扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

コロナと葬送

2020年02月03日 | 日常のよしなしごと

実家から連絡があり親戚のおばさんが亡くなったとのこと。

昨年9月におばさんの伴侶が亡くなったところに続いて。

あの世からお呼びがあったのだろうか。

昨年末には父方の伯父が亡くなっていてここのところ葬儀が続いている。

 

遠方のこともあり、ご遺族にお気遣いいただき東京在住の三姉弟を代表して私が参列することにした。

いつもならクルマで行くところだがちょうど1台売りに出しており、911で行くのも不安なので高速バスで移動。

バス移動はコストが安く道中本を読んだりDVDをみたりできるのがメリット。

座席はほぼ埋まっていたが快適な旅だった。

 

御袋様と叔父さんと三人で葬式に行った。

ご高齢の個人なので参列者は近親者のみ10名程度。

久しぶりに会ったいとこがすでに亡くなったおじさんとそっくりになっていて驚いた。

真面目な話、生き返ったと思うほどである。

 

新設の火葬場はいろいろ自動化されていて興味深い。

東京ではまず考えられないほど広大な施設、火葬炉は30基ある。

故人のお顔をみてから火葬炉に収納され、点火のボタンを押す瞬間が最もつらく荘厳な時といえる。

自分が押すことがあるかどうかは神様次第であろうが相当な覚悟が必要かも知れない。

 

親戚が集まると昔話になる。

我が家は父母姉弟5人の時はそうでもないが今回は母と私だけ、いつもより余計に近況報告などして新鮮だった。

年を取ると一族がひとりひとりこの世を去って行く。

姉と私には子がおらず、兄の子供も今後どう付き合うかはわからない。

墓と法事をどうするか、アタマの痛い問題である。