かって松本市の北方に隣接していた四賀村、 合併で松本市に編入された。 その四賀村と北隣りの筑北村との境に虚空蔵山は在ります。 その山に登ってから既に5日も経過しましたが遅れ馳せながら、 その日に撮影した写真を入手出来たので記事をUpしました。
同行メンバーは先日の薪採りの際と同じ、 R氏、 ショージさん、 僕の三名
虚空蔵山の標高は1139mで東京の高尾山の標高599mに較べたら540mも高いけれど、山国・信州故に岩井堂コースでの登山口の標高そのものが770mほどもあるため、 登山ルートの標高差は400mほどの物だから、 高尾山登山に毛の生えた程度の軽い山歩きで山頂に立つ事が出来ました。
とは言っても、 後期高齢者三人組パーティーの我々は15分に一回程度の休憩ペースでの歩みでしたから、 登り1時間程度と紹介されている登山ルートを2時間ほども掛かって山頂に達しました。
「虚空蔵山城」の標石の置かれた虚空蔵山・山頂
その山頂で休憩中、山ラン姿の女性が登って来ました。 この日に僕たちが出会った登山者は彼女だけ、 高尾山の登山者の多さと較べたら雲泥の差ですね。
四賀村はかって松茸の産地であったそうで、 虚空蔵山の中腹の山林にもその名残の「止め山」、「罰金50万円」などの標識やビニールテープを張り回した境界の名残がみられました。 しかし今は山林は荒れて松茸の発生も激減し、かっての産地の面影は無くなってしまったそうです。
車を置いた登山口から大きな岩の見られる山頂近くまで、 樹林に覆われた登山道が続いていたため陽の光は遮られ、 暑いさなかでも比較的楽に歩く事が出来ました。 そんな樹林帯では周囲の眺めは期待出来ませんが、 東西に細長い山頂付近は視界の邪魔になる木々は伐採されたそうで、
山頂からの四賀村風景 この日北アルプスの山並みは雲に隠れていました
山頂からは南側に四賀の谷間に広がる山村風景、北側には筑北村の低い山々の連なりを見渡す事が出来ました。