もらい物のハモンイベリコを食べた。
一応生ハムの最高峰と言われている。
食べたのが、前足なのか後ろ足なのかは分からない。
それにしても、いつからこんなにイベリコ豚は有名に
なってしまったのだろう。
なにより、ブランド豚そのものが最近多すぎる。
そんなに味が違うのか。
スペインで飼育しているイベリコ豚と、日本で流通し
ているイベリコ豚の数が合わないなどと、嘗て関鯵で
聞いたような現象もちらほら。
どうもブランドで食べて満足している人が多いのでは
ないか。
味そのものではなく、情報で食べる満足。
で、ハモンイベリコはどうだったかというと、特別美
味しいとも思わなかった。
というより、生ハム全般に言えるのだが、それほど好
きではないという自分の嗜好、その事実ががまずあっ
たのだ。
美味い不味いの基準がそもそもないということだ。
だから、どれを食べても美味くはないということになっ
てしまう。
そんな基準にもならない自分の基準で、パルマ産生ハ
ムとハモンイベリコを比較すると、ハモンイベリコの
ほうがより不味くないというか普通に食べられる味で
あるという結論は得られた。
話では、とろけるようなと形容されるが、そこまでの
印象はもてなかった。
果たして、単に好みに合わないだけなのか、本当に美
味しいものにまだ出会ってないだけことなのか、生ハ
ム舌の運命はいかに。