塩の結晶 立体図 撮影

2022-03-27 18:35:06 | 雪の結晶撮影


 昨日のブログで 「鼓型の雪の結晶を立体図的に撮影する方法を今年のこれから半年ほどの時間を掛けて習得してみたい」。 そんな風な締めくくりの記事を書いた。

 実は今日の午前中、 昨夜寝床の中であれやこれやと考えた方法の一つを試してみました。 その方法は立体構造を持つ塩の結晶を被写体にして、 真上から見た平面図的な表現と斜め位置に設置したカメラで撮影する方法(立体図的に見えるはず)で撮影してみたのです。



 撮影の手順を説明します。


 

 まず、ラップフィルム試料ステージ上に塩の結晶を置き、 背面には雪の結晶撮影のときに使っている背景画像を配置し撮影。 これでご覧の様に平面図的な画像が撮れました。




 ついで撮影システムのベースユニット上に乗せてあるのカメラユニットをとりはずします。 するとカメラユニットで隠されて見えなかった撮影対象物が姿を現します。

 最後にカメラユニットに組み込んであった60 mm マクロレンズを組み込んだカメラを取り外し、 そのカメラで食塩の結晶を斜め上方から撮影するのです。 その際にカメラは三脚を使用して固定しました。



 塩の結晶の立体図的な画像
 表面に見える空色は背景画像の透過色




 使用した食塩結晶のサイズは(Top写真によれば)ほぼ2mm の立方体でした。 5年以上前に作った梅干しを保存したカメから採取した塩です。

 半年かけて結果が出れば良い・・・ そんな気持ちで居ましたが、 なんだか呆気無く手法を会得してしまった気分です。 実際の雪の結晶撮影現場(車の後部座席)でカメラを固定する方法を確定する必要があります。 まさか今回使用した大きな三脚は車室内部に持ち込み使用出来ませんから。 そのカメラの固定方法だけ解決すれば一丁上がりです!


 実際にはカメラユニットからカメラを取り外したり、 斜方からの撮影ポイントにカメラを固定する際に必要な作業時間が問題になります。 その間に雪の結晶は融解が続き、 形が崩れますからね。 10秒以内でその作業が出来る様にしてみたいと考えています。 そんな事に半年掛かるかな? それとも、 もしかすると鼓型の雪が試料ステージ上へ着地する姿勢(*1)を考慮すれば、 案外1分程度の作業時間が許されるかも知れないと考えたりしています。


(*1) 着地姿勢 試料ステージと接触するのは鼓型の両サイドの角板部分の縁であることが多く、 その試料ステージとの接触断面積は小さく熱の流入・融解が少ないと予想されます。

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