ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

世界遺産

2006年07月18日 | Weblog
NHK衛星で、「世界遺産フランス縦断の旅」という
番組が始まった。
パリからマルセイユまでの世界遺産を、訪ね紹介して
いく番組のようだ。
どうやら、現地からの生中継が売りらしいが、これは
どうなんだ。

以前も、イタリア関連で同じような構成の番組があっ
た。
あれを見ても感じたが、そもそも生中継にする意味が
分からない。
ばたばたしたところ、スムーズにいかないところが即
ち、臨場感があって良い、とでも思っているのだろう
か。
演出なしを演出しているという、劇中劇を楽しむよう
な態度が(比喩が違うか)、こういう場合必要なのか。
いずれにしろ、白けた雰囲気をも楽しむ寛容さが視聴
者に求められるような番組というのは、いかがなもの
か(紋切り型辞典より)。

一般的にこの手の番組は、NHKの場合、変に硬い司
会者の当意即妙からは遠い受け応えで、大体面白くな
い。
ならば、タレントを使えば良いかとなるが、この場合
タレントの教養の無さが致命的で、もっと面白くない
しむしろ腹立たしい。
つまり、どう転んでも生中継は面白くないのだ。
「NHKスペシャル」とは言わないが、「世界街角歩
き」(このタイトルで正しい?)くらいにまとめてく
れればなあ、といつも思う。
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