扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

中国出張記録(第二次) #4 北京滞在

2004年08月10日 | 海外出張記

広州から北京へ来た。

 

ホテルは王府井にあり、時間ができたときに天安門広場まで散歩に行ってきた。

紫禁城は10年ほど前に来たことがあるはずなのだが、記憶が全くない。

あったとしても今日の有り様とは随分違っていたことだろう。

今回の旅は8/10で終了、今回も長旅であったが食事に閉口することなく楽しい旅であった。

中国のことは行ってみないとわからないという感が強い。

都市のみをみれば経済大国である一方、地方の小都市とは全く別の国である。

 

今回、印象深いのが「北京ダック」、これほどうまいものが他にあろうかといえるほど美味であった。

そしてアジアカップ、中国で開催されていたサッカーの大会で北京に来た日に日本VS中国の決勝戦があった。

日中関係が小泉政権の強硬姿勢で険悪になっていて、日本人は危ないとの風潮があった。

その危ない日に何と北京入りしてきたのである。

日本人クルーには「移動中は日本人にみえないように、日本語の会話禁止」なる命令が下された。

キックオフが20:00なので仕事が終わっても町の喧噪が収まるまで移動禁止。

そんな厳戒態勢だったがフタを開けてみると何事も起こらず淡々とゲームが進んで日本が3-1で優勝。

事務所でもテレビで観戦していたが日中戦争が起こることなく和気あいあいだった。

中国人が惜しいシーンで「あいよ〜」と叫んでいるのがおもしろかった。

 


中国出張記録(第二次) #3 広州へ移動

2004年08月02日 | 海外出張記

杭州から広州に入った。

広州は珠江という香港とマカオの間に流れこむ大河の河口デルタ地帯にある。

今回の宿は珠江の河畔にあるホテルで日本人のほぼいない5星のホテルである。

各階にセキュリティが常駐している。

 

夕食後、地元のバーで一杯やった。

南国情緒のいい街である。

別の日に東莞市という新興工業都市に視察に行った。

浙江省あたりの農村部と違い、東莞は下町の中小工場の町である。

途中、トイレ休憩で入った公衆便所は世に名高い、股の間をブツが流れるドアのない代物であった。