ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

豚臭さ

2010年11月30日 | 食べ物

 

 

バルサ対レアル、よりによって5-0というスコア。こんなこともあるんだね、モウリーニョのコメントが楽しみだ。

先日、「豚のリエット」を作った。今回はばら肉のみで作ったのだが、前回の猪の脂を使ったときに比べると、臭みは段違いに少なかった。それにしてもあの猪の脂の臭さは、今思い出しても相当なものだった。で、今回のものだが、臭みが少ないと言ってもやはり豚臭さはある。ここが問題なのだが、巷の豚骨ブームというか、すでに定着した感があるから最早主流の味といったほうがいいか、その豚骨スープの味は、臭みが少ないのもあるとは言え独特な臭いがある。実は最近、あの臭いは今やいい匂いの部類になってしまったのか、という疑問を感じているのだ。今回も、リエットにして、個人的にはその臭さが気になり、黒胡椒の粒や(最近乳鉢を買ってそれで砕く)、アニスをちょっと最後に足して臭みを和らげたりした。過去食べたものでも、かなり上品な味付けのものもあったり、相当臭いままのもあったりしたが、この豚骨定着のおり、どうも臭いのがスタンダードになりそうな嫌な予感がするのだ。昔は、スープなどグツグツ煮たら臭くなるからやっては駄目だ、何て言われてたと思うのだが。

 

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不景気風

2010年11月29日 | Weblog

 

マリノス、松田、山瀬が馘首、厳しいですなあ。大相撲は中入り後でも、嘗ての三段目の取り組み程度の入り。まあ、今まで胡座をかいてきた相撲協会の自業自得と言う面があるからしょうが無いし、個人的には、相撲というものが特権化されすぎたと思うから、そういう状況は全然構わない。世の中、不景気でもっと大変なところはいくらでもある。

そんなところに、ゲロゲロ少年Y登場。不景気風はここにも及んでいて、彼の行ってる会社も、いよいよ本格的に工場を中国に移転するらしく、こちらの人員はいらなくなるということで、彼も12月一杯で終わりということらしい。となれば、流石にYでも、お気楽に昼間っから酒をかっ喰らうわけにも行かないだろう。尤も、やけでそれ以上という可能性もなきにしもあらず。いずれにしろ、今年の暮れの寒さは身にしみそうだ

そんなYが今回持ってきてくれたDVDは、ロウ.イエ監督の「ふたりの人魚」という映画。この監督、全く知らなかったが、一部では結構注目されていて、Yの最近の一押し監督でもある。

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B-1グランプリ

2010年11月28日 | 食べ物

 

 

「更科」に行くと、観光客らしき20代男性二人組がいた。ここではちょっと珍しい方の客だ。男二人で来るところを見ると、よほど蕎麦が好きなのだろう。一人は三色蕎麦、もう一人は鴨せいろを頼んだ。三色蕎麦を食べてる一人は、盛んに「うーん、この更科<蕎麦の種類の方>は美味い、田舎もいいし、セイロも」といたく感激している様子。それよりこちらは、その食べるスピードの遅さにちょっと吃驚。もの凄く遅いのだ。最近はこんな食べ方が多くなってるのだろうか。蕎麦は喉で食うなどというのは嘘と思っている、ちゃんと噛んで食べる自分からしてもいやに遅いのが気になった。

そして、二人の話題はB-1グランプリについて。今年のグランプリの甲府のもつ煮を、どちらかの両親が食べに行ったらししいのだ。そこでもう一人が当然のことながら、味はどうだった?と聞く。何だか大して美味くなかったらしいよ、ともう一人が答える。所詮はもつ煮、大体の味の想像はつくが、世の中、こういうことになるとわざわざ遠くから出かける人間がいることも事実。むしろ今は、この手のB-1ほどその効果があると言える。以前、甲府の寿司屋の大将に聞いたときは、あんなもん美味いわけないと一笑。確かに、わざわざ食べに行くものではない、居酒屋の一品(逸品ではない)だと思うが、これだけ影響力を持つと二匹目のどじょうを狙いたくなるのもこれまた一つの現実。

B級が市民権を得てからというもの、堂々と自慢気に食べに行くようにすらなっている今の状況、果たして食文化が豊かになった結果だと言っていいのだろうか。個人的には、食文化が貧困になった結果だと思う。高校生が好むような味付けの、甘辛濃脂たっぷりの味をいい大人が美味しい物と求めてる姿は、文化的衰退行為と見えるのだ。それらの味を美味しいと思う人達は、コンビニのスナック菓子にも抵抗がなく、スーパーで売ってるドレッシングを美味いと思う味覚の持ち主だ。つまり、そういう嗜好の人たちは、素材の本来の味を楽しむという方向には行かず、兎に角、素材の味というよりはある傾向の味付けで満足する。流行りのとん骨ラーメンに代表される味が、今の美味しいもののスタンダードでは、過去何千年の歴史の末出来上がった日本の食文化の「美味しい物」というものが一瞬にして霧消する。

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「長い家」の後ろを求めて 番外編

2010年11月27日 | トマソン

 

日時が違うが、周辺の、とある通りを歩いていると、ビルの壁に小さく「原爆タイプ」があるのが見えた。ちょっと不思議に感じたのだが、それはその建物が比較的新しいビルだったから。普通は、お互い古い建物で、どちらかがなくなったときに出現する。つまり、新しければ新しいほど「原爆タイプ」はできにくいのだ。

 

それがこれ

 

 

早速間近で観察しようと正面の通りにでたら、角地にこんなものがあった。側面と奥にまるで展開図のような「原爆タイプ」が。しかも、奥の方はかなり作りこんでいる。流石は角地である、が、これから立体の具体的イメージをつかむのは難しい。

 

 

そしてビルの正面。間近で見ると思ってたより大きい。建物は、やはり新しめである。うっすら、まるで型抜きしたかのような「原爆タイプ」である。ここは、新旧の「原爆タイプ」が混在する魅惑的なエリアであったのだ。

 

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「長い家」の後ろを求めて②

2010年11月26日 | Weblog

それは、私がずっと夢想したものが顕在化した瞬間だったのではないか、それともすでに過去の記憶の残滓であったのか、それは、サンザシの香りが微かに感じられ、マルベックでの幸福な日々が立ち現れ、アルベルチーヌとの関係が永遠に思われたのと同じように......................「失われた長い家の後を求めて」より

 

ということで、違う通りを市内に向かって歩いていると、前方になにやら昔の豪邸のような三階建ての家が見えた 、人の気配はない

 

 

しかし、この通りは何か臭う、すると案の定こんな建物が、いい汚れっぷりである、しかも壁には屋根の影が転写されている、これも原爆タイプなのか

 

 

再び市内に向かって歩くと、こんなものや

 

 

こんなものがあり

 

 

きれいな模様然としたこんなものもあり

 

 

そして、お腹も空いたので「クチーナにし村」に寄る。相変わらず渋いジャズがかかっている。本日のランチ、「ホタテと白菜のスパゲティ」を食べる。ホタテと白菜、いまいちピンと来ない組み合わせだが、ここの料理の特徴は、それぞれの素材をバランスよく調和させた洗練された味付けだ。一見薄味のようであっても、しっかりと旨みを感じさせる料理である。本日のものもトマトソースに絡んだシンプルなものだが充分美味い。帰りがけに、このブログがここのオーナー夫妻に知られた理由を聞いた。偶然内容から特定されたことが分かって、面白おかしく脚色するのも考えものかなとも思った。が、この先も同じように面白おかしく脚色するであろう自分の姿しか見えなかった。

 

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「長い家」の後ろを求めて①

2010年11月25日 | トマソン

 

「長い家」(11月11日)の後ろはどうなってるんだ、という疑問に答えるべく現場に出動した。松本駅を降り、早速「ブルーハウスストリート」にある「長い家」に歩を進める。「ブルーハウスストーリー」の入り口までは一キロ弱。その間にも早速一つ発見。白壁がいやに続く「白壁通り」(そのまんまや)。注目すべきは端の家の壁。何故か階段状に塗られている(同じ白でもアイボリーホワイトとパールホワイトか)。

 

 

次に発見したのはいけてる壁、これはレベルが高いぞ

 

 

こうするとコンテンポラリーアート

 

 

そしてブルーハウスストーリートの入口に到着。そこでは「原爆タイプ」がお出迎え。しかしこの「原爆タイプ」タダモノではなかった。木の壁にトタンというかなり珍しいタイプのものだったのだ。しかも後ろに控えた壁が、これまた激しく汚れていて、実にいい味を出しているのだ。

 

 

そんな発見続きで肝心の「長い家」の後ろはどうだったかというと、これが全くの期待はずれ。あまりに凡庸で、撮る気にもならなかった。しかし、それ以上にいろんな発見があったので疲労感は全くない。それは北アルプスもお見通しだ。

 

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11月22日

2010年11月23日 | Weblog

 

 

アジア大会の、女子サッカー決勝の最後の10分を見る。北朝鮮相手に1-0とリードしていて、このまま逃げ切れるかという状況。必死でクリアーが続くというサッカーではありがちな状況だったが、何とか逃げきって優勝。この10分だけで充分疲れてしまった。本当、サッカー観戦は疲れる。

その後、BSでやっていた三谷幸喜の「ラジオの時間」を30分ほど見る。三谷作品には共通して感じることだが、舞台の演劇を見ているようで、映画的感興というものがない。喜劇としても笑えないし(笑える人もいるようだが)、そこは根本的なセンスの違いなのだろう。本人のキャラクターは面白いのだが、といつも思う。

最近ご無沙汰のビオトープは、すでに冬に向けての不活性状態。動きがなくて観察してても面白く無いので、たまに水を補充する程度である。水草も縮み態勢。枯れたものを除去して、氷結防止の発泡スチロールを被せたら、冬支度の完成だ。後は寒い冬をじっと我慢の日々となる。

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レンタル五本

2010年11月22日 | 映画

 

 

数カ月ぶりのレンタルDVD。借りたものは「イングロリアス・バスターズ」(映画館で見たがもう一度)「チョコレートファイター」(タイ映画マッハの女性版ということで)「ブルジョワジーの密かな愉しみ」(珍しくブニュエルがあったので)「母なる証明」(韓国の監督ポン・ジュノの作品)「シャーロック・ホームズ」の五本(五本で1000円なので無理やり五本にしたところはある)。

「イングロリアス・バスターズ」、二度目だが、筋を知ってても充分楽しめる。タランティーノの映画はよく会話の場面が冗長であると指摘されるが、これに関しては全くそうは感じない。タランティーノの映画に対する愛は不変である。

「チョコレートファイター」、マッハの女性版ということで期待したが、確かに女性のアクションとしてはハイレベルだが、どうしても振付の踊りという印象が拭えない。映画としては見るべきものはないが、阿部寛が父親役で出ているのが、唯一へーと思ったところ。

「ブルジョワジーの密かな愉しみ」、昔一度見て、その時は変な映画だが面白いという印象を持った。改めて見てみると、内容は殆んど覚えてなかったが、変なと感じたところはブニュエルの変態的視線のことであることがよく分かった。そこが魅力であるのだが、いま見てもやはり面白かった。ブニュエルは良い。

「母なる証明」、グエムルのポン・ジュノの最新作。骨太という表現がぴったりな作品を作り続ける監督であるが、今回の題材は重苦しさでは一番。母親の盲目的な愛の物語と言えるかのも知れないが、映画にスカっとしたものを求める人は絶対見ない方がいい。重苦しさに浸りたい時には最適。ちゃんとした映画。

「シャーロック・ホームズ」、ホームズがロバート・ダウニーJr、ワトソンがジュード・ロウという配役でそこそこ話題になったのか。監督はガイ・リッチー、マドンナと結婚する前は結構面白い映画を撮っていた(特にロック、ストック&トゥー.スモーキング.バレルズ)。今回は、肉体派のホームズという新解釈(という大げさなものでもないか)。特別面白いわけでもないが暇つぶしには充分でした。

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石垣ハウス或いは麒麟ハウス

2010年11月21日 | トマソン

 

以前、「血管ハウス」という名のこういう家を紹介したことがあるが

 

 

同じタイプのより完成度の高い家を発見した、名付けて「石垣ハウス」或いは「麒麟ハウス」。それがこれ

 

 

ここまでくると、お見事、という言葉以外みつからない

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改めて「無用庇」

2010年11月20日 | トマソン

 

嘗ては(20年ほど前)いたるところに存在した「無用庇」、それらの殆どはもう取り壊され、最近ではその稀少性も増してきたように見える。そこで、改めてその「無用庇」の定義を確認してみたい。

はいっ!

 

まず庇というものは何のためにあるか?それは窓の上にあって、窓(或いは戸など)を空けたときに雨などが入らないようにする為にある、窓とは切っても切れない間柄。つまり、窓あっての存在であるのだ。そこで窓がなくなるとその庇はどうなるか。一気に、その構造物としての純粋性が増す。つまり、何かのためではなく、何のためでもない存在が即ち「無用庇」」ということになる。と、「無用庇」の定義をしたところで具体的な物件を。

まずは一つ目、あまりに端整な佇まいで一瞬気がつかなかったが、きれいな物件である

 

 

二つ目、かなり大きな「無用庇」であるが、よく見ると原爆タイプのようなものも見える。ひょっとすると単純な「無用庇」ではなく、もっと錯綜した物語が隠されてるのかも知れない。

 

 

にゃるほど、「無用庇」にも歴史ありですね!

 

 

そして既出の「半分無用庇」がこれ

 

 

いろいろあるもんですにゃあ

 

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グラスワイン.ヌーヴォー

2010年11月19日 | 食べ物

 

変なところに筋肉痛が、と思ったら、どうやら柿の木から落下する寸前、足でカニバサミにして必死にしがみついたその時のもののようだ。そんな筋肉痛を抱えて、T君たちと松本の「クチーナにし村」に行く予定を立てていたところ、その日は貸切ということで断念せざるを得なかった。しかしT君は、折角予定を立てたので松本には行きましょうと言う。そこで、マンネリ気味なのだが(個人的には)「クリヨードヴァン」に行くことにした。店についたのは7時半頃。どこもそうだが、松本も年末が近いと言っても静かなものである。最近の巷の不景気は根が深い。

「シェーブルのサラダ」「レンズ豆のサラダ」(タイミングがあまりにも合っていた)「フロマージュドテット」「バベッドステーキ」(店ではこの名前ではない)などのビストロ定番メニューを中心に頼み、シェアーして食べる。グラスワインを二杯飲んだら、すっかり効いて、元々強くはなかったが、益々弱くなっていることを実感する(以前は、フルボトル一本近く飲めたこともあるのに)。飲む頻度が少なくなったのもその原因か。そして料理の方は、全体に感じることだが、一つ一つの質が以前より落ちていることが気がかりである。イマイチの率が大分多くなった。回転の悪さもそれを手伝ってるのかも知れない。

 

そして

次の日は、十何年かぶりに解禁直後のボジョレー・ヌーボーを飲んだ。スーパーにたまたま売ってたのでたまには良いか、と思ったのだ。ビラージュヌーヴォーで、過去飲んだものでは一番安い上に、一番普通に飲めるものだった(嘗ては美味くもないのに今の三倍はした)。デイリーとしてなら全く問題はない、とワイン通を気取って宣言。微炭酸がヌーヴォーらしさを演出していた(尤もらしいね)。

一枚目の写真は、昨日見た「ブラタモリ」で長屋を取り上げていて、そう言えばつい最近、こちらも今時珍しい長屋を撮ったのを思い出して。

 

 

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柿もぎ

2010年11月18日 | Weblog

 

 

この時期恒例の庭の柿もぎ。近所の出来は悪く、殆どなってないところもあるというのに、どういう訳か家の柿は例年通り。しかしこれは、もぐほうからすると決して喜ばしいことではない。高枝切鋏の作業は、結構大変だ。本来なら切ってもつまめるはずなのだが、いまいちその機能が働かず、よく落ちるのだ。それと今年は、上に伸びた枝も切らないといけない。そして落ち葉の掃除。これがまた結構な作業で、屋根に積もった落ち葉は、下の部分が腐食してダンゴムシ、ゴキブリの格好の住処になってるいる。樋にたまったものも掃除しなくてはいけないと、柿の木があるがゆえの作業はいろいろあるのだ。今回は、枝を切ろうと上に登ろうとしたとき、掴んだ枝が折れ危うく転落するところであったというおまけ付きだ。太さ4センチくらいだったが、柿は本当に脆いと思い知った。

写真:終わった後の柿の木。二つ残したのは野鳥用。

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レンズ豆のサラダ

2010年11月16日 | 食べ物

 

 

昨日の仔牛と同じく、そば粉も随分と時間が経ってしまった。今となってはとてもそば打ち用にしようとは思わない。となると、ガレットか。これだったら、微妙な蕎麦の香りは問わない。早速ガレットを作る。久しぶりのガレットは、水分がややたらなく何だかパンケーキに近いものになってしまった。しかし、味的には、小麦のパンケーキよりはこちらの方が好きである。シンプルにバターのみで食すが、やはりちょっと物足りない。残りの生地の分は具がほしい。と思ったが、チーズもないしハムもない。そうだ、レンズ豆だ。Tくんからフランス産のレンズ豆を分けてもらったばかりであった。何故かというと、レンズ豆のサラダが食べたかったから。

ということで、レンズ豆を茹でたものにヴィネグレットソースを合わせ、手元にあった紫玉ねぎのみじん切りをちょっと加えて「レンズ豆のサラダ」の完成だ。それを、ガレットの具として「レンズ豆のガレット」も完成。小さいレンズ豆(フランス産はよく見るものより一段と小さい)がぽろぽろこぼれるのが難だが、こんなものがしみじみ美味い。レンズ豆のサラダ自体が美味いのだが、ガレットの具にしても十分行ける。と、思うのだが、あまり一般受けはしないようにも思った。

写真:放置状態の洋館、ここにも蔦は。

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仔牛のポトフ

2010年11月14日 | 食べ物

 

 

冷凍状態の仔牛のスネ肉(コンフィようにだいぶ前に買ったもの)を、いい加減消費しないと、と思いつつ既に一ヶ月、やっと使うこととなった。寒くなってきたし「ポトフ」がいいのではないか、ということで時間だけはかかるが手間はかからない「仔牛のポトフ」を作ることにした。仔牛は、600グラムほどだった。ちょっと少ないと思ったが、まあ廃物利用みたいなものだからと、他の野菜、キャベツ(畑のもの)、人参、玉葱、セロリと共にひたすら煮る。仔牛は一晩塩漬けにしたことが唯一の一手間か。蛋白になりがちな肉が、これによって味に深みが増す。あと、ベイリーフは、この前Tくんから貰った自家製のものを使う。

4時間ほど煮込んだら、スープはきれいな琥珀色になり、今はあまり見る機会がないが、コンソメのような色つやであった。味は、やはり600グラムはちょっと少ないか、と思うぎりぎりのところで、まあ良いんではないかと思えるレベル。少なくともスープの素などは全然必要ない。仔牛肉は、適度にゼラチン質があり、親牛のスネ肉よりしっとりしている。良い材料であると思う。野菜もたっぷりの「ポトフ」、これからの季節にはぴったりである。しみじみうまいと思う秋の夜であった。マスタードがなかったので、乳鉢で潰した黒胡椒を試しにかけてみたが、これも結構いけた。

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ブルーハウスストリート

2010年11月14日 | トマソン

 

 

昨日のブルーハウスのブルーが消える前にもう一丁。

二重人格ブルーハウス(昨日の物件)とは大分離れた違う通りに、密かにブルーハウスストーリートと名付けている、松本市内に入る手前の車でしか通らないストリート(ちょっと格上げ)がある。前々からかなり気になっていて、とうとう、先日歩いてそこまで観察に行ってきた。いつか行ってやろうと思っていたのだが、やっと実現した。実は、あの「長い家」もそのストリートにあった物件だ。これだけでも、そのストリートの実力が判るというものである。それではブルーハウスストリートの全貌をご覧あれ。

 

 

これはリャンメン攻撃

 

 

きれいにラインが

 

 

極め付きはこれ、屋根までブルー

 

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