ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

モデルから女優

2013年09月30日 | Weblog

 

一昨日NHK教育を偶々見てると、菊地成孔とモデルのTAOの対談番組をやっていたので見ることにした。と言ってもこのTAOのことを知ったのは、つい最近のことで、それは日本が舞台のウルヴァリンという映画に出演しているというのをネットかテレビの宣伝で見たからだ。モデルの仕事の傍ら女優業にも興味があり、あと音楽にも興味があるということで菊地成孔との対談に至ったようだ。番組では、「南米のエリザベステイラー」を演奏している菊地成孔のコンサート会場にいる彼女の映像が流れた。

モデルが女優に転進というのは、日本ではよく見られる典型的なパターンである。そこには、外見だけで仕事をしているモデルの、達成感或いは創造性のない仕事、そして中身がない人間に見られるモデルそのものに対する反発があるのではと想像する。実際、モデルを見るときにはスタイルはいいが頭は悪そうと見がちである。そんな世間の偏見(事実かもしれない)に晒されてると、ちょっと思考力があればそういう発想になるのは自然である。取り敢えず華はあるので(例外は勿論ある)。

その先人の杏は「あまちゃん」の次のテレビ小説の主役だ。今回の主役は、物凄くやりにくい。比較されるのは間違いない。可愛いあまちゃん能年玲奈に対してタイプが違う個性派の杏(嫌いではない)、ハンディ付きでちょっと気の毒とさえ思う。個人的には、今回も見るのだが、最初は多分悪評ばかりが聞こえてくることだろう。暗い話でない限り、私は見限らない。

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海外組みの今

2013年09月29日 | サッカー

 

マンチェスターUの香川、ウエスト.ブロム戦に先発したのはいいが前半で交代。どうも、香川香川と周りが喧しいのでアリバイ的に使われているように見える。やはり駄目でしょ、と示したかったようにも見えるのだ。今期は前途多難である。順調なのは、最初、まだ体が万全ではないのでは?と予想した長友くらいだ(予想はずれだったが)。あと、シャルケの内田も快調か。他のドイツ勢では、岡ちゃんは結局最初の試合だけで、すっかり失速。清武、長谷部は現時点では何とも言えない状態、乾は今一つ、両酒井は良いのか悪いのか分からないが取り敢えず試合には出ている状態。地味な所で細貝は奮闘してるようだ。が、全体では活躍の印象は今一つない。

プレミアは、香川がそんな状態で、もう一人のサウサンプトンの吉田は完全にサブメンバーで、今の状態では(チームのディフェンスがいいので)出られる可能性は低い。というわけで、この状態が続くのなら代表のレベルアップも難しいということになる。

と、誰か忘れていたと思ったら本田がいた。相変わらずの収容所からの脱出が上手くいかず、そうこうしている内にチームも調子落ちで、それに合わせて本田の評価も下がり気味というのが今の状態だ。果たして、収容所からの脱出はなるか、ここが一番の見所である。

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サンタフェ風cafeにて その二

2013年09月28日 | Weblog

 

サンタフェ風cafeでは、ランチのコーヒーはお代わり自由の飲み放題。ファミレスのようなシステムなのだが、味の方もファミレス並で(この10年ほどは飲んでないので最近は知らないが)、久しぶりに色だけのコーヒーを飲んでしまった。昔はこんなものばかりだったので、なんだか懐かしささえ感じた。マシンで淹れたものを保温する、事務所なんかにも常備されてそうなあれだが、最初は、保温時間が長いせいと思っていた。だから淹れたてを飲めば少しは違うかと、新たに淹れたものも飲んでみたら、全く同じように色だけ付いたコーヒーだった。救いは、薄かったこと。この手のコーヒーは濃いとまず飲めない。豆そのものが問題なのだろう。一杯辺りの原価は3円と見た。

実はこのサンタフェ風に来る前に、リゾナーレ小淵沢に寄って来た。星野リゾートになる前のリゾナーレは、この時期まず観光客などいることがなくシーンとしていたが(それはそれで良いのだが)、今は結構多くて、しかも客層が軽井沢的になっていた。やり手の経営者は違うね。ただこちらが寄りたくなるような店(ここが受けるかどうかのポイント)は殆どない。ならば何故寄ったのか。それはここに出店している丸山珈琲(有名店)で豆を買おうと思ったからだ。丁度切らしていて、こんな機会でもないとこの店のものを試すことはないと思ったからだ。この店も結構盛況だった。豆は100グラムから買えるようになっていて、それぞれが真空パック入りで売られていた。値段は、はっきり言って高い。大体、100グラム600円以上。当然のこと100グラム入りしか買わない。

その後淹れて飲んでみたが、確かに豆は厳選しているようだ。へんな雑味はないが特別美味いとも思わなかった。それより賞味期限が三ヶ月ほどあり、ちょっと長すぎないかとこちらの方が気になった。本当は焙煎日を表示してほしいのだが、それをやると古いという印象をもたれるのでそうしないのだろう。最近、松本の「ローラ」で買った焙煎日後二三日の、鮮度の良い豆で淹れた香り高いコーヒーばかり飲んでいるので(しかも値段は三分の二)、どうでもよかった基準がいやに厳しいものになってしまっている。こういうのも良し悪しである。

 

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サンタフェ風cafeにて

2013年09月27日 | Weblog

 

高原のサンタフェ風のcafeで休んでいると時、隣に座っていた50代60代のおばさん三人組の話が耳に入ってきた。この手のグループは兎に角にぎやかなので、否応無しにその内容も理解してしまう。話題は文学。これは非常に珍しいのではないか。ひょっとして元文学少女か、と思いながら聞いてると、どうも話の中心は阿部公房らしく、時たま村上春樹の名前も出てくる。いずれにしろこれは更に珍しい。話してるのは、その中の一番年寄りらしいおばさんで、他の二人はもっぱら聞き役だ。

そしてその内、会話の中に山口果林の名前が頻繁に登場し始めた。そういうことか。つまり、最近彼女が出版した、阿部公房との関係を本にしたその内容に興味があっただけなのだった。つまり、芸能人の誰と誰が愛人関係だったというのと同じような興味を抱いていたに過ぎなかったのだ。決して阿部公房の文学に興味があったわけではなく、興味はその人間関係だったのだ。まあ、そうだわなあ、と深く納得した午後の高原のひと時であった。

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縄文の匂い

2013年09月26日 | 生き物 自然

 

しつこく、これで四週連続のマダラヤンマでのオープニング。拡大すると分かるのだが、初期と較べると確実に細部がボロになっている。生殖活動が終れば後は死を待つのみ。残り二三週間といったとこだろうか。今回は、何とか見られる飛びもので。そのマダラヤンマが飛んでる脇ではミヤマサナエが休憩。同じく残りに三週間と言ったところだろうか。

 

 

場所を移動して、溜め池群へ。まずはマイコアカネ。

 

 

前回来た時は多くなかったキトンボが今回は大分目に付く。このトンボは、アカネ類では一番遅くまで生き延びるらしく、雪の上に止まってる姿も偶に撮影される。

 

 

近くには謎のリュックサークル。

 

 

屋根の補修も。

 

 

そして縄文の匂いのする地を離れ次の場所に移動。ところがそこは、この時期まるで駄目で、殆ど収穫なし。夏は盛況なのにこの時期はさっぱりだ。つまり、場所によって旬の時期があるということなのだ。そんな中、唯一なんだか面白そうなバッタがいて、初めて見る姿にこれは珍品だ、と思ったが、後で調べてみると、ツチイナゴというイナゴの幼虫だった。こんなに面白い姿なのに、特別珍しいものでもなんでもなかった。

 

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施行の読みについて

2013年09月24日 | Weblog

 

この前、公的機関の人間の話を聞く機会があった。その時に話したのが三人だったのだが、三人が三人、同じ漢字の間違った読み方をしていたのが気になった。一瞬こちらの方が間違いかと思ってしまったほどだった。その漢字というのが施行。公的機関としては良く使う漢字であろう。全員が全員セコウと発音していたのだ。その発音は施工で一般的なのだが、施行はシコウが正解のはず、だったのだが、これがどうもそうとは言えないような状況であるようだ。本来はシコウだったのが、現実的にセコウと発音する人が多く、それもありという風になってしまったようなのだ。慣用読みが一般化するというよくあるケースと同じだ。ただ、公的機関ならば、同じように使う機会も多いと思われる施工と区別するためにも、ここはシコウとちゃんと発音すべきなのではないかと思ったが、そんなことどちらでも良いと言われれば、まあどっちでも良いか、と思うのもこれまた事実である。

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セコイ思惑

2013年09月23日 | Weblog

 

昨日の夜、松本の輸入食材店に買いたいものがあり車で出かけた。そこはショッピングセンターの一角にある店で、駐車場はショッピングセンターの有料駐車場を利用する。但し、2000円以上買い物をすると三時間無料となる。となれば、2000円以上の買い物は何とかして達成したいと思うのである。中心はスーパーなのでついでに買うものはある。他の店で買ったものも合算されるので、トータルで2000円以上になればいいのである。

そしてお目当ての食材屋に行くと、何と店がなくなってるではないか。わざわざこのために車で来たのに。考えてみると、ある時店舗面積が半分くらいに縮小されたのだが、その時点でこういう事態は予想されたのかもしれない。結果として、スーパーで無理やり2000円以上にするための買い物をする羽目となった。何とか目標達成して、車はそのままに今度は歩いて「クチーナにし村」に向かった。ここにもちょっとした用事があったのだ(こういうために三時間は有効)。

店に着くと、カウンターで優雅に赤ワインか何かを飲んでる夫婦の姿が目に入った。見たことあるような顔と思ったら、それはスノッブなM氏であった。ったく、優雅なことをしてやがって、と思ったのは言うまでもない。取り敢えず、ホタテの手打ちタリアテッレ(蕪との組み合わせが絶妙)とノンアルコールビールで夕飯。優雅なスノッブM氏は、フルラインナップ。暫く話しをしていたら、無料駐車限度近くとなり、結局M氏を乗っけて帰ることとなってしまった。向こうとしたら、ラッキーであったことだろうが、こちらとしては何とも中途半端な結末となってしまった。

 

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せめぎ合い

2013年09月22日 | Weblog

 

今年ネットで市価の三分の一ほどで購入した、メレルのトレッキングシューズは、いい買い物をした年間ベストスリーには間違いなく入るのだが、あろうことか全く同じものを(色違いで三種あった)近所のおじさんが履いている事が最近分かった。そのおじさんは、普段の散歩用に履いてるようなのだ(ハイカットなので普段用にはちょっと大袈裟に思うのだが)。これを目撃して履く気が減退したのは言うまでもない。もし履いていて出会ったりしたら、相当ばつの悪い気持ちになるのではないだろうか。例えば、裏口入学でこっそり入ったら、同じように裏口入学で入った人間に出会った時のような。尤も、この場合はある種の連帯感が生まれるかもしれない。所謂共犯関係のような。

今回の場合は、同じバーゲン品の服を着た者同士という関係だ。そこには、定価で買ってないちょっと後ろめたさのような気持ちがあるのだろう、セコイやつめという思いも含め。結局、いい買い物をしたという思いとセコイ気持ちのせめぎ合いという複雑な感情が入り混じった、メレルのトレッキングシューズになってしまったのだった。

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行列のできる店

2013年09月21日 | Weblog

 

最近東京ではパンケーキが流行りで、何故今になってと不思議に思うところだが、この手の流行りものは何故だか知らないが何かの拍子に突然人気化する。仕掛け人がいるとは思うが、それが流行るかどうかはやってみないと分からない。流行らせようとは皆思ってるが、殆どは成功しないのだから、結局その秘密は分からない。

で、そのパンケーキだが、行列してまで食べるほどのものかと多くの人は思うのではないか。値段も相当高い。が、この手の流行りものに飛びつく人間は多く、話題が話題を呼びそれに伴ってそういう人種がわんさか寄って来るのである。むしろ、行列フェロモンに吸い寄せられる人種と言った方が良さそうだ。彼らは、兎に角一回は行きたい。一回行けば目的達成で、多分二度目はない、と思う。要するに、美味しいものを食べたいと言うよりは、話題の店に行きたいという目的の方が上位なのだと。そして行列の店に並んだ時点で、すでに美味しい体験は済んでいるのである。後は、実際食べて追体験するだけ。結局、自己暗示の世界である。本当に美味しいものが食べたいのであれば、行列に並ぶ必要はなく、自分の基準でいくらでも店は選択可能。ただ、それだと自己暗示が入りこむ余地がないので美味しい体験ができないのである。分かり易い基準の、行列、話題性という基準がやはりほしいのである。

 

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メダカか?

2013年09月20日 | 生き物 自然

 

昨日のマダラヤンマ詣でのついでに、ある川を探索していたら、淀みに小さな魚が群れをなして泳いでいるのが見えた。フナやハヤなどの稚魚か?と近付いて確認すると、どうも二種類の魚の群れのようで、水面近くと水中と二層に分かれているようだった。水中の方は、なんだかまだら模様の良く分からない魚だったのだが、上面は昔懐かしきメダカのように見えた。今や、メダカも普通に判別できないほど馴染み薄い魚になってしまった。こんな姿だったような記憶があるが、今一つ自信がない。外来種のカダヤシ(こっちの方が普通らしい)かも分からないし、他の魚の稚魚かもしれない。まさかメダカがこれほど幻の魚になるなんて誰が予想したことだろう。ここらには、自然状態のメダカは殆どいないということだから、違う可能性の方が高い。捕まえて確認するしか判別の方法はないが、そこまではどうも...。

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マダラヤンマ詣で 完結編

2013年09月19日 | 生き物 自然

 

これで三度目のマダラヤンマ詣で。今回は、今までより粘るつもりでいた。結果、小一時間ほどの粘りとなったが、自分としてはこれはかなりの長時間(過去の最長は30分位)。これを聞くと、それでも長いと思う人がいるかもしれないが、本格派は、平気で四五時間粘るらしい。しかも、胴長など履いて水の中で。それに較べたら可愛いものだが、これが限界。

兎に角天気は良いので条件としてはこの上なし。今回も、2匹が盛んに縄張りを主張して飛び回っては止まりの繰り返し。良く止まるのだが、相変わらず遠目で、なかなか2メートル以内に入ってこない。それでも偶に1メートル近くに止まるが、直ぐに飛び立ち、チャンスをものにできない。そんな状態で、じりじり時間だけは過ぎていく。通り過ぎる人は、100パーセントマダラヤンマの存在は知らない。一体何をやってるのだろうと不思議に思って通り過ぎるだけ。

それでもチャンスは確実に増している。前回までの、ボケボケのものに較べれば飛躍的に良さそうな写真を撮ることができた、と現場では思った。そして最後の最後に、♂♀の交尾体という大サービスでマダラヤンマ劇場の幕を閉じることができたのだった。写真は時間軸に沿ってのもの。

 

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松本人志の映画について

2013年09月17日 | 映画

 

松本人志がまた映画を作ってトロント映画祭に持ち込んだらしいが、相当評判が悪い、ようだ。実際見てないからこの作品については何も言えないが、今までの作品から判断すればさもありなんと言うしかない。本人は北野武になりたいのか。例え本人が意識してないと言っても、それはまず100パーセント有り得ないし、素直に目指してると言っておいた方が、しょぼい作品を作ったときの緩衝材代わりにでもなるのに、と見てると思うが、お笑いで、何故か天才などと持ち上げられ、本人もその気になって新しい映画を作れると勘違いし、結果ひどい作品を作り続ける現状は、ちょっとイタイ。今はまるで裸の王様状態だ。

北野武の方は、最近はちょっと停滞気味に映るが、それでも「アウトレイジビヨンド」にしたって他の同じような題材の日本映画よりは面白いしちゃんと映画になっている。初期の作品を較べたら、松本人志とは雲泥の差で、共通するのはどとらも興行的には駄目ということぐらい。仲間内で、誘い笑いで面白くしているだけの松本人志のお笑いのセンスも、天才というレベルとは思えないがあるのだから、センスがあるとは思えない映画には手を出さないのが賢明であろう。

 

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コイの後始末

2013年09月16日 | Weblog

 

今年二匹目の池の鯉が御臨終。その鯉は、去年の暮れ辺りに大分弱っていて冬は越せないのではと思っていた一匹で、緋写りという、池の鯉では二番目に良い鯉だった(一番目は8月13日付記事の鯉)。これで、本当に残りは駄鯉のみとなった。数も全盛期の四分の一以下。尤もこれは手入れする方からすれば楽で良い。死んだのも含め、殆どの鯉はこの池に来て25年以上にはなるので、いつ死んでもおかしくない状態なのだ。

で、その死んだ鯉は引き上げてゴミ袋に入れ、その状態でゴミ出しの日を待っていたのだが、この陽気でいよいよ腐敗臭がきつくなって、辺りに漂い家の中にも入り込んでくるまでになった。これは堪らんどうにかせねばということになって、一番いいのは土に埋めることなのだが、庭にそういう部分はあっても木の根が張っていてなかなか掘れなかったりするのだ。だから、ゴミ出しを待っていたのだが、そんなことも言ってられないくらい臭いがきつい。ということで、遂に今朝、雨の中土を掘り起こし腐敗したその鯉を埋めた。雨中の作業だが、土が柔らかくなって掘り易いというマイナス面ばかりではないのだ。臭いから開放されると思えば、雨中の作業もなんのそのであった。

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9月15日

2013年09月15日 | Weblog

 

祝!イプシロン打ち上げ成功。個人的には、オリンピックなんかよりずっとこちらの方が価値がある。夢を語るのもこちらの方がふさわしいし(オリンピックは、メダルを獲った獲らないにしか関心がないのでは)。

カネボウの問題処理の仕方は相当加減だ。とても一流企業(でいいんだよね)とは思えないやり方だ。この白斑問題はかなりの影響力を持つだろうし、ひょっとするとブランド消滅の危機かもしれない。花王としてはカネボウブランドの価値はどれほどのものだろうか。

カッパドキアでの殺人事件は、現地としては異例のスピード捜査なのではと思わせる。いきなりフライング気味でもあったし、多分、被害者が日本人ということがそうさせてるのだと思う。この事件によるトルコに対するイメージダウンを相当気にしている様子は、現地のニュース映像を見ていても分かる。しかし、そこまで気にしなくても対トルコイメージが悪くなることはないのではなだろうか。この手の事件は日本でだって起こりうるし、国によっては単なる行方不明で終わるところもあるし、トルコの日本に対する気にかけぶりは多くの日本人も感じただろうし、そこまでしなくても大丈夫と言いたくなるくらいだ(遺族にとってはそういう問題ではないが)。

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ネットの意見

2013年09月14日 | Weblog

 

サッカーの掲示板のようなコーナーを見るのだが、基本的にこの手のネット掲示板的なものは、誰かを批判の対象にしないと気がすまないようで、執拗な罵詈雑言的な言葉が飛び交う。一体、これらの意見を言ってるのはどんな連中なのかと疑問に思うかもしれないが、多分、普通の人間の範疇に属している人達だろう。よく言われる、オタク的なひきこもりではないと思う、想像ではあるが。そして馬鹿にするときに必ずと言っていいくらい引き合いに出される言葉が、半島、在日などの単語である。言ってる連中は、その時点で連中が思っている馬鹿にしたい彼らと同レベルになってることに気付かず、兎に角馬鹿にして自分の優位性を確認したいようなのだ。所謂、ネトウヨ的な意見である。誇りある日本人という言葉が好きなようだが、言ってる連中を誇れないというのがなんとも悲しい。

これらの意見はごく一部であると思うのだが、怖いのは、こういうネットの一部の世界しか見てない人がこれが世論であると思い込むことだ。それにしても、ネット初期から言われている痰壷状態は未だ変わりなく健在である。はっきり言って、これらのサイトは見ない方がいいのだが、人間は批判したり馬鹿にしたりすることが結構好きなのでついつい見てしまうという事態に陥る。うんざりしながらも見てしまうという、一種の麻薬的効果があるのだ。ネットを見るのなら、まだテレビを見る方がまし(テレビの方がいろんな世界が見える)と思えるのだが、本当はどちらも見ないのが一番いいのかもしれない。

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