったところであった。唯、どれも十億円以上の値段で、そこまでの価値があるのかという思いは当然持った。芸術的価値と相場は比例するものではなくむしろ人気度の方が重要だし、芸術的価値も絶対的な基準があるわけでもないので、結果的に、値段は見る人の価値観と乖離するのである。

 

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初トンボ

2014年03月29日 | 生き物 自然

 

この時期恒例の初トンボ「オツネントンボ」。地味な茶色のイトトンボで、これも毎年触れているのだが越冬した個体。平年より暖かめの3月下旬辺りに、何処からともなく(軒下や室内の天井隅などなどで越冬する)現れ、庭の日の当たる所で日向ぼっこをするのがいつものパターンで。唯このトンボ、一見すると本当に地味なのだが、実際の模様は、写真でも分かるようにかなり渋い蒔絵のようないい感じの模様。実寸3センチほどなので、ぱっと見ではなかなかこの渋さには気が付かない。

追記:今までずっと「オツネントンボ」だと思っていたが、「ホソミオツネントンボ」の可能性の方が高い。

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押し花のような

2014年03月28日 | Weblog

 

昨日の紅葉の写真もそうだが、落ち葉が雪の中で保存されると、丁度ドライフラワーを作る時と同じようなメカニズムが働き乾燥するのか、いい感じの自然の押し花状態のものに変身する。それが雪解けと共に顔を出す。今日のものは何かの木から落ちた鞘状のもの。こんな時期にもそれなりの発見があるから自然は面白いのだ。

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マンサクの花

2014年03月27日 | 生き物 自然

 

タイヤをノーマルに履き替える。年二度のお約束だが、何度やっても面倒くささは変らない。現場にタイヤを持っていく作業だけで5分、仕舞うのに5分、実際の作業は30分ほど、トータル40分、なかなかここから短縮できない。ついでにオイルを確認すると限界ギリギリライン。1リットル補充。

その後、高原の池に行く。それは、その畔にあるマンサクを見たいと思ったからだ。確かな情報で、あることは分かっているのだが、それがどの木かずっと分からないでいた。しかし、この時期花が咲き、その特徴的な形から今だったら誰でも分かると言う状況なのだ。高原の池は未だ氷っていた。

 

 

しかし、春は確実に近付いている。ザゼンソウも顔を出す。

 

 

マンサクは具体的な位置も分かってるので、そこへ向かう。遠目では花などつけてる木は見当たらない。ちょっと早かったか、と思って近付くと、僅かに黄色の花びららしきものをつけてる木が見つかった。これだったか。というわけで、初めてマンサクの花を確認することが出来た。何故ここまでマンサクに拘ったかというと、ウラクロシジミという蝶の唯一の食樹がマンサクだったからだ。だからと言って、ここにウラクロシジミが必ずいるという訳ではないが。

 

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空中ドア

2014年03月25日 | トマソン

 

この通りも何回か通っていて、この建物の写真も撮っていたはずなのに今まで気付かなかったのがこの「空中ドア」。以前はベランダか何かあって、そこに行くためのドアだったのか、或いは外から入れるようになっていたのか、今一つ理由は分からないが、空中ドアは空中ドアであると思う。

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地獄でなぜ悪い 牛肉のビール煮

2014年03月24日 | Weblog

 

一昨日、今年初のツバメを確認。そんな季節になりにけり。

全然いいと思わない映画監督園子温の「地獄でなぜ悪い」という映画を見るが、あまりの詰まらなさに途中棄権。元々過剰演出が鼻につくのだが、今回の映画は喜劇調なのでその部分が更にエスカレートして、上滑りが甚だしい。しかも全く笑えない。どうしたものか。

先日ある集まりの賄い係りとして牛肉のビール煮を作った。すね肉3.5キロを使って、5時間ほど煮込んで完成。その時、ダウンベストを着ていたのだが、すっかりそのビール煮の匂いが移ってしまい着る度にビール煮に包まれている気分になる。

 

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Yとのサッカー談義

2014年03月23日 | サッカー

 

やっと大滝詠一ショックが癒えたらしいゲロメッティYが登場。開口一番「浦和の無観客試合どうですか!」といきなり興奮気味。どうですかと言われても、大した感慨もないので「日本も世界並になってきたね」と答える。「原理主義的な行動は、どんどんエスカレートして過激化するので、小さなうちに芽を摘まないと、それにナショナリズムとむすびついて隙あらば暴走するし、兎に角初期の対応が重要だよ」と尤もらしい解説も付け加えた。

続いてYは「ミランの本田はどうなんですか?」と聞いてきた。「現時点では使えないというのは事実だし、そもそも本田って何がいいんだ?」と逆に聞き返した。「足は遅い、走らない、セリエでは並みのフィジカル、しかもチームでは浮いている、実力さえあれば周りをねじ伏せられるんですけどね」とY。「日本代表では結果も出して何故か活躍するけど、ストロングポイントが何処なのか今一つ分からないんだよね」と言うと「本人はいつもの自信過剰に見える言動で、いずれ結果を出すなどと言ってますがどうなんでしょう」とY。この本田に関しての見解はYとは一致していて、二人ともその実力はあまり買っていない。

「香川は試合に出なし、本田はこんな状態だし、WC本番も期待できないですね」とY。「変に期待して大ショックを受けるよりはいいだろう」とYの典型的パターンを過去何度も見ている私は答えた。「もう、サッカーもいいですね」とまた始まったYに「いい機会だから卒業すれば」と答えておいた。

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写真の偶然

2014年03月22日 | Weblog

 

写真を撮った時には気付かなくて、あとでその画像を見てこんなものが写っていたのかと気づくものがある。例えば一昨日の写真のこれ。

 

 

良く見ると、真ん中右辺りに飛んでるセキレイが写り込んでいるのだ。尤もこれは、元々そこにいたものが偶々その瞬間に飛んだだけで、その存在は知っていたのでそれ以上の驚きはない。それと較べると今日のマガモの写真は、水面の模様が何だか琳派になっていてびっくりした。撮った時は全く気付かなかったし、あまり気持ちも入らず、取り敢えず撮っとくかという程度のものだったので、何だか得した気分にもなった。こういう偶然も写真の楽しみの一つである。

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シンプルパスタ

2014年03月21日 | 食べ物

 

今朝は大分寒い、と思って気温を確認すれば、零度台とマイナスにもなってなかった。三寒四温は、寒の方がいやにきつくなる。

最近パスタの簡単な食べ方として、ゆで立てにバターを和えるだけのものをよくやるが、唯バターだけではあまり美味くならない。粉チーズをたっぷりかけないと。後は塩コショウだけで充分だ。パスタはスパゲッティなどの長ものではなく、蝶の形をしたファルファッレなど色物系が合う。チーズも、できればスーパーなどによくある緑の容器のあれではなく、本物のパルミジャーノやグラナパダーノなど。ペコリーノなどの羊のチーズなんかだと更に美味くなりそうだ。結局、こういうシンプルな食べ物は、素材をそれなりに選ばないと美味くはならないということである。

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ウォーキング

2014年03月20日 | Weblog

 

天気もよく外に出て歩き出すと、風が思ったより冷たく、もう一枚重ね着するために一旦家に戻った。この時期の、暖かいのか寒いのか分からないような中途半端な気候は、季節の中でも一番嫌いかもしれない。ベストを着込み再び出発。歩いていても、虫類はまだ眠っているし、冬鳥は帰ったものも多く生き物関係でも見所が少ない。しかし、今回は歩くのが目的。久しぶりに距離を歩いて、足の調子でも見てみようかと思ったのだ。

足の疲労度などで大体どのくらい歩いたかは見当がつく。今の状態だと五六キロ過ぎたくらいからちょっと足に疲労を感じる。そんな疲労が来た頃、途中のファミレスでトイレと昼飯休憩。スモークドサーモンのサンドイッチ(フォカッチャのサンド)とオマールのカップスープ(と言ってもそこはファミレス、思いっきり冷凍ロブスターで200円)とグラスの生ビール。このファミレス初めてはいるが、外からは全く店内が見えなく客が入ってるのか入ってないのか分からなかったが、結構入ってることが今回分かった。どうでもいいことであるが。

 

 

コースは諏訪湖一周。唯ひたすら歩くわけだが、やはりあまり面白くない。ランニングとかウォーキングとかそれ自体が目的なものはどうも性に合わないようだ。何かがいたりあったりでないと。最終的に今回の総距離は22キロほどだった(マピオン調べ)。足の疲労度は当然だが、もう少しで豆ができるところまできていた。今の状態だと20キロまでということか。最後に水陸両用車の着水から船出までを。

 

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アクセス数

2014年03月19日 | Weblog

 

ここ最近、検索ワードで引っかかることがめっきり減ったこのブログ(どういう理由でというのは分からないが)、久しぶりに数多く検索された。それは「米倉涼子 フランス美食の旅」というワードだった。芸能人、或いは有名人の名前を出すと多く検索されるのは、もう紛れのない事実で、アクセス数アップの方法としてはこれが一番有効のようである。実際そう指南しているところもある。唯、ここはそういう目的で名前を挙げてるわけではないので、検索されて辿り着いても、期待に沿えなくてがっかりされるのは目に見えている。飽くまでも結果としてにそうなったに過ぎないのだ。とは言え、アクセス数は下がるより上がった方がより書く気が起こるのはこれまた事実で、元々そういう数字は気にしないと始めても、徐々にそうなるのは多くのブロガーが感じてることだと思う。

 

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消費税

2014年03月18日 | Weblog

 

スーパーの商品が値下がりして、どうしたのだろうと思えば、単に消費税アップに備えて表示が外税方式に変っただけのことだった。8パーセントになれば、5を8に変えれば今のシステムで一瞬にして対応できるわけだ。そう言えば、24時間営業の店だったが、システム変更の為に夜営業を一日停止したことがあった。そこから外税方式になったわけだ。そしてもうちょっとで8パーセントになるのだが、電化製品や車などの駆け込み需要はあるのだろうから、その反動もそれなりにあると予想される。食品でも買いだめする人間は多いのか?いずれにしろ、普通に考えれば景気は良くなる間もなく悪くなるなるのだろう。

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米倉涼子 フランス美食の旅

2014年03月17日 | Weblog

 

BSで「米倉涼子 フランス美食の旅」を見ていると、久しぶりに川口体験隊のような演出を見て笑ってしまった。その場面と言うのは、チャンパーニュのモエエシャンドン社(あのドンペリの)のカーヴでの出来事。特別に、ヴィンテージシャンパンのカーヴに入らせてもらうことになって、鍵を渡された米倉涼子が鉄格子製の門を開けるわけだが、その開ける場面をしっかり内側から撮っているのだ。すでにカメラは入ってるんだから鍵を開ける必要もないだろう、と当然突っ込みを入れた。

番組自体は、タレントをナビゲーターにしている割には、キャーキャー騒ぐこともなく本人のワイン好きなども感じられてマシなつくりとなっていた。スタイルがいいので見栄えもして、現地の人間に混じっても見劣りしない。実際、モエエシャンドン社や、マルゴーのシャトーの責任者などの態度もかなり良さそうに見えた。こういう人選はこの手の番組の肝っつうことですね。

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冬を越えたビオトープ

2014年03月16日 | 生き物 自然

 

冬の間中発泡スチロールをかぶせていたビオトープ(アネックスではなく本元)を、今年初めて覗いてみた。去年孵ったヒメダカと多数のミズムシの姿は見えたが、ヤゴはまだ底の土の中のようだ、唯一匹を除いて。そしてその一匹は一匹で、これまた微動だにしない。あまりに動かずじっとしているので、ひょっとして死んでいるのかと仔細に観察すると、目の色が白くなっていた。どうやら本当に死んでいたようである。突いても完全に硬直していて、反応は無し。しかもそのヤゴは、ここには二匹しかいないタカネトンボのヤゴの内の一匹だった。一昨年からここに暮らしていて、いよいよ今年は羽化本番を迎える段だったというのに。過去の例からすると、このような自然死というのは必ず何例かある。これも自然の摂理と言うものなのだろう。

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