ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

コート.ジヴォワール

2006年07月29日 | Weblog
ワールドカップにも出てきて、アフリカでは安定した
国かと思ってたらそうでもないらしい。
大きな内戦はなくなったが、治安は全然改善されて無
いらしい。
特に、医療体制は壊滅状態。
平均寿命は45歳になってしまったということだ。

旧宗主国のフランスがいろいろ援助してるようだが、そ
もそもの国の成り立ちからして不自然なので、他のア
フリカ諸国と同じで、自立した安定国家にはなかなか
なれない。
部族意識が国家意識より優先するという、アフリカ特
有の問題がついて回る。
そして教育の欠如。
西欧で学んだ一部のエリートの、独裁政治による富の
占有。
彼らと結託する、資源を狙った西側の資本家。
どこも同じような構造を抱えている。

そんな中で時期ワールドカップは「南アフリカ」。
アパルトヘイトがなくなってよくなったのかと思った
ら、治安に関しては更に悪化しているということだ。
白人からの差別の変わりに、黒人同士の更に激しい差
別が始まった、ということも聞いた。
次回、ちゃんと開催されるかどうかはかなり疑問だ。
すでに代替国としてオーストラリアが名乗りを上げて
いる。
実際、「南アフリカ」でも行くぞ、と思っている日本
人はどれほどいるだろうか。
FIFAも金勘定優先だから、どう転ぶか分からない。
もっとも、日本に関しては、出場できるかどうかの方が
問題でした。
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