軌道エレベーター派

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飯野UFOふれあい館に行ってきました

2011-12-26 23:24:29 | その他の雑記
 ゆえあって福島にいるのですが、この地に「飯野UFOふれあい館」なるものが存在するということを知り、「これは滞在中に見ておかねばなるまい」と決意し、行って参りました。
 飯野UFOふれあい館は、千貫森という名の山の中腹にあり、この山は昔からUFOの目撃が多いのだとか。UFOを模しているのであろう建物の受付でお金を払って振り向いたら驚愕。書棚に大量の 『ムー』が! UFO研究家だった故荒井欣一氏の蔵書が中心だそうですが、なんとディープな。。。これはスジガネ入りだ。続いて展示室に向かうと、聞き覚えのあるナレーションが。。。矢島正明さんの声ではないか!

 『スター・トレック』のカーク艦長の吹き替えでおなじみの、大ベテラン声優さんですが、矢追純一さんのUFO特集番組のナレーションも努めてました。案の定ビデオ上映してましたが、声色だけで記憶がよみがえりました。
 室内にはとんぼ返り宇宙人やフラットウッズ・モンスター(展示では宇宙人ですが、現地ではエイリアンという認識ではないらしい)といった、純真だった幼い頃の私が、こんな屈折した大人になる一因をつくった宇宙人たちが待っていました。久しぶりだな諸君。このほかにも定番のロズウェル事件やキャトル・ミューティレーションの資料、「CIA極秘ファイル」など、ツッコミ甲斐がありそうな展示の数々。
 開館は1992年だそうですが、とにかく70~80年代臭が強い。「どうせお決まりの"グレイ"が跳梁跋扈しているんだろう」などと高をくくっていたのですが、以前にも書いた昭和期の宇宙人情報が中心でした。ただし千貫森とUFOの関係をひもとく3D映像だけは別格で、太陽系の惑星たちが目の前に迫ってくる最新の映像には「すごい!」とびっくり。しかし、かえってほかの展示から浮いてる感じがしました。
 全体として手作り感が強く、地味でお世辞にも豪華とは言い難い。今の若い人たちには物足りなかろうし、今年は震災もあってリニューアルどころじゃないでしょう。しかし私にはわかる。この施設には、UFOと宇宙人へのがある。プロの仕事に愛もやる気も関係ないですけれども、それでも作り手の愛着はにじみ出るもんなんですよね。展示されていた『未知通信』という手作りの広報誌などに、その気持ちが表れていました。

 それにしても、所蔵している資料は相当な量で、有効利用したらいいのになあ。蔵書を電子化してデータベース化したり、SNSで怪しい情報発信したりすれば、増客につながるのでは? まあ、今は復興優先で余裕はないでしょうが、貴重な資料が散逸しないよう祈るばかりです。

 見学後は近くにある「UFO物産館」で「UFO飛び魚ラーメン」を食べ、「矢追純一監修 ユーターンレーダー」をあきらめ(2100円って!)、代わりに小さなアクセサリーとUFOサブレを買って帰りました。ちなみにふれあい館には山腹からの眺めが見える風呂があり、入場券で入浴もできます。みなさんも福島にお越しの際にはここへ来て、昔の宇宙人とふれあいましょう。


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