信玄の本取材の旅。
今日は信玄公の命日なので武田神社、墓所の恵林寺に出かけてみた。
まずは甲府盆地の入口、大善寺に参詣。
天気がよくいい気分である。
本堂、秘仏薬師如来像、日光月光菩薩像が国宝。
重文の十二神将立像が厨子を護っている。
本堂など奈良京都にあっても違和感のない美しさがある。
大善寺は「ぶどう寺」の異名を持つ。
養老2年(718)、行基がこの地を訪れた際、薬師如来を夢にみたことから開かれた。
葡萄は古来、法薬の扱いだった。
この御縁で本尊の薬師如来は薬壺の代わりに葡萄の房を持っている。
住職はワイン造りをたしなむといい、売店でそのワインを販売している。
山門付近では近藤勇を主将とする甲陽鎮撫隊が板垣退助軍と戦った。
境内のそこかしこで桜が咲いておりのどかである。
西の方向には南アルプスが雪をかぶって借景となっている。
なかなかいい寺で気に入った。
次に甲府の躑躅ヶ崎館に寄ってみるとこちらも桜が美しい。
参道には屋台が並び賑やかである。
東の大手門あたりは復元作業が進んでいた。
虎口が往時のように整備されている。
恵林寺では法要があり、こちらも賑やか。
信玄公の人気は甲府盆地では絶大である。
信玄公の墓は少し前まで墓前にたたずむことができたが、今日御参りに行ってみると立ち入り禁止になっていた。
帰りに小作のほうとうを遅い昼食として帰宅。