扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

葵祭と若冲見物記 #5 上賀茂神社まで -昔の下宿-

2007年05月15日 | 来た道

御薗橋を東に渡るとそこが上賀茂神社である。
まだ時間があるので昔住んだマンションを見に行くことにする。
河原町や祇園のあたりは私の学生時代とは全く変わってしまったのだが、このあたりはまだ当時の面影がある。

難なく発見。懐かしい。
私が入ったときは新築であったがそれから20年。
ここは3回生から卒業までを過ごした。


最上階、左端にいた

上賀茂は京都中心部から比べると夏も比較的涼しく、山も川も近いし、ベランダから比叡山がよく見えた。
早朝には托鉢の声で目覚めることもあった。

京都は四条通、北大路、北山通を境に徐々に気温が下がる。
夏涼しい分、冬は強烈に寒い。
祇園が何でもなくても上賀茂は雪が積もり閉じこめられたりもした。

間取は6畳の1Kで家賃は4万円くらいだったと記憶している。
当時は学生がバス・トイレ付きのワンルームマンションに住むことはちょっと贅沢であって、私もここに入る前は貸間にいて毎日銭湯に通っていた。

もちろん携帯電話はなく、黒電話をひいた。
エアコンもなかったが、よい時代であった。

このマンションの裏が上賀茂神社。
これほど近かったが後に世界遺産になる山城国の一宮には一度くらいしか行ったことがなかった。
神社に興味がなかったのである。

そろそろ行列が到着する時刻なので裏側から神社に入る。


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