軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

登山とロケットと軌道エレベーター

2010-05-10 23:21:03 | その他の雑記
ようやく、風邪がほぼ治りました。
 咳が長いこと続いていて、完全におさまったわけではないのですが、ほぼ終息。だからというわけではないのですが、昨日も仕事で雪山登山でした。ここんとこ10日にいっぺんは雪山に登っていて、きょう一日、その疲れでダルかったです。
 そこでハァハァ言いながら山道を登って痛感したことがひとつ。

 やっぱりロケットのままじゃアカン、軌道エレベーターが絶対必要だ!

 登山中になんでこんな発想になるかと言いますと、地球の重力に逆らうことがいかに大変か、改めて身にしみたわけです。いや、ホントにしんどいわ。
 以前にも、ロケットと軌道エレベーターのコスト比較を登山に例えたことがあり、その繰り返しになりますが、今回、喉が渇くであろうと予想し、500ml入りのお茶のペットボトルを3本持って行きました。結局ほとんど飲むことはなかったのですが、計約1.5kgの水分を持ち運んだことになります。

 ペットボトルの飲み物を燃料に置きかえると、ロケットの燃料がいかにコストのかかるものか、ということに相通じます。上記の例えでは、飲み物の重さは体重の40~45分の1でしたが、本物のロケットの場合は体重の8~9倍、月まで行くものであれば20倍や30倍が燃料を占めることになります。
 軌道エレベーターは、強いて言うなら、登山道に手すりが付いていてそれにつかまりながら登れるうえ、水道が引いてある(つまりエネルギー供給がある)ので、飲み物を持って行かずに済むわけです。
 
 もともと山歩き自体が好きではない(平地を歩くのはかなり距離があっても平気なんだけど)せいもありますが、こんなことを考えて、軌道エレベーターの必要性を再認識しました。一方で、たかだか山登りでこんなにエネルギーを使うのだから、人や物資を宇宙に到達させるのは大変な偉業だとも実感します。それを実現する、強力な推進機構を開発したロケット技術者たちもまた、偉大な人々ですね。
 ちなみに、今回と主旨は同じですが、コスト比較について述べた豆知識はこちらです。
 それにしても、もう当面山登りはしたくない。。。

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