当分顔を出さないと思っていたゲロメッティYがひょっこり現れた。始めはどこかばつの悪そうな態度だったが、サッカーの話を振ると途端に饒舌になった。ガンバの監督問題とか、口角泡を飛ばす勢いで、言いたいことは溜まってたようである。しかし本人曰く、今年は冬眠だそうだ。傷は癒えてないのだろう。
BSでやっていたヨーロッパサッカーのスタジアムレポートを見たのだが、あの雰囲気は凄いものがある。5万人の観衆が一斉に名前を呼ぶのだが、あれは歌手のライブなんかで大盛り上がりの雰囲気に似ている。一瞬にして一体感を味わうというやつで、中心にいる選手にとってはえらい快感であろう。陶酔の域かもしれない。香川も良いチームに上手くフィットしてよかった。尤も、そもそもがドルトムントの監督が目をつけたのだから、監督に見る目があったということでもあるが(監督の資質には必須条件)。
それに引き換え、魅力を感じないのが日本人大好きプロ野球。ニュースに割く時間が長過ぎる。イチローを神の如く奉るのも勘弁してほしいし、しょぼいヒットを打ったからといって騒ぎすぎだ。それより、今回の来日したときのイチローの格好はちょっとやり過ぎだったのでは(頑張りすぎ)と思ったが、世間ではそうでもないのか。本田や中田にも言えるが、やり過ぎは滑稽に通じる。今回のイチローの格好は、お前はパリコレモデルか?という風に見えたが、ファンにとってはあれも格好良いということになるのだろうか。松坂のダサダサよりは益しかと思うし、松坂より遥かにプロ意識が強く選手としても立派だと思うが、結局変に神格化されているところが厭なのだろう(多分)。それに野球全体に関しても、松坂ではないがダサダサなイメージしかない。