ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

パシュート.勝手にしやがれ

2010年02月28日 | Weblog


今朝は、スピードスケートの「パシュート」
という、自転車の団体トラック競技のような
ものの決勝をやっていたのでついつい見てし
まった。これで今回オリンピックで見た競技
は、女子三千、男子五千と合わせて三競技、
全てスピードスケートであった。しかも地味
めな。今回は、銀メダルと珍しく日本が活躍
して、どうせ見なら活躍振りをという希望に
沿ったものだったので、まずは良かった。そ
してオリンピックもこれで殆ど終りだ。そこ
で全ての結果を予想と照らし合わせて見ると、
今回のパシュートがなければほぼ予想通り、
順当な結果であった。と、大してオリンピッ
クに興味のない人間が言ってもしょうがない
が、このパシュートという競技が結構面白い
というのは新たな発見であった。個人的には
好きな競技である。そう言えば自転車のこの
手もついつい見たりするので、たぶん何かが
ツボなのだろうが、少なくともショートトラ
ックなんかよりは、競技として不公平がなく
まともな競技である。団体競技で日本人向け
と言えなくもないが。

ゲロゲロ少年Yから、「勝手にしやがれ」の
ポスターが届いたかどうかの問い合わせがあ
った。まだ届いてないことを言うと、落胆の
色ありありで、「何でですか」とやや興奮状
態。そんなことをこちらに言われても答えよ
うがない。ただ成田に着いたという通知はあっ
たということしか言えない、その先は何かで
手間取ってるのだろう、と説明しても納得が
いかないようで、おかしいですよと不満やる
方なきという状態だった。ったく、この程度
でも我慢ができないYにも困ったものである。
先払いしてるわけでもなく、こちらのクレジッ
ト決済だぞ。本当「勝手にしやがれ」と言っ
てやりたいくらいのものだった、と思ってた
らその翌日到着した。本当、Yも間が悪すぎる。
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ポーツマス

2010年02月27日 | サッカー


プレミアリーグの「ポーツマス」が破産
だという、と言っても殆どの人は興味がな
いと思うが。いずれにしろサッカーチーム
の経営も楽ではないということである。大
リーグでも思うが、大体選手の年俸が非常
識に高すぎるのだ。しかも、貧乏人がその
高額選手を支えているという構図。それは
サッカーの方がより顕著である。日々の不
満の解消場としてのサッカー場、これはこ
の先も変わることはなさそうだ。

俊輔も予定通りマリノス復帰らしいが、何
だか都落ちの風情である。海外組などとま
るでブランドのごとく言ってるが、それな
りに活躍しているのは長谷部くらいのもの。
ここに来て岡ちゃんは、個の力に頼ろうな
どとしているんじゃなかろうか。作が尽き
て個人だのみとすると、元々作がなくて個
人だのみだったジーコと何ら変わらなくな
る。それ以前に、日本には個人の力で打開
できるほどの傑出した選手はいない。だか
ら作が重要になるわけだが、最近の岡ちゃ
んにはその辺は見いだせない。もう自分自
身お手上げなのかもしれない、か本人がよ
く言う方向は間違っていないという考えに
すがっているかのどちらかだが、指導者は
ぶれてはいけないという本人の確信からす
れば、多分後者であると思う。
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オリンピックを見て2

2010年02月26日 | Weblog


毎度のことであるが、どこのテレビ局もオ
リンピック一色、どこか一局でも静かに普
段どおりやってくれればその局を見直すの
だが。

そして今回もショートトラックで疑惑の判
定が。リレーの韓国チームが、二位の中国
チームの選手を妨害したとして失格となり
中国が優勝。以前、アメリカのオーノでも
同じ目に遭ったが、韓国にとっては悪夢再
来だ。ニュースで見たが、確かに競走妨害
というほどの行為ではなかった、ように思
える。元々このショートトラックという競
技、ずっと邪魔しながら走ってるわけだか
ら、常に競走妨害と紙一重のところにいる。
つまり、それが重要なテクニックとなって
いるわけで、そもそもがオリンピックの競
技にするのに無理があったのだ(最近はそ
んな競技ばかりだが)。殆ど競輪みたいな
もので、不確定要素が多すぎる。

見てて面白い競技、競争させて転倒し思わ
ぬ展開、という視聴者の望む方向に沿った
ものがやたらと多くなったオリンピック、
本当もうなくてもいい、と思ってるが、そ
んな日本人ていったいどのくらい存在して
るのか、そちらの方には興味がある。
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ウォーキング

2010年02月25日 | Weblog


天気が良く気温も高そうなので、散歩がて
ら歩いて「cafe tac」まで行く。距離に
すると7キロほど。最近運動不足気味だか
らちょうど良いと思ったのだが、ちょっと
長いかという懸念も少しはあった。

それにしても最近は、ウォーキングをやっ
ている人間が多い。諏訪湖畔の専用道路は
流れが途切れること無く人間が動いている、
というのはかなり大げさだが、昔と比べる
と多くなったことだけは間違いない。しか
もその中心は、年の頃70前後の夫婦。要
するに年寄り中心のオゥーカーである。専
用道路はアンツーカーで足に優しい作りと
なってるわけだが、こちらはオゥーカーを
避けるため、もうひとつのアスファルトの
歩行者専用道路を歩く。鴨ものんびり歩き、
至る所長閑な光景ばかりが広がっている。
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2月22日

2010年02月23日 | 生き物 自然


やっと寒さも和らいできた。「滝つぼビオ
トープ」の、一旦溶けて再び凍った氷も殆
ど溶けていた。水も少なっていたので少し
足し、そろそろ底に積もった枯葉を掃除し
ようかとも思ったが、まだ完全に春になっ
たわけでもないしと思いとどまった。ビオ
トープ内の生き物の動きも気温に比例して
活発になってくる。ミジンコも天敵(ヒメ
ダカ)がいなくなったからか、一年前と比
べると明らかに多く元気である。相変わら
ずミズムシはものすごい数だし、ヤゴが餌
にしてくれないと、この先さらに爆発的に
増える可能性がある。しかし、大シオカラ
トンボのヤゴはミジンコ以外あまり食べな
いし、もう少し大型のヤゴがいれば良いの
だが。となると、今のところ去年目撃した
ヤンマ系のヤゴにその辺のところはお願い
したいところなのだが、ちゃんと今も生き
てるかどうかが不明。非常に気になるとこ
ろだ。やはり、春になったら環境整備の完
全改良工事をして、全ての住人の確認作業
をするか。
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cavaⅢ

2010年02月22日 | 食べ物


昨日は、地域の共同作業あり。祭りのため
の綱作りなのだが、藁から直径10センチ
ほどの綱を撚って作るという昔ながらの作
業で、これがまた力仕事で、相当疲れる。
そのおかげで本日足や腕は筋肉痛。

そんな作業をした夜、前日のゲロゲロ少年Y
が酔っぱらい状態にも関わらず「cafe tac」
にcavaがキープしてあることを話すと、飲
みたいと言い、急遽行くことになってしまっ
た。体はへとへとだったがしょうが無い、
電車で出かける。松本とは違って一駅だけ
なので楽ではあるが。Yは他の出かけた先の
帰りに途中下車して早めに行ってることに
なっている。

夜のcafe、「Le cafe la nuit」である。
あまりお腹も減ってなかったので、フライ
ドポテトとクロックムッシュを頼みcavaの
お供とする。ここのところ、2連発で今ひ
とつのcavaで、これが三度目の正直である。
香りは、今回のものは大丈夫そうだ。ちゃ
んとシャンパーニュ系の香りがする。この
点だけでも過去二本とは違う。そして肝心
の味の方はというと、これがこんなものか
というくらいにこくが無く、過去の記憶を
紐解くもその時の味が蘇らず比較できない。
どうも完全に忘れているようだ。印象では
もう少し美味かったような気がするのだが。
まあ、飲めるものではあるが、それ程美味
くもないというのが正直なところだった。
やはり、もう少しcavaを飲んでみないと味
の相対化は無理のようだ。
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困ったY

2010年02月21日 | Weblog


昨日、ゲロゲロ少年Yのポスターについて書
いたら、本人が取りに来てしまった。そこで、
何故まだ到着しないかを説明した。しかしY
は、アメリカからの国際便も国内の宅急便の
ごとく思っていて、今ひとつ納得してなかっ
た。パソコンもなにもしない人間にはその辺
の事情が分からないようだ、というより以前
の国際便のことを考えれば、早くなってるわ
けだからそう思うこと自体が、いろんな事情
を知らない故ということになる。全く余計
なことはいろいろ知っているが、常識的なこ
とをよく知らないYにも困ったものである。
しかも、また昼間から良いご機嫌で、ろれつ
すらあまり回らなく、ただでさえ思い込みが激
しいところにもってきて、こちらの言ってる
ことが全く耳に入らない状態だった。本当、
「尼寺へ行け」である。ゲロゲロ少年のゲロ
ゲロは一生外れないと確信した。ジャ.ジャ
ンクーの「青の稲妻」「プラットフォーム」
も返しに来たのだが、盛んに「青の稲妻」の
ことに関しての御託を並べるので、そのうる
ささに耐えきれず追い出すように家に帰らさ
せた。本当何とかして欲しいです。
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国際便

2010年02月20日 | Weblog


ゲロゲロ少年Yに頼まれていた「勝手にしや
がれ」のポスターなのだが、24時間以内
に発送というわりには来る気配がない。一
瞬おかしい、やられたかと思っているとこ
ろ発送した旨の通知が来た。ところが、そ
れが日本語ではなく英語で、何故にと疑問
に思い発送した地を確認すると、オヒオ?
こんな地名あったかとしばし考えた。そし
て分かった。Ohioオハイオ州のことだった
のだ。ということは、全て国際便で送られ
てくるのか。てっきり、日本の店かと思っ
たら違っていたのだ。これでは24時間以
内に発送したとしても、国内のように翌日
着になるわけがない。一応、ものは追跡で
きるようになっていて、来ない時には連絡
するようにはなっている。そう言えば、送
料も他と比べてちょっと高めで、二枚頼ん
でもそれぞれに送料がかかるという疑問点
があった。これで謎が解けた。しかし、ち
ょっと高めといっても、400円くらいの
ものだ。この違いだけで、国際便ができる
ことにも驚く。アマゾンのように、国際流
通網が確立しているのだったら分かるが、
こんなものでも普通にネットで国際便で買
えるようになっているのか、今は。
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トマソン ロスコ型

2010年02月19日 | トマソン


昨日に続き、トマソン。 今日の写真も、原爆タイプであろう。ポイ ントは、それを作る意志が働いてないとい うことであるので、この壁も、最初からこ ういう模様で塗ろうとしたものではないと 思われるのでそう考えて良さそうだ。その 証拠として、真ん中の四角の部分には、四 隅に何かを止めていた跡が認められる。つ まり、元々は真ん中の四角の色で塗ってあっ たものが、何かが貼られていたのだろう(ポ スターのような簡単に外されるものではな いものが)、それを塗り替えようとした時 その何かを残したまま塗り替え(多分外す のが面倒だったのだろう)、その後結局そ の何かを外すことになり出現した作品と考 えられる。このタイプを、原爆タイプマー ク・ロスコ型(以後ロスコ型)と名付ける ことにする。
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トマソン 南画タイプ

2010年02月18日 | トマソン


昨日も随分寒かったが、なるほど、最高気 温がマイナス0.8°の真冬日だ。しかし、い い加減真冬日だけは勘弁してほしい。 「トマソン」物件(赤瀬川原平さんが提唱) として「原爆タイプ」と名づけられている ものがある。家の壁などに、例えば隣の家 が取り壊されたとき、その壊された家の形 がくっきり壁に残されるあれだ(ここの画 像でもちょくちょく登場)。密着した家同 士、つまり昔の家がある家並みに発生しや すい。だから大体は、屋根の形だ。そんな 中、近所に面白い物件があり、しかも出来 がいいいう情報が以前からもたされていた。 そして、とうとうそれを見てきたのだが(写 真)、これがまた想像以上に出来が良く、ま るで水墨画でもかいたような完成度の高い ものだった。しかも珍しいタイプの植物系。 南画タイプとでも名付けようか。こういう のがあるから散歩も楽しくなるのだ。
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cafe Tac

2010年02月16日 | Weblog


それにしてもなかなか暖かくならない。い
ろんなところに不調をきたすのは、単に年
のせいなのだろうか。

T君の「cafe Tac」は、下諏訪町の御田町商
店街というところにあるが、ご多分に漏れ
ず、地方の嘗ては賑やかだった寂れた商店
街の典型みたいなところで、人通りは少な
く静かなところである。しかし、地元の人
の中にはまだやる気がある人もいて、他と
比べると大分ましである。諏訪大社も近い
し、観光客が決してこないというロケーショ
ンでもない。それに、車があまり通らない
というのも良い点である。地方の最悪な商
店街は、変に国道に面した通りで、車ばっ
かりが通り、人が通らない所だ。よく道を
広くして車の通りを多くさえすれば賑わい
を取り戻せるかのような考え方をして、実
際そんな再開発をするが、これは大体裏目
にでる。再開発した時点で街の雰囲気風情
はなくなり、どこにでもあるような街がで
きあがる。日本全国高速インター周辺で見
受けられるあの風景だ。要するに個性がな
く、歩くための街ではない死んだ街の誕生
だ。似たような店ばかりで、駄目になると
さっさと引き上げ、結果廃墟が残るだけの。

で、「cafe Tac」だが、プレオープンの期
間の今と公式オープン後の違いは結局何も
ないようで、ボチボチやるしかないという
のが現状のようだ。派手にオープン記念を
して、開店直後一週間ほど賑わっても、そ
の後プッツリというのが多くの店のパター
ンなので、徐々に浸透させるのが、結局、
一番現実的で有効なやり方なのである。
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2月14日

2010年02月15日 | Weblog


上村物語は、悲願のメダル獲得で完結する
はずだったのだが、四位という結果でマス
コミは仕方無しに、よく頑張った、入賞だ
と、落胆の色見え見えなのに何とか繕って
いる。四位と三位の違いは限りなく大きい
ことは、マスコミが一番知っていることだ。
それにもまして一番悔しいのは本人である。
しかし、すでに本人もその物語を半ば意識
して演じていたので、本心はほっといても
らいたいのだろうが、そうもいかない。本
当に騒ぎたいのであれば、結果が出てから
にすればいいのだが、兎に角スポーツは、
いろんな物語を作るにはうってつけの製造
装置と化しているので、マスコミは手を変
え品を変え利用できるものは何でも利用し
ていろんな感動物語を作り続け、それをま
た受け取る方は喜んで望むという図式で、
結果同じことが繰り返されるというこになっ
ているのである。

そんな、オリンピックの時にひっそりと行
われたサッカーの東アジア選手権、どうし
てもこちらの方に関心が向かうが、これが
どうにもひどい結果で何とも言いようがな
い。崩壊前夜というふうに受け取られたが、
果たして何か動きが出るのか(監督交代な
どの)。はっきり言って交代したからと言っ
て劇的に良くなるなどという幻想は抱かな
い方が良いのだが、今のように全く幻想も
持てないよりはましだろう、とつい思って
しまうのだ。
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オリンピックを見て

2010年02月14日 | Weblog


オリンピックが始まると、興味がなくても
否応なしにという感じで目に触れる機会が
多くなる。そのパターンで、スピードスケ
ートの男子5000をちょっと見たのだが、こ
の日本ではほとんど注目されない競技が、
ヨーロッパでは人気だと言っていた。額面
通りに受け取って良いのか、はたまた、オ
ランダ中心に言ってるだけのことなのか、
今ひとつ判然としないが、まあ地味である
ことは確かである。しかし、きつそうな競
技であることは、ゴールの時のヘトヘト振
りで想像がつく。そんな5000で、韓国選手
が銀を取った。最後までスピードが落ちず
結構すごいなと思って見ていたが、これは
かなりの快挙なのではないだろうか。韓国
では大騒ぎだろう。これをきっかけに韓国
の快進撃が始まるか。多分始まるのではな
いか。

かたや日本。ジャンプが失速して暗雲立ち
込める、などとスポーツ新聞が書きたてそ
うな出だしだが、これは順当とも言えるわ
けだから特別騒ぎ立てることではない。韓
国と比べると情けないという感情は、一般
的日本人は持ちがちで(当然日本が上であ
るべき、という意識がある故)、何とかしな
くてはということになるのだが、何も社会
主義国でメダルの数を競うという嘗てのよ
うな世界にいるわけではないのだから、こ
れを機会にメダル獲得プロジェクトなどを
する必要もない。出場するなら、上位を目
指すのは当たり前だが、それだったら可能
性の低い選手を派遣することはないし、そ
もそも出場しなければ言い訳だ。要するに
同じ土俵に上がる必要はない。出なければ
がっかりすることもないし、出るのは自由
だが、出るからにはそれなりのレベルと、
何が何でもオリンピックという意識を変え
てもらいたいと、大して興味がない人間か
らすると思う。
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冷っとした瞬間

2010年02月13日 | Weblog


このところまた朝晩冷え込み、所どころ路
面が凍結して、油断してると思わぬ危険な
目に合う。昨日も、30キロくらいで走行し
ている時、停止線で止まろうとしたらタイ
ヤがロックし(ABSも万能ではない)、その
ままツーッと滑って停止線をオーバーして
さらに数メートル。たまたま車も来てなかっ
たので止まらず行ってしまったが(正確に
は止まれず)、ちょっと冷っとした瞬間で
あった。その道は、アップダウンがある道
で、その後も下りの日陰になる部分は凍っ
ていて、スピードが出てれば(30キロ以上)
間違いなくスピンしてコースアウトするよ
うな路面状態であった。後ろにいた車はそ
の部分で多分恐い思いをしたのだろう(こ
ちらもちょっと滑ったが)、急に見えなく
なってしまった。

今日のニュースに、俊輔エスパニョール退
団とあった。WCに備えてJに復帰ということ
らしいが、何だかねえ。コンディションの
ためを思えば、試合にコンスタントに出ら
れる環境を望むのは当然だが、結局はスペ
インでは通用しなかったというわけだから。
レベルアップをしたのなら何かしら期待も
持てるが。救世主になれるほどの選手では
ないし、寂しい話題でありました。
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映画談義Ⅲ

2010年02月12日 | 映画



映画談義の続き

「何か他のは見ましたか?」(Y)
「レンタルで<ベンジャミン・バトン><愛
のむきだし><殺人の追憶>それからあと
数本」(私)
「結構見てるじゃないですか」(Y)
「そこそこはね」(私)
「で、どうですか?」(Y)
「<ベンジャミン・バトン>は<コッポラ
の胡蝶の夢>を分かり易くしたような映画
で、勿論コッポラの方が上、<愛のむきだ
し>はその他の日本映画よりはましだと思
うけどそれ程でもない、唯一良かったのは
<殺人追憶>かな」(私)
「誰の映画ですか?」(Y)
「グエムルのポン.ジュノだよ」(私)
「ああ、韓国映画ですか、韓国映画ほとん
ど知らないですから」(Y)

矢鱈と見てるくせに、何故かYは韓国映画は
見ない。所謂作家主義的監督としてキム・
ギドクがいるが、Yは買ってない。それは私
も同じ。

「ポン.ジュノはなかなか良いよ、ちょっと
タランティーノに似てるんじゃないかな、映
画に力強さがある。この<殺人の追憶>も犯
人が結局捕まらないと言う、サスペンスとし
ては全くスッキリしない終わり方なんだけど、
程よい思わせぶりで引っ張るその加減が心地
良い」(私)
「そうなんですか」(Y)
「別に、見ろとは言わないけどね、ところで
岡ちゃんはどうよ」(私)
「えっ、いきなりサッカーですか?」(Y)
「中国戦もしょぼかったよ」(私)
「もう、いいです、どうせ良くなる訳ないです
から、にしても大久保とか玉田とか何故に使い
続けるのか」(Y)

この点に関しては、以前から二人の間で問題と
なっている。

「好きなんだろうね、まあ岡ちゃんの考える
サッカーには必要なんでしょう」(私)
「あるレベル以上には絶対通用しないと言う
のは分かりきってるじゃないですか」(Y)
「そう思うけど、岡ちゃんはそう考えないと」(私)
「どうせ期待できないんだったら、一か八か
で誰か他の監督にした方が良いんじゃないで
すか」(Y)
「個人的には、ギャンブルして欲しいと思う
けど、まあないでしょう」(私)
「俊輔が救世主というのも考えられないし、
何だか興味が削がれ続ける日本代表ですよ」(Y)
「ここに来て、入場者も少なくなってきて
人気下降気味だけど、負けても可能性を感
じさせるサッカーだったらこうもならなかっ
たでしょう、皆んな同じような気分になって
るってことかな」(私)
「何だかねええええ...」(Y)
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