コラム8回目は坂本龍馬。
海の男イメージ、No.1であろう。
龍馬と海ということでいえば海援隊、鞆の浦でいろは丸沈没を巡って紀伊藩と丁々発止の裁判をやって完勝。
この事件もおもしろいがむしろ龍馬の故郷、土佐の閉鎖性を考えた。
2011年5月に四国一周した時、桂浜にも行き有名な龍馬像を見た。
土佐は海の国でもあるがまた北側全てを山に阻まれた陸の孤島でもある。
龍馬は脱藩を志して西へ走って伊予に出た。
土佐と伊予の国境、韮ヶ峠に到る道をクルマで走ってみると谷深く視界のほとんどを緑が占めていた。
龍馬が青雲の志と共に歩いた道中、様々な思いが去来したであろう。
その時間とは龍馬が大きく脱皮する過程だったのではないかと思った。