年が変わって23回目のコラムのテーマはこんぴらさん。
歴史物が続いたので神様をネタにしてみた。
金刀比羅宮には2007年の11月に行っている。
讃岐国は風景も人も明るいところである。
ただ歩いているだけで楽しい気分になる。
こんぴらさんとはインド由来の神、ガンジス川の神クンピーラに由来する。
姿形は鰐、日本の神様は海を渡ってくると穏やかになる。
大国様がそうであり、弁天様もそう。
こんぴらさんでおもしろいのが「渡し樽」や「こんぴら犬」。
お供えを樽に入れて海に放り込み、犬に賽銭をもたせて放つ。
どちらも見つけた人が世話をする。
日本人が考えて伝えたおもしろい風習である。
宗教の本を書いている時にこんぴらさんとクンピーラもことも取り上げた。
以来、例の歌を「くんぴらふねふね・・・」と歌ってしまうようになった。